レノボ『ThinkPad E560』の実機レビュー 前編です。
『ThinkPad E560』は、コストパフォーマンスに優れた機種として知られている 15.6型スタンダードノートPC。
レビュー機は、最新OS Windows 10 と 最新CPU 第6世代インテル Core i5 に ハイブリッドHDD(SSHD) を搭載したスペック構成のモデルです。
前編では、外観、スペック、ディスプレイ、キーボードについてのレビューを行います。
(前編) 外観について スペックについて ディスプレイ キーボード&タッチパッド (後編) ベンチマーク 起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
外観について
『ThinkPad E560』のカラーは、ThinkPad 定番のマットなブラックです。
シャレたデザインのパソコンが増えてきている中、堅実性と堅牢性の高さをイメージさせてくれます。
底面部を見てみます。
バッテリーは着脱式で取り外しも簡単です。
また、底面のネジ止めされたカバーを開けると、ストレージの換装やメモリの増設も可能です。
※ストレージの換装やメモリ増設などは自己責任となります。
ヒンジを見てみます。
シッカリとした作りで、グラつきはないです。
次に、前後左右の側面から見てみます。
次に、インターフェースを見てみます。
左側面には、写真の左から「セキュリティー キーホール」、「通気口」、「イーサネット・コネクター(RJ-45)」、「VGAコネクター」、「HDMI」、「USB3.0」、「USB3.0 (Powered USB)」 が実装されています。
右側面は、写真の左から「マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック」、「DVDスーパーマルチドライブ」「USB3.0」、「電源コネクター」、「One Linkコネクター」が実装されています。
また、正面側の左端には「マルチカードリーダー」が実装されています。(ちょっと分かりにくいところです)
内蔵Webカメラと内蔵マイクです。
レビュー機の Webカメラには、インテル RealSense 3D カメラが搭載されています。
顔認証だけでサインイン(ログイン)できるので、パスワード入力のわずらわしさもなくセキュリティを確保できます。
2016年5月26日現在、レノボ直販サイト「レノボ・ショッピング」ではインテル RealSense 3D カメラへのカスタマイズはできないようです。
電源スイッチはキーボード面の右上にあります。
DVDスーパーマルチドライブのトレイです。
少しプラスチック感がありましたが、通常は頻繁に使うものではないので、あまり気にならないと思います。
本体を閉じたときの高さを実測してみました。
測定値は、およそ 29~32 mm です。
本体の大きさのイメージです。本体の上に載っているのは B5版ノートです。B5版ノート 2冊分と同じ大きさです。
次が重さ。
本体の重さを実測すると約2.4kg。
モバイルにはキビシイですが、少しの移動なら何とかなりそうな質量です。
(女性がモバイルするのは大変だと思います)
電源アダプターと電源コードの重さは、それぞれ 172g と 61g です。
電源アダプターは手のひらサイズでコンパクトです。
スペックについて
レビュー機のスペックです。(公開スペック)
OS | Windows 10 Home 64bit (日本語版) |
CPU | インテル Core i5-6200U プロセッサー |
メモリ | 8GB (4GB×2) PC3L-12800 DDR3L SDRAM SODIMM |
ストレージ | SSHD (500GB HDD 5400rpm + 8GB NAND型キャッシュ) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
ディスプレイ | 15.6型FHD液晶 (1920×1080 光沢なし IPS) ブラック |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 520 |
ネットワーク | 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T |
ワイヤレス | インテル Dual Band Wireless-AC 3165 ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.0 |
Webカメラ | HD 720p カメラ、デジタルマイクロフォン (内蔵) |
本体サイズ(W×D×H) | 約 377×256×23.8 – 27.1 mm |
本体質量 | 約 2.48kg |
Office | なし |
上記のスペック構成は、2016年5月27日現在、レノボ直販サイトにラインナップしている「Full HD搭載バリューパッケージ」相当のスペック構成になります。
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリ
メモリスロット#1
メモリスロット#3
グラフィックス(CPU内蔵)
メモリスロットは、#1 ~ #4 まで認識されましたが、メモリカードが挿入されていたのは #1 と #3 になります。
公開されているスペックではメモリスロット数は2つなので、実際は、メモリカード2枚挿しまで対応できるということになります。
(メモリの増設は自己責任でお願いします)
ディスプレイ
ディスプレイは 15.6型フルHD(1,920×1,080)のノングレア(非光沢)液晶です。
画面解像度
写真もキレイに描画できます。
ディスプレイの映り込み具合を見てみます。
ノングレア(非光沢)液晶を採用しているだけに映り込みは気になりません。
次は、視野角を確認してみます。
正面
右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
水平方向、垂直方向ともに、視野角は広いです。
次が、ディスプレイ面を開くことのできる最大角度。
次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。
インターネットエクスプローラーに表示される文字の大きさはこんな感じ。
『ThinkPad E560』の公式ページを拡大・縮小せずに初期設定時のサイズで表示したものです。
小さな文字が苦手な管理人でもラクに読める大きさです。
ちなみに、このマシンの Windows の設定では、ディスプレイに表示するテキストのサイズは 125% が推奨値となっていました。
キーボード&タッチパッド
キーボードのレイアウトです。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は 約18.5mm。フルサイズキーボードと同じくらいのピッチです。
なお、キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
キートップは、指先に合わせて ゆるやかに湾曲しています。打ちやすいキーボードとして定評のある ThinkPad シリーズ の特徴のひとつです。
キーストロークもイイ感じで、シッカリとした打感で入力することができます。
次が ThinkPadクリックパッド(タッチパッド)。
タッチパッドのサイズも狭くなく扱いやすさを感じます。
ただ、クリックボタンがパッドの上部にあるのは、賛否が分かれるところです。
ちなみに、クリックボタンがパッドの上部にあるのは、トラックポイント(キーボードの中心にある赤ポチ)でマウスポインタを移動させてクリックボタンでクリックする、その連携操作をやり易くするためです。
後編では、『ThinkPad E560』の機能・性能についてレビューしています。
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