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日本HP『HP Pavilion Gaming 15』の実機レビュー 後編です。

後編は、『HP Pavilion Gaming 15』ハイパフォーマンスモデルを使用して、各種ベンチマークのほか、RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測、起動・シャットダウン時間計測などの性能レビューを行います。

なお、レビュー機のスペック構成については「スペックについて」の章をご覧ください。

HP Pavilion Gaming 15 背面側(その3)

【 目 次 】
(前編)
外観について
スペックについて
ディスプレイ
キーボード&タッチパッド
(後編)
ベンチマーク
RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測
駆動音・表面温度
サウンド チェック
Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測
搭載ソフトウェア
付属品
まとめ

レビュー内容については 2018年11月14日時点のものです。

 

ベンチマーク

『HP Pavilion Gaming 15』の基本性能や総合的なパフォーマンスのほか、CPU、グラフィック、ストレージ、バッテリーの性能を測定します。

基本性能

Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」と、パソコンの各性能レベルを客観的に評価する「PASS MARK PerformanceTest 9.0」を使用して、パソコンの基本性能を測定します。

WinSAT

WinSAT スコア

「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。

CPUScore CPU のスコア
D3DScore ゲーム用グラフィックスのスコア
ただし、従来のゲーム用グラフィックスのスコアのため Windows 10では計測対象外(9.9というスコアは無視)
DiskScore プライマリハードディスクのスコア
GraphicsScore グラフィックスのスコア
MemoryScore メモリのスコア
TimeTaken 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します)
WinSATAssessmentState 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価)
WinSPRLevel 基本スコア(SPR:System Performance Rating)

CPU性能

「CINEBENCH」を使って、CPU性能を測定します。

CINEBENCH 測定結果

『HP Pavilion Gaming 15』ハイパフォーマンスモデルの CPU には 6コア12スレッドで動作が可能な「第8世代インテル Core i7-8750H プロセッサー」が搭載されています。

以下は、一般的な高性能ノートPCに搭載されている「第8世代インテル Core i7-8550U プロセッサー」やデスクトップPC向けの CPU の一つ「第8世代インテル Core i5-8400 プロセッサー」との CINEBENCH スコアの比較です。

Core i7-8750H Core i7-8550U Core i5-8400
OpenGL 107.91 fps 50.83 fps 47.54 fps
 Ref.Match 99.6 % 97.8 % 97.8 %
CPU 1062 cb 520 cb 930 cb
CPU (Single Core) 176 cb 169 cb 172 cb
 MP Ratio 6.02 x 3.07 x 5.40 x

上記の比較からも、インテル Core i7-8750H プロセッサーの性能レベルの高さが分かります。

なお、CINEBENCH を実行中の動作環境としては、CINEBENCH 以外のアプリは起動せず、常駐アプリは初期設定のままで計測しています。

PASS MARK PerformanceTest 9.0

PASS MARK PerformanceTest 9.0 スコア(クリックで拡大表示できます)

「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測されたスコアは、全世界のパソコンがアップロードしたスコアと比較、Percentile(パーセンタイル)の数値から自分のパソコンの性能レベルを客観的に把握することができます。

上記の測定結果を例にすると、トータル性能を示す「PassMark Rating」のスコア「5467.8」のパーセンタイルは「95th Percentile」で、計測を行った他のパソコン 95% よりも上位のスコアという意味です。

別な言い方をすると、「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測しスコアをアップロードした全世界のパソコンのなかで、上位のスコアから 5%(100% - 95%)に位置するスコアということです。

ハイパワーなゲーミングPC などハイレベルなパソコンも混在するなかでもトータル性能は上位クラスに迫るスコアです。カジュアルにゲームを楽しめるノートパソコンながら、かなり高いレベルの性能です。

グラフィック性能

グラフィック性能は以下のベンチマークソフトを使って測定します。

■3DMark
■ドラゴンクエストX
■ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
■ファイナルファンタジーXV
■SteamVR パフォーマンステスト

3DMark

3DMark のベンチマーク結果です。

3DMark

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストX ベンチマークの結果です。

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1280×720)
最高品質、解像度 1280×720

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1920×1080)
最高品質、解像度 1920×1080

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークの結果です。

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 最高品質 解像度 1280×720
最高品質、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 最高品質 解像度 1920×1080
最高品質 解像度 1920×1080、DirectX 11

ファイナルファンタジーXIV

ファイナルファンタジーXIV ベンチマークの結果です。

ファイナルファンタジーXV 標準品質 解像度 1280×720
標準品質、解像度 1280×720

ファイナルファンタジーXV 標準品質 解像度 1920×1080
標準品質 解像度 1920×1080

SteamVR パフォーマンステスト

SteamVR パフォーマンステスト結果です。

SteamVR パフォーマンステスト
SteamVR パフォーマンステスト

 

上記のベンチマークソフトを使ったグラフィック性能の測定結果をみると、『HP Pavilion Gaming 15』ハイパフォーマンスモデルのグラフィック性能レベルは、ゲーミングノートとしてかなり高いレベルです。VRコンテンツをプレイするには厳しいものの、ほとんどのゲームタイトルを快適にプレイできる性能レベルです。

ストレージ

『HP Pavilion Gaming 15』には、高速ストレージ SSD と 大容量ストレージ HDD がデュアルドライブで搭載されています。

ストレージのドライブ構成は次のようになります。

ストレージのドライブ構成ストレージのドライブ構成
(クリックで拡大表示できます)

まず、SSD から見てみます。

SSD は、LITEON(ライトン:台湾)製で 容量 256GB(PCIe NVMe M.2)です。
(製品により SSD のメーカーが異なる場合もあります)

ストレージ情報(SSD)
ストレージ情報(SSD)

SSD のデータ転送速度です。

データ転送速度(SSD)
データ転送速度(SSD)

SSD が搭載されていると、Windows やアプリの起動が早く、サクサク使えて快適です。

とくに、『HP Pavilion Gaming 15』に搭載されている SSD は、対応規格 PCIe / 転送モード NVMe なので、Windows やアプリの起動などストレージへのアクセスは、体感的にも爆速です。

NVMe は、SATA接続の SSD よりも 高速なデータアクセスが可能なインターフェースです。SSD の高速アクセスを活かしてくれるインターフェースなので、Windows や アプリもより高速に起動できます。

次に、HDD を見てみます。

HDD は、HGST製で 容量は 1TB、回転数はノートパソコンに搭載するHDDとしては珍しい高速回転の 7200rpm です。
(製品により HDD のメーカーが異なる場合もあります)

ストレージ情報(HDD)
ストレージ情報(HDD)

HDD のデータ転送速度です。

データ転送速度(HDD)
データ転送速度(HDD)

回転数が 7200rpm の HDD として平均的なスコアです。

SSD と HDD のデュアルドライブ構成は、Windows や ゲームなどのアプリは SSD から素早く起動でき、ゲームプレイの録画などサイズの大きいデータは HDD にたくさん保存することができる、ストレージとしてコストパフォーマンスに優れた構成です。

実際の使用感としても Windows や アプリの起動も高速で動作も軽快です。

総合的なパフォーマンス

「PCMark 8」および「PCMark 10」を使用して、PCのアプリケーション実行における総合的なパフォーマンスを測定します。

PCMark 8(Home Test)

家庭での利用を想定したテストです。

PCMark 8 Home Test スコア

PCMark 8 Home Test スコア比較OpenCL対応の Accelerated にて測定
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 8(Creative Test)

クリエイティブな利用を想定したテストです。

PCMark 8 Creative Test スコア

PCMark 8 Creative Test スコア比較OpenCL対応の Accelerated にて測定
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 10 Extended

PCMark 10 Extended は、以下の 4つの Test Group のテストを実施します。
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

■Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
■Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
■Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
■Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

PCMark 10 Extended スコア

PCMark 10 Extended スコア比較OpenCL対応の Accelerated にて測定

 

総合的なパフォーマンスは、ゲームプレイのほか、写真・動画編集など、ほとんどの用途で快適なパフォーマンスが期待できるスコアです。

とくに、PCMark 10 Extended では、すべてのテストグループで良好なスコアが出ています。オールラウンダーなノートパソコンといえるでしょう。

バッテリー

『HP Pavilion Gaming 15』に搭載されているバッテリーの性能(駆動時間)を測定します。

通常、ゲームプレイのときは電源アダプターをつないでプレイしますが、バッテリー性能を把握するため駆動時間を測定しておきます。

■駆動時間
バッテリーでの駆動は、次の条件でバッテリーによる駆動時間を計測します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

バッテリー駆動時間の測定結果は以下のようになります。

バッテリー残量グラフ

バッテリーの残量は、大よその数字で 1時間当たり 20% ~ 21% 減少しています。

バッテリーによる駆動は 4時間27分経過後、Windows がバッテリー不足を検知し、パソコンは休止状態になりました。

ハイパワーなゲーミングノートなので、4時間30分程度バッテリーが持続するなら充分といえるでしょう。

なお、実際の使用にあたっては、環境や条件などによりバッテリーの駆動時間は変動するので、参考値としてください。

 

RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測

『HP Pavilion Gaming 15』で、RAWデータ現像と動画エンコードの処理時間を計測します。

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector 7
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・RAWデータ 50ファイルを一括書き出し
・プリセット等 編集は適用しない
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理時間

出力先 処理時間 メモリ使用量
SSD 46.3秒 5.1GB
HDD 46.2秒 5.1GB

※メモリ使用量は処理中の「コミット済みメモリ」(最大値)。
 (パソコンがシステム全体で実際に使用しているメモリの使用量)
※常駐アプリなど既定のソフトウェア以外は起動しない。

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector 14
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理時間

出力先 処理時間 メモリ使用量
SSD 2分14秒2 5.1GB
HDD 2分13秒1 5.1GB

※メモリ使用量は処理中の「コミット済みメモリ」(最大値)。
 (パソコンがシステム全体で実際に使用しているメモリの使用量)
※常駐アプリなど既定のソフトウェア以外は起動しない。

 

駆動音・表面温度

駆動音については、負荷のかかる処理になると「サーッ」という排熱のための気流音がそれなりに大きくなります。個人差はあると思いますが、耳ざわりに感じるかもしれません。

負荷が低減してくると即応するように排気音も静かになってきますし(平常時は静かです)、ゲームプレイのときは、サウンドなどの効果音やヘッドフォンを付けたりするので、排気音はそれほど気にならないと思います。

また、本体の表面温度については、負荷のかかる処理中は、キーボードの奥側が少し温かくなります。

キーボード上は、手のひらで触れると多少温かいかな?と感じる程度、パームレストは本体内部の熱の影響を受けないので不快な感じはありません。

本体の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

サウンド チェック

『HP Pavilion Gaming 15』は BANG & OLUFSEN カジュアルブランド「B&O Play」のオーディオテクノロジーが採用されています。

BANG & OLUFSEN ロゴ

また、音質を調整できるユーティリティソフトもインストールされています。

BANG & OLUFSEN サウンド コントロール画面(出力)

音域の出力量を調整できるイコライジング機能や音楽ジャンルに最適化されたプロファイルも搭載されています。

BANG & OLUFSEN サウンド コントロール画面(イコライジング機能)

サウンドを実際に聴いてみた印象としては・・・

■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域が再現されて高音質。
低音域が若干弱い感じがするが音の広がりもありカジュアルに楽しむなら十分な高音質。
イコライジング機能はついているが、もともとが高音質なだけに微調整の必要はないかもしれない。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動時間、再起動時間、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 11.1秒 25.2秒 12.6秒
2回目 11.2秒 24.0秒 11.6秒
3回目 11.2秒 22.1秒 10.5秒
4回目 11.1秒 24.4秒 11.7秒
5回目 11.3秒 25.1秒 12.2秒
平均 11.2秒 24.2秒 11.7秒

感覚的にも結果が示す通り「かなり早い」です。

 

搭載ソフトウェア

『HP Pavilion Gaming 15』に搭載されている主なソフトウェアです。(クリックで拡大表示できます)

スタートメニュー

Windows標準のソフトのほか、HPヘルプ&サポートソフト、セキュリティソフト「マカフィー リブセーブ」などがインストールされています。

HPヘルプ&サポートソフトとしては、PCのメンテナンスや問題の回避/解決に役立つ機能が搭載された「HP Support Assistant」、パソコンのバックアップ・リカバリーに便利な「HP Recovery Manager」などがインストール。リカバリメディアを作成するツール「Recovery Media Creation」も入っています。リカバリメディアを作成しておけば、もしものときでもコンピューターを出荷時の状態に復元することができます。

インストールされているソフトウェアは必要最低限といった印象です。

 

付属品

『HP Pavilion Gaming 15』の本体ほか同梱品一式(電源アダプター、電源コード、ドキュメント類など)です。

『HP Pavilion Gaming 15』本体セット

付属しているドキュメント類です。

『HP Pavilion Gaming 15』ドキュメント

【上記写真のドキュメント類について】
■上段右側から
・速攻!HPパソコンナビ 特別編
・パソコン生活まるごと ガイドブック
・サービスおよびサポートを受けるには
・将来の下取りでプレミアムキャッシュバック受け取りの案内
■中段
・セットアップ手順
■下段右側から
・製品の仕様に関する注意事項
・お友達・ご家族紹介キャンペーン
・アンケートの案内

 

まとめ

以上、『HP Pavilion Gaming 15』のレビュー記事をお届けしました。

『HP Pavilion Gaming 15』の性能は、カジュアルに楽しめるゲーミングノートというコンセプトを超えるくらいパワフルで快適パフォーマンスのゲーミングPC です。

派手派手しいゲーミングPC のデザインと一線を画したマットなブラックの落ち着いたデザインは、リビングや書斎に置いてもインテリアにマッチします。

ゲームのみならず写真・動画編集も快適に楽しめる、高いレベルでオールラウンダータイプのノートPCといえます。

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント
・パワフルで快適パフォーマンス
・ほとんどのゲームタイトルを楽しめそう
・落ち着きのあるデザイン
・キーボードのゴーストホワイトのカラーがオシャレ

チョット残念なところ
・天面は指紋や皮脂の跡が若干目立ちやすい

 

『HP Pavilion Gaming 15』の価格は意外とリーズナブルです。

■スタンダードモデル 93,800円~
■パフォーマンスモデル 118,800円~
■ハイパフォーマンスモデル 128,800円~
■クリエイターモデル 145,800円~

※価格は税抜、記事執筆時点のキャンペーン価格です。

最新の価格やキャンペーン情報は、日本HPの直販サイト「HP Directplus」でチェックできます。

 


日本HP直販「HP Directplus」公式サイト
⇒ 『HP Pavilion Gaming 15』 製品ページ
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HP Pavilion Gaming 15 正面側

 

 

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⇒ HP Directplus 注目キャンペーン情報