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マウスコンピューター『m-Book Rシリーズ』の実機レビューです。

m-Book Rシリーズは薄型でコンパクトなデザインにくわえ、Whiskey Lake 世代のインテル Core i7 プロセッサーと GeForce MX 150 グラフィックスを搭載した高性能な 15.6型ノートPC です。

スタンダードなノートパソコンとしては性能レベルが高く、写真・動画編集のほかミドルレンジクラスのゲームも快適に楽しめます。

ベンチマークではビジネスソフトの使用はもちろんのこと、写真・動画編集、ゲームなどでも高いレベルでバランスの取れたスコアでした。

性能レベルが高くいろいろなジャンルで快適に使える 15.6型ノートPC を検討しているユーザーはチェックしておきたいモデルといえるでしょう。

■m-Book Rシリーズ の特徴

  • バランスの取れた高い性能レベル
  • いろいろなジャンルで快適に使えるオールラウンダーなノートPC
  • ナローベゼルのディスプレイは描画される映像もキレイ
  • 薄くてコンパクト、スタイリッシュなデザイン
  • モバイルできる軽さ

レビューでは、前半で外観デザイン、ディスプレイ、キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能レビューを行います。

本体の重さのイメージ

レビュー内容は 2019年5月11日時点のものです。

 

スペック構成

『m-Book Rシリーズ』のスペック構成です。

OS Windows 10 Home 64ビット
CPU インテル Core i7-8565U プロセッサー
メモリ 下記いずれか
■8GB (8GB×1) PC4-19200 DDR4 SODIMM
■16GB (8GB×2) PC4-19200 DDR4 SODIMM
ストレージ 下記いずれか
■240GB SSD
■256GB M.2 SSD+1TB HDD
■512GB M.2 SSD
■512GB NVMe対応 M.2 SSD+2TB HDD
ディスプレイ 15.6型 フルHDノングレア(広視野角パネル/ LEDバックライト)
グラフィックス GeForce MX150 / インテル UHD グラフィックス 620
ワイヤレス IEEE802.11 ac/a/b/g/n (最大433Mbps) + Bluetooth 5モジュール内蔵
カメラ、マイク 100万画素カメラ、デュアルアレイマイク内蔵
本体サイズ(W×D×H) 359.6×243.9×18.7 mm(折り畳み時/ 突起部含まず)
重量 約 1.7kg ~ 約 1.8kg
価格(税別) 109,800円~

m-Book Rシリーズには メモリやストレージのスペックにより、以下の4モデルがラインナップしています。

■m-Book R500BN-S2
8GBメモリ/240GB SSD

■m-Book R500SN-M2S5
16GBメモリ/512GB M.2 SSD

■m-Book R500SN-M2SH2
8GBメモリ/256GB M.2 SSD+1TB HDD

■m-Book R500HN-M2SH2 ← レビュー機
16GBメモリ/256GB M.2 SSD+1TB HDD

■m-Book R500UN-M2SH5
16GBメモリ/512GB NVMe対応 M.2 SSD+2TB HDD

なお、各モデルともにメモリやストレージなど使い方に合わせたカスタマイズが可能です。

詳細は、マウスコンピューター公式サイトをチェックしてください。

今回はメーカーからお借りした m-Book R500HN-M2SH2 を使用してレビューを行います。

 

外観チェック

アルミボディでスタイリッシュなデザイン

『m-Book Rシリーズ』は薄くてスタイリッシュなデザイン。アルミボディがスタイリッシュ感をアップさせています。

正面(向かって斜め左)

背面側(向かって斜め右)

天面を見てみます。

天面(その1)

天面(その2)

マウスコンピューターから、これだけ薄い 15.6型ノートが投入されたのははじめてのことではないでしょうか。

天面(その3)

表面はサラサラとした感触で指紋や皮脂の跡も目立ちにくく質感もグッドです。

天面はエッジの効いたデザイン

天面は少しエッジの効いたデザインで上質感もあってカッコいいです。

底面部をみてみます。

底面側(その1)

底面側(その2)

底面部の素材もアルミ製で天面同じく上質感があります。また底面は「ユニボディ」といわれる剛性を重視した構造で、パーツの継ぎ目がなく見た目もスッキリしています。

ゴム足は前後に平行して 3箇所に実装されています。本体の安定性は良好です。

底面側ゴム足
矢印の指すところがゴム足

本体奥側のゴム足は、ヒンジのあいだにある排気口から出される温かい空気が再び吸気口に入り込むのを遮断し、効果的な排熱により本体内部の冷却効率を最大化する役割もあります。

底面側ゴム足で排熱された空気を遮断

これにより、パソコンのパフォーマンスを最適な状態に保つことができます。

ヒンジのトルクはちょうど良い感じです。天面の開け閉めもしやすく、タイピング中の画面のグラつきもありません。

ヒンジ(外側)

必要十分なインターフェース

『m-Book Rシリーズ』は薄型だけに光学ドライブは内蔵していませんが、USBポートや HDMI端子、SDカードスロットなど、必要十分なインターフェースが実装されています。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①電源端子
②HDMI 端子
③USB3.0 端子×2
④USB3.0(Type-C) 端子

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑤充電ランプ
 (充電時:オレンジ点灯、フル充電時:消灯)
⑥マイク/ ステレオヘッドホン端子
⑦USB2.0 端子
⑧カードリーダー(SDカードスロット)
⑨ケンジントンロック

カードリーダーは抜き挿し方式です。SD カードを挿入したとき、カードが少し出っ張ります。

SDカードスロット
SDカードをシッカリ挿し込んだ状態

電源ボタンはキーボード面の右奥に実装されています。(LED内蔵です)

電源ボタン

カメラとマイクはディスプレイの下に実装されていて、カメラを使うときは見下ろすようなアングルになります。

Webカメラとマイク

スピーカーは底面部 前面側の左右に実装されています。

スピーカー(底面部 前面側)
矢印の指すところがスピーカー

15.6インチサイズながら薄くて軽い!

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
『m-Book Rシリーズ』の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CD の厚さは 10mm)

ゴム足を含めた高さは、実測値で 20.5mm(最薄部)~22mm(最厚部)。

本体の薄さのイメージ

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ(その1)

また、『m-Book Rシリーズ』はナローベゼルの採用により本体自体のサイズもコンパクトになっています。一般的なベゼル幅の m-Book G シリーズと本体サイズをくらべても一回りコンパクトです。

本体の大きさイメージ(その2)
m-Book G シリーズの上に m-Book Rシリーズを載せています

本体や電源アダプターなどの質量を実測します。

本体の重さは 1,756g。電源アダプターと電源コードの重さは、それぞれ 208g、58gです。

本体の重さ

約2kg の重さなら持ち歩きも十分可能です。

本体の重さのイメージ

電源アダプターの最大出力ワット数は 65W(19V – 3.42A)。手のひらに収まるくらいのサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

 

ディスプレイ

ナローベゼルで描画される映像もキレイ

『m-Book Rシリーズ』のディスプレイは 15.6インチサイズの フルHD液晶ディスプレイです。

ディスプレイは発色も良く、描画される映像は高精細でキレイです。

ディスプレイに描画された映像(ハイビスカス)

ディスプレイに描画された映像(コスモス)

ディスプレイに描画された映像(花束)

文字もクッキリと描画されます。

Microsoft Edge に表示される文字

以下は i1Display Pro で計測したトーンカーブです。

トーンカーブ

色調のバランスはおおむね良好です。趣味としての写真編集も精度よく色調チェックができます。

上左右のベゼルは狭額縁で、その幅は鉛筆の太さより狭いです。

左右ベゼル

一般的なベゼル幅の m-Book G シリーズにくらべるとベゼル幅の違いがわかります。

ベゼルの比較
左が m-Book G シリーズ
右が m-Book Rシリーズ

映り込みの少ない非光沢液晶

ディスプレイの映り込み具合を見てみます。

画面映り込み(電源オン時)

非光沢液晶なので映り込みはかなり低減されています。

広い視野角

視野角を確認します。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

『m-Book Rシリーズ』のディスプレイは広視野角パネルが採用されているので、水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めから見る映像も鮮明でキレイです。

ディスプレイを開くことができる最大角度です。

ディスプレイを開くことのできる最大角度

スタンダードタイプのノートパソコンとしては充分といえる範囲をカバーしています。

 

キーボード&タッチパッド

キーボードはタイピングしやすいけどレイアウトにチョットだけクセがある

『m-Book Rシリーズ』のキーボードのレイアウトです。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

『m-Book Rシリーズ』のキーボードのレイアウトにはチョットだけクセがあります。

キーボードレイアウトのクセ(その1)

キーボードレイアウトのクセ(その2)

筆者もはじめのうちはイレギュラーな場所に配置されているキーに戸惑いを感じましたが、使用頻度の低いキーということもあってタイピング効率が下がることもなく、慣れるにしたがい違和感はかなり低減しました。

イレギュラーな場所に配置されているキーは、おそらく多くのユーザーにとって使用頻度の低いキーではないでしょうか。

 

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は 仕様では 約18.75mm。フルサイズのキーボードと同等なので窮屈な感じはありません。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キーストロークは仕様では 約1.5mm、キーを押した感覚も深めに感じます。シッカリとした打鍵感があってタイプ感も心地よいです。

キーストローク

キートップの表面はフラットな形状。指先の感触はサラサラとしており、フィット感も良好です。

キートップ

なお、キーボードにはバックライトは搭載されていません。

パームレストは樹脂製ですがチープな感じはなく、手で触れた感触はサラサラとしていて指紋や皮脂の跡も目立ちにくく質感もグッドです。

パームレスト

キーボードの使用感としては、全体的に心地よいタイプ感でタイピングしやすいキーボードです。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド(指紋センサーも搭載している)

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドの大きさはちょうど良いサイズで手触り感も良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。全体的に扱いやすい印象です。

タッチパッド(その1)
タッチパッドのサイズ感

ただ、左右のクリックボタンが反応するのはタッチパッドのセンター寄りです。タッチパッドの左下や右下をクリックしても反応しなかったのはチョット残念なポイントです。

タッチパッド(その2)

タッチパッドには指紋センサーも搭載されています。

指紋センサー

指紋認証情報を登録しておけば指先を指紋センサーにタッチするだけでパスワードを入力することなく Windows にサインインできます。

持ち歩きのできるノートPC だけに外出先でのセキュリティ確保は必須ですが、指先を指紋センサーにタッチするだけで Windows にサインインできるので利便性が高まります。

 

ベンチマーク

ベンチマークでは、レビューで使用している『m-Book R500HN-M2SH2』の基本性能にくわえ CPU・グラフィック・ストレージ 各パーツの性能のほか、バッテリー性能や総合的なパフォーマンスを測定します。

基本性能

パソコンの各性能レベルを客観的に評価する「PASS MARK PerformanceTest 9.0」を使用して、パソコンの基本性能を測定します。

PASS MARK PerformanceTest 9.0

PASS MARK PerformanceTest 9.0 スコア(クリックで拡大表示できます)

「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測されたスコアは、全世界のパソコンがアップロードしたスコアと比較、Percentile(パーセンタイル)の数値から自分のパソコンの性能レベルを客観的に把握することができます。

上記の測定結果を例にすると、トータル性能を示す「PassMark Rating」のスコア「4470.5」のパーセンタイルは「85th Percentile」で、計測を行った他のパソコン 85% よりも上位のスコアという意味です。

別な言い方をすると、「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測しスコアをアップロードした全世界のパソコンのなかで、上位のスコアから 15%(100% - 85%)に位置するスコアということです。

ゲーミングPC のように超ハイスペックなパソコンが混在するなかでも上位クラスに迫るスコアです。

※ Percentile は測定時期により多少変動します。

CPU性能

「CINEBENCH」を使って、CPU性能を測定します。

CINEBENCH 測定結果

レビュー機『m-Book Rシリーズ』の CPU には 第8世代(Whiskey Lake 世代)のインテル Core i7-8565U プロセッサーが搭載されています。

参考までに、以前レビューした機種に搭載されていた同じ第8世代(Kaby Lake R 世代)のインテル Core i7-8550U プロセッサーのスコアと比較します。

Core i7-8565U Core i7-8550U
OpenGL 105.66 fps 42.46 fps
 Ref.Match 99.6 % 97.8 %
CPU 582 cb 554 cb
CPU (Single Core) 190 cb 170 cb
 MP Ratio 3.07 x 3.27 x

ベンチマークのスコアからも Whiskey Lake 世代の CPU の性能レベルの高さが分かります。

なお、CINEBENCH を実行中の動作環境としては、CINEBENCH 以外のアプリは起動せず、常駐アプリは初期設定のままで計測しています。

グラフィック性能

グラフィック性能は以下のベンチマークソフトを使って測定します。

■3DMark
■ドラゴンクエストX
■ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
■ファイナルファンタジーXV

3DMark

3DMark のベンチマーク結果です。

3DMark

各テストの内容は以下のとおり。

Cloud Gate ホームPCやノートPC向けで DirectX 10 を想定したグラフィックス性能テスト
Night Raid DirectX 12 を使用したモバイルPCなど低スペックPC向けのグラフィックス性能テスト
Sky Diver DirectX 11 を使用したミドルレンジ・ゲーミングノート向けのグラフィックス性能テスト
Fire Strike DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト
Time Spy DirectX 12 を使用したゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストX ベンチマークの結果です。

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1280×720)
最高品質、解像度 1280×720

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1920×1080)
最高品質、解像度 1920×1080

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークの結果です。

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 高品質(ノートPC) 解像度 1280×720
高品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 最高品質 解像度 1280×720
最高品質 解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジーXIV

ファイナルファンタジーXIV ベンチマークの結果です。

ファイナルファンタジーXV 軽量品質 解像度 1280×720
軽量品質 解像度 1280×720

 

上記のベンチマークソフトを使ったグラフィック性能の測定結果をみると、GeForce MX150 を搭載した『m-Book Rシリーズ』のグラフィック性能レベルは意外と高いレベルです。写真・動画編集や 3Dレンダリングのような高度なグラフィック処理も快適に使える性能を備えています。

 

また、GeForce MX150 グラフィックスには、ユーティリティソフトが付属しています。

このパソコンのグラフィックス処理は、動作するアプリケーションに応じて CPU 内蔵の「インテル UHD グラフィックス 620」と専用グラフィックス「GeForce MX150」が自動的に切り替えられて処理されますが、専用グラフィックスのユーティリティソフトで優先するグラフィックスプロセッサを「GeForce MX150」に設定することで、グラフィックス性能を常に高パフォーマンスにすることもできます。

NVIDIA コントロールパネル設定変更

NVIDIA コントロールパネルを起動するにはデスクトップ画面で右クリック、プルダウンメニューから起動できます。

レンダリングなどの映像描画をより快適にスピーディーにしたいときは設定を確認してみると良いでしょう。

なお、ベンチマークでは、優先するグラフィックスを「自動選択」で実行しています。

ストレージ

レビュー機には SSD 256GB と HDD 1TB がデュアルドライブで搭載されています。

ドライブ構成は次のようになります。

ストレージのドライブ構成ドライブ構成
(クリックで拡大表示できます)

Cドライブに割り当てられている SSD のデータ転送速度です。

データ転送速度(SSD)
データ転送速度(SSD)

Dドライブに割り当てられている HDD のデータ転送速度です。

データ転送速度(HDD)
データ転送速度(HDD)

ストレージのデータ転送速度は全体的に満足できるスコアで、実際の使用感としても Windows や アプリの起動も高速で動作も軽快です。

総合的なパフォーマンス

「PCMark 8」および「PCMark 10」を使用して、PCのアプリケーション実行における総合的なパフォーマンスを測定します。

PCMark 8(Home Test)

家庭での利用を想定したテストです。

PCMark 8 Home Test スコア

PCMark 8 Home Test スコア比較OpenCL対応の Accelerated にて測定
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 8(Creative Test)

クリエイティブな利用を想定したテストです。

PCMark 8 Creative Test スコア

PCMark 8 Creative Test スコア比較OpenCL対応の Accelerated にて測定
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 10 Extended

PCMark 10 Extendedは、以下の 4つの Test Group のテストを実施します。
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

■Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
■Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
■Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
■Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

PCMark 10 Extended スコア

PCMark 10 Extended スコア比較OpenCL対応の Accelerated にて測定

 

総合的なパフォーマンスでは、実際の使用を想定したテストを実施しています。

スコアを見ると、高性能なゲーミングPCには及ばないものの高いレベルの性能であることが分かります。

とくに、PCMark 10 Extended では、Digital Contents Creation も良好なスコアで、写真や動画編集も快適なパフォーマンスが期待できます。

ほかのテストグループでもバランスの取れたスコアはオールラウンダーなスタンダードノートといった印象です。

バッテリー

『m-Book Rシリーズ』に搭載されているバッテリーの性能(駆動時間と充電時間)を測定します。

■駆動時間
バッテリーでの駆動は、次の条件でバッテリーによる駆動時間を計測します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

■充電時間
バッテリー充電時間の計測は以下の条件で行います。
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のようになります。

バッテリー残量グラフ

バッテリー駆動時間 6時間 3分
バッテリー充電時間
(50%)
35分
バッテリー充電時間
(100%)
2時間 9分

バッテリー性能としては、駆動時間・充電時間ともに満足できる性能です。

使うシーンに合わせて画面の明るさや音量を適正レベルに調整すればバッテリー駆動時間を伸ばすことができます。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので、参考値としてください。

 

RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測

『m-Book Rシリーズ』で、RAWデータ現像と動画エンコードの処理時間を計測します。

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector 7
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・RAWデータ 50ファイルを一括書き出し
・プリセット等 編集は適用しない
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理時間

出力先 処理時間 メモリ使用量
SSD 53.3秒 3.8GB
HDD 54.0秒 4.2GB

※メモリ使用量は処理中の「コミット済みメモリ」(最大値)。
 (パソコンがシステム全体で実際に使用しているメモリの使用量)

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector 15
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理時間

出力先 処理時間 メモリ使用量
SSD 3分 36秒8 4.1GB
HDD 3分 38秒9 4.1GB

※メモリ使用量は処理中の「コミット済みメモリ」(最大値)。
 (パソコンがシステム全体で実際に使用しているメモリの使用量)

 

RAW現像・動画エンコードともに処理速度が早いです。

とくに、RAW現像の処理速度はクリエイター向けのパソコンに匹敵するくらいの早さです。

GeForce MX150 グラフィックスにくわえ、レビュー機に搭載している 16GBメモリが処理速度アップにうまく作用してることが推察されます。

 

駆動音・表面温度

駆動音については、負荷のかかる処理になると排熱のため「サーッ」という排気音がわずかに大きくなりますが、耳ざわりに感じるほどの音ではありません。

負荷が低減してくると排気音も静かになります。

平常時は静かであることや、パソコンを使っているあいだ終始 高負荷な状態が続くわけではないことを考えれば駆動音についてはそれほど気にすることはないと思います。

本体の表面温度については、負荷のかかる処理になると、キーボード奥側(ファンクションキーの奥)の排気口近くが温かくなります。

キーボード上も手のひらを置いてみて温かさ感じる程度、パームレストは本体内部の熱の影響がほとんどないので不快な感じはありません。

キーボードの表面温度(単位:℃)

キーボードの表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

底面部の表面温度(単位:℃)

底面部の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

サウンド チェック

『m-Book Rシリーズ』には サウンドユーティリティソフト Realtek Audio Console がインストールされています。

プリセットやイコライジング機能もありますが、音質自体はそれなりの印象です。

ただ、ヘッドホンなら低音域から高音域まで音域が広がり音質も格段にアップします。音楽を楽しむならヘッドホンで聴くのがおすすめです。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 12.0秒 28.6秒 7.3秒
2回目 11.6秒 27.8秒 7.4秒
3回目 11.4秒 26.6秒 7.2秒
4回目 11.5秒 27.7秒 7.2秒
5回目 11.5秒 26.6秒 7.2秒
平均 11.6秒 27.5秒 7.3秒

感覚的にも結果が示す通り「かなり早い」です。

 

付属品

『m-Book Rシリーズ』の本体ほか同梱品一式(電源アダプター、電源コード、ドキュメント類など)です。

『m-Book Rシリーズ』本体セット

付属しているドキュメント類は以下のとおりです。

『m-Book Rシリーズ』ドキュメント類

【上記写真のドキュメント類について】
■上段右側から
・製品仕様書
・ファーストステップガイド
・サポートマニュアル
■下段右側から
・U-NEXT プレミアムチケット
・ファイナルパソコン引越し Win10 特別版
・保証書

サポートマニュアルには、初回設定手順のほか、サポートセンターへの問い合わせ方法についても詳細に記載されています。

サポートセンターへは、電話、メール、FAX での問い合わせが可能で、製品の技術的な問い合わせも OK です。

電話による問い合わせが 24時間365日対応していることや、ユーザーが抱えている問題やトラブルの解決を目的としたサポートなどユーザーに寄り添った対応は、パソコンを使う上でのあんしん感につながります。

 

まとめ

以上、『m-Book Rシリーズ』のレビュー記事をお届けしました。

『m-Book Rシリーズ』の性能レベルは意外と高く、写真・動画編集も快適にこなせる性能を備えています。

デザイン的にも薄型でスタイリッシュ。ナローベゼルの採用により本体サイズもコンパクト。重量も約1.8kg と持ち歩きも充分可能です。

価格は約11万円(税別)~。

価格以上に、完成度の高いオールラウンダーな 15.6型ノートといえるでしょう。

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント
・性能レベルが高く動作も軽快、RAW現像も意外と快適
・薄型でモバイルできる軽さ
・アルミボディがスタイリッシュで上質感のあるデザイン
・ナローベゼルのディスプレイは映像もキレイ

チョット残念なところ
・キーボードレイアウトにチョットだけクセあり

なお、ラインナップしているモデルや価格など最新情報はマウスコンピューターの公式サイトでチェックできます。

 

m-Book Rシリーズ 正面側

 

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