日本HP の HP ENVY x360 15-ey (2022年モデル) [以下、HP ENVY x360 15 と記載] は、第4世代 AMD Ryzen 5000シリーズ プロセッサーを搭載した 15.6インチサイズのコンバーチブルノートPC です。
Zen 3 アーキテクチャーのプロセッサーの搭載により性能レベルが大きく進化、パワフルなパフォーマンスでベンチマークによる性能評価も優秀です。
シックで高級感あるデザイン性を継承しつつ性能レベルの向上させ末長く使うことのできる筐体に仕上げられています。
レビューではメーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。
- AMD Ryzen 5000 シリーズ・モバイルプロセッサー(Zen 3 アーキテクチャー)を搭載
- 16GBメモリを標準搭載
- シックで高級感ある飽きのこないデザイン
- リサイクルアルミニウム素材を採用(環境に配慮)
- OLED(有機EL)ディスプレイ搭載モデルをラインナップ
- 高級オーディオメーカーの Bang & Olufsen サウンドシステム搭載(デュアルスピーカー)
- 5MP IR カメラ(約500万画素)&顔認証機能を搭載
- テンキーを排除し広いキーピッチを確保したキーボード
- キー操作でカメラをオン/オフできる
- 長時間駆動可能なバッテリー
【 目 次 】
レビューは 2022年12月13日時点の内容です。
スペック構成
HP ENVY x360 15 のおもなスペックです。
シリーズ名 | HP ENVY x360 15-ey0000 シリーズ |
OS | Windows 11 Home |
CPU | ■AMD Ryzen 5 5625U プロセッサー ■AMD Ryzen 7 5825U プロセッサー |
メモリ | 16GB (8GB×2) DDR4-3200MHz |
ストレージ | ■512GB SSD (PCIe NVMe M.2) ■ 1TB SSD (PCIe NVMe M.2) |
ディスプレイ | ■15.6インチワイド・フルHDブライトビュー(光沢)・IPSタッチディスプレイ (1920×1080 / 60Hz / 250nit) ■ 15.6インチワイド・フルHDブライトビュー(光沢)・OLEDタッチディスプレイ (1920×1080 / 60Hz / 400nit) |
グラフィックス | AMD Radeon グラフィックス (CPUに内蔵) |
ワイヤレス | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6E対応)、 Bluetooth 5.2 |
カメラ | HP True Vision 5MP IR カメラ (約500万画素) |
バッテリー駆動時間 | 最大 12時間 |
Windows Hello | 顔認証センサー |
本体サイズ(W×D×H) | 約 358×229×18.9 mm (最薄部) |
本体質量 | 約 1.72 kg |
HP ENVY x360 15 には、CPU/ストレージ/ディスプレイのスペックにより 2つのモデルがラインナップしています。
■スタンダードモデル
Ryzen 5/512GB SSD/フルHDブライトビュー IPSタッチ
■パフォーマンスモデル
Ryzen 7/1TB SSD/フルHDブライトビュー OLEDタッチ
各モデルの詳細なスペックや価格など最新情報は日本HP公式サイトをご確認ください。
HP ENVY x360 15-ey
(2022年モデル)
税込 12万円台から
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外観チェック
落ち着いた雰囲気で高級感あるデザイン
HP ENVY x360 15 は落ち着いた雰囲気と高級感をあわせ持つデザインです。
直線的でスクエアな筐体はスタイリッシュ感にくわえエレガントな印象も醸し出しています。
本体のカラーはナイトフォールブラック。指紋や皮脂の跡は目立ちやすいですが柔らかいクロスなどでこまめに手入れすれば気持ちよく使えます。
デザインのアクセントは天面の hp スラッシュロゴとヒンジの ENVY マーク。
hpスラッシュロゴとヒンジの ENVY がアクセント
なお、筐体の素材は環境に配慮したリサイクルアルミニウム。
スリムなボディ
表面の感触はサラサラとしており、リサイクル素材が使用されていることを感じさせない上質感ある仕上がりです。
底面は剛性を重視した「ユニボディ」の構造で、見た目もスッキリしています。
ゴム足は前後に平行して実装。本体の安定性は良好です。
排気口は背面側のヒンジのあいだに実装されており、背面側のゴム足は排気口から出された温かい空気が再び吸気口に入り込むのを防ぐ役割も兼ねています。
スタイル自在に使える
HP ENVY x360 15-ey は天面を回転させることでスタイル自在に使えます。
ノートパソコン
スタンド
テント
タブレット
フラット(画面共有に便利)
インターフェースは必要十分
HP ENVY x360 15 は必要十分なインターフェースを実装しています。
左側面
①SuperSpeed USB Type-A 5Gbps
②ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート
③SDカードスロット
右側面
④SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×2
⑤HDMI 2.1 出力端子
⑥SuperSpeed USB Type-A 5Gbps
以下、USBポート、カードスロットについての補足です。
USB Type-C ポートは映像出力や PD充電に対応しています。
■USB Type-C 対応表(当サイトの検証結果:2ポート共通)
映像出力 | 〇 |
---|---|
PD充電器(30W) | 〇 |
PD充電器(45W) | 〇 |
PD充電器(65W) | 〇 |
なお、純正品以外の PD充電器の場合、画面右下に以下のメッセージが表示されます。
SDカードスロットはプッシュロック式です。
カードを押し込んでロックさせ、取り出すときは再度カードを押し込んでロックを解除することでカードが出てくる仕組みです。
Bang & Olufsen デュアルスピーカーを搭載
スピーカーは Bang & Olufsen デュアルスピーカーを搭載。底面部 前面側の左右に2基実装されています。
スピーカー
スピーカー(拡大)
低音域から高音域まで広い音域を再現しており高音質サウンドを体感できます。
なお、キーボード左右のスピーカーグリルのように見える部分は通気口を兼ねたデザインの一部です。
キーボード左右は通気口を兼ねたデザインの一部
電源ボタンはキーボード上にレイアウト
電源ボタンはキーの一部として[delete]キーの左隣りにレイアウトされています。
電源ボタンは LED内蔵
使用中に間違って電源ボタンを押しても短押し(1秒未満くらい)なら無反応です。ただし、1,2秒程度ならスリープへ移行し、さらに長押しすると強制的に電源オフされます。
5MP IR カメラ&顔認証機能を搭載
HP ENVY x360 15 は 5MP (約500万画素) の高画質カメラを搭載しています。
高画質カメラの搭載は、オンライン会議で自分自身のクッキリとした表情を相手側に伝えることができるメリットがあります。
また、顔認証機能も搭載しています。
顔認証でサインイン
顔認証の認証精度は良好で、PINコードなどを入力することなくサインインできます。
マスクを着用しているときは顔認証できません。PINコードなどでサインインしてください。
キーボード上からカメラやマイクを遮断できる
HP ENVY x360 15 はキーを押すだけでカメラ遮断やマイク・ミュートに切り替えられます。
カメラ有効/無効 切り替えキーは電源ボタンの左
マイク有効/無効 切替キーは[f8]
LED点灯時は無効(カメラやマイクは使えない)
オンライン会議などで、カメラやマイクをオフにしたいとき、キーボード上で瞬時に操作できます。
左の画像:シャッターを開いてカメラ有効
右の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断
なお、カメラやマイクの有効/無効を切り替える際は、画面上に数秒程度 カメラまたはマイクの状態アイコンが表示されます。
ちなみに、カメラ無効のときは顔認証機能も無効化されます。サインインするときは PINコードなどでの認証が必要です。
スリムで部屋間の移動もラクにできる重量感
本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。
本体を閉じたときの高さのイメージです。
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)
本体の高さは実測で 約18(最前面の最薄部)~20(最厚部) mm。最厚部でも CDケース 2枚程度で とてもスリムです。
本体や電源アダプターなどの重量を実測します。
・本体:1,732g
・電源アダプター:197g
・電源コード:104g
・ウォールマウントプラグ:41g
モバイルノートとして使うには難しいですが、部屋間の移動はもちろんのこと、ときどき外出先へ持ち出すことは十分ラクにできる重量感です。
旧モデル(2021年モデル)の本体重量は当サイトの計測では 1,904g でした。2022年モデルでは 172g も軽量化されています。
電源アダプターの最大出力は 65W。その大きさは手のひらに収まるサイズです。
なお、電源アダプターはウォールマウントプラグを装着することでコンセントに直付けできます。
ディスプレイのチェック
高精細で自然な色合いのディスプレイ
レビュー機のディスプレイは SAMSUNG製の OLED(有機EL)パネルです(型番:SDC416C)。
ディスプレイに描画される映像は高精細で自然な色合いです。とくに、OLED パネルはコントラスト比が高く、黒をより黒く表現できるため映像全体を鮮明に描画することができます。
画像の表示例(その1)
画像の表示例(その2)
テキストの表示例
HP ENVY x360 15 には用途に合わせてカラーバランスを最適化できる「HP Display Control」が搭載されています。
HP Display Control
輝度は実測でディスプレイの明るさ設定 100 のとき「391 nit」(仕様は 400 nit)。高輝度で見た目もかなりの明るさです。
トーンカーブは RGBともに理想的な45度の直線に近い形状です。
トーンカーブ
[HP Display Control「デフォルト」設定時]
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)
色域は以下のとおり。
色域
[HP Display Control「デフォルト」設定時]
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)
なお、下記表は「デフォルト」のほか「印刷とイメージング (Adobe RGB)」「写真とビデオ (DCI-P3)」の色域の計測結果です。
規格 | デフォルト | 印刷とイメージング (Adobe RGB) |
写真とビデオ (DCI-P3) |
|||
---|---|---|---|---|---|---|
カバー率 | 比 | カバー率 | 比 | カバー率 | 比 | |
sRGB | 100.0% | 161.1% | 100.0% | 160.7% | 100.0% | 160.7% |
Adobe RGB | 100.0% | 119.4% | 99.9% | 119.1% | 99.9% | 119.1% |
DCI-P3 | 100.0% | 118.7% | 100.0% | 118.5% | 100.0% | 118.5% |
色域も広く、色再現性にもすぐれています。
ただし、上記計測結果のとおり、HP Display Control の設定を切り替えても大きな違いはありませんでした。シビアな色再現が必要なときでも設定は「デフォルト」のままでもよさそうです。
ディスプレイサイズはそれなりに大きい
15.6インチのディスプレイサイズを 13.3インチのディスプレイサイズと比較したイメージは以下のとおり。
テキストスケーリング 125%で比較
15.6インチは 13.3インチにくらべ一回り大きく、そのぶん表示される文字も大きく見やすいメリットがあります。(携帯性は もちろん 13.3インチが優位です)
左右のベゼルは狭額縁
ベゼルは狭額縁です。
とくに、左右のベゼルは鉛筆の太さより細く画面周りがスッキリしています。
映り込みは気になるかも
HP ENVY x360 15 のディスプレイは光沢です。
上記写真のとおり黒系の映像や照明の位置によっては映り込みが気になるかもしれません。
広い視野角
視野角をチェックします。
正面
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
水平方向、垂直方向ともに視野角は広いです。斜めから見ても映像をはっきり確認できます。
アクティブペンで気軽にメモできる
アクティブペンを使えば、思いついたアイディアやメモなどサッとペン入力できるほか、イラストやデッサンなどにも使えます。
HP ENVY x360 15 はアクティブペンを同梱していませんが、カスタマイズで追加することができます。
キーボード&タッチパッドのチェック
タイピングしやすいキーボード
HP ENVY x360 15 のキーボードレイアウトは標準的です。
新モデルのキーボードレイアウトの大きな特徴はテンキーがなくなった点。かわりにキーボード左右に通気口を実装し、タイピングのホームポジションが中央にくるように見直されています。
なお、キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ19mm(仕様も 19mm)。
キートップは中央部分が少しへこんだ形状。感触は少しツルツルして質感も良好です。
キーストロークの仕様は 約1.3mですが浅い感じはしません。感覚的にはノートパソコンとして平均的な 1.5mm くらいあるように感じます。
タイプ音は「タクタク」という音。音の大きさは静か。
キーを押し込む強さや押し込んだあとの跳ね返りの感覚もちょうど良く、シッカリとした打鍵感でタイピングできます。
キーボードにはバックライトを搭載
キーボードにはバックライトが搭載されています。
キーボード・バックライトの明るさは、2段階で切り替えできます。
[f4]キー押下:点灯(明)→点灯(暗)→オフ
質感のよいパームレスト
パームレストはサラサラとした感触で上質感があります。
指紋や皮脂の跡は目立ちやすいですが、柔らかいクロスなどでこまめに手入れすることで気持ちよくキーボードを操作することができます。
(個人的な感想)
夏場のような汗ばむ季節は皮脂の跡は目立ちやすいですが、乾燥している季節は手指がサラサラしていることもあり指紋や皮脂の跡は付きにくいです。
スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド
タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。
タッチパッドのサイズ感
大きめのサイズ感で手触りも良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。
ベンチマークによる性能評価
ベンチマークでは HP ENVY x360 15 の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。
レビュー機の基本スペック
OS | Windows 11 Home |
---|---|
CPU | AMD Ryzen 7 5825U |
メモリ | 16GB (8GB×2) DDR4-3200MHz |
ストレージ | 1TB SSD (PCIe NVMe M.2) |
グラフィックス | AMD Radeon グラフィクス |
評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。
評価項目 | 使用するベンチマーク |
---|---|
CPU性能 | CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価] |
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価] | |
グラフィック性能 | 3DMark FireStrike |
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム] | |
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム] | |
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム] | |
ストレージ性能 | CrystalDiskMark |
総合的なパフォーマンス | PCMark 10 |
バッテリー | BatteryInfoView(バッテリー残量測定用) |
なお、ベンチマークの実行にあたっては付属のソフトウェア「HP Command Center」のシステムコンロトール/デバイスモードを「最適」と「パフォーマンス」2つのモードで実施しています。
HP Command Center
デバイスモードの機能説明は以下のとおり。
デバイスモード | 説明 |
---|---|
最適 | ファン/パフォーマンス/温度のバランスを最適化する。 |
パフォーマンス | ファンの回転数を上げることで本体内部の温度上昇を抑制してパフォーマンスを維持する。CPU使用率の高いアプリに最適なモード。 |
冷 | ファンの回転数を上げつつパフォーマンスを抑えることで本体内部の温度下げる。デバイスの表面が温かいときに最適。 |
静 | ファンの回転がオフまたは最低速度で動作するためパフォーマンスは下がる。静かな環境で使うときに最適。 |
省電力 | パフォーマンスを下げ消費電力を抑えてバッテリー駆動時間を延ばすモード。バッテリー駆動のときに設定可能。 |
CPU性能
CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。
性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。
・AMD Ryzen 7 5825U プロセッサー
・AMD Ryzen 5 5625U プロセッサー
・AMD Ryzen 7 5800U プロセッサー
・AMD Ryzen 5 5600U プロセッサー
・インテル Core i7-1260P プロセッサー
・インテル Core i5-1240P プロセッサー
・インテル Core i7-1255U プロセッサー
・インテル Core i5-1235U プロセッサー
・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー
・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー
※当サイトで計測したスコアの平均値
■CINEBENCH R20
CPU | |
---|---|
Ryzen 7 5825U(レビュー機/パフォーマンス) |
4244 pts
|
Ryzen 7 5825U(レビュー機/最適) |
4153 pts
|
Ryzen 7 5825U |
4148 pts
|
Core i7-1260P |
3578 pts
|
Ryzen 7 5800U |
3535 pts
|
Core i5-1240P |
3412 pts
|
Ryzen 5 5600U |
2999 pts
|
Ryzen 5 5625U |
2974 pts
|
Core i5-1235U |
2809 pts
|
Core i7-1255U |
2156 pts
|
Core i7-1165G7 |
1908 pts
|
Core i5-1135G7 |
1783 pts
|
■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)
CPU Mark | |
---|---|
Ryzen 7 5825U(レビュー機/パフォーマンス) |
21745
|
Ryzen 7 5825U(レビュー機/最適) |
21375
|
Ryzen 7 5825U |
20422
|
Core i7-1260P |
19034
|
Ryzen 7 5800U |
18835
|
Core i5-1240P |
17932
|
Ryzen 5 5600U |
16487
|
Ryzen 5 5625U |
16291
|
Core i7-1255U |
13140
|
Core i5-1235U |
12919
|
Core i7-1165G7 |
11270
|
Core i5-1135G7 |
10823
|
レビュー機のスコアは優秀です。
平均値を上回るスコアが出ており、保有している性能をシッカリ発揮できています。
写真編集などクリエイティブ作業においてもパワフルなパフォーマンスが期待できます。
なお、HP Command Center のデバイスモードが最適モードでも十分パワフルなパフォーマンスが出ているところは着目しておきたいところ。
消費電力の関係もあることから通常はデフォルトの「最適」で使用し、よりパワーが必要な処理では「パフォーマンス」に設定を切り替える使いかたがよいかもしれません。
グラフィック性能
グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。
評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5825U搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5625U搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5800U搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5600U搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1260P搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1240P搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1255U搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1235U搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1165G7搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1135G7搭載機)
※当サイトで計測したスコアの平均値
3DMark FireStrike
3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。
Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。
3DMark Fire Strike | |
---|---|
インテル Iris Xe(Core i7-1260P) |
4911
|
インテル Iris Xe(Core i5-1240P) |
4134
|
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7) |
4090
|
AMD Radeon(レビュー機/パフォーマンス) |
3761
|
AMD Radeon(レビュー機/最適) |
3744
|
インテル Iris Xe(Core i7-1255U) |
3577
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U) |
3493
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U) |
3491
|
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7) |
3204
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U) |
2995
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U) |
2971
|
インテル Iris Xe(Core i5-1235U) |
2950
|
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。
ドラゴンクエストX | |
---|---|
AMD Radeon(レビュー機/パフォーマンス) |
12076
|
AMD Radeon(レビュー機/最適) |
12026
|
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7) |
11198
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U) |
10840
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U) |
10644
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U) |
9998
|
インテル Iris Xe(Core i7-1260P) |
9820
|
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7) |
9589
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U) |
9531
|
インテル Iris Xe(Core i7-1255U) |
8290
|
インテル Iris Xe(Core i5-1240P) |
6792
|
インテル Iris Xe(Core i5-1235U) |
6174
|
※最高品質/解像度 1920×1080 で実施
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。
漆黒のヴィランズ | |
---|---|
インテル Iris Xe(Core i7-1260P) |
5752
|
インテル Iris Xe(Core i5-1240P) |
4790
|
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7) |
4381
|
AMD Radeon(レビュー機/パフォーマンス) |
4362
|
AMD Radeon(レビュー機/最適) |
4344
|
インテル Iris Xe(Core i7-1255U) |
4134
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U) |
4065
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U) |
3972
|
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7) |
3738
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U) |
3682
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U) |
3561
|
インテル Iris Xe(Core i5-1235U) |
3027
|
※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。
ファイナルファンタジーXV | |
---|---|
インテル Iris Xe(Core i7-1260P) |
3915
|
AMD Radeon(レビュー機/パフォーマンス) |
3790
|
AMD Radeon(レビュー機/最適) |
3749
|
インテル Iris Xe(Core i5-1240P) |
3485
|
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7) |
3456
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U) |
3419
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U) |
3399
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U) |
3141
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U) |
3099
|
インテル Iris Xe(Core i7-1255U) |
3014
|
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7) |
2927
|
インテル Iris Xe(Core i5-1235U) |
2553
|
※軽量品質/解像度 1280×720 で実施
レビュー機はグラフィックス性能も優秀です。
ちなみに、CPU内蔵のグラフィックスは CPU性能のほかにも搭載されているメモリ容量や構成チャネル(シングル/デュアル)に依存します。
レビュー機のメモリは 16GB のデュアルチャネル構成が上手く作用し、良好なスコアに反映されています。オンライン会議をしながら複数のアプリを並行して動かしてもサクサク快適に使えるでしょう。
ストレージ性能
レビュー機のストレージは NVMe/PCIe3.0対応の SSD(容量 1TB) を搭載しています。
レビュー機のストレージ情報
ストレージ性能は、CrystalDiskMark を使用しデータ転送速度を計測・評価します。
レビュー機のデータ転送速度
測定結果は優秀です。体感的にも高速にアクセスできておりファイルの読み書きもスムーズです。
総合的なパフォーマンス
PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。
評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。
・HP ENVY x360 13-bf (2022年モデル)
・HP Spectre x360 14-ef (2022年モデル)
・HP Pavilion Plus 14 (2022年モデル)
※当サイトで計測したスコア
スペック | HP ENVY x360 15 (レビュー機) |
HP ENVY x360 13 | HP Spectre x360 14 | HP Pavilion Plus 14 |
---|---|---|---|---|
CPU | AMD Ryzen 7 5825U | インテル Core i7 1255U | インテル Core i7 1255U | インテル Core i7 12700H |
メモリ | 16GBメモリ | 16GBメモリ | 16GBメモリ | 16GBメモリ |
ストレージ | 1TB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) |
グラフィックス | AMD Radeon | インテル Iris Xe | インテル Iris Xe | インテル Iris Xe |
販売価格(税込) | 159,800円 | 152,821円 | 219,800円 | 174,800円 |
※販売価格は上記スペックを搭載したモデルの価格(記事執筆時点)
ベンチマーク結果は以下のとおり。
※比較対象機は HP Command Center のデバイスモードをパフォーマンスに設定したときのスコア。
Essentials | |
---|---|
HP ENVY x360 15(最適) |
9753
|
HP ENVY x360 15(パフォーマンス) |
9768
|
HP ENVY x360 13-bf |
8868
|
HP Spectre x360 14-ef |
9736
|
HP Pavilion Plus 14 |
10239
|
目標値 |
4100
|
Productivity | |
HP ENVY x360 15(最適) |
9316
|
HP ENVY x360 15(パフォーマンス) |
9317
|
HP ENVY x360 13-bf |
5620
|
HP Spectre x360 14-ef |
6610
|
HP Pavilion Plus 14 |
7349
|
目標値 |
4500
|
Digital Contents Creation | |
HP ENVY x360 15(最適) |
6508
|
HP ENVY x360 15(パフォーマンス) |
6547
|
HP ENVY x360 13-bf |
4196
|
HP Spectre x360 14-ef |
5505
|
HP Pavilion Plus 14 |
6842
|
目標値 |
3450
|
Gaming | |
HP ENVY x360 15(最適) |
3124
|
HP ENVY x360 15(パフォーマンス) |
3119
|
HP ENVY x360 13-bf |
3293
|
HP Spectre x360 14-ef |
4002
|
HP Pavilion Plus 14 |
3647
|
※テスト項目説明
・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
・Digital Contents Creation(写真・動画編集などクリエイティブな作業を想定したテスト)
・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)
※目標値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア
HP の個人向けノートPC の代表的な機種と比較しており、いずれも優秀なスコアです。(ENVY x360 13のスコアは少しひかえめ)
レビュー機のスコアも優秀で、価格を考慮すればコストパフォーマンスにもすぐれていることがわかります。15.6インチサイズで携帯性は少し劣るものの、大画面でスタイル自在に使えてペン入力ができる優位性もあります。
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バッテリー
バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。
※HP Command Center のデバイスモードは「最適」で計測
■駆動時間の測定条件
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル
■充電時間の測定条件
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。
バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。
バッテリー駆動時間 | 11時間 24分 |
---|---|
バッテリー充電時間 (50%までの充電時間) |
34分 |
バッテリー充電時間 (80%までの充電時間) |
1時間 11分 |
バッテリー充電時間 (100%までの充電時間) |
2時間 18分 |
バッテリーを多く消費する条件のなかで 11時間以上バッテリー駆動できれば十分といえるでしょう。画面の明るさやデバイスモードの設定によっては 1日中バッテリーで使えるのではないでしょうか。
また、バッテリーは急速充電にも対応しています。
検証の結果いずれもスペックに近い時間であることも好印象です。
なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。
クリエイティブ性能の評価
クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。
評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで比較に使用した機種の処理時間と比較します。
・HP ENVY x360 13-bf (2022年モデル)
・HP Spectre x360 14-ef (2022年モデル)
・HP Pavilion Plus 14 (2022年モデル)
※当サイトで計測した処理時間
※HP Command Center のデバイスモードをパフォーマンスに設定したときの処理時間。
RAWデータ現像
RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。
■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic
■条件等
・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・プリセット等 編集は適用しない
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)
PhotoDirector | |
---|---|
HP ENVY x360 15(最適) |
57秒0
|
HP ENVY x360 15(パフォーマンス) |
52秒3
|
HP ENVY x360 13-bf |
45秒4
|
HP Spectre x360 14-ef |
40秒6
|
HP Pavilion Plus 14 |
43秒5
|
Photoshop Lightroom | |
HP ENVY x360 15(最適) |
26秒4
|
HP ENVY x360 15(パフォーマンス) |
26秒4
|
HP ENVY x360 13-bf |
18秒2
|
HP Spectre x360 14-ef |
17秒0
|
HP Pavilion Plus 14 |
20秒1
|
Lightroom Classic | |
HP ENVY x360 15(最適) |
31秒1
|
HP ENVY x360 15(パフォーマンス) |
31秒0
|
HP ENVY x360 13-bf |
24秒4
|
HP Spectre x360 14-ef |
21秒2
|
HP Pavilion Plus 14 |
24秒6
|
動画エンコード
動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。
■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector
■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)
PowerDirector | |
---|---|
HP ENVY x360 15(最適) |
1分55秒3
|
HP ENVY x360 15(パフォーマンス) |
1分53秒3
|
HP ENVY x360 13-bf |
1分59秒6
|
HP Spectre x360 14-ef |
1分38秒4
|
HP Pavilion Plus 14 |
1分36秒9
|
実際のソフトウェアを使った検証では比較対象機にくらべ時間が少しかかっています。
ソフトウェアとの相性があるかもしれませんが、処理時間は十分スピーディでクリエイティブ性能としては良好といえるでしょう。
駆動音・表面温度のチェック
駆動音のチェック
駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します。
・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R20 /マルチ Core」実行中
・10分間動画のエンコード処理中
※HP Command Center のデバイスモードのすべてで測定
※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:25℃)
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)
■測定結果
モード | アイドル状態 (最小音量) |
最大音量 中段はピーク時の音量推移 下段はスコア/処理時間(参考値) |
|
---|---|---|---|
ベンチマーク中 | 動画エンコード中 | ||
最適 | 34.7db | 43.5db (42~43db) (4136pts) |
43.6db (42~43db) (1分57秒) |
パフォーマンス | 35.0db | 49.0db (46~49db) (4207pts) |
49.2db (47~49db) (1分52秒) |
冷 | 34.8db | 48.6db (47~48db) (2941pts) |
48.8db (46~48db) (2分00秒) |
静 | 34.6db | 36.5db (36db前後) (2749pts) |
36.4db (35~36db) (2分7秒) |
■騒音の目安
騒音の大きさ | 騒音の具体例 |
---|---|
60 デシベル | 走行中の自動車内 普通の会話 デパート店内 |
50 デシベル | 家庭用エアコンの室外機 静かな事務所の中 |
40 デシベル | 閑静な住宅地の昼 図書館内 |
30 デシベル | 深夜の郊外 鉛筆での執筆音 |
20 デシベル | 木の葉の触れ合う音 雪の降る音 |
参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」
平常時は静かです。
高負荷時は「ヒューッ」という排熱のときの気流音が少し大きくなります。とくにパフォーマンスモードや冷モードのときは音が大きくなるため耳ざわりに感じるかもしれません。
ただ、ファン回転は高負荷な処理中でも上手く制御されており、音が大きくなるのは断続的ではなく一時的な場合がほとんどです。音の大きさは状況に応じて変動するのでうるさいと感じることはないと思います。
また、高負荷な処理が終了したあとは、本体内部の熱の状態にもよりますが 20秒くらいで気流音は静かになります。
表面温度のチェック
表面温度については、下記を実施したときの表面温度を測定し評価します。
・アイドル状態で10分放置後
・Youtube 動画 30分間視聴後
・10分間動画のエンコード実行後
※単位:℃、測定時の室温:25℃
※HP Command Center の[デバイスモード]を「最適」に設定して実施
※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果
■アイドル状態で10分放置
■Youtube 動画 30分間視聴後
■10分間動画エンコード実行後
負荷が高い状態ではキーボード奥側で少し温かさを感じるもののタイピングに影響はありません。また、パームレストは本体内部の熱の影響が少ないので高負荷な状態でも快適にタイピングできます。
サウンド チェック
HP ENVY x360 15 にはサウンドユーティリティソフト「Bang&Olufsen Audio Control」がプリインストールされています。
サウンド ユーティリティソフト
スピーカーや内蔵マイクのノイズ除去のほか、イコライジング機能でお好みの音質にチューニングすることもできます。
以下は、実際にサウンドを聴いてみた印象です。
・オーディオプリセット:オン
・EQコントロール:オン
・イコライザーのプリセット:HP最適化
■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域をカバーした安定の高音質。
音声もはっきり明瞭に聴き取れる。
■ヘッドホン
ヘッドホンでもスピーカー同様に高音質。
Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測
Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。
起動 | 再起動 | シャットダウン | |
---|---|---|---|
1回目 | 14.9秒 | 32.8秒 | 8.6秒 |
2回目 | 14.9秒 | 33.0秒 | 8.6秒 |
3回目 | 14.9秒 | 29.2秒 | 8.9秒 |
4回目 | 14.8秒 | 32.6秒 | 8.5秒 |
5回目 | 15.2秒 | 33.0秒 | 8.6秒 |
平均 | 14.9秒 | 32.1秒 | 8.6秒 |
起動とシャットダウンは体感的にも早いです。再起動はバラツキがあるものの 30秒程度なので処理待ちのストレスを感じることはないでしょう。
なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows Update など状態により変動するので参考値としてください。
同梱品
HP ENVY x360 15 の本体ほか同梱品一式です。
同梱品リスト
・HP ENVY x360 15-ey 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ウォールマウントプラグ
・ドキュメント類
まとめ
以上、HP ENVY x360 15-ey (2022年モデル) のレビュー記事をお届けしました。
2022年モデルの HP ENVY x360 15 は Zen 3 アーキテクチャーのプロセッサーを搭載したことで CPU がパワフルに進化しています。
パワフルなプロセッサーにくわえ 16GBの大容量メモリの搭載や OLEDディスプレイの採用などクリエイティブ作業を快適にこなせる構成に仕上げられており実際の使用感も良好でした。
ただ、コンバーチブルノートはスタイル自在に使えてペン入力が可能なところがいちばんのウリのはずですが、アクティブペンがオプションである点は残念です。
とはいえ、性能・デザイン・使いやすさなどトータル的には「さすが」といえる内容で、多くのユーザーが高い所有満足度を得られるデバイスといえるのではないでしょうか。
高評価のポイント
- クリエイティブ作業を快適にこなせる処理性能
- シックで高級感あるデザイン
- 使用頻度の低いテンキーをなくしたことでタイピングのホームポジションを画面中央寄りに確保
- 高画質カメラの搭載によりオンライン会議で自分自身の表情をはっきり伝えられる
- 旧モデルから かなり軽量化されている(当サイトの計測では 172g 軽量化)
- バッテリー駆動だけで丸1日使えそう
気をつけておきたいところ
- USB Type A ポートへアクセスは少しやりにくい
- アクティブペンは同梱されていない(カスタマイズ可能)
ラインナップしているモデルや価格、キャンペーンなど最新情報は日本HP直販サイト「HP Directplus」をご確認ください。
HP ENVY x360 15-ey
(2022年モデル)
税込 12万円台から
【広告】【提供:株式会社日本HP】
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