真正面(壁紙)

dynabook MZ/HS (2021春モデル) は、第11世代インテル Core プロセッサーを搭載した 14型ノートPC です。

dynabook独自の「エンパワーテクノロジー」の搭載によりプロセッサーの性能をシッカリと発揮できておりベンチマークによる性能評価も優秀です。

デザイン面ではやや分厚さはあるものの、ディスプレイをフラットにして画面共有できたり、Thunderbolt 4 や LANポートなど豊富なインターフェースの実装、長時間駆動できるバッテリーなど実用性にもすぐれています。

■dynabook MZ/HS (2021春モデル) の特徴

  • 第11世代インテル Core プロセッサーを搭載
  • 独自技術「dynabook エンパワーテクノロジー」を搭載
  • 充実のインターフェース
  • 顔認証&プライバシーシャッター付きカメラを搭載
  • 画面が180度開くFlatスタイルでも使用可能
  • 高速無線LAN規格 Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)搭載
  • 長時間バッテリー駆動&急速充電対応

レビューではメーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

天面(壁紙)

レビューは 2021年9月13日時点の内容です。

 

スペック構成

dynabook MZ/HS のおもなスペックは以下のとおり。

OS Windows 10 Pro 64ビット
CPU ■インテル Core i7-1165G7 プロセッサー
■インテル Core i5-1135G7 プロセッサー
■インテル Core i3-1115G4 プロセッサー
メモリ ■16GB(8GB×2)/最大32GB
■8GB(4GB×2)/最大32GB
※メモリ仕様:PC4-25600(DDR4-3200)対応 SDRAM
※Core i7/i5 搭載時:デュアルチャネル対応
ストレージ ■1TB SSD(PCIe対応)
■512GB SSD(PCIe対応)
■256GB SSD(PCIe対応)
ディスプレイ Core i7/i5 搭載時
■14.0型ワイド(16:9)FHD 広視野角 TFTカラーLED液晶(ノングレア)
Core i3 搭載時
■14.0型ワイド(16:9)HD TFTカラーLED液晶(ノングレア)
グラフィックス Core i7/i5 搭載時
■インテル Iris Xe グラフィックス(CPUに内蔵)
Core i3 搭載時
■インテル UHD グラフィックス(CPUに内蔵)
LAN 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T(自動認識、Wake-up on LAN対応)
ワイヤレス Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)(2.4Gbps)+IEEE802.11ac/a/b/g/n準拠、Bluetooth Ver 5.1準拠
カメラ、マイク 有効画素数 約92万画素カメラ(Webカメラシャッター付き)、デュアルマイク
Windows Hello 顔認証
バッテリー駆動時間(JEITA 2.0) Core i7/i5 搭載時:約15.0時間
Core i3 搭載時:約15.5時間
本体カラー オニキスブルー
本体サイズ(W×D×H) 323.6×220.6×19.9mm(突起部含まず)
質量 約1.470kg

dynabook MZ/HS は、CPU/メモリ/ストレージなどのスペックにより複数のモデルがラインナップしています。

ラインナップモデルのスペック詳細、価格などの最新情報はダイナブック直販サイト「Dynabook Direct」をご確認ください。

真正面

dynabook MZ/HS
税込10万円台から
COCORO MEMBERS 会員価格

Check

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外観チェック

持ち運びやすさに配慮したデザイン

dynabook MZ/HS のデザインは少し厚みがあるもののスタイリッシュです。

正面ななめ

背面ななめ

本体のカラー「オニキスブルー」は濃い目のブルーで落ち着いた雰囲気のある色合いです。

天面斜め(その1)

天面斜め(その2)

筐体の素材は樹脂製(プラスチック)。表面はサラサラとした感触で上質感があります。

指紋や皮脂の跡は少し目立ちやすいものの、柔らかいクロスなどでこまめに手入れすれば気持ちよく使えます。

天面斜め(その3)

天面斜め(その4)
天面のエッジは指をかけやすいデザイン

また、天面のヒンジ側は少しふくらみを持たせたデザインです。

天面ヒンジのふくらみ

ふくらみがあることで持ち運びするときに親指がフィットし不意な落下のリスクを低減できます。

持ち運びイメージ

底面カバーは剛性を重視した「ユニボディ」の構造で、見た目にもスッキリとしています。

底面側(斜め)

ゴム足は前後に平行して実装されています。本体の安定感は抜群です。

背面側のゴム足は、排気口から排熱された空気が再び吸気口に入り込むことを遮断する役割も兼ねています。

エアフロー
背面側ゴム足で排熱された空気を遮断

これにより本体内部の効果的な冷却が期待できます。

また、dynabook MZ/HS はメモリへのアクセスも可能です。底面側のメモリカバーを開ければかんたんにアクセスできます。(プラスのドライバーが必要)

メモリ実装エリア

必要十分なインターフェース

dynabook MZ/HS のインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①電源コネクタ

②Thunderbolt 4 (USB4 Type-C) コネクタ×2

③HDMI出力端子

④USB3.1(Gen1) Type-A コネクタ

⑤マイク入力/ヘッドホン出力端子

 

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑥microSDカードスロット

⑦USB3.1(Gen1) Type-A コネクタ

⑧LANコネクタ (部分開閉式)

⑨セキュリティロック・スロット

 

Thunderbolt 4 の対応状況は以下のとおりです。[当サイトの検証結果]

映像出力
PD充電器(30W)
PD充電器(45W)
PD充電器(65W)

※2ポートとも検証結果は同じ

 

また、microSDカードスロットはプッシュロック式です。

SDカードスロット
microSDカードをシッカリと挿入した状態(カードは出っ張らない)

 

電源ボタンは、キーボードの右上に実装されています。

電源ボタン
電源ボタン(内蔵LEDなし)

スピーカーは、底面部 前面側の左右に 2基実装されています。

スピーカー
矢印の指すところがスピーカー

カメラはプライバシーシャッター付き

dynabook MZ/HS のカメラにはプライバシーシャッターが付いています。

プライバシーシャッター
上の画像:シャッターを開いてカメラ有効
下の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断している

シャッターは手動でスライドする方式ですが、オンライン会議などで見られたくないときはシャッターでカメラをふさぐことができます。

顔認証カメラ搭載

dynabook MZ/HS は顔認証カメラを搭載しています。

顔認証でサインイン
顔認証でサインイン

認証精度は良好です。

Check

プライバシーシャッターでカメラをふさいでいるときは顔認証できません。

超軽量&スリム&コンパクトなボディ

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ
コンパクトな本体

本体は A4 サイズより一回りくらいのサイズ感です。

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

本体の高さは実測で 21~25 (最厚部) mm。持ちやすさを意識したデザインのためか一般的なモバイルノートにくらべやや厚みがあります。

本体の高さ(イメージ)

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
・本体:1,462g
・電源アダプター:218g
・電源コード:39g

14インチサイズとしては少し重量感はありますが、本体はそこそこ軽く、部屋間の移動はラクにできますし外出先への持ち出しも十分可能です。

本体の重量感
本体はそこそこ軽量!

電源アダプターの最大出力は 65W。電源アダプターもコンパクトで、その大きさは手のひらに収まるくらいのサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

電源アダプターの大きさ

 

ディスプレイのチェック

自然な色合いで描画できる液晶パネル

dynabook MZ/HS の液晶パネルは高精細で描画される映像は自然な色合いです。

ディスプレイに描画された映像(気球)
画像の表示例

表示される文字の大きさ
テキストの表示例

トーンカーブは、RGB ともに 理想的な 45度の角度に近い形状です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

 

色域の計測結果です。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

sRGBカバー率 66.9%
Adobe RGBカバー率 49.8%

色調バランスは良好ですが、色域は広くありません。液晶パネルの性能レベルとしては標準的です。

 

狭額縁ベゼル

ベゼルは狭額縁です。

ベゼルは狭額縁

左右のベゼルは鉛筆の太さと同じくらいで画面周りがスッキリとしています。

 

14インチサイズは 13.3インチより一回り大きい

dynabook MZ/HS のディスプレイサイズは 14インチです。

モバイルノートの主流サイズ 13.3インチと並べると画面サイズは一回り大きく、そのぶん表示される文字も大きいです(同じテキストスケーリングで見た場合)。

画面サイズ比較

 

映り込みは気にならない

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

上記写真のとおり非光沢液晶は画面への映り込みが低減されます。眼への負担も軽減できます。

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからもハッキリとした映像を観ることができます。

ディスプレイはフラットになる

天面はほぼフラットまで開くことができます。

ディスプレイの最大角度

ディスプレイがフラットになれば、打ち合わせなどで画面共有に便利です。

また、dynabook MZ/HS は「dynabook 画面回転ユーティリティ」機能により、Ctrl+Alt+↑または↓ キー操作で画面の向きを簡単に切り替えられます。

画面回転ユーティリティ

画面の向きを切り替え
画面の向きを切り替え

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

dynabook MZ/HS のキーボードレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キーピッチは約19mm(スペックは 18.8mm)。フルサイズキーボードと同等のキーピッチで、窮屈な感じはありません。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キートップの形状はほぼフラットですが指先にフィットします。

キートップ

キートップは ややプラスチック感が残るもののサラサラとした感触で質感も良好です。

キーストロークは、スペックでは約1.4mm ですが、体感的にはノートPC の平均的なストローク幅 1.5mm と同等です。シッカリとした打鍵感でタイピングできます。

キーストローク
タイプ音は「タクタク」、音の大きさはひかえめ

キーの押し込む強さやキーを押し込んだ後の反発もちょうど良い感じで、タイプ感は良好です。

なお、キーボードバックライトは実装されていませんでした。

質感の良いパームレスト

パームレストの素材も樹脂製(プラスチック)。サラサラとした感触で質感も良好です。

パームレスト

指紋や皮脂の跡は若干目立ちやすいものの、気になるときは柔らかいクロスなどで手入れするとよいでしょう。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

タッチパッドのサイズはやや小さい感じもしますが操作に問題はありません。ツルツルとした感触で扱いやすさも良好です。なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、dynabook MZ/HS の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

CPU インテル Core i7-1165G7 プロセッサー
メモリ 16GB (8GB×2)
ストレージ 512GB SSD (PCIe対応)
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス

評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークの実施にあたっては、電源オプションの電源プランを「dynabook 標準」に、バッテリーの設定を「高パフォーマンス」に設定して実行しています。

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー

・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー

・インテル Core i7-10510U プロセッサー

・インテル Core i5-10210U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 4700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 4500U プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]

CPU
Ryzen 7 5700U
3403 pts
Ryzen 5 5500U
2960 pts
Ryzen 7 4700U
2750 pts
Core i7-1165G7(dynabook MZ/HS)
2226 pts
Ryzen 5 4500U
2040 pts
Core i7-1165G7
1911 pts
Core i5-1135G7
1878 pts
Core i7-10510U
1500 pts
Core i5-10210U
1413 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Ryzen 7 5700U
17027
Ryzen 7 4700U
14790
Ryzen 5 5500U
13281
Core i7-1165G7(dynabook MZ/HS)
12827
Core i7-1165G7
11351
Ryzen 5 4500U
11105
Core i5-1135G7
10986
Core i7-10510U
8122
Core i5-10210U
7710

レビュー機の CPU パフォーマンスは優秀です。

Dynabook の独自技術「dynabook エンパワーテクノロジー」効果により、平均値を大きく上回るスコアで、保有している性能をシッカリと引き出しています。

Check

dynabook エンパワーテクノロジーは、TDP(Thermal Design Power:熱設計電力)を従来の15Wから 28W へアップさせ、TDP 28W で動作させた場合でも本体内部の熱を効率的に排出することで高いパフォーマンスを安定して持続できる Dynabook の独自技術です。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1165G7搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1135G7搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5500U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 4700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 4500U搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル Iris Xe(dynabook MZ/HS)
4374
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3975
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3339
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3245
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
2992
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2964
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2327

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
インテル Iris Xe(dynabook MZ/HS)
12425
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
10909
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
10378
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
8670
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
8796
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
8576
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
6969

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
インテル Iris Xe(dynabook MZ/HS)
4229
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3346
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
3129
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3105
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
3097
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3052
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2450

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

レビュー機は、グラフィックス・パフォーマンスも優秀です。

こちらも「dynabook エンパワーテクノロジー」効果により、パフォーマンスが最適化されているようです。

外出先での写真・動画編集などクリエイティブな作業でも快適なパフォーマンスが期待できます。

ちなみに、インテル Iris Xe グラフィックスは CPU内蔵グラフィックスです。

CPU内蔵グラフィックスは、CPU性能のほかにメモリ容量やチャネル構成(シングル/デュアル)にも依存します。メモリ容量を増やし、デュアルチャネル構成(メモリカード 2枚挿し)にすることでグラフィックス・パフォーマンスが大幅にアップします。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは NVMe対応の SSD(容量 512GB) が搭載されています。

データ転送速度
データ転送速度(CrystalDiskMark で計測)

計測結果が示すとおり、データアクセスも超高速で Windows やアプリの起動も早いです。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・Core i7-1165G7搭載機

・Core i5-1135G7搭載機

・Core i3-1115G4搭載機

※当サイト計測スコアの平均値

なお、比較対象のおもなスペックは以下のとおり。

スペック dynabook MZ/HS
(レビュー機)
Core i7-1165G7
搭載機
Core i5-1135G7
搭載機
Core i3-1115G4
搭載機
CPU インテル Core i7-1165G7 インテル Core i7-1165G7 インテル Core i5-1135G7 インテル Core i3-1115G4
メモリ 16GBメモリ 8GB/16GBメモリ 8GBメモリ 8GBメモリ
ストレージ 512GB SSD (NVMe) 256GB/512GB/1TB SSD (NVMe) 256GB/512GB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe)
グラフィックス インテル Iris Xe インテル Iris Xe インテル Iris Xe インテル UHD

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Total Score
dynabook MZ/HS
4389
Core i7-1165G7搭載機
4203
Core i5-1135G7搭載機
3923
Core i3-1115G4搭載機
3350
 Essentials
dynabook MZ/HS
9582
Core i7-1165G7搭載機
9115
Core i5-1135G7搭載機
8846
Core i3-1115G4搭載機
8418
基準値
4100
 Productivity
dynabook MZ/HS
6732
Core i7-1165G7搭載機
6469
Core i5-1135G7搭載機
6045
Core i3-1115G4搭載機
6228
基準値
4500
 Digital Contents Creation
dynabook MZ/HS
4957
Core i7-1165G7搭載機
4544
Core i5-1135G7搭載機
4335
Core i3-1115G4搭載機
3381
基準値
3450
 Gaming
dynabook MZ/HS
3139
Core i7-1165G7搭載機
3191
Core i5-1135G7搭載機
2822
Core i3-1115G4搭載機
1920

※テスト項目説明

・Total Score(総合的な評価)

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機のスコアは優秀です。

比較対象の Core i7-1165G7搭載機のスコアをおおむね上回っています。

実際の使用においても、ビジネスソフトやオンライン会議など、かなり快適なパフォーマンスが期待できそうです。

ちなみに、dynabook MZ/HS には Core i5-1135G7 搭載モデルや Core i3-1115G4 搭載モデルがラインナップしており、上記のベンチマーク結果は各モデル比較検討の参考になると思います。

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

 

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 10時間 17分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
37分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 19分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 40分

バッテリーを多く消費する条件のなかでも 10時間を超えるバッテリー駆動は十分満足できます。

また、バッテリーは「お急ぎ30分チャージ」機能を搭載しています。

バッテリー残量がわずかなときでも、上記計測結果のとおり、急な外出や会議にも対応できるメリットがあります。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。

・Core i7-1165G7搭載機

・Core i5-1135G7搭載機

・Core i3-1115G4搭載機

※当サイトで計測した処理時間の平均値

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
dynabook MZ/HS
46秒6
Core i7-1165G7搭載機
51秒3
Core i5-1135G7搭載機
55秒1
Core i3-1115G4搭載機
59秒1
Photoshop Lightroom
dynabook MZ/HS
20秒6
Core i7-1165G7搭載機
27秒2
Core i5-1135G7搭載機
33秒0
Core i3-1115G4搭載機
42秒5
Lightroom Classic
dynabook MZ/HS
27秒4
Core i7-1165G7搭載機
33秒5
Core i5-1135G7搭載機
37秒2
Core i3-1115G4搭載機
47秒2

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
dynabook MZ/HS
2分38秒7
Core i7-1165G7搭載機
3分14秒8
Core i5-1135G7搭載機
3分17秒4
Core i3-1115G4搭載機
4分57秒5

 

クリエイティブ性能も優秀で、平均処理時間よりもかなりスピーディな作業が可能です。

ただし、液晶パネルの色域は標準的です。シビアな色表現が必要な場合は広色域の液晶モニター(モバイル用もOK)を接続することで対応できますし、作業の効率アップにもつながります。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

駆動音については、ベンチマーク(CINEBENCH R20 でマルチ Core を計測)実行中と動画エンコード中の音量(デシベル)を計測し、評価します。

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

■測定結果

最大音量
下段はピーク時の音量推移
アイドル時 35.5db 前後
 
CINEBENCH R20 40.2db
(39~40db前後で推移)
動画エンコード 40.4db
(39~40db前後で推移)

※防音室での測定ではありませんが、周囲の音ができるだけ入らないようにして測定しています。

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 

平常時は「サーッ」という排気音がかすかに聞こえる程度で静かです。

高負荷時は「サーッ」という排気音が少し大きくなりますが、耳ざわりに感じるほどではありません。

 

表面温度のチェック

平常時と動画エンコード時の表面温度の測定結果です。

※単位:℃、測定時の室温:25℃

※パフォーマンスモードで実施

※高負荷時に温度が下がっている箇所はエアフローによるもの

キーボードの表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

キーボードの表面温度
左側の画像:平常時(アイドル状態で10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

底面部の表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

底面部の表面温度
左側の画像:平常時(アイドル状態で10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

高負荷な状態になるとキーボード奥や中央部分の温度が上がりやすいですが、タイピングへの影響はありません。

また、パームレストは本体内部の熱の影響を受けないので不快な感じはありません。

 

サウンド チェック

dynabook MZ/HS のサウンドを聴いてみた印象です。

※dynabook シリーズのほかの機種に搭載されている Dolby や DTS のようなサウンドシステムは非搭載です。

■スピーカー
中音域が強く、音質はそれなり。カジュアルにサウンドを楽しめるレベル。
音声は聴き取りやすい。

■ヘッドホン
低音域から高音域まで増幅されて音質もアップ。周囲の音を遮断できるため、サウンドに集中できる。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 20.6秒 47.5秒 8.7秒
2回目 20.6秒 47.2秒 8.5秒
3回目 20.5秒 46.9秒 8.6秒
4回目 20.5秒 47.9秒 8.5秒
5回目 20.7秒 47.9秒 8.7秒
平均 20.6秒 47.5秒 8.6秒

起動とシャットダウンは体感的にも早いですが、再起動は少し時間がかかります。

ただ、再起動は頻繁に行うわけではないので、処理待ちのストレスを感じることはないでしょう。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや使い方などにより処理時間は変動するので参考値としてください。

 

同梱品

dynabook MZ/HS の本体ほか付属品一式です。

同梱品一式 width=
同梱品リスト
・dynabook MZ/HS 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ドキュメント類
・液晶クリーナー クロス

 

まとめ

以上、dynabook MZ/HS (2021春モデル) のレビュー記事をお届けしました。

dynabook MZ/HS は、持ちやすいデザインや 180度に開く天面、豊富インターフェースなど使いやすさにくわえ、「dynabook エンパワーテクノロジー」により高負荷な状態でも高いパフォーマンスを安定的に持続できるパワフルな14型ノートPC です。

14インチサイズとしては少し重量感はあるものの持ち運びも十分可能で、プライベートからビジネスまでいろいろなシーンで快適に使える実用性にもすぐれたデバイスといえます。

高評価のポイント

  • 高負荷な状態でも高パフォーマンスを持続できる
  • 片手で持ちやすいホールド感のあるデザイン
  • 豊富なインターフェース
  • メモリスロットへ簡単にアクセスできる

チョット残念な点

  • 14インチサイズとしては少し重量感がある
  • 色域は標準レベル

ラインナップしているモデルや価格など最新情報はダイナブック直販サイト「Dynabook Direct」をご確認ください。

真正面

dynabook MZ/HS
税込10万円台から
COCORO MEMBERS 会員価格

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