『HP ENVY 13-ah0000』レビュー 快適に使える洗練されたデザインの13.3型モバイルノート(前編)

 

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日本HP『HP ENVY 13』の実機レビュー 前編です。

『HP ENVY 13』は、洗練されたデザインが印象的な 13.3インチサイズのモバイルノートPCです。

2018年6月に登場した『HP ENVY 13-ah0000』は、シルクゴールドの高級感とオシャレ感を兼ね備えたカラーにくわえ、ジオメトリックデザインやダマスカス鋼のデザインが特徴的です。

性能面での大きな進化はないものの快適なパフォーマンスで動作も軽快です。

価格も 9万円台からと意外にリーズナブル。

デザインと性能を兼ね備えたモバイルノートをお探しのユーザーはチェックしておきたいモデルといえるでしょう。

前編は、外観デザインや、スペック、ディスプレイ、キーボードなどのレビューを行います。

なお、後編では、『HP ENVY 13』の性能レビューを実施しています。

HP ENVY 13 正面

【 目 次 】
(前編)
外観について
スペックについて
ディスプレイ
キーボード&タッチパッド
(後編)
ベンチマーク
駆動音・表面温度
サウンド チェック
Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測
搭載ソフトウェア
付属品
まとめ

レビュー内容は 2018年9月1日時点のものです。

<参考>
『HP ENVY 13』には、CPU、メモリのスペックにより、「ベーシックモデル」と「スタンダードモデル」がラインナップしています。

■ベーシックモデル
Core i3-8130U/4GBメモリ/256GB SSD

■スタンダードモデル
Core i5-8250U/8GBメモリ/256GB SSD

今回レビューを行うのは「ベーシックモデル」です。

レビュー機のスペック構成については「スペックについて」の章をご覧ください。

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外観について

『HP ENVY 13』はスタイリッシュなデザインで、シルクゴールドのカラーは派手派手しさを感じさせないオシャレな雰囲気のカラーです。

HP ENVY 13 正面(向かって斜め左)

HP ENVY 13 背面側(その1)

HP ENVY 13 背面側(その2)

天面を見てみます。

HP ENVY 13 天面(その1)

HP ENVY 13 天面(その2)

本体の素材にはアルミニウムを採用、表面には梨地処理(サンドブラスト加工)されています。手で触れた感触はサラサラとして質感も良好、指紋や皮脂の跡も目立ちにくいです。

天面とキーボード面のエッジが鋭角なデザインで、天面が開けやすくなっています。

HP ENVY 13 天面(その3)

また、ヒンジ側にはダマスカス鋼の模様が施されています。

ダマスカス鋼の模様(その1)

ダマスカス鋼の模様(その2)

ダマスカス鋼の模様は、このモデルの特徴の一つで ENVYらしいラグジュアリーさを感じさせてくれます。

底面部をみてみます。

底面側(その1)

底面側(その2)

底面部は「ユニボディ」といわれる一つのユニットで構成されています。パーツの継ぎ目を極力排除し剛性を重視した構造で、見た目もスッキリしています。

ゴム足は前後に平行して実装されています。本体の安定性は良好です。

底面側ゴム足
矢印の指すところがゴム足

なお、バッテリーは本体内蔵のため取り外し不可です。バッテリー駆動による動作時間は、レビュー後編の「ベンチマーク・バッテリー」をご覧ください。

次に、ヒンジをみてみます。

ヒンジは、天面を開いたときに本体のヒンジ側を押し上げる「リフトアップヒンジ」が採用されています。

ヒンジ(外側 半開き)

ヒンジ(外側 全開)

ヒンジ(全開時 左側)

ヒンジ(全開時 右側)

本体のヒンジ側が押し上げられることで、キーボード面に適度な傾斜ができ、タイピングがしやすくなります。

さらに、底面部にある吸気口への吸気効率がアップ、効果的な排熱により冷却効率が最大化され、パソコンのパフォーマンスを保つことができます。

なお、ヒンジのトルクは ほど良い感じで、天面の開け閉めもしやすくなっています。

前後左右の側面からみてみます。

前面側
前面側

背面側
背面側

左側面
左側面

右側面
右側面

次に、インターフェース等を見てみます。

左側面です。

インターフェース(左側面)

①ヘッドフォン出力/ マイク入力コンボポート
②USB Type-A 3.1 Gen1
③USB Type-C 3.1 Gen1
 (電源オフUSBチャージ機能対応)
④microSDカードスロット

USB Type-A のポートは部分開閉式です。USB コネクタを挿入するときは、コネクタ部でカバーを開くように挿し込みます。(慣れれば簡単にできます)

USBポート

また、microSDカードスロットはプッシュロック式です。microSDカードを挿入するときは押し込んでロックさせ、取り出すときはもう一度押し込むことでカードが飛び出す構造です。microSDカードの出し入れも簡単です。

microSDカードスロット
右側の画像が microSDカードをシッカリ挿し込んだ状態

右側面です。

インターフェース(右側面)

⑤指紋認証センサー
⑥USB Type-A 3.1 Gen1
 (電源オフUSBチャージ機能対応)
⑦電源コネクター

指紋認証センサーはタッチ式です。わずらわしいパスワードを入力することなく、指先をセンサーにタッチするだけで Windows にサインインできます。指紋センサーの認証精度は良好です。

指紋認証センサー

外出先で使うときもセキュリティを確保しつつ、わずらわしいパスワード入力をせずに Windows に かんたんにサインインできるので利便性が高まります。

実装されているインターフェースは、モバイルノートとしては必要十分といえるでしょう。

電源ボタンは、キーボードの左奥にあります。(LED内蔵です)

電源ボタン

スピーカーには Bang & Olufsen クアッドスピーカーを搭載。キーボード奥の左右と 底面部 前面側の左右に実装されています。

スピーカー(キーボード奥)
キーボード奥のスピーカー

スピーカー(底面部)
底面部スピーカー

とくに、キーボード奥のスピーカー部分にはジオメトリック(幾何学的)デザインが採用されており、従来モデルにくらべスッキリとした印象になっています。

排気口は、本体の奥、ヒンジのあいだにあります。

排気口
矢印の指すところが排気口

Webカメラとマイクです。

Webカメラとマイク
矢印の指すところがマイク

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
『HP ENVY 13』の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較

『HP ENVY 13』のゴム足を含めた高さは、実測値で 15mm(最薄部)~16mm(最厚部)。実際に手で持ってみた印象としても「薄い」です。

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ

本体の大きさは A4 サイズといって良いでしょう。

次に、本体や電源アダプターなどの重さを計測してみます。

本体の重さは 1,266g。電源アダプターと電源コードの重さは、それぞれ 172g、119gです。

本体の重さ

外出するときの持ち歩きもラクにできる軽さです。

本体の軽さイメージ

電源アダプターの最大出力は 約45W(19.5V, 2.31A)です。

電源アダプターの最大出力

省電力タイプの電源アダプターなので、その大きさは手のひらサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

 

スペックについて

レビューに使用した『HP ENVY 13』(ベーシックモデル)のスペックです。

OS /Windows 10 Home (64bit)
CPU インテル Core i3-8130U プロセッサー
メモリ 4GB オンボード (1866MHz,LPDDR3 SDRAM)
ストレージ 256GB SSD (PCIe NVMe M.2)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.3インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ (1920×1080/最大1677万色)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス 620(CPUに内蔵)
ワイヤレス IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2
Webカメラ HP Wide Vision HD Webcam (約92万画素)、内蔵デュアルマイク
本体サイズ(W×D×H) 306×212×15.0(最薄部)-16.5(最厚部)mm
質量 約 1.27 kg

CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。

CPU-Z(CPU)
CPU

CPU-Z(Caches)
キャッシュ

CPU-Z(MainBoard)
メインボード

CPU-Z(Memory)
メモリ

GPU-Z(Graphics CPU内蔵)
グラフィックス(CPU内蔵)

CPU、メモリは控えめなスペックですが、ストレージには NVMe対応の SSD が搭載されています。

写真・動画編集など負荷のかかる処理や、たくさんのアプリケーションを並行して起動するなどメモリを消費するような使い方は不向きかもしれませんが、ネット検索やメールチェック、オフィス文書の作成など、ふだん使いとしては、快適なパフォーマンスが期待できるスペック構成です。

詳細は、後編の性能レビューをご覧ください。

インテル ロゴ

 

ディスプレイ

『HP ENVY 13』のディスプレイは ブライトビューのフルHD液晶です。

描画される映像は高精細で鮮やか、とてもキレイです。

ディスプレイに描画された映像(ハイビスカス)

ディスプレイに描画された映像(コスモス)

ディスプレイに描画された映像(花束)

ディスプレイの左右ベゼルにくわえ上部ベゼルも狭額縁です。とくに左右ベゼルの幅は鉛筆の太さの半分くらいの細さです。

左右ベゼル

ディスプレイの映り込み具合を見てみます。

画面映り込み(電源オフ時)

画面映り込み(電源オン時 その1)

画面映り込み(電源オン時 その2)

光沢液晶ですが高輝度なので映り込みは あまり感じません。使う場所にもよりますが映り込みはほとんど気にならないと思います。

次に、視野角を確認してみます。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から45度の角度

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めから見る映像も鮮明でキレイです。

次が、ディスプレイを開くことができる最大角度。

ディスプレイを開くことのできる最大角度

次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。

下の画像は、Microsoft Edge に『HP ENVY 13』の製品ページを表示したものです。

Microsoft Edge に表示される文字の大きさ

Microsoft Edge の拡大設定でのデフォルト値は 100%、Windows 設定のディスプレイに表示するテキストスケーリングの推奨値は 150% です。

テキストのスケーリング

表示される文字は筆者のように小さい文字が苦手でもラクに見ることができます。

 

キーボード&タッチパッド

『HP ENVY 13』のキーボードのレイアウトです。

キーボード全体(真上)(クリックで拡大表示できます)

キーボード全体(左斜め)

キーボード全体(右斜め)

パームレストにも梨地処理(サンドブラスト加工)が施されており、手で触れた感触はサラサラとしています。指紋や皮脂の跡も目立ちにくく、質感や感触は良好です。

パームレスト

キートップの形状は、見た目はフラットですが指先の感触では少しへこんでいます。指先のフィット感は良好です。

キートップ

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は、実測で およそ 19mm。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

モバイルノートながら、ゆったりとした感じで窮屈さはありません。

キーストロークは浅くなくシッカリとした打鍵感があります。

キーストローク

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーボードバックライト

キーボード・バックライトは[F5]キー押下により 点灯/消灯 を切り替えられます。

キーボードのバックライトは地味な機能ですが、薄暗いところでタイピングするときにはとても役立ちます。

右端の[home]~[end]の配置に好みが分かれるところですが、筆者としては大きな違和感もなく全体的にタイピングしやすいキーボードの印象です。

次がタッチパッド。

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプで、タッチパッドの大きさは狭すぎることもなくちょうど良いサイズです。

タッチパッド(その1)

タッチパッド(その2)

いたって普通のタッチパッドですが、スベリや反応も良く全体的な扱いやすさも良好です。

タッチパッド(その3)

タイピング中に手のひらがタッチパッドに触れても反応しない(タップ操作と認識しない)点も好印象です。

レビュー前編は以上です。

後編では、『HP ENVY 13』の機能・性能についてレビューしています。

 

 

 


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⇒ 『HP ENVY 13』 製品ページ
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