正面斜め

日本HP の Victus 16 (AMD) (2022年モデル)(以下、Victus 16 と記載)は、AMD 6000 H シリーズ・プロセッサーと NVIDIA GeForce RTX 30 シリーズを搭載した 16.1型ゲーミングノートPCです。

ゲーミングノートとしてはエントリークラスながら処理性能は意外に優秀!

ゲーミングノートとは思えないホワイトのカラーでスタイリッシュなデザインも好印象。ゲーム初心者はもちろんのこと、ゲームを含めたさまざまな用途でパソコンを使いたい多くのユーザーに受け入れられるデザインに仕上げられています。

■Victus 16 (AMD) (2022年モデル) の特徴

  • AMD 6000 H シリーズ・プロセッサーと NVIDIA GeForce RTX 30 シリーズを搭載
  • セラミックホワイトのカラーでスタイリッシュなデザイン
  • テンキー付きキーボード
  • リフレッシュレート 144Hz に対応
  • B&O Play デュアルスピーカー搭載
  • 長時間駆動可能なバッテリー
  • ゲーム以外にも さまざまな用途で活用できる仕上がり

レビューではメーカーからお借りした実機を試用して、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

天面(壁紙)

レビューは 2023年1月18日時点の内容です。

 

スペック構成

Victus 16 は、CPU とグラフィックスタイプにより「モデレートモデル」と「アドバンスモデル」がラインナップしています。

おもなスペックは以下のとおり。

モデレートモデル アドバンスモデル
シリーズ名 Victus by HP 16-e1000 シリーズ
カラー セラミックホワイト
OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen 5 6600H プロセッサー AMD Ryzen 7 6800H プロセッサー
メモリ 16GB (8GB×2) DDR5-4800MHz
ストレージ 512GB SSD (PCIe Gen4×4 NVMe M.2)
ディスプレイ 16.1インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (144Hz / 1920×1080 / 250nit)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop グラフィックス
ワイヤレス IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6E対応)、Bluetooth5.2
カメラ HP Wide Vision HD Webcam (約92万画素)
バッテリー駆動時間 最大 8時間 最大 9時間
本体サイズ(W×D×H) 約 370×260×23.5 mm
本体質量 約 2.48 kg

 

各モデルの詳細なスペックや価格、キャンペーンなど最新情報は 最新情報は日本HP公式サイトをご確認ください。

真正面

Victus 16 (AMD)
(2022年モデル)

税込14万円台から

 

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外観チェック

清潔感とスタイリッシュさをあわせ持つデザイン

Victus 16 は、デザインは洗練されていてとてもスタイリッシュ。

正面側 右側

背面側 右側

本体のカラーは「セラミックホワイト」。ゲーミングノートを感じさせないカラーでインテリアにもマッチします。

天面はサラサラとした感触で上質感のある仕上がりです。指紋や皮脂の跡は目立ちません。

天面真上

天面斜め

天面半開き
スタイリッシュなフォルム

シンプルなホワイトの天面に Victus ブランドマークやロゴなどデザインされているところもカッコいい!

Victus ロゴ

本体は 16インチながら厚みは意外に少ないところも好印象。

本体の厚さ(前面側)

本体の厚さ(背面側)
本体の厚みは意外に少ない

 

底面カバーは剛性を重視した「ユニボディ」の構造で、見た目にもスッキリとしています。

底面真上

底面斜め
吸気口の間口は広い

ゴム足は前面側左右の2箇所と背面側左右にまたがるゴム足の計3箇所実装されており本体の安定性は良好です。

ゴム足

排気口はヒンジのあいだに実装されています。

排気口
排気口はヒンジのあいだ

なお、背面側のゴム足は排気口から出された温かい空気が再び吸気口に入り込むのを防ぐ役割も兼ねています。

エアフロー

この構造により、本体内部の効果的な冷却が期待できます。

必要十分なインターフェース

Victus 16 のインターフェースは必要十分です。

インターフェース(左側面)

左側面

①電源コネクタ

②ネットワークポート(RJ45)

③HDMI 2.1 出力端子(モデレートモデルは HDMI 2.0)

④SuperSpeed USB Type-A 5Gbps(電源オフチャージ対応)

⑤SuperSpeed USB Type-C 5Gbps ×1 (DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)

⑥ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート

⑦SDカードスロット

インターフェース(右側面)

右側面

⑧SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2

Victus 16 には、ゲーミングPC には珍しく SDカードスロットが実装されています。

microSDメモリカードスロット
SDカードをシッカリ挿し込んだ状態

ゲームのみならず写真・動画編集などクリエイティブ作業にも活用できそうです。

B&O Play デュアルスピーカー搭載

スピーカーは B&O Play デュアルスピーカーを搭載しています。

スピーカー(底面部左右)
スピーカー(底面部左右)

スピーカー(拡大写真)
底面スピーカーの拡大

メリハリの効いた高音質で、音声も明瞭です。

Check

B&O Play は高級オーディオメーカー Bang & Olufsen のカジュアルブランドです。

電源ボタンはキーボード上にレイアウト

電源ボタンはキーの一部として[delete]キーの左隣りにレイアウトされています。

電源ボタン
電源ボタンは LED内蔵

使用中に間違って電源ボタンを押しても短押し(1秒未満くらい)なら無反応です。ただし、1,2秒程度ならスリープへ移行し、さらに長押しすると強制的に電源オフされます。

それなりの重量感とサイズ感

本体の大きさのイメージです。本体の上に B5版ノートを2冊載せています。

本体の大きさイメージ
本体サイズ感

16インチの本体はそれなりに大きいサイズ感です。

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

ゴム足を含めた本体の高さは実測で 25~30(最厚部)mm。

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
・本体:2,405g
・電源アダプター:486g
・電源コード:118g

外出先への持ち歩きにはキビシイ重量感ですが、部屋間の移動はラクにできます。

電源アダプターは最大出力が 200W。サイズは それなりにデカいです。

電源アダプターの大きさ比較

電源アダプターの大きさ

 

ディスプレイのチェック

自然な色合い描画できるディスプレイ

レビュー機のディスプレイは BOE製[型番:BOE0A4A]の IPS液晶パネル。描画される映像は自然な色合いでキレイです。

ディスプレイに描画された映像(気球)
画像の表示例(その1)

ディスプレイに描画された映像(紅葉)
画像の表示例(その2)

表示される文字の大きさ
テキストの表示例

トーンカーブは、RGB ともに理想的な 45度の角度です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

輝度の計測結果はディスプレイの明るさ設定 100 のとき「311 nit」。標準的な輝度で実際に見ても十分な明るさです。

 

色域の計測結果です。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 65.5% 65.8%
Adobe RGB 48.8% 48.8%
DCI-P3 48.5% 48.5%

色域は広くありませんが、描画される映像は自然な色合いでゲームプレイも十分なレベルです。

とくに、Victus 16 の液晶ディスプレイのリフレッシュレートは 144 Hz にも対応している点は魅力です。

リフレッシュレート
リフレッシュレート

ゲームプレイで大きなアドバンテージになるはずです。

 

狭額縁ベゼル

ベゼルは狭額縁です。

左右のベゼルは狭額縁

とくに左右のベゼルは鉛筆の太さより細く全体的に画面周りはスッキリしています。

 

映り込みは気になるかも

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

レビュー機は非光沢液晶です。映り込みが気になることはほとんどなく眼への負担も軽減できます。

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからもハッキリとした映像を観ることができます。

ディスプレイを開く角度は十分な範囲をカバー

ディスプレイを開くことができる最大角度は 約136度。

ディスプレイの最大角度

ゲーミングノートとして十分な範囲をカバーしています。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

ゲームもタイピングも扱いやすいキーボード

Victus 16 のキーボードレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キートップの英数字は大きい文字で見やすく視認性もすぐれています。

キートップの文字の大きさ

キーピッチの実測値は 約 19mm(仕様では 18.7mm)。フルサイズキーボードと同等のキーピッチで、窮屈な感じはありません。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キートップの形状はほぼフラット。少しツルツルとした感触で、ゲームプレイのときの押しやすさも良好です。

キートップ

キーストロークの仕様は 約 1.5mm。

キーストローク
タイプ音は「タクタク」という音。音の大きさは静か

キーの押し込む強さやキーを押し込んだ後の反発もちょうど良い感じです。

ゲームプレイも通常のタイピングもオールマイティに扱いやすいキーボードです。

キーボードにはバックライトを搭載

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーバックライト

[Fn]+[F4]キー押下でオン/オフの切り替えが可能です。(明るさ切り替え機能はなし)

質感の良いパームレスト

パームレストはサラサラした感触で上質感のある仕上がりです。

パームレスト

指紋や皮脂の跡は目立ちません。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドの感触はツルツルしており、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

大きめサイズで扱いやすさも良好です。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、レビュー機の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

CPU AMD Ryzen 5 6600H プロセッサー
メモリ 16GB (8GB×2) DDR5 4800MHz
ストレージ 512GB SSD (PCIe Gen4×4 NVMe M.2)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop グラフィックス

評価に使用したベンチマークは以下のとおり。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark Time Spy
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークの実行にあたっては付属のソフトウェア「OMEN Gaming Hub」の パフォーマンスコントロールを「初期設定(ファン速度:自動)」と「パフォーマンス(ファン速度:最大)」2つモードで実施しています。

OMEN Gaming Hub パフォーマンスコントロール
OMEN Gaming Hub パフォーマンスコントロール

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-12700H プロセッサー

・インテル Core i7-1260P プロセッサー

・インテル Core i5-1240P プロセッサー

・インテル Core i7-1255U プロセッサー

・インテル Core i5-1235U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5825U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5625U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5800U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5600U プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]

CPU
Core i7-12700H
5159 pts
Ryzen 7 5825U
4148 pts
Ryzen 5 6600H(レビュー機/パフォーマンス)
4136 pts
Ryzen 5 6600H(レビュー機/初期設定)
4064 pts
Core i7-1260P
3556 pts
Ryzen 7 5800U
3535 pts
Core i5-1240P
3412 pts
Ryzen 5 5600U
2999 pts
Ryzen 5 5625U
2974 pts
Core i5-1235U
2738 pts
Core i7-1255U
2156 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Core i7-12700H
25710
Ryzen 5 6600H(レビュー機/パフォーマンス)
20760
Ryzen 7 5825U
20422
Ryzen 5 6600H(レビュー機/初期設定)
20329
Core i7-1260P
19031
Ryzen 7 5800U
18835
Core i5-1240P
17932
Ryzen 5 5600U
16487
Ryzen 5 5625U
16291
Core i5-1235U
13275
Core i7-1255U
13140

レビュー機の CPU パフォーマンスは優秀で、保有している性能をシッカリと発揮できています。

Ryzen 5 とはいえ 6000 シリーズ・プロセッサーはパワフルです。重量級のゲームタイトルでもそこそこ快適なゲームプレイが期待できる性能レベルです。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti グラフィックス

・NVIDIA GeForce RTX 3050 with Max-Q グラフィックス

・NVIDIA GeForce RTX 2080 with Max-Q グラフィックス

・NVIDIA GeForce RTX 2060 with Max-Q グラフィックス

・NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti グラフィックス

・NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti with Max-Q グラフィックス

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1260P搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5825U搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark Time Spy

3DMark Time Spy のベンチマーク結果です。

Time Spy は DirectX 12 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Time Spy
GeForce RTX 2080 with Max-Q
7171
GeForce RTX 2060 with Max-Q
5347
GeForce RTX 3060(レビュー機/パフォーマンス)
5325
GeForce RTX 3060(レビュー機/スマートセンス)
5045
GeForce RTX 3050 with Max-Q
4954
GeForce RTX 3050 Ti
4460
GeForce GTX 1650 Ti
3687
GeForce GTX 1650 Ti with Max-Q
3229
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
1855
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
1408

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
GeForce RTX 2060 with Max-Q
22912
GeForce RTX 3050 with Max-Q
22475
GeForce RTX 2080 with Max-Q
22220
GeForce RTX 3060(レビュー機/パフォーマンス)
22064
(すごく快適)
GeForce RTX 3060(レビュー機/スマートセンス)
21913
(すごく快適)
GeForce RTX 3050 Ti
19691
GeForce GTX 1650 Ti with Max-Q
19168
GeForce GTX 1650 Ti
19156
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
10840
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
9820

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
GeForce RTX 2060 with Max-Q
14226
GeForce RTX 2080 with Max-Q
13815
GeForce RTX 3060(レビュー機/パフォーマンス)
13408
(非常に快適)
GeForce RTX 3060(レビュー機/スマートセンス)
12980
(非常に快適)
GeForce RTX 3050 Ti
11883
GeForce RTX 3050 with Max-Q
10004
GeForce GTX 1650 Ti
9694
GeForce GTX 1650 Ti with Max-Q
8740
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
4200
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
3344

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
GeForce RTX 2060 with Max-Q
5441
GeForce RTX 3060(レビュー機/パフォーマンス)
4964
(やや快適)
GeForce RTX 3060(レビュー機/スマートセンス)
4721
(やや快適)
GeForce RTX 3050 Ti
4216
GeForce RTX 2080 with Max-Q
4205
GeForce RTX 3050 with Max-Q
3780
GeForce GTX 1650 Ti
3612
GeForce GTX 1650 Ti with Max-Q
3185
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
1474
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
1270

※高品質/解像度 1920×1080 で実施

 

レビュー機のグラフィックス・パフォーマンスは少しひかえめです。

とはいえ、レビュー機のスペックなら中量級のゲームタイトルなら快適なプレイが可能です。ゲーム初心者はもちろんのことクリエイティブ作業などオールマイティな用途にも適しているといえるでしょう。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは、PCI Express 4.0 の NVMe SSD(容量 1TB) が搭載されています。

ストレージ情報
レビュー機のストレージ情報(対応転送モード:PCIe 4.0 x4 がポイント

以下は、データ転送速度の計測結果です。

データ転送速度
レビュー機のデータ転送速度

※OMEN Gaming Hub のパフォーマンスコントロールを「初期設定」で計測した結果。パフォーマンスモードで計測した場合でも結果に大きな違いはない。

PCI Express 4.0 の SSD は結果のとおり爆速です。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・HP ENVY 16

・OMEN by HP 25L (インテル)

※当サイトで計測したスコア

おもなスペックは以下のとおり。

スペック Victus 16
(レビュー機)
HP ENVY 16 OMEN by HP 25L
CPU AMD Ryzen 5 6600H インテル Core i7-12700H インテル Core i7-12700F
メモリ 16GBメモリ 32GBメモリ 16GBメモリ
ストレージ 512GB SSD (PCIe 4.0 NVMe) 1TB SSD (PCIe 4.0 NVMe) 1TB SSD (PCIe 4.0 NVMe)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop NVIDIA GeForce RTX 3060
販売価格(税込) 144,800円 262,000円 149,800円

※販売価格は上記スペックを搭載したモデルの価格(記事執筆時点)

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Essentials
Victus 16(初期設定)
8855
Victus 16(パフォーマンス)
9027
HP ENVY 16
9679
OMEN 25L (Intel)
10757
目標値
4100
Productivity
Victus 16(初期設定)
8993
Victus 16(パフォーマンス)
9356
HP ENVY 16
9431
OMEN 25L (Intel)
10087
目標値
4500
Digital Contents Creation
Victus 16(初期設定)
7561
Victus 16(パフォーマンス)
7688
HP ENVY 16
9670
OMEN 25L (Intel)
12293
目標値
3450
Gaming
Victus 16(初期設定)
9544
Victus 16(パフォーマンス)
9962
HP ENVY 16
15067
OMEN 25L (Intel)
17378

※テスト項目説明

・Total Score(総合的な評価)

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機は、ゲーミングノートとしてエントリー向けのスペックながらスコアは意外に優秀です。

そこそこ高いレベルで性能バランスにすぐれているところもポイントで、ゲーミングのみならず写真・動画編集などマルチな用途にマッチしています。

関連記事

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

 

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 8時間 15分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
45分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 22分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 23分

ゲーミングノートながらバッテリー性能は優秀です。

さすがにバッテリー駆動でのゲームプレイはムリがありますが、一般的な用途(ネット・メール・オフィスソフト・動画鑑賞など)ならバッテリー駆動でも比較的長い時間使えそうです。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。

・HP ENVY 16

・OMEN by HP 25L (インテル)

※当サイトで計測した処理時間

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
Victus 16(初期設定)
46秒8
Victus 16(パフォーマンス)
45秒0
HP ENVY 16
36秒1
OMEN 25L (Intel)
32秒9
Photoshop Lightroom
Victus 16(初期設定)
20秒4
Victus 16(パフォーマンス)
17秒8
HP ENVY 16
10秒5
OMEN 25L (Intel)
13秒4
Lightroom Classic
Victus 16(初期設定)
23秒4
Victus 16(パフォーマンス)
22秒5
HP ENVY 16
15秒5
OMEN 25L (Intel)
13秒9

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
Victus 16(初期設定)
1分27秒4
Victus 16(パフォーマンス)
1分26秒7
HP ENVY 16
1分26秒8
OMEN 25L (Intel)
1分2秒5

 

実際のソフトウェアを使った検証結果も優秀です。

上位スペックの比較対象機にせまるくらいの処理性能といえるでしょう。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します。

・10分間動画のエンコード処理中

・ファイナルファンタジーXV ベンチマーク(FHD・高品質)1回実行中

※OMEN Gaming Hub のパフォーマンスコントロールを「初期設定(ファン速度:自動)」と「パフォーマンス(ファン速度:最大)」に設定して測定

※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:23℃)

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

■測定結果

モード アイドル状態
(最小音量)
最大音量
中段はピーク時の音量推移
下段は処理時間/スコア(参考値)
動画エンコード中 FF XV ベンチ実行中
初期設定 34.2db 37.1db
(36~37db)
(1分27秒)
47.6db
(44~47db)
(4764/やや快適)
パフォーマンス 34.2db 37.4db
(36~37db)
(1分26秒)
50.3db
(47~50db)
(4984/やや快適)

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 

平常時は静かです。動画エンコード中もファン音や気流音はそれほど気になりません。

ただし、FF XV ベンチマーク中は「サーッ」という気流音がかなり大きくうるさいです。もっともゲーム中は基本的にヘッドセットを付けているのでファン音が気になることはないと思います。

 

表面温度のチェック

表面温度については、下記を実施したときの表面温度を測定し評価します。

・アイドル状態で10分放置後

・Youtube 動画 30分間視聴後

・10分間動画のエンコード実行後

・ファイナルファンタジーXV ベンチマーク(FHD・高品質)1回実行後

※単位:℃、測定時の室温:24℃

※OMEN Gaming Hub のパフォーマンスコントロールを「初期設定(ファン速度:自動)」に設定して測定

※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果

■アイドル状態で10分放置

アイドル状態で10分放置の表面温度

■Youtube 動画 30分間視聴後

Youtube 動画 30分間視聴後の表面温度

■10分間動画エンコード実行後

10分間動画エンコード実行後の表面温度

■ファイナルファンタジーXV実行後

ファイナルファンタジーXV実行後の表面温度

高負荷な状態になるとキーボード奥 中央寄りの温度が上がりやすいですが、ゲームでキャラクターの移動などに使われる「WASD」キーあたりはわずかに温かさを感じる程度でゲームプレイへの影響はないと思います。

 

サウンド チェック

Victus 16 は、サウンドユーティリティソフト「B&O Play Audio Control」がプリインストールされています。

サウンドユーティリティソフト

スピーカーや内蔵マイクのノイズ除去のほか、イコライジング機能でお好みの音質にチューニングすることもできます。

以下は、実際にサウンドを聴いた印象です。
・オーディオプリセット:オン/音楽
・EQコントロール:オン
・イコライザーのプリセット:HP最適化

■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域をカバー。メリハリのある安定の高音質。音声もハッキリ聴き取れる。
ただし、スピーカーの実装位置が前面側左右なのでゲームプレイ時の手の位置によっては音質が変わる可能性あり。

■ヘッドホン
ヘッドホンでもスピーカー同様に高音質。周囲の音を遮断できるぶん、サウンドに集中できる。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 12.1秒 32.4秒 10.6秒
2回目 12.0秒 30.1秒 11.0秒
3回目 13.0秒 29.7秒 10.2秒
4回目 12.0秒 30.5秒 12.3秒
5回目 11.9秒 31.7秒 12.1秒
平均 12.2秒 30.9秒 11.2秒

体感的にも早く、処理待ちのストレスを感じることはないでしょう。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows の更新など使用状況により時間は変動するので参考値としてください。

 

同梱品

Victus 16 の本体ほか付属品一式です。

同梱品一式 width=
同梱品リスト
・Victus 16 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、Victus 16 (AMD) のレビュー記事をお届けしました。

Victus 16 は、エントリー向けのゲーミングノートながら処理性能は意外に優秀です。

中量級のゲームタイトルは快適にプレイできますし、重量級のゲームでもそこそこ快適に楽しめます。

また、インテリアにもマッチするホワイトのカラーなので、リビングに置いて家族でゲームを楽しんだり、オンライン会議や写真・動画編集に活用するのもアリでしょう。

コストパフォーマンスにもすぐれているところもポイントで、ゲームのみならずさまざまな用途に活用できるオールマイティなノートPC といえるでしょう。

高評価のポイント

  • 多くのゲームタイトルを楽しめる高い処理性能
  • 清潔感あるホワイトのカラーでスタイリッシュなデザイン
  • リフレッシュレート 144 Hz に対応
  • インテリアになじむデザインとバランスの取れた性能でファミリーユースにも適している

気をつけておきたいところ

  • 色域は標準レベル

 

ラインナップしているモデルや価格、キャンペーンなど最新情報は日本HP直販サイト「HP Directplus」をご確認ください。

真正面

Victus 16 (AMD)
(2022年モデル)

税込14万円台から

 

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