東芝『dynabook AZ55/B』の実機レビュー 前編です。
『dynabook AZ55/B』は、グラフィック機能が強化された 15.6型ハイスタンダードノートPCです。
前編では、外観などのデザインや、スペック、ディスプレイ、キーボードについてのレビューを行います。
(後編) ベンチマーク 起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
<参考>
『dynabook AZ55/B』は、2016年冬モデルとして東芝直販サイト「東芝ダイレクト」にラインナップしているモデルです。メモリ / ストレージの構成により「16GBメモリ / 1TB HDD搭載モデル」「8GBメモリ / 750GB HDD搭載モデル」の2モデルがラインナップしています。
本体カラーは「ブラック」のみ。
今回レビューを行うのは、16GBメモリ / 1TB HDD搭載モデルです。
外観について
『dynabook AZ55/B』は、ヘアライン加工された光沢感のあるブラックボディです。つややかで質感の高いデザインです。
底面部をみてみます。
底面の中央部には、メモリが実装されており、カバーを開ければメモリの増設も可能です。
なお、メモリ交換・増設については、同梱の取扱説明書に記載されています。
また、バッテリーは着脱可能です。
次に、ヒンジをみてみます。
ヒンジはシッカリしており、グラつきはないです。
前後左右の側面からみてみます。
次に、インターフェースを見てみます。
左側面には、「セキュリティロック・スロット」、「LANコネクタ」、「DVDスーパーマルチドライブ」、「USB2.0」×2、「マイク入力/ヘッドホン出力端子」が実装されています。
DVDドライブを開いたときのイメージ
右側面は、「メディアカードスロット」、「USB3.0」×2、「HDMI出力端子」、「RGBコネクタ(15ピン ミニD-Sub)」、「電源コネクタ」が実装されています。
スピーカーは、キーボード面の上部に内蔵されています。
『dynabook AZ55/B』には、指紋センサーも搭載されており、Windows Hellow で認証情報を設定すれば、パスワードの代わりに指紋認証でサインインができます。
指紋認証でサインイン
電源スイッチは、キーボード面の左上にあります。
Webカメラとデュアルマイクです。
次に、本体を閉じたときの高さを実測してみます。
実測値は 約 25 mm。
光学ドライブ搭載の 15.6型ノートとしては薄型で、実際に持ったときもそれほど厚みを感じません。
本体の大きさのイメージです。本体の上には A4サイズのコピー用紙と B5版ノートを載せています。
次が重さ。
本体の重さは 約 2,173g。電源アダプター、電源コードの重さは、それぞれ 199g、51g です。
外出するときの持ち歩きも、長時間でなければ問題なくできそうです。
電源アダプターの大きさは、手のひらサイズです。
スペックについて
『dynabook AZ55/B』レビューに使用した実機のスペックです。
OS | Windows 10 Home 64ビット〈Anniversary Update 適用済〉 |
CPU | インテル Core i7-6500U プロセッサー |
メモリ | 16GB (8GB×2) PC3L-12800(DDR3L-1600)対応 SDRAM、デュアルチャネル対応 |
ストレージ | 1TB(5,400rpm、Serial ATA対応) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書き込み対応) |
ディスプレイ | 15.6型 FHD 高輝度 TFTカラー LED液晶(省電力LEDバックライト)1,920×1,080ドット |
グラフィックス | NVIDIA GeForce 930M(NVIDIA Optimus Technology対応) |
LAN | 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T(自動認識、Wake On LAN対応) |
ワイヤレス | IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠、Bluetooth 4.0 |
Webカメラ | 有効画素数 約92万画素、デュアルマイク内蔵 |
本体サイズ(W×D×H) | 約379.0×257.9×16.9~23.9 mm |
本体質量 | 約2.4kg |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
ハードウェアの詳細情報を取得するフリーソフト「CPU-Z」では「Core i7-6600U」と認識していますが、公開スペック上は「Core i7-6500U」です。
キャッシュ
メインボード
メモリ
メモリスロット#1
メモリスロット#3
グラフィックス(CPU内蔵)
専用グラフィックス
15.6インチサイズのスタンダードノートとして、パワフルな性能が期待できるスペック構成です。
CPU には、第6世代インテル Core i7-6500U プロセッサーを搭載、メモリは大容量の 16GB、専用グラフィックス「NVIDIA GeForce 930M」も搭載しており、写真・動画編集、ゲームなどグラフィック処理でパワーを発揮してくれそうです。
ちなみに、最近、第7世代(KabyLake)のインテル Core プロセッサーを搭載したパソコンも登場していますが、第6世代(SkyLake)は Windows 10 向けに最適化された最初の CPU です。
第6世代 CPU 発売当時、5年前の PC との比較では、約2.5倍のパフォーマンスと 約3倍のバッテリー駆動時間を達成しています。(インテルの公式サイトより)
ディスプレイ
『dynabook AZ55/B』のディスプレイは 15.6インチワイドディスプレイで、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)です。
画面解像度
写真もキレイに描画できます。
『dynabook AZ55/B』は、ノングレア(非光沢)液晶ながら、映像もキレイなのが印象的です。
ディスプレイの映り込み具合を見てみます。
映り込みは少なく、実際使っているときも気になることはありませんでした。
次に、視野角を確認してみます。
正面
右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
視野角は広いです。
斜めからもかなり鮮明です。
次が、ディスプレイを開くことができる最大角度。
次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。
インターネットエクスプローラーに表示される文字の大きさはこんな感じ。
『dynabook AZ55/B』の公式ページを表示したものです。
ディスプレイの左下にある「TOSHIBA」のロゴの大きさと比較してみればわかると思いますが、小さな文字が苦手な管理人でもラクに読める大きさです。
ちなみに、Windows の設定では、ディスプレイに表示するテキストのスケーリングは 125% が推奨値となっていました。
キーボード&タッチパッド
『dynabook AZ55/B』のキーボードのレイアウトです。
キーボード面にもヘアライン加工が施されています。天板と同じように、つややかで質感の高いデザインです。
キートップは平面に近い形状をしています。キーストロークは少し浅めかも? 好みが分かれるところです。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は およそ19mm。キートップも大きく、ゆとりあるレイアウトです。
キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
キーボードの全体的な印象としては、平面に近いキートップの形状や、ホームポジション[F]キーと[J]キーに付いている突起が控えめであることに最初は違和感があるかもしれませんが、キートップが大きめサイズのためか、それほど打ちにくい感じはしないと思います。ただ、好みが分かれるところかもしれません。
次がタッチパッド。
タッチパッドは、クリックボタンが独立したタイプで、大きさはキーボードとバランスが取れた、ちょうど良いサイズです。
スベリも良く扱いやすいです。
なお、マウスを使用しているなど、タッチパッドを無効にしたいときは、[FN]+[F9]キーでタッチパッドの有効/無効をかんたんに切り替えられます。
後編では、『dynabook AZ55/B』の機能・性能についてレビューしています。
東芝ダイレクト公式サイト ⇒ 『dynabook AZ55/B』 製品詳細 |
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