日本HPが販売する HP OmniBook Ultra 14-kg は、Qualcomm Snapdragon X2 シリーズを搭載した Arm ベースの 14型ノート PC です。HP の上位ラインに位置づけられるモデルで、薄型筐体に最新世代の AI 処理性能を組み合わせた構成が特徴です。
厚さ 10.7mm の超薄型ボディながら Copilot+ PC に対応。最大 85TOPS の NPU により、ローカルでの生成 AI モデルの推論にくわえ、コクリエーターやライブキャプションなどの AI機能も快適に利用できます。
Arm ベースの Windows はアプリの互換性が課題とされてきましたが、最近では対応アプリの増加や OS の改良が進み、実用面での懸念は以前より大きく改善しています。
筐体は 米軍調達基準 (MIL-STD テスト) の 20 項目をクリアしており、薄型モデルとしては高い堅牢性も確保。最大 3K(2880×1800)OLEDタッチディスプレイや Poly Studio クアッドスピーカー、5MP IR AI カメラなど、実用的な機能も充実しています。
Snapdragon X2 シリーズによる高い AI 処理性能と超薄型設計を両立した、HP のフラッグシップモデルです。
■HP OmniBook Ultra 14-kg の特徴
- Qualcomm Snapdragon X2 シリーズを搭載(NPU性能は最大 85TOPS)
- Copilot+ PC に対応し、ローカルでの生成 AI モデルの推論にくわえ、コクリエーターやライブキャプションなどの AI機能も快適に利用できる
- 軽量&超薄型設計のアルマイト加工アルミニウムボディ(質量 約 1.27kg、厚さ 10.7mm)
- 米軍調達基準 (MIL-STD テスト) の 20項目をクリアする堅牢性を確保
- 最大3K OLEDタッチディスプレイ(解像度 2880×1800、アスペクト比 16:10、色域 100% DCI-P3)
- OmniBook初のベイパーチャンバー冷却機能を採用し、高い冷却性能を実現
- 高精細5MP IR AIカメラ(顔認証対応、プライバシーシャッター付き)
- Poly Studio クアッドスピーカー搭載
- 長時間駆動&急速充電できるバッテリー
本記事では、メーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。
【 目 次 】
レビューは 2026年10月2日時点の内容です。
HP OmniBook Ultra 14-kg のスペック構成
HP OmniBook Ultra 14-kg のおもなスペックは以下のとおり。
| シリーズ名 | HP OmniBook Ultra 14-kg0000 シリーズ |
| 本体カラー | ストーンブルー |
| OS | Windows 11 Home |
| プロセッサー | ■Qualcomm Snapdragon X2 Plus X2P-64-100 ■Qualcomm Snapdragon X2 Elite X2E-90-100 |
| メモリ | ■16GB オンボード (LPDDR5x-9523 MT/s) ■32GB オンボード (LPDDR5x-9523 MT/s) |
| ストレージ | ■1TB PCIe Gen5 NVMe M.2 SSD ■2TB PCIe Gen5 NVMe M.2 SSD |
| ディスプレイ | ■14.0インチ・2K・OLED タッチディスプレイ (1920×1200 / 16:10 / 300nit / 100% DCI-P3 / HP Eye Ease) ■14.0インチ・3K・OLED タッチディスプレイ (2880×1800 / 16:10 / 500nit / 100% DCI-P3 / 最大120Hz VRR / HP Eye Ease) |
| グラフィックス | Qualcomm Adreno (プロセッサーに内蔵) |
| ワイヤレス | IEEE 802.11be (Wi-Fi 7)、 Bluetooth 5.4 |
| Webカメラ | 5MP IR AI カメラ (約500万画素) |
| オーディオ | Poly Studio クアッドスピーカー、DTS:X Ultra、HP Audio Boost |
| バッテリー駆動時間 | ■最大 38時間 (Snapdragon X2 Plus 搭載時) ■最大 28時間 (Snapdragon X2 Elite 搭載時) |
| 本体サイズ(W×D×H) | 約 311×215×7.3(最薄部) – 10.7(最厚部) mm |
| 本体質量 | 約 1.27 kg |
OmniBook Ultra 14-kg は、CPU/メモリ/ストレージ/ディスプレイのスペック構成により「アドバンスモデル」と「プログレッシブモデル」の 2モデルがラインナップしています。
■アドバンスモデル
Snapdragon X2 Plus/16GBメモリ/1TB SSD/14.0インチ・2K・OLED
■プログレッシブモデル
Snapdragon X2 Elite/32GBメモリ/2TB SSD/14.0インチ・3K・OLED
詳しいスペックや価格などの最新情報は日本HP公式サイトをご確認ください。

HP OmniBook Ultra 14-kg
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外観
HP OmniBook Ultra 14-kg は、兄弟機種である HP OmniBook Ultra 14-kd(インテル搭載モデル)と共通の筐体デザインを採用しています。そのため外観や筐体構造の特徴は共通点が多く見られます。インテル搭載モデルの詳しいレビューは以下の記事を参考にしてください。
高級感のある超薄型デザイン
HP OmniBook Ultra 14-kg は、洗練されたデザインと高い質感が印象的です。兄弟機種であるインテル搭載モデルと共通筐体を採用しており、外観デザインや質感、筐体構造は同等です。


本体のカラーは「ストーンブルー」。灰色がかったブルーで落ち着いたトーンのカラーです。派手さはなく、エレガントな大人のイメージで、プレミアムモデルらしい存在感を演出しています。



筐体は、アルマイト加工されたアルミニウムを鍛造プレス製法で成形しており、米軍調達基準 (MIL-STD テスト) の 20項目をクリアしています。高級感のあるデザインと高い堅牢性を両立している点も特徴です。
また、筐体の素材には、リサイクルされたアルミニウムやプラスチックなどが使われていますが、表面の質感やエッジの処理は非常に丁寧で、高級感を損なわない上質なデザインに仕上がっています。
天面の手触り感はサラサラしており、指紋や皮脂の跡が目立ちにくい点も好印象です。

天面の hpロゴと背面の OMNIBOOKブランドロゴがアクセント
本体は超薄型設計で とてもスリム。持ち歩く際にバッグへの出し入れもスムーズにできます。



本体は とてもスリム
底面は継ぎ目の少ないユニボディ構造を採用。筐体全体の剛性感も高く、薄型モデルながらしっかりとした作りで、持ち上げてもたわみません。


ゴム足は、前面側と背面側に左右にまたがる形で配置されています。ゴム足の形状は太めで、設置時の安定感もしっかりしています。
排気口はヒンジのあいだに配置されています。

排気口(ヒンジのあいだ)
排気口はキーボード面からは見えませんが、内部の熱は背面側へ排出されます。

吸気口(底面カバー側)と排気口
また、ゴム足を含めた底面カバー全体は前面側から背面側にかけて湾曲しています。吸気口から空気を取り込みやすく、背面側のゴム足により、排気された温かい空気が再び吸気口に戻るのを防ぐ構造です。

吸気口内にはベイパーチャンバーが実装されており、効果的なエアフローとあわせ、長時間使用でも安定した動作が期待できます。
天面は片手で開けられる
HP OmniBook Ultra 14-kg は、天面を開くときに指がかかりやすい形状で、片手でもスムーズに開くことができます。

天面の開きやすさは使いやすさにもつながります。とくに片手がふさがっているときに便利です。
インターフェースは必要最低限
HP OmniBook Ultra 14-kg に搭載されているインターフェースは必要最低限です。

右側面
①USB Type-C 40Gbps ×2

左側面
②USB Type-C 40Gbps
③ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート
超薄型設計を優先した構造のため、搭載されているインターフェースは必要最低限に抑えられていますが、HDMI や USB Type-A などポートを拡張するには USB ハブを用意すれば対応できます。
本機は USB Type-C 40Gbps を搭載していますが、兄弟機種である HP OmniBook Ultra 14-kd(インテル搭載モデル)では Thunderbolt 4 を採用しています。
なお、レビュー機における USB Type-C ポートの映像出力/PD充電器対応の検証結果は以下のとおりです。
■USB Type-C 対応表(3ポート共通:当サイトの検証結果)
| 映像出力 | 〇(4K出力可能) |
|---|---|
| PD充電器(30W) | △(低速充電) |
| PD充電器(45W) | △(低速充電) |
| PD充電器(65W) | △(低速充電) |
検証機器による相性の可能性もありますが、65W の PD充電器でも低速充電のメッセージが表示されました。ただ、充電自体は行われており、実用上の支障は感じませんでした。
電源ボタンはキーボード上に実装
電源ボタンはキーボード上に実装されています。

電源ボタンは LED内蔵
キーの一部としてレイアウトされているため、使用中に誤って押してしまうのではと心配するユーザーもいると思います。しかしながら、ボタンを押した感覚は ほかのキーより少しだけ重く、また、既定の設定では、1秒未満の短押しでは反応しません。ただし、1~2秒程度ならスリープへ移行し、さらに長押しすると、強制的に電源オフされます。
高解像度カメラと Windows スタジオ エフェクト対応
HP OmniBook Ultra 14-kg には、5MP(約500万画素)の高精細カメラにくわえ、Windows スタジオエフェクト機能が搭載されています。

Windows スタジオ エフェクト
Windows スタジオ エフェクトは、被写体を自動で追従するフレーミングや 明るさ調整、背景ぼかしなど、オンラインコミュニケーションをアシストしてくれる便利な機能です。
ここで活躍するのが NPU です。これらの処理を実行している間は NPU の使用率が上昇し、AI 処理がローカルで動作していることが確認できます。

Windows スタジオ エフェクト実行中の NPU 使用状況
搭載されるプロセッサーの NPU は最大 85TOPS とAI推論性能にすぐれており、Windows スタジオ エフェクトもスムーズに動作します。
顔認証でサインインやロックを解除できる
HP OmniBook Ultra 14-kg は顔認証カメラを搭載しており、Windows Hello でスムーズにサインインできます。

顔認証でサインイン
認証精度も良好です。パスワードや PIN を入力することなくサインインが可能で、セキュリティと利便性を両立できます。
また、カメラには「プライバシーシャッター」が付いています。

上の画像:シャッターを開いてカメラ有効
下の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断
オンライン会議などで周囲を映したくない場面でも、素早く切り替えられます。(切り替えスイッチはカメラ上側)
なお、シャッターを閉じている場合は顔認証が利用できないため、サインイン時はシャッターを開くか、パスワードまたは PIN を使用してください。
存在検知機能を搭載
HP OmniBook Ultra 14-kg は、存在検知機能(プレゼンスセンシング)を搭載しています。

存在検知の設定

存在検知の詳細設定画面
プレゼンスセンシングは、離席時に画面を自動でロックし、着席時には自動で解除できる機能です。顔認証情報を登録しておけば着席時に自動で顔認証機能が起動しそのままサインインできます。
実際に使ってみると作業の中断や再開がスムーズに切り替えできて便利です。
また、のぞき見防止機能も組み込まれており、存在検知機能とあわせて利用すれば、プライバシーやセキュリティ面の強化にもつながります。
Poly Studio クアッドスピーカーを搭載
スピーカーは Poly Studio クアッドスピーカーを搭載。スピーカーはキーボード上に2基、底面部左右に2基、計4基実装されています

キーボード上は、おそらく赤い〇印のあたりに実装

底面部 左右に2基

底面部スピーカーを拡大
(前面側ゴム足に Poly Studio の刻印)
スピーカーから出力されるサウンドは、低音域から高音域まで広い音域をカバーしており高音質です。4基構成により、音の広がりも自然です。
A4 より一回り大きいくらいのサイズ感
HP OmniBook Ultra 14-kg のサイズをイメージしやすいように、本体上にA4コピー用紙とB5ノートを載せてみました。

本体のサイズ感
フットプリントはA4用紙よりひと回り大きい程度です。コンパクトでバッグにも収まりやすく、モバイル用途でも扱いやすいサイズ感です。
本体を閉じたときの高さのイメージは以下のとおり。

本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)
ゴム足を含めた本体の高さは実測で 約18.5mm(最厚部)。CDケース2枚ぶんの高さより薄く、14インチノートでも超薄型です。
本体や電源アダプターなど質量の実測値は以下のとおり。

・本体:1,270g
・電源アダプター:109g
・USB Type-C コード:59g
本体の質量は、14インチノートとしては非常に軽量で携帯性も十分です。日常的な持ち運びにも対応できます。

電源アダプターは最大出力 65W と十分な性能を備えながら、サイズは非常にコンパクトです。

軽量・小型にくわえ折りたたみプラグを採用しているため、持ち歩きの際も収納しやすく、かさばりません。

ディスプレイのチェック
高輝度&広色域 OLED(有機EL)ディスプレイ
レビュー機のディスプレイは、3K (解像度 2880×1800)・OLED で、SAMSUNG製のパネルが採用されています[型番:SDC4215]。
描画される映像は色鮮やかで彩度が高く、色合いも自然です。描画イメージは以下のとおり。

画像の表示例(その1)

画像の表示例(その2)

テキストの表示例

テキスト表示を接写
なお、OLED ディスプレイは、コントラスト比が高く、黒をより黒く表現できるため映像全体を鮮明に描画できるメリットがあります。
輝度は 500nit(仕様)と室内利用には十分な明るさです。
なお、採用されている OLEDパネルの色域カバー率(仕様)は以下のとおりです。
| 規格 | カバー率 |
|---|---|
| sRGB | 149.492% |
| Adobe RGB | 110.821% |
| DCI-P3 | 110.201% |
色域は sRGB、Adobe RGB、DCI-P3 の各色空間を広くカバーしており、写真・動画編集やプレゼン資料の作成など、色の正確さが求められる作業にも対応できます。
また、HP OmniBook Ultra 14-kg には用途に合わせて色域を最適化できるカラープロファイルが組み込まれています。シビアな色再現が必要なときに活用してみてください。

カラープロファイル
なお、今回レビューに試用したのは上位の「プログレッシブモデル」です。下位モデルにあたるアドバンスモデルのディスプレイは 2K (解像度 1920×1200)・OLED である点は留意してください。
狭額縁ベゼル
ベゼルは狭額縁です。

上部ベゼルはカメラユニットが組み込まれているため多少の厚みはあるものの、左右のベゼルは非常に細く、画面周りはすっきりとしています。
映り込みは映像の色味によって気になる場面がある
ディスプレイの映り込み具合をチェックします。


上記写真のとおり、黒系の映像など、映像の色味によっては映り込みが目立つ場面があるかもしれません。
広い視野角
視野角をチェックします。

正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからでも描画されている映像をはっきり確認できます。
天面の可動域は十分な範囲をカバー
天面の可動域の最大角度は 128度。

天面をフラットに開くことはできませんが、クラムシェルタイプのノートとしては実用十分な可動域を確保しています。
キーボード&タッチパッドのチェック
タイピングしやすいキーボード
HP OmniBook Ultra 14-kg のキーボードレイアウトは標準的です。

キー中央には英数字が大きく印刷されており、視認性も良好です。

キーピッチは実測で 約19mm。フルサイズキーボードと同等のキーピッチで窮屈さは感じません。

キートップ表面は少しツルツルとした感触。中央部分がややへこんだ形状で、指先のタッチ感は良好です。

キーストロークは感覚的に 約1.3mm。やや浅い感じはあるものの、しっかりとした打鍵感を得られます。

タイプ音は「タクタク」という音。音の大きさは静か
キーの押し込みや跳ね返りも自然で、長時間の入力でも疲れにくく、タイピングしやすいキーボードです。
Copilotキー搭載
キーボードには「Copilotキー」が搭載されており、キーを押すだけで Microsoft の AIアシスタント「Copilot」をすばやく起動できます。

矢印の指すところが Copilotキー
Copilot は質問への回答だけでなく、資料作成やメール文の整理、情報収集、アイディア出しなど幅広い作業をサポートします。

Copilotキーを押すだけで AIアシスタントが起動
なお、Copilot はクラウドベースの AI アシスタントですが、本機は 最大85TOPS の NPU を備えた Copilot+ PC です。コクリエーター(Windows ペイントの画像生成 AI機能)やリコール(ローカル作業履歴検索)、ライブキャプション(音声のリアルタイム字幕化)など、ローカル AI 機能も利用できます。
実際、コクリエーターの画像生成処理中は NPU の使用率が上昇し、AI 処理がローカルで実行されていることがタスクマネージャーでも確認できます。

コクリエーター実行中の NPU 使用状況
キーボードバックライトを搭載
キーボードにはバックライトが搭載されています。

バックライトのオン/オフは[F10]キーで切り替えが可能で、明るさ調整やタイマーによる自動オフにも対応しています。

質感のよいパームレスト
パームレストはサラサラとした感触で、質感も良好です。

指紋や皮脂の跡も目立ちません。
なめらかなスベリのタッチパッド
タッチパッドはツルツルとした感触でスベリもなめらかです。

タッチパッドのサイズ感
大きめのサイズで、クリック(タップ)やジェスチャー操作も行いやすいです。
ベンチマークによる性能評価
ベンチマークでは、レビュー機の CPU・グラフィックス・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。
レビュー機の基本スペック
| CPU | Qualcomm Snapdragon X2 Elite X2E-90-100 |
|---|---|
| メモリ | 32GB オンボード (LPDDR5x-9523 MT/s) |
| ストレージ | 2TB PCIe Gen5 NVMe M.2 SSD |
| グラフィックス | Qualcomm Adrenon X2-90 GPU |
評価に使用したベンチマークは以下のとおり。
| 評価項目 | 使用するベンチマーク |
|---|---|
| CPU性能 | CINEBENCH R23[CPU/GPU リソースを 3Dレンダリングの観点から性能評価] |
| CINEBENCH 2024[同上] | |
| CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価] | |
| グラフィック性能 | 3DMark Time Spy |
| 3DMark Night Raid | |
| ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム] | |
| ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム] | |
| ストレージ性能 | CrystalDiskMark |
| 総合的なパフォーマンス | PCMark 10[Arm版Windowsでは動作不可] |
| バッテリー | BatteryInfoView(バッテリー残量測定用) |
なお、ベンチマークの実行にあたっては付属のソフトウェア「HP」のシステム制御/パフォーマンスコントロールを「Smart sense」(初期設定)と「パフォーマンス」の2モードそれぞれで実施しています。

パフォーマンスコントロール
パフォーマンスコントロールで設定可能な各モードの説明は以下のとおり。
| モード | 説明 |
|---|---|
| Smart sense | AIを使用して、アプリ/パソコンの配置/バッテリーの状態に基づいてパフォーマンス/ファン速度/温度を最適化する。 |
| バランス | ファン速度/パフォーマンス/温度のバランスを自動調整して動作する。 |
| 省電力機能 | CPUパフォーマンスや OLEDパネルの輝度を下げて消費電力を抑えバッテリー持続時間を長くする。 |
| パフォーマンス | CPU使用率が非常に高いソフトウェアに適したモード。より高いパフォーマンスを実現し、ファンの速度を上げてデバイスを冷却する。 |
CPU性能
CPU性能は以下のベンチマークスコアで評価します。
・CINEBENCH R23(マルチコア/シングルコア)
・CINEBENCH 2024(マルチコア/シングルコア)
・CPU Mark(PassMark PerformanceTest)
評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。
・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 258V
・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 228V
・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 255U
・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 225U
・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H
・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125H
・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155U
・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125U
・AMD Ryzen AI 7 450 プロセッサー
・AMD Ryzen AI 7 350 プロセッサー
・AMD Ryzen AI 5 340 プロセッサー
・AMD Ryzen 7 250 プロセッサー
・AMD Ryzen 5 230 プロセッサー
・AMD Ryzen 7 7730U プロセッサー
・AMD Ryzen 5 7530U プロセッサー
※当サイトで計測したスコアの平均値
CINEBENCH R23
CPU および GPU リソースを 3Dレンダリングの観点から性能評価します。一般的な Windows アプリ(x86 アプリ)向けのベンチマークです。
レビュー機は Arm版 Windows のため、ベンチマーク実行時はエミュレーション環境で動作します。
| CINEBENCH R23 (マルチコア) | |
|---|---|
| Ryzen AI 7 450 |
15353 pts
|
| Snapdragon X2 Elite X2E-90-100 (レビュー機/パフォーマンス) |
14543 pts
|
| Snapdragon X2 Elite X2E-90-100 (レビュー機/Smart sense) |
14057 pts
|
| Ryzen AI 7 350 |
13174 pts
|
| Ryzen 7 250 |
12323 pts
|
| Core Ultra 7 155H |
12190 pts
|
| Ryzen AI 5 340 |
12186 pts
|
| Ryzen 5 230 |
11553 pts
|
| Core Ultra 5 228V |
9973 pts
|
| Core Ultra 5 125H |
9920 pts
|
| Core Ultra 7 258V |
9873 pts
|
| Core Ultra 7 255U |
9788 pts
|
| Ryzen 7 7730U |
9117 pts
|
| Core Ultra 7 155U |
8648 pts
|
| Core Ultra 5 225U |
7885 pts
|
| Ryzen 5 7530U |
7627 pts
|
| Core Ultra 5 125U |
6508 pts
|
| CINEBENCH R23 (シングルコア) | |
|---|---|
| Ryzen AI 7 450 |
1980 pts
|
| Ryzen AI 7 350 |
1938 pts
|
| Ryzen AI 5 340 |
1896 pts
|
| Core Ultra 7 258V |
1873 pts
|
| Core Ultra 7 255U |
1827 pts
|
| Core Ultra 5 225U |
1740 pts
|
| Core Ultra 5 228V |
1735 pts
|
| Core Ultra 7 155U |
1691 pts
|
| Ryzen 7 250 |
1670 pts
|
| Core Ultra 7 155H |
1665 pts
|
| Snapdragon X2 Elite X2E-90-100 (レビュー機/パフォーマンス) |
1664 pts
|
| Ryzen 5 230 |
1664 pts
|
| Core Ultra 5 125H |
1661 pts
|
| Snapdragon X2 Elite X2E-90-100 (レビュー機/Smart sense) |
1620 pts
|
| Core Ultra 5 125U |
1564 pts
|
| Ryzen 7 7730U |
1431 pts
|
| Ryzen 5 7530U |
1419 pts
|
CINEBENCH 2024
CPU および GPU リソースを 3Dレンダリングの観点から性能評価します。CINEBENCH 2024 は一般的な Windows アプリ(x86アプリ)版にくわえ、Arm 環境でネイティブ動作するバージョンも提供されています。
レビュー機のスコアは、Arm 環境でネイティブ動作するベンチマークの結果を使用しています。
| CINEBENCH 2024 (マルチコア) | |
|---|---|
| Snapdragon X2 Elite X2E-90-100 (レビュー機/パフォーマンス) |
1364 pts
|
| Snapdragon X2 Elite X2E-90-100 (レビュー機/Smart sense) |
1088 pts
|
| Ryzen AI 7 450 |
800 pts
|
| Ryzen AI 7 350 |
703 pts
|
| Core Ultra 7 155H |
661 pts
|
| Ryzen 5 230 |
633 pts
|
| Ryzen AI 5 340 |
627 pts
|
| Core Ultra 5 228V |
584 pts
|
| Ryzen 7 250 |
579 pts
|
| Core Ultra 7 258V |
549 pts
|
| Ryzen 7 7730U |
542 pts
|
| Core Ultra 7 255U |
500 pts
|
| Core Ultra 5 225U |
498 pts
|
| Ryzen 5 7530U |
462 pts
|
| Core Ultra 5 125H |
441 pts
|
| Core Ultra 7 155U |
439 pts
|
| Core Ultra 5 125U |
373 pts
|
| CINEBENCH 2024 (シングルコア) | |
|---|---|
| Snapdragon X2 Elite X2E-90-100 (レビュー機/Smart sense) |
157 pts
|
| Snapdragon X2 Elite X2E-90-100 (レビュー機/パフォーマンス) |
155 pts
|
| Core Ultra 7 258V |
119 pts
|
| Ryzen AI 7 450 |
114 pts
|
| Ryzen AI 7 350 |
113 pts
|
| Core Ultra 5 228V |
113 pts
|
| Ryzen AI 5 340 |
111 pts
|
| Core Ultra 7 255U |
109 pts
|
| Core Ultra 5 225U |
107 pts
|
| Ryzen 5 230 |
100 pts
|
| Core Ultra 7 155U |
99 pts
|
| Core Ultra 5 125H |
99 pts
|
| Core Ultra 7 155H |
98 pts
|
| Ryzen 7 250 |
96 pts
|
| Core Ultra 5 125U |
92 pts
|
| Ryzen 5 7530U |
86 pts
|
| Ryzen 7 7730U |
83 pts
|
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)
CPU の総合的な処理性能を評価します。CPU Mark は一般的な Windows アプリ(x86アプリ)版にくわえ、Arm 環境でネイティブ動作するバージョンも提供されています。
レビュー機のスコアは、Arm 環境でネイティブ動作するベンチマークの結果を使用しています。
| CPU Mark (PassMark PerformanceTest) | |
|---|---|
| Snapdragon X2 Elite X2E-90-100 (レビュー機/パフォーマンス) |
40027
|
| Snapdragon X2 Elite X2E-90-100 (レビュー機/Smart sense) |
39053
|
| Ryzen AI 7 450 |
27837
|
| Core Ultra 7 155H |
25646
|
| Ryzen 7 250 |
25295
|
| Ryzen AI 7 350 |
24160
|
| Ryzen 5 230 |
22955
|
| Core Ultra 5 125H |
21632
|
| Ryzen AI 5 340 |
21627
|
| Core Ultra 7 258V |
20691
|
| Core Ultra 7 255U |
20364
|
| Core Ultra 5 228V |
20106
|
| Ryzen 7 7730U |
18677
|
| Core Ultra 7 155U |
18521
|
| Core Ultra 5 225U |
18144
|
| Ryzen 5 7530U |
15930
|
| Core Ultra 5 125U |
15296
|
レビュー機の CPU 性能は非常に高いです。
とくに、Arm 環境でネイティブ動作するベンチマークでは、ほかを圧倒するスコアを記録しています。
オフィスソフト・ネット検索・オンライン会議といった日常用途はもちろん、ネイティブ動作するアプリであれば、大規模な Excel 処理やソースコードのビルド、クリエイティブ作業など負荷の高い処理でも高いパフォーマンスが期待できます。
グラフィック性能
グラフィック性能は以下のベンチマークスコアで評価します。
・3DMark Time Spy
・3DMark Night Raid
・ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム]
・ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。
・インテル Arc グラフィックス 140V(Core Ultra 7 258V内蔵)
・インテル Arc グラフィックス 130V(Core Ultra 5 228V内蔵)
・インテル グラフィックス(Core Ultra 7 255U内蔵)
・インテル グラフィックス(Core Ultra 5 225U内蔵)
・インテル Arc グラフィックス(Core Ultra 7 155H内蔵)
・インテル Arc グラフィックス(Core Ultra 5 125H内蔵)
・インテル グラフィックス(Core Ultra 7 155U内蔵)
・インテル グラフィックス(Core Ultra 5 125U内蔵)
・AMD Radeon 860M グラフィックス(Ryzen AI 7 450内蔵)
・AMD Radeon 860M グラフィックス(Ryzen AI 7 350内蔵)
・AMD Radeon 840M グラフィックス(Ryzen AI 5 340内蔵)
・AMD Radeon 780M グラフィックス(Ryzen 7 250内蔵)
・AMD Radeon 760M グラフィックス(Ryzen 5 230内蔵)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 7730U内蔵)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 7530U内蔵)
※当サイトで計測したスコアの平均値
3DMark Time Spy
Time Spy は DirectX 12 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。
一般的な Windows アプリ(x86 アプリ)版のみ提供されているため、レビュー機でベンチマークを実行する際はエミュレーション環境で動作します。
| 3DMark Time Spy | |
|---|---|
| インテル Arc 140V (Core Ultra 7 258V) |
4192
|
| Qualcomm Adrenon X2-90 (レビュー機/パフォーマンス) |
4073
|
| Qualcomm Adrenon X2-90 (レビュー機/Smart sense) |
3927
|
| インテル Arc 130V (Core Ultra 5 228V) |
3882
|
| インテル Arc (Core Ultra 7 155H) |
3558
|
| AMD Radeon 860M (Ryzen AI 7 450) |
3261
|
| インテル Arc (Core Ultra 5 125H) |
3119
|
| AMD Radeon 860M (Ryzen AI 7 350) |
3011
|
| AMD Radeon 780M (Ryzen 7 250) |
2761
|
| インテルグラフィックス (Core Ultra 7 255U) |
2350
|
| AMD Radeon 760M (Ryzen 5 230) |
2242
|
| インテルグラフィックス (Core Ultra 7 155U) |
2072
|
| インテルグラフィックス (Core Ultra 5 125U) |
2049
|
| インテルグラフィックス (Core Ultra 5 225U) |
1960
|
| AMD Radeon 840M (Ryzen AI 5 340) |
1534
|
| AMD Radeon (Ryzen 7 7730U) |
1354
|
| AMD Radeon (Ryzen 5 7530U) |
1255
|
3DMark Night Raid
Night Raid は、統合グラフィックス(CPU内蔵グラフィックス)を搭載した一般的な Windows PC (x86) や Arm ベースの Windows PC を対象とした DirectX 12 ベンチマークテストです。
レビュー機のスコアは、Arm 環境でネイティブ動作するベンチマークの結果を使用しています。
| 3DMark Night Raid | |
|---|---|
| Qualcomm Adrenon X2-90 (レビュー機/パフォーマンス) |
43502
|
| Qualcomm Adrenon X2-90 (レビュー機/Smart sense) |
41253
|
| インテル Arc 130V (Core Ultra 5 228V) |
33435
|
| インテル Arc 140V (Core Ultra 7 258V) |
32322
|
| AMD Radeon 860M (Ryzen AI 7 450) |
27454
|
| インテル Arc (Core Ultra 7 155H) |
24713
|
| AMD Radeon 780M (Ryzen 7 250) |
24360
|
| インテル Arc (Core Ultra 5 125H) |
24007
|
| AMD Radeon 860M (Ryzen AI 7 350) |
23966
|
| AMD Radeon 760M (Ryzen 5 230) |
20883
|
| インテルグラフィックス (Core Ultra 7 255U) |
19975
|
| AMD Radeon 840M (Ryzen AI 5 340) |
19819
|
| インテルグラフィックス (Core Ultra 7 155U) |
16750
|
| インテルグラフィックス (Core Ultra 5 225U) |
16630
|
| インテルグラフィックス (Core Ultra 5 125U) |
15935
|
| AMD Radeon (Ryzen 7 7730U) |
15104
|
| AMD Radeon (Ryzen 5 7530U) |
13287
|
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム]
一般的な Windows アプリ(x86 アプリ)版のため、レビュー機ではエミュレーション環境で動作します。
| 暁月のフィナーレ | |
|---|---|
| インテル Arc 130V (Core Ultra 5 228V) |
11066
|
| インテル Arc 140V (Core Ultra 7 258V) |
10921
|
| Qualcomm Adrenon X2-90 (レビュー機/パフォーマンス) |
10693
|
| Qualcomm Adrenon X2-90 (レビュー機/Smart sense) |
9772
|
| インテル Arc (Core Ultra 7 155H) |
8277
|
| AMD Radeon 860M (Ryzen AI 7 450) |
7965
|
| AMD Radeon 860M (Ryzen AI 7 350) |
7365
|
| インテル Arc (Core Ultra 5 125H) |
7216
|
| インテルグラフィックス (Core Ultra 7 255U) |
6193
|
| AMD Radeon 780M (Ryzen 7 250) |
6040
|
| AMD Radeon 760M (Ryzen 5 230) |
6028
|
| AMD Radeon 840M (Ryzen AI 5 340) |
5289
|
| インテルグラフィックス (Core Ultra 7 155U) |
5034
|
| インテルグラフィックス (Core Ultra 5 225U) |
4648
|
| インテルグラフィックス (Core Ultra 5 125U) |
4505
|
| AMD Radeon (Ryzen 7 7730U) |
4204
|
| AMD Radeon (Ryzen 5 7530U) |
3662
|
※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
一般的な Windows アプリ(x86 アプリ)版のため、レビュー機ではエミュレーション環境で動作します。
| ファイナルファンタジーXV | |
|---|---|
| Qualcomm Adrenon X2-90 (レビュー機/パフォーマンス) |
8892
|
| インテル Arc 130V (Core Ultra 5 228V) |
8177
|
| インテル Arc 140V (Core Ultra 7 258V) |
7661
|
| Qualcomm Adrenon X2-90 (レビュー機/Smart sense) |
7502
|
| AMD Radeon 860M (Ryzen AI 7 450) |
7043
|
| AMD Radeon 860M (Ryzen AI 7 350) |
6866
|
| インテル Arc (Core Ultra 7 155H) |
5728
|
| AMD Radeon 760M (Ryzen 5 230) |
5719
|
| AMD Radeon 780M (Ryzen 7 250) |
5503
|
| インテル Arc (Core Ultra 5 125H) |
5176
|
| インテルグラフィックス (Core Ultra 7 255U) |
4868
|
| AMD Radeon 840M (Ryzen AI 5 340) |
4562
|
| インテルグラフィックス (Core Ultra 7 155U) |
3826
|
| インテルグラフィックス (Core Ultra 5 225U) |
3813
|
| AMD Radeon (Ryzen 7 7730U) |
3608
|
| インテルグラフィックス (Core Ultra 5 125U) |
3282
|
| AMD Radeon (Ryzen 5 7530U) |
3103
|
※軽量品質/解像度 1280×720 で実施
レビュー機はグラフィックス性能も非常に高く、ベンチマークでも良好なスコアを記録しています。とくに、Arm 環境でネイティブ動作するベンチマークでは群を抜いています。
高解像度の写真編集や生成AIによる画像生成など、グラフィックス性能を活用するクリエイティブ用途でも快適な動作が期待できます。
ストレージ性能
レビュー機に搭載されている SSD は 容量 2TB で PCIe Gen5 NVMe 対応です。ストレージ情報は以下のとおり。

ストレージ情報
(シリアルナンバーは隠しています)
ストレージ性能は、CrystalDiskMark を使用しデータ転送速度を計測・評価します。

データ転送速度
※「HP」のシステム制御/パフォーマンスコントロールを「Smart sense」に設定して計測した結果。
計測結果は優秀です。
高速なデータアクセスを実現しており、ファイルの読み書きやアプリの起動でも待ち時間が少なく、快適に利用できます。
総合的なパフォーマンス
PCMark 10 は Arm ベースの Windowsでは動作不可のため、総合的なパフォーマンスの検証は実施できませんでした。
バッテリー
バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。
※「HP」のシステム制御/パフォーマンスコントロールを「Smart sense」に設定して実施。
■駆動時間の測定条件
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル
■充電時間の測定条件
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。
バッテリーの駆動時間と充電時間の計測結果は以下のとおり。
| バッテリー駆動時間 | 20時間 43分 |
| バッテリー充電時間 (50%までの充電時間) |
43分 |
| バッテリー充電時間 (80%までの充電時間) |
1時間 13分 |
| バッテリー充電時間 (100%までの充電時間) |
2時間 20分 |
駆動時間の検証結果は、スペック上の「最大 28時間」の 約74% です。検証はバッテリーを多く消費する条件で行っているため、おおむね妥当な結果といえます。実際の使用では画面輝度を下げるなど消費電力を抑えることで、より長い駆動時間が期待できます。
急速充電については「30分で50%充電できる」とされていますが、今回の検証では「43分」要しました。ただ、検証は起動状態で実施しているため、電源オフやスリープ状態であれば、仕様に近い時間での充電が見込めます。
なお、バッテリー駆動時間は環境や使い方によって変動するため、あくまで参考値としてご覧ください。
クリエイティブ性能の評価
クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。
評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種の処理時間と比較します。
・HP OmniBook Ultra 14-kd (インテル)
・HP OmniBook X Flip 14-kb (インテル)
・HP OmniBook X Flip 14-kc (AMD)
・HP OmniBook 7 Aero 13-bg
・HP EliteBook X G2i 14 AI PC
※当サイトで計測したスコア(パフォーマンスモードに相当する設定で計測したスコア)
おもなスペックは以下のとおり。
| スペック | OmniBook Ultra 14 (Snapdragon) (レビュー機) |
OmniBook Ultra 14 (Intel) | OmniBook X Flip 14 (Intel) | OmniBook X Flip 14 (AMD) | OmniBook 7 Aero 13 | EliteBook X G2i 14 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| CPU | Qualcomm Snapdragon X2 Elite X2E-90-100 | Intel Core Ultra X9 388H | Intel Core Ultra 7 356H | AMD Ryzen AI 7 450 | AMD Ryzen AI 7 350 | Intel Core Ultra X7 358H |
| メモリ | 32GBメモリ | 64GBメモリ | 32GBメモリ | 32GBメモリ | 32GBメモリ | 32GBメモリ |
| ストレージ | 2TB SSD (NVMe) | 2TB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) |
| グラフィックス | Qualcomm Adrenon X2-90 GPU | Intel Arc B390 GPU | Intel Graphics | AMD Radeon 860M Graphics | AMD Radeon 860M Graphics | Intel Arc B390 GPU |
RAWデータ現像
RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理結果は以下のとおりです。
■使用ソフトウェア
・Adobe Lightroom (レビュー機は Arm版アプリで計測)
・Adobe Lightroom Classic (x86版アプリのため、レビュー機はエミュレーション環境で実行)
■条件等
・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・プリセット等 編集は適用しない
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)
■処理結果
| Lightroom | |
|---|---|
| OmniBook Ultra 14 (Snapdragon) (Smart sense) |
10秒8
|
| OmniBook Ultra 14 (Snapdragon) (パフォーマンス) |
10秒5
|
| OmniBook Ultra 14 (Intel) |
17秒0
|
| OmniBook X Flip 14 (Intel) |
21秒4
|
| OmniBook X Flip 14 (AMD) |
14秒9
|
| OmniBook 7 Aero 13 |
14秒0
|
| EliteBook X G2i 14 |
19秒0
|
| Lightroom Classic | |
| OmniBook Ultra 14 (Snapdragon) (Smart sense) |
13秒3
|
| OmniBook Ultra 14 (Snapdragon) (パフォーマンス) |
12秒9
|
| OmniBook Ultra 14 (Intel) |
16秒1
|
| OmniBook X Flip 14 (Intel) |
20秒2
|
| OmniBook X Flip 14 (AMD) |
12秒5
|
| OmniBook 7 Aero 13 |
13秒3
|
| EliteBook X G2i 14 |
17秒6
|
動画エンコード
動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理結果は以下のとおりです。
■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector (x86版アプリのため、レビュー機はエミュレーション環境で実行)
■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)
■処理結果
| PowerDirector | |
|---|---|
| OmniBook Ultra 14 (Snapdragon) (Smart sense) |
1分57秒3
|
| OmniBook Ultra 14 (Snapdragon) (パフォーマンス) |
1分47秒9
|
| OmniBook Ultra 14 (Intel) |
2分3秒6
|
| OmniBook X Flip 14 (Intel) |
51秒4
|
| OmniBook X Flip 14 (AMD) |
49秒1
|
| OmniBook 7 Aero 13 |
57秒2
|
| EliteBook X G2i 14 |
49秒9
|
実際のソフトウェアを用いた検証は、RAWデータ現像では非常に良好な結果を得られました。とくに、Arm 環境でネイティブ動作する Lightroom では、ほかを圧倒する高速処理を実現しています。
一方、動画エンコードではそこそこの処理時間を要しました。結果をもとに考察すると、エミュレーション環境で動作するアプリによる長時間の高負荷処理では、Arm ネイティブアプリほどの性能を発揮できない場面があるかもしれません。なお、兄弟機種のインテル搭載モデルも同程度の結果だったことから、超薄型筐体による熱設計が影響している可能性も考えられます。
駆動音・表面温度のチェック
駆動音のチェック
駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します
・CPU ベンチマーク「CINEBENCH 2024 /マルチ Core」実行中
・10分間動画のエンコード処理中
※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:24℃)

音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)
■測定結果
| モード | アイドル状態 (最小音量) |
最大音量 下段はピーク時の音量推移 |
|
|---|---|---|---|
| CINEBENCH 2024 | 動画エンコード中 | ||
| Smart sense | 33.3db | 37.1db (36~37db) |
37.4db (36~37db) |
| パフォーマンス | 33.3db | 41.1db (40~41db) |
37.8db (37db台) |
■騒音の目安
| 騒音の大きさ | 騒音の具体例 |
|---|---|
| 60 デシベル | 走行中の自動車内 普通の会話 デパート店内 |
| 50 デシベル | 家庭用エアコンの室外機 静かな事務所の中 |
| 40 デシベル | 閑静な住宅地の昼 図書館内 |
| 30 デシベル | 深夜の郊外 鉛筆での執筆音 |
| 20 デシベル | 木の葉の触れ合う音 雪の降る音 |
参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」
アイドル時はほぼ無音で、静かに動作しています。
高負荷な状態では「サーッ」という排気音が大きくなりますが、うるさく感じるほどではありません。ただし、パフォーマンスモードで「CINEBENCH 2024 /マルチ Core」を実行しているときは、少し気になる場面もありました。
なお、負荷が下がればファン回転数も徐々に落ち着き、3~4分ほどでアイドル時の静音状態に戻ります。パソコンを使っているあいだ、常に高負荷が続くケースは多くないため、駆動音が作業の妨げになる場面はあまりないでしょう。
※駆動音は使用環境やパソコンの状態により変動します。
表面温度のチェック
表面温度については、下記を実施したときの表面温度を測定し評価します。
・アイドル状態で10分放置後
・Youtube 動画 30分間視聴後
・10分間動画のエンコード実行後
※単位:℃、測定時の室温:25℃
※「HP」のシステム制御/パフォーマンスコントロールを「Smart sense」に設定して実施
※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果
■アイドル状態で10分間放置

■Youtube 動画 30分間視聴後

■10分間動画エンコード実行後

高負荷な状態では、キーボード中央寄りの表面温度が大きく上昇しますが、少し温かさを感じる程度でタイピングに影響はありません。
パームレストは、内部の熱の影響が少なく、負荷状況にかかわらず表面温度が安定しています。そのため、高負荷時のタイピングでも手のひらが不快な温かさを感じる場面はありませんでした。
スピーカーの音質チェック
HP OmniBook Ultra 14-kg は、Poly Studio クアッドスピーカーを搭載しています。
また、オーディオ機能は付属のソフトウェア「HP」に組み込まれています。

HPのオーディオ機能
以下は、実際にサウンドを試聴した印象です。
※オーディオ機能では、プリセットやイコライザーでお好みの音質にチューニングすることはできません。
■スピーカー
・低音域から高音域まで広い音域をカバーし高音質
・音声もはっきり明瞭に聴き取れる
・音量を最大にしても音割れしない
・タイピング中の場合、キーボード内のスピーカーをふさぐことになるため、やや音がこもったように聞こえる。ただし、底面側左右のスピーカーがあるぶん、こもり具合は少ない。
■ヘッドホン
・音域全体が増幅されてが迫力がアップ
・周囲の音が遮断されているぶんクリアに聞こえる
また、HPのオーディオ機能には、出力(スピーカー)や入力(内蔵マイク)のノイズリダクション機能も組み込まれています。オンライン会議などでも、周囲の環境ノイズを軽減でき、会話をスムーズに進めることが可能です。
Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測
Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。
| 回 | 起動 | 再起動 | シャットダウン |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 24.5秒 | 51.9秒 | 22.2秒 |
| 2回目 | 25.2秒 | 51.2秒 | 22.9秒 |
| 3回目 | 24.3秒 | 53.0秒 | 20.7秒 |
| 4回目 | 24.5秒 | 53.0秒 | 22.3秒 |
| 5回目 | 24.1秒 | 51.2秒 | 22.0秒 |
| 平均 | 24.5秒 | 52.1秒 | 22.0秒 |
実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows の更新など使用状況により時間は変動するので参考値としてください。
同梱品
HP OmniBook Ultra 14-kg の本体ほか同梱品一式です。

同梱品リスト
・HP OmniBook Ultra 14-kg 本体
・電源アダプター
・USB Type-C コード
・ドキュメント類
HP OmniBook Ultra 14-kg の総評
以上、HP OmniBook Ultra 14-kg のレビュー記事をお届けしました。
HP OmniBook Ultra 14-kg は、軽量かつ超薄型ボディに非常に高い AI処理性能を備えています。
ベンチマークでは良好なスコアを記録しており、とくにネイティブ動作のアプリでは群を抜く結果を記録しています。
これまでの Arm ベースの Windows PC では、x86 アプリをエミュレーションで実行した際の性能低下が課題のひとつでしたが、本機は x86 アプリでも高いパフォーマンスを発揮しています。
HP のフラッグシップモデルらしい薄型で高級感のあるデザインも魅力です。性能・デザイン・携帯性・使いやすさのバランスが高い水準でまとまった、完成度の高い Copilot+ PC といえるでしょう。
高評価のポイント
- Copilot+ PC 対応で AI 技術を活用した多様な用途に対応
- x86 アプリでも高いパフォーマンスを発揮
- 高級感と堅牢性を両立した軽量&超薄型ボディ
- 高輝度・広色域 OLED ディスプレイを搭載
- プレゼンスセンシング+顔認証によるスムーズなサインイン
- Poly Studio クアッドスピーカーは高音質
- バッテリー駆動は実測で約20時間
気をつけておきたい点
- インターフェースは必要最低限
- 光沢パネルのため映り込みを感じる場面がある
- 高負荷時はファンノイズがやや大きくなる場面がある
ラインナップしているモデルや価格、キャンペーンなど最新情報は日本HP直販サイト「HP Directplus」をご確認ください。

HP OmniBook Ultra 14-kg
税込 22万円台から
【広告】【提供:株式会社日本HP】
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