マウスコンピューター『MB-K670XN-SH2』の実機レビュー 前編です。
『MB-K670XN-SH2』は、m-Book K シリーズにラインナップする、高速ストレージ SSD と 大容量ストレージ HDD をデュアルドライブで搭載した高性能な 15.6型パワフルノートPC。
クアッドコア CPU に、大容量メモリ、専用グラフィックス GeForce GTX 950M も搭載し、画像編集やゲームも快適に楽しめるハイパフォーマンスモデルです。
前編では、外観、スペック、ディスプレイ、キーボードについてのレビューを行います。
(前編) 外観について スペックについて ディスプレイ キーボード&タッチパッド (後編) ベンチマーク Sound Blaster CINEMA2 サウンド 起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
実機はマウスコンピューターからの貸出機です。
また、レビュー内容については 2016年9月30日時点のもので、実機の製品仕様・販売価格については変更される場合があります。
外観について
『MB-K670XN-SH2』のカラーは、メタリック調の濃い目のグレー。見る角度によって、グレーの濃淡が変化して、オシャレ感のあるイメージです。
天板を見てみます。
底面部を見てみます。
バッテリーは取り外し可能です。
バッテリーパック
次に本体内部を見てみます。
底面部のカバーを開けるには、赤い矢印のネジを外し、カバーを青い矢印方向にスライドします。
※メーカーからの許可を取っています。
ヒンジはシッカリしており、グラつきはないです。
次に、前後左右の側面から見てみます。
次に、インターフェースを見てみます。
左側面には、写真の左から「DC-IN」、「通気口」、「VGA 端子」、「LANポート」、「USB3.0」、「HDMI」、「USB3.0」が実装されています。
右側面は、写真の左から「マイク入力」、「ヘッドフォン出力」、「USB2.0」、「USB3.0」、「光学ドライブ(レビュー機は未実装)」、「ケンジントンロック」が実装されています。
光学ドライブは、DVDスーパーマルチドライブまたはブルーレイディスクドライブへカスタマイズ可能です。
正面左側には、「マルチカードリーダー」と「ステータスLED」が実装されています。
ステータスLED は、写真の左から「電源ランプ」、「バッテリーランプ」、「ハードディスクアクセスランプ」、「機内モードランプ」が配置されています。
内蔵Webカメラと内蔵マイクです。
電源スイッチはキーボード面の右側上部にあります。
本体を閉じたときの高さを実測してみました。
測定値は、およそ 29 ~ 35 mm です。
本体の大きさのイメージです。本体の上には A4サイズのコピー用紙と B5版ノートを載せています。
次に重さを実測してみます。
本体の重さは 約 2.4kg。
外出するときの持ち歩きも、何とかできそうな印象です。
電源アダプターと電源コードの重さは、それぞれ 461g と 106g です。
電源アダプターの大きさは、パワフルノートだけに大きめサイズです。
スペックについて
『MB-K670XN-SH2』レビュー実機のスペックです。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i7-6700HQ プロセッサー |
メモリ | 16GB (8GB×2/デュアルチャネル)、PC4-17000 DDR4 SODIMM |
ストレージ | 256GB SSD (M.2規格/SerialATAIII接続) 1TB HDD SerialATAII 5400rpm (SerialATAIII 接続) ※HDD は、SATAIII 接続ですがデータ転送速度/機能は SATAIIです。 |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6型 フルHDノングレア(LEDバックライト)、解像度 1,920×1,080 |
グラフィックス | GeForce GTX 950M / インテル HD グラフィックス 530 |
ネットワーク | 1000Base-T/100Base-TX/10BASE-T(RJ-45) |
ワイヤレス | IEEE 802.11ac/a/b/g/n 最大433Mbps対応 + Bluetooth V4.2 + LE 準拠モジュール (M.2) |
Webカメラ | 200万画素カメラ、モノラル デジタルマイク(内蔵) |
本体サイズ(W×D×H) | 374 x 249.5 x 32.8 mm (折り畳み時) |
本体質量 | 約 2.4kg |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリ
メモリスロット#1
メモリスロット#2
グラフィックス(CPU内蔵)
グラフィックス(専用グラフィックス)
基本スペックともいえる CPU、メモリ、ストレージは、パワフルノートにふさわしい、高いレベルのスペック構成です。
CPU はスピード重視の「HQ」プロセッサー。クアッドコア CPUです。
メモリは大容量の 16GB で、最新規格の「DDR4」。「DDR4」は、メモリへのデータ転送速度が さらに高速になっており、写真や動画の編集ソフトのようにメモリをたくさん使用するようなソフトを使うときに、その効果が期待できます。
ストレージは高速ストレージ SSD 256GB と大容量ストレージ 1TB HDD のデュアルドライブ構成で、SSD には、より高速なデータ転送速度を実現してくれる「M.2規格」の SSD が採用されています。
ディスプレイ
『MB-K670XN-SH2』のディスプレイは 15.6型フルHD(1,920×1,080)のノングレア(非光沢)液晶です。
画面解像度
写真もキレイに描画できます。
ディスプレイの映り込み具合を見てみます。
映り込みはほとんど気になりません。
次は、視野角を確認してみます。
正面
右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
水平方向の視野角は広いですが、若干発色が低下するようです。
垂直方向は、白みが強くなります。
次が、ディスプレイ面を開くことのできる最大角度。
次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。
インターネットエクスプローラーに表示される文字の大きさはこんな感じ。
マウスコンピューターの公式ページを拡大・縮小せずに初期設定時のサイズで表示したものです。
ディスプレイ枠の下にある「mouse」のロゴの大きさと比較してみれば、表示される文字の大きさをイメージできると思いますが、小さな文字が苦手な管理人でもラクに読める大きさです。
ちなみに、このマシンの Windows の設定では、ディスプレイに表示するテキストのスケーリングは 125% が推奨値となっていました。
キーボード&タッチパッド
『MB-K670XN-SH2』のキーボードのレイアウトです。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は 約19mm。フルサイズキーボードと同じピッチです。
なお、キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
ゆとりのあるキーピッチと深めのキーストロークで打ちやすさを感じます。
次がタッチパッド。
タッチパッドのサイズは、ほどよい大きさで、スベリや反応も良く、指2本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。また、独立型のクリックボタンは扱いやすさを感じます。
後編では、『MB-K670XN-SH2』の機能・性能についてレビューしています。