東芝『dynabook AZ65/B』の実機レビュー 後編です。
『dynabook AZ65/B』は、使いやすさとパワフルな性能で快適なパフォーマンスを兼ね備えた 15.6型のハイスタンダードノートPCです。
後編では、ベンチマーク、サウンド機能、起動・シャットダウン時間計測などのレビューを行います。
(後編) ベンチマーク オンキヨー & dtsSound サウンド視聴(動画に収録) 起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
ベンチマーク
パソコンの基本性能や、グラフィック性能、ストレージ、バッテリーについての性能を測定します。
基本性能
Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」によるパソコン性能の測定です。
「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。
CPUScore | CPU のスコア |
D3DScore | ゲーム用グラフィックスのスコア |
DiskScore | プライマリハードディスクのスコア |
GraphicsScore | グラフィックスのスコア |
MemoryScore | メモリのスコア |
TimeTaken | 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します) |
WinSATAssessmentState | 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価) |
WinSPRLevel | 基本スコア(SPR:System Performance Rating) |
グラフィック性能
「3DMark」「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」、3つのソフトを使ってグラフィック性能を測定します。
まず「3DMark」の測定結果です。
3DMark は、4つのゲームシーンからグラフィック性能を測定するソフトで、測定の前にはデモ映像が流されます。
スコアの高さは描画の快適性を表しています。
デモ映像を見た印象としては、「ICE STORM」「CLOUD GATE」は、なめらか描画です。「SKY DIVER」ではときどき少しだけカクカクとした感じがあるものの全然問題ないレベル。「FIRE STRIKE」では スコアの示す通り、コマ送り状態でした。
測定されたスコアやデモ映像を見た印象から、「SKY DIVER」レベルのゲームまでは快適にプレイできそうです。
次が、「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」の測定結果。
標準品質、解像度 1280×720
最高品質、解像度 1280×720
さいごに、「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」の測定結果。
標準品質(ノートPC)、解像度 1280×720
高品質(ノートPC)、解像度 1280×720
「ドラゴンクエストXベンチマークソフト、「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」の測定スコアがそれほど伸びてはいませんが、グラフィックス性能はまずまずといった印象です。
高度なグラフィック処理を伴わない、通常クラスのゲームなら、快適にプレイできそうです。
ストレージ
ストレージのベンチマークです。
レビュー機の『dynabook AZ65/B』には、高速ストレージ SSD が搭載されています。
ストレージのドライブ構成は次のようになります。
ストレージは、SAMSUNG製のSSDで、容量は 512GB です。
ストレージのデータ転送速度を計測してみます。
SSD が搭載されていると、数字が示す通り Windows や アプリの起動も高速です。
容量も 512GB あり、高速アクセスと大容量を兼ね備えています。
バッテリー
『dynabook AZ65/B』に搭載されているバッテリーの性能を測定してみます。
測定は、次の条件で周期的にバッテリーの残量を測定しバッテリー駆動時間を算出します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル
バッテリー駆動後、残量 70%くらいを境にバッテリー減少量が変化しています。
バッテリーの残量は、大よその数字で、残量 70%くらいまでは 1時間当たり 20% くらいずつ減少しています。
その後は、1時間当たり約 30%くらいの減少となり、バッテリーによる駆動は 3時間31分経過後、Windows がバッテリー不足を検知し、パソコンはスリープ状態になりました。
実際の使用にあたっては、環境や条件などによりバッテリーの駆動時間は変動しますので、参考値としてください。
オンキヨー & dtsSound サウンド視聴(動画に収録)
『dynabook AZ65/B』には、オンキヨーと東芝が共同開発したステレオスピーカーが搭載されています。
スピーカーは、底面部の前面側に実装されており、テーブルやデスクなど接地面からの音の反響を利用する設計になっているようです。
スピーカーから奏でられるサウンドは dtsSound のチューニングで最適化されており、実際に聴くサウンドはかなりグッドです。
また、dtsSound サウンドは自分好みの音質に調整することもできます。
『dynabook AZ65/B』に搭載された オンキョー スピーカー & dtsSound から奏でられるサウンドを収録しました。参考にどうぞ!
起動・シャットダウン時間計測(動画に収録)
『dynabook AZ65/B』の Windows起動時間とシャットダウン時間は、次のとおりです。
・起動 : 11.6秒
・シャットダウン : 11.3秒
Windowsの起動とシャットダウンの様子を動画に収録しました。
起動・シャットダウン時間を感覚でイメージできるので参考にどうぞ!
搭載ソフトウェア
『dynabook AZ65/B』に搭載されている主なソフトウェアです。
Windows標準のソフトのほか、写真や動画編集ソフトなどマルチメディアを楽しめる CyberLink製のソフトウェア、東芝のサポート関連ソフトウェア、スマートフォンの写真取り込みや整理・閲覧ができる「思い出フォトビューア」など、趣味や実用に使えるソフトが豊富に搭載されています。
動画編集ソフトには「CyberLink PowerDirector 14」が入っており、『dynabook AZ65/B』のパワフルな性能で動画編集も快適に楽しむことができます。
動画編集ソフト「CyberLink PowerDirector 14」
また、スマートフォンと連携できるソフトウェア「sMedio TrueLink+ Phone」も搭載されています。
パソコンとスマートフォンをワイヤレスで簡単に接続でき、パソコンの大きな画面と使い慣れたキーボード・マウス操作で電話帳の編集や、スマートフォン上の写真、音楽、ビデオの閲覧・再生ができるほか、パソコン画面上でスマートフォンから発信させたり、着信の表示、パソコンからSMSのメッセージ送受信もできます。
このソフト、パソコンのキーボードに慣れたユーザーにとって、かなり使い勝手の良いソフトだと思います。
付属品
『dynabook AZ65/B』の本体ほか同梱品一式です。
ドキュメント類としては、「スタートアップガイド」「取扱説明書」など、あんして使えるサポートガイドが多く添付されている印象です。
ドキュメント一式
スタートアップガイド
取扱説明書の目次
まとめ
『dynabook AZ65/B』は、高いレベルのスペック構成とおり、軽快なパフォーマンスで快適に動作してくれますし、全体的にも使いやすい印象です。
映像がとにかくキレイで、サウンドもグッド。標準搭載されているソフトウェアも豊富で、趣味や実用にもかなり役に立つ内容です。
使い方を解説したドキュメントや動画、マニュアルも整備されており、パソコンを使いなれたユーザーはもちろんのことパソコン初心者にもあんしんして使えるモデルです。
価格等の最新情報は、東芝の直販サイト「東芝ダイレクト」をチェックしてみてください。
東芝ダイレクト公式サイト ⇒ 『dynabook AZ65/B』 製品詳細 |
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