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デル『XPS タワー(XPS 8910)』の実機レビュー 後編です。
『XPS タワー』は、パワフルな性能を搭載し、写真や動画編集、ゲームも快適なパフォーマンスのデスクトップPCです。
後編では、各種ベンチマーク、起動・シャットダウン時間計測などのレビューを行います。
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⇒ XPSタワー(8930) 実機レビュー
(後編) ベンチマーク 起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
※記事内容は 2016年12月25日時点のものになります。
ベンチマーク
パソコンの基本性能や、グラフィック性能、ストレージについての性能を測定します。
基本性能
Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」によるパソコン性能の測定です。
「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。
CPUScore | CPU のスコア |
D3DScore | ゲーム用グラフィックスのスコア |
DiskScore | プライマリハードディスクのスコア |
GraphicsScore | グラフィックスのスコア |
MemoryScore | メモリのスコア |
TimeTaken | 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します) |
WinSATAssessmentState | 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価) |
WinSPRLevel | 基本スコア(SPR:System Performance Rating) |
グラフィック性能
「3DMark」「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」、3つのベンチマークソフトを使ってグラフィック性能を測定します。
まず「3DMark」での測定です。
3DMark では「Ice Storm」「Cloud Gate」「Sky Diver」「Fire Strike」、各シーンの描画の滑らかさをもとにグラフィック性能を測定します。
スコアの高さは描画の快適性を表しています。
デモ映像を見た印象としては、「Ice Storm」「Cloud Gate」「Sky Diver」3つとも、とてもなめらかな描画です。「Fire Strike」では少しカクカクとした感じもありましたが我慢できるレベルです。
「3DMark」で測定されたスコアやデモ映像を見た感想としては、高度なグラフィック処理のヘビーなゲームもプレイできそうな印象です。
次が、「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」の測定結果。
標準品質、解像度 1280×720
最高品質、解像度 1280×720
最高品質、解像度 1920×1080
こちらは、最高品質のフルHD解像度 1920×1080 でも最高レベルの「とても快適」という結果です。
さいごに、「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」の測定結果。
高品質(デスクトップPC)、解像度 1280×720
最高品質、解像度 1280×720
こちらも、最高品質の映像で「非常に快適」という結果です。
3つのベンチマークソフトを使ったグラフィック性能の測定結果から、『XPS タワー(XPS 8910)』に搭載された「NVIDIA GeForce GTX750Ti」のグラフィック性能はとても高いレベルの性能であることが分かります。
写真や動画編集はもちろんのこと、高度なグラフィック処理をともなうゲームも、快適なパフォーマンスの動作が期待できます。
ストレージ
ストレージのベンチマークです。
『XPS タワー(XPS 8910)』のストレージには、東芝製の HDD 1TB が搭載されています。
ストレージのドライブ構成は次のようになります。
ストレージのデータ転送速度です。
HDD(7,200rpm) のデータ転送速度としては平均レベルといったところでしょうか。
起動・シャットダウン時間計測(動画に収録)
『XPS タワー(XPS 8910)』の Windows起動時間とシャットダウン時間は、次のとおりです。
・起動 :24.2秒
・シャットダウン: 9.9秒
Windowsの起動とシャットダウンの様子を動画に収録しています。起動・シャットダウン時間を感覚でイメージできるので参考にどうぞ!
搭載ソフトウェア
『XPS タワー(XPS 8910)』に搭載されているソフトウェアは、Windows標準のソフトのほか、Dell サポート関連ソフト、マルチメディアコンテンツの統合パッケージ「CyberLink Media Suite Essentials」、セキュリティソフト「マカフィー リブセーブ」などがインストールされています。
「CyberLink Media Suite Essentials」には、動画・音楽などのメディア再生ソフト「Power Media Player」、動画編集ソフト「PowerDirector」、ライティングソフト「Power2Go」が入っています。
メニューアイコンの右端は、「CyberLink Media Suite Ultra」へのアップグレード案内です。
動画編集ソフト「PowerDirector」のバージョンは「14」です。
付属品
『XPS タワー(XPS 8910)』(メインストリームグラフィック)に同梱されている付属品です。
本体のほか、キーボード、マウス、電源コード、ドライバ&ユーティリティ メディア、マルチ言語版のクイックスタートガイドなどが同梱されています。
※付属品は構成により変わります。
まとめ
『XPS タワー(XPS 8910)』(メインストリームグラフィック)は、パワフルな性能を搭載したデスクトップPCです。
とくに、写真や動画編集、ゲームなどのグラフィック処理系で、快適なパフォーマンスが期待できます。
ベースとなる性能レベルが高く、優れた拡張性とアップグレード作業の容易性も兼ね備えており、長いあいだ愛用できそうなモデルです。
価格等の最新情報については、デル直販サイト「デルオンラインストア」でチェックしてみてください。
デル オンラインストア 公式サイト ⇒New_XPSタワー_8930(2017/10/24発売) |