HP OMEN 25L Desktop (AMD) レビュー:圧巻のゲーム性能!ホワイトのカラーが美しいゲーミングデスクトップPC

 

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貸出機材提供:株式会社日本HP

正面斜め(左振り)

日本HP が販売する OMEN 25L Desktop (AMD) [以下、OMEN 25L (AMD) と記載]は、AMD Ryzen 5 5600XプロセッサーとAMD Radeon RX 6700XT グラフィックスを搭載したゲーミング・デスクトップPCです。

ゲーミングPC としてはミドルレンジクラス相当ながら CPU と GPU の組み合わせにより圧巻のゲーム性能を実現! ベンチマークによるゲーム性能の評価も優秀です。

ゲーミングPC としては目新しいセラミックホワイトのカラーが美しく、リビングに置いてもインテリアになじむデザインです。

■OMEN 25L Desktop (AMD) の特徴

  • AMD Ryzen 5 5600XプロセッサーとAMD Radeon RX 6700XT グラフィックスを搭載
  • HyperX メモリ 16GB や 次世代PCIe Gen4 対応 SSD を搭載
  • シースルーのサイドパネル&セラミックホワイトのカラーが美しく清潔感あるデザインがインテリアにマッチ
  • 120mmのフロントファンや2ヒートパイプ空冷クーラー(サイドフロー)など信頼性の高い冷却システム
  • オーバークロック調整や LEDライティングなど、ゲーム体験を快適にするソフトウェア OMEN GAMING HUB を搭載
  • 本体内部へのアクセスはツールレスでメモリや HDDなどの増設もかんたん

本記事では、メーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザインや本体内部をチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

正面斜め(右振り)

レビューは 2022年8月25日時点の内容です。

関連記事

第12世代インテル Core プロセッサーと NVIDIA GEFORCE RTX 3060 シリーズを搭載した姉妹機種の実機レビューです。

 

スペック構成

OMEN 25L Desktop (AMD) のモデル構成は一つのみ。おもなスペックは以下のとおりです。

OS Windows 11 Pro
プロセッサー AMD Ryzen 5 5600X デスクトップ・プロセッサー
メモリ HyperX 16GB (8GB×2) DDR4-3200MHz RGB (最大128GB)
ストレージ Western Digital WD_Black 1TB M.2 SSD (PCIe Gen 4×4 NVMe)
グラフィックス AMD Radeon RX 6700XT グラフィックス
LAN 10/100/1000 Mbps オンボードネットワークコネクション
ワイヤレス IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth 5.2
本体カラー セラミックホワイト
本体サイズ (W×D×H) 約 165×396×448 mm (縦置き)
重量 約 13.81 kg

 

詳細スペックや価格、キャンペーンなど最新情報は日本HP公式サイトをご確認ください。

正面ななめ

OMEN 25L Desktop (AMD)
税込 18万円台から

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外観チェック

ホワイトのカラーは清潔感があってインテリアになじむ

OMEN 25L (AMD) は、ゲーミングPCとしては目新しいセラミックホワイトのカラーです。

正面斜め(左振り)

正面斜め(右振り)

セラミックホワイトのカラーは清潔感があってインテリアにもなじみ、ゲーミングPCでも意外にアリな色合いです。

本体の大きさは 約 165(W)×396(D)×448(H) mm。姉妹機種 OMEN 25L Desktop (インテル) と同じサイズです。

本体の大きさイメージ
ティシューボックスと大きさ比較

比較対象のティシューボックスが小さく感じるほど、それなりにデカいサイズ感です。

23.8インチサイズのモニターと比較するとこんな感じ。

23.8インチモニターと大きさ比較
23.8インチモニターと大きさ比較

フロントパネルはヘアライン仕上げで、エレガントな印象もあります。

フロントパネル
フロントパネルはヘアライン仕上げ

背面側はブラック。白と黒のコントラストが美しくスタイリッシュな印象です。

背面側斜め

左右の側面です。

左側面
左側面(本体正面に向かって)

右側面
右側面(本体正面に向かって)

シースルーのサイドパネルは EMコーティングされた強化ガラス製。

正面斜め(右振り)

パーツ・コンポーネントはCPU ヒートシンク以外ほぼブラックで統一されています。筐体のセラミックホワイトの清潔感あるカラーとは対照的に、ライティングで照らされた内部空間はカッコ良さを感じます。

空間ライティング

シースルーのサイドパネルは強化ガラス製なのでキズ・汚れに強いところも好感が持てます。

サイドパネルのロゴ
サイドパネルの左下に製品名「25L」の印刷

なお、LEDのライティング設定は付属のアプリケーション「OMEN Gaming Hub」でカラーやブリンクなどお好みのライティングに変更可能。また、OMEN Gaming Hub ではマシンのパフォーマンスを使い方にあわせてコントロールすることもできます。

OMEN Gaming Hub ライティング
OMEN Gaming Hub によるライティング設定

天面側と底面側です。

本体天面側
天面側

本体底面側
底面側

底面側のスタンドは高さを持たせることで底面側からの吸気効率を向上させています。なお、スタンドは頑丈な作りで安定性は良好です(接地面は硬いゴム製)。

本体底面側スタンド
スタンドの高さは 15mm(実測値)

ちなみに、デザインは筐体カラーを除きインテルモデルと同等です。

 

インターフェースのチェック

アクセスしやすい豊富なインターフェース

OMEN 25L (AMD) のインターフェースは、天面フロント側と背面側に実装されています。

インターフェース(天面フロント側)

■天面フロント側

①マイク入力ポート

②ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート

③SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2

④電源ボタン

 

インターフェース(背面側)

■背面側

①左からマイク入力、ライン出力、ライン入力

②USB 2.0 Type-A×4

③LANポート

④SuperSpeed USB Type-C 10Gbps

⑤SuperSpeed USB Type-C 5Gbps

⑥DisplayPort1.4a ×3

⑦HDMI2.1

 

インターフェースは必要十分です。

ただ、天面フロント側のインターフェースは、本体をデスク上に設置した場合にはアクセスしにくさを感じるかもしれません。

インテルモデルとのインターフェースの違いは、グラフィックスカードの部分で、ほかは同等です。

 

本体内部のチェック

OMEN 25L (AMD) の本体を分解、内部をチェックします。

本体内部へはかんたんにアクセスできる

本体内部へアクセスするには、背面側の 内部アクセスリリースボタンを押します。

内部アクセスリリースボタン
矢印の指すボタンを押す

内部アクセスリリースボタンを押すとサイドパネル上部が開きます。サイドパネルは上方向に持ち上げるように取りはずします。

サイドパネルを開く
サイドパネルは上方向に持ち上げるように取りはずす

本体内部の全体イメージです。

本体内部の全体イメージ
本体内部

 

各パーツの実装エリアをチェックします。

CPU とメモリの実装エリアです。

CPU・メモリ・排熱用ファン
CPU・メモリ・排熱用ファン

CPU には、サイドフロータイプの 2ヒートパイプ空冷クーラ(ヒートシンク)が装着。

CPUには2ヒートパイプ空冷クーラ
CPUには2ヒートパイプ空冷クーラが装着

前面側は吸気用ファンを実装し冷却効率を向上させています。

前面側には吸気用ファン
前面側に吸気用ファン

レビュー機のグラフィックスカードは AMD Radeon RX 6700XT グラフィックス を搭載。

グラフィックスカード
グラフィックスカードは AMD Radeon RX 6700XT

SSD は CPU とグラフィックスカードのあいだに実装。

SSD
SSD

前面側には、3.5インチドライブベイがあります。(ドライブベイにはホルダーが装着)

3.5インチドライブベイ
3.5インチドライブベイ

ホルダーを取り出すときは、ホルダーの外側にあるツメを両側から押してホルダーをベイから抜き取ります。

ドライブホルダーの取り出し

なお、ホルダーにはグロメットピンがあり(前後左右4箇所)、3.5インチ HDD をネジなしで取り付けることができます。

ドライブホルダー
ドライブホルダー

ワイヤレスLAN カードの実装エリアです。

ワイヤレスLANカード
ワイヤレスLANカード(グラフィックスカードの下に実装)

電源ユニットの最大出力ワット数は 600W、80PLUSゴールドです。

電源ユニット(その1)

電源ユニット(その2)
電源ユニット

底面部分にはメッシュ状のフィルターがあり、通気性を確保しつつ底面側からの吸気によってホコリ等が入り込まないように配慮されています。

底面側フィルター
底面側フィルター

 

拡張性はミドルレンジクラスとしては十分です。もともと搭載されているスペックがミドルレンジクラスのゲーミングPC として十分な性能を搭載しているだけに拡張性が問題になることはないでしょう。

とくに、本体内部へのアクセスがかんたんにできてクリーニングなどメンテナンスしやすいところは意外に大きなメリットといえるでしょう。

ちなみに、インテルモデルとの違いは CPU とグラフィックスカード、電源ユニットで、これら以外のパーツは同等です。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、レビュー機の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほか総合的なパフォーマンスを評価します。

■レビュー機の基本スペック

OS Windows 11 Pro
CPU AMD Ryzen 5 5600X
メモリ 16GB(8GB×2)
ストレージ 1TB SSD (M.2 NVMe)
グラフィックス AMD Radeon RX 6700XT

■使用したベンチマーク

比較項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10

なお、OMEN 25L (AMD) にはパフォーマンスなどを使い方にあわせてコントロールできるアプリケーション「OMEN Gaming Hub」がインストールされています。

ベンチマークの実施にあたっては、OMEN Gaming Hub の電源モードと温度コントロールを「最適-標準」「パフォーマンス-パフォーマンス」の2つのモードに設定して実行しています。

OMEN Gaming Hub パフォーマンスコントロール
OMEN Gaming Hub パフォーマンスコントロール

また、メモリのオーバークロックは有効にしています。

OMEN Gaming Hub オーバークロック
OMEN Gaming Hub オーバークロック

Check

メモリオーバークロックは、メモリの速度を 3200から 3467 MT/s(メガトランスファー毎秒)に高速化することで、システムのパフォーマンスを向上させ、ゲームプレイのパフォーマンスも引き上げます。

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで比較・評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-12700K プロセッサー

・インテル Core i7-11700T プロセッサー

・インテル Core i5-11400 プロセッサー

・インテル Core i7-12700F プロセッサー(*1)

・インテル Core i7-1260P プロセッサー(*2)

・インテル Core i5-1240P プロセッサー(*2)

・AMD Ryzen 5 PRO 5650GE プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5800U プロセッサー(*2)

・AMD Ryzen 5 5600U プロセッサー(*2)

※当サイトで計測したスコアの平均値

※(*1)は姉妹モデル OMEN 25L (インテル) のスコア(パフォーマンスモードで計測)

※(*2)はノートPC向けプロセッサーのスコア平均値

 

■CINEBENCH R20

CPU
Core i7-12700K
8733 pts
Core i7-12700F
8126 pts
Ryzen 5 5600X(レビュー機/パフォーマンス)
4053 pts
Ryzen 5 5600X(レビュー機/最適)
3861 pts
Ryzen 7 5800U
3629 pts
Ryzen 5 PRO 5650GE
3514 pts
Ryzen 7 5700U
3362 pts
Core i7-11700T
3348 pts
Core i5-1240P
3297 pts
Core i7-1260P
3294 pts
Core i5-11400
2849 pts

 

■CPU Mark(PassMark PerformanceTest)

CPU Mark
Core i7-12700K
34997
Core i7-12700F
33562
Ryzen 5 5600X(レビュー機/パフォーマンス)
21679
Ryzen 5 5600X(レビュー機/最適)
20932
Ryzen 7 5800U
19295
Core i7-1260P
17866
Ryzen 5 PRO 5650GE
17743
Ryzen 7 5700U
17516
Core i5-1240P
17420
Core i7-11700T
17062
Core i5-11400
12972

 

レビュー機に搭載されている AMD Ryzen 5 5600X プロセッサーは、第12世代インテル Core プロセッサーにくらべスコアがひかえめです。

ただし、CPU ベンチマークでは少し物足りない印象はありましたが、後述する総合的なパフォーマンスではゲーミングPC としてとても優秀なスコアが出ています。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで評価します。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・NVIDIA GeForce RTX 3060(*1)

・NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER

・NVIDIA GeForce RTX 2060 SUPER

・NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti

・NVIDIA GeForce GTX 1650 SUPER

・NVIDIA GeForce GTX 1650

・インテル UHD グラフィックス 750

・AMD Radeon グラフィックス(デスクトップPC)

※当サイトで計測したスコアの平均値

※(*1)は姉妹モデル OMEN 25L (インテル) のスコア(パフォーマンスモードで計測)

 

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
Radeon RX 6700XT(レビュー機/パフォーマンス)
27599
Radeon RX 6700XT(レビュー機/最適)
27186
RTX 3060
20913
RTX 2070 SUPER
20374
RTX 2060 SUPER
19320
GTX 1660 Ti
13911
GTX 1650 SUPER
10905.5
GTX 1650
8026
AMD Radeon(デスクトップ)
2424
インテル UHD 750
1892

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
RTX 3060
25337
RTX 2060 SUPER
24500
RTX 2070 SUPER
23979
GTX 1650 SUPER
23606
GTX 1660 Ti
21655
GTX 1650
20464
Radeon RX 6700XT(レビュー機/最適)
17008
Radeon RX 6700XT(レビュー機/パフォーマンス)
16931
AMD Radeon(デスクトップ)
7980
インテル UHD 750
7288

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
Radeon RX 6700XT(レビュー機/パフォーマンス)
22730
Radeon RX 6700XT(レビュー機/最適)
22603
RTX 3060
20666
RTX 2070 SUPER
19746
RTX 2060 SUPER
18464
GTX 1660 Ti
15885
GTX 1650 SUPER
12526
GTX 1650
10180
AMD Radeon(デスクトップ)
2247
インテル UHD 750
1765

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
Radeon RX 6700XT(レビュー機/パフォーマンス)
11015
RTX 2070 SUPER
9104
RTX 2060 SUPER
7758
Radeon RX 6700XT(レビュー機/最適)
7377
RTX 3060
6599
GTX 1660 Ti
5851
GTX 1650 SUPER
4274
GTX 1650
3556
AMD Radeon(デスクトップ)
765
インテル UHD 750
628

※高品質/解像度 解像度 1920×1080 で実施

 

レビュー機に搭載されている Radeon RX 6700XT は、ゲームの重さに合わせてパフォーマンスを制御している傾向があります。

軽量級のゲームではパフォーマンスを抑えつつ、重量級になる従い保有している性能を発揮していくようです。

OMEN 25L にはインテルモデルと AMDモデルがラインナップしていますが、重量級のゲームをメインにプレイするなら AMDモデルがおすすめです。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは PCIe/NVMe 1.4対応 SSD (容量:1TB) です。

ストレージ性能については、CrystalDiskMark を使用して計測したデータ転送速度で評価します。

データ転送速度(SSD)
データ転送速度(SSD)

※OMEN Gaming Hub パフォーマンスコントロールの設定を「パフォーマンス-パフォーマンス」で計測した結果。「最適-標準」で計測した場合でも結果に大きな違いはありません。

SSD は NVMe 1.4対応でデータアクセス速度が爆速です。Windows やアプリの起動も早いです。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの違いを把握するため下記機種のスコアと比較します。

・HP OMEN 25L Desktop (インテル) (*1)

・Dell XPS 8950

(*1) OMEN Gaming Hub パフォーマンスコントロールの設定を「パフォーマンス-パフォーマンス」で計測した結果

 

各機種の基本スペックは以下のとおり。

スペック OMEN 25L (AMD) OMEN 25L (インテル) XPS 8950
CPU AMD Ryzen 5 5600X インテル Core i7-12700F インテル Core i7-12700K
メモリ 16GB(8GB×2) 16GB(8GB×2) 16GB(8GB×2)
ストレージ 1TB SSD 1TB SSD 512GB SSD+1TB HDD
グラフィックス AMD Radeon RX 6700XT GeForce RTX 3060 GeForce GTX 1650 SUPER

関連記事

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

■ベンチマーク結果

Total Score
OMEN 25L (AMD)(最適)
10086
OMEN 25L (AMD)(パフォーマンス)
10033
OMEN 25L (インテル)(パフォーマンス)
9623
XPS 8950
7818
 Essentials
OMEN 25L (AMD)(最適)
10388
OMEN 25L (AMD)(パフォーマンス)
10592
OMEN 25L (インテル)(パフォーマンス)
10757
XPS 8950
10242
基準値
4100
 Productivity
OMEN 25L (AMD)(最適)
10481
OMEN 25L (AMD)(パフォーマンス)
9772
OMEN 25L (インテル)(パフォーマンス)
10087
XPS 8950
10542
基準値
4500
 Digital Contents Creation
OMEN 25L (AMD)(最適)
11492
OMEN 25L (AMD)(パフォーマンス)
11614
OMEN 25L (インテル)(パフォーマンス)
12293
XPS 8950
10070
基準値
3450
 Gaming
OMEN 25L (AMD)(最適)
22537
OMEN 25L (AMD)(パフォーマンス)
22784
OMEN 25L (インテル)(パフォーマンス)
17378
XPS 8950
9288

※テスト項目説明

・Total Score(総合的な評価)

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機は、ミドルレンジクラスのゲーミングPC ながら優秀なスコアです。

ゲーミングに特化した性能を備えており重量級のゲームも快適に楽しめそうです。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。

・OMEN 25L Desktop (インテル) (*1)

・Dell XPS 8950

(*1) OMEN Gaming Hub パフォーマンスコントロールの設定を「パフォーマンス-パフォーマンス」で計測した結果

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
OMEN 25L (AMD)(最適)
43秒9
OMEN 25L (AMD)(パフォーマンス)
43秒5
OMEN 25L (インテル)(パフォーマンス)
32秒9
XPS 8950
33秒7
Photoshop Lightroom
OMEN 25L (AMD)(最適)
16秒1
OMEN 25L (AMD)(パフォーマンス)
16秒1
OMEN 25L (インテル)(パフォーマンス)
13秒4
XPS 8950
13秒4
Lightroom Classic
OMEN 25L (AMD)(最適)
20秒7
OMEN 25L (AMD)(パフォーマンス)
19秒8
OMEN 25L (インテル)(パフォーマンス)
13秒9
XPS 8950
17秒2

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
OMEN 25L (AMD)(最適)
1分27秒8
OMEN 25L (AMD)(パフォーマンス)
1分23秒9
OMEN 25L (インテル)(パフォーマンス)
1分2秒5
XPS 8950
1分0秒8

 

クリエイティブ性能は比較対象機にくらべ少しひかえめです。

AMDモデルでもクリエイティブ性能としては十分ですが、ゲーミング以外に写真・動画編集などクリエイティブな作業にも活用するならインテルモデルが優位です。

 

駆動音・パーツ温度のチェック

駆動音のチェック

駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します。

・10分間動画のエンコード処理中

・ファイナルファンタジーXV (1920×1080/高品質) ベンチマーク実行中

※OMEN Gaming Hub の電源モードと温度コントロールを「最適-標準」「パフォーマンス-パフォーマンス」の2つのモードで測定

※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:25℃)

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

■測定結果

モード アイドル状態
(最小音量)
最大音量
下段はピーク時の音量推移
動画エンコード ファイナルファンタジー
最適-標準 35.0db 35.6db
(35db台)
51.3db
(46~51db)
パフォーマンス-
パフォーマンス
38.2db 43.6db
(42~43db)
51.8db
(46~51db)

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 

平常時は、「ウーッ」というモーター音が少し聞こえる程度で静かです。

ゲームなど高負荷なときは、「ウーッ」というファン音にくわえ「サーッ」という排熱のときの気流音がかなり大きくなります(かなりうるさく感じるかも)。

なお、参考情報として、OMEN Gaming Hub の温度コントロールを「手動」にしたときファン音と気流音がかなり大きくなります(ごう音に近い)。CPUファン、フロント側吸気用ファン、背面側排気用ファンすべての回転数を最大に設定したときの音量は 63db ほど。そのぶん本体内部を急速に冷却できますが、手動の温度コントロールでうるさく感じるときは使用環境・状況にあわせてチューニングするとよいでしょう。

OMEN Gaming Hub 温度コントロールOMEN Gaming Hub 温度コントロール
(クリックで拡大表示)

 

パーツ温度のチェック

パーツ温度については、下記を実施中の CPUとGPU(グラフィックス)の動作周波数と温度を計測・評価します。

・10分間動画のエンコード処理中

・ファイナルファンタジーXV (1920×1080/高品質) ベンチマーク実行中

※OMEN Gaming Hub の電源モードと温度コントロールを「パフォーマンス-パフォーマンス」に設定して計測

※計測時の室温:25℃

※動作周波数と温度は 各Core の平均値

動画エンコード時の CPU温度
動画エンコード時の CPU動作周波数と温度
(10分間の動画エンコード)

ベンチマーク時の CPU温度
ベンチマーク実行時の CPU温度
(ファイナルファンタジーXV 1回実行)

CPU、GPU(グラフィックス)ともに高負荷な状態でも温度が急上昇することなく高いパフォーマンスを維持しています。

ベンチマークによる検証の終盤では GPU 温度が 80℃近くに上昇しているところは少し気になります。ただし、この部分のデータを細かく見ると 70℃台後半で推移しているので、このまま高負荷な状態が継続したとしても急激な上昇はないと考えます。

エアフローは良好な構造なので、負荷の高いゲームも快適なパフォーマンスで楽しむことができるでしょう。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動時間、再起動時間、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 10.7秒 24.8秒 5.2秒
2回目 10.3秒 23.9秒 5.1秒
3回目 10.7秒 24.7秒 5.2秒
4回目 10.2秒 23.2秒 6.4秒
5回目 10.9秒 23.1秒 6.2秒
平均 10.6秒 23.9秒 5.6秒

体感的にも早く、電源を入れてスグにゲームを開始することができます。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows Update など状態により変動するので参考値としてください。

 

同梱品

本体ほか同梱品一式です。

本体ほか一式

同梱品は以下のとおり。

・電源コード

・ドキュメント類

なお、電源コードのプラグは 3極(3P)です。一般家庭の 2極コンセントに差し込むためには 3P-2P変換アダプタなどを用意する必要があります。

3P-2P変換アダプタ
3P-2P変換アダプタは付属しない

 

まとめ

以上、OMEN 25L Desktop (AMD) のレビュー記事をお届けしました。

OMEN 25L (AMD) は、インテルモデル同様、ミドルレンジクラスながら性能レベルが高くパワフルなゲーミングPC です。

インテルモデルが性能バランスにすぐれているのに対し、AMDモデルは圧巻のゲーム性能! 重量級のゲームも快適にこなせるパフォーマンスです。

セラミックホワイトのカラーが美しくインテリアにマッチするデザインも好印象で、ゲーミングPC の入門機としてもおすすめのモデルです。

高評価のポイント

  • ゲーミング性能に特化した仕上がり
  • 重量級のゲームも快適にこなせるパフォーマンス
  • 良好なエアフローにより高負荷時でもハイパフォーマンスをキープ
  • 本体内部へのアクセスがかんたんでクリーニングなどメンテナンスしやすい
  • OMEN Gaming Hub でマシンのパフォーマンスを最大化できる
  • セラミックホワイトのカラーがインテリア空間にマッチする

気をつけておきたいところ

  • 筐体のサイズは意外に大きく重量感もある(14kgくらい)
  • キーボード、マウスは付属しない
  • 付属の電源コードは3ピンなので 3P-2P変換アダプタが必要

 

ラインナップしているモデルや価格、キャンペーンなど最新情報は日本HP直販サイト「HP Directplus」をご確認ください。

正面ななめ

OMEN 25L Desktop (AMD)
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