マウスコンピューター『LM-iHS310X2-SH2』実機レビュー スリムデザインでパワフルなデスクトップPC(後編)

 

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貸出機材提供:株式会社マウスコンピューター

マウスコンピューター『LM-iHS310X2-SH2』の実機レビュー 後編です。

『LM-iHS310X2-SH2』は、スリムなデザインながら、クアッドコアCPU に大容量メモリ、デュアルストレージを搭載したパワフルなデスクトップPCです。

後編では、ベンチマーク、サウンド、起動・シャットダウン時間計測などのレビューを行います。

正面右側からの写真

【 目 次 】
(前編)
外観について
スペックについて
インターフェース
本体内部
(後編)
ベンチマーク
起動・シャットダウン時間計測(動画に収録)
搭載ソフトウェア
付属品
まとめ

実機はマウスコンピューターからの貸出機です。また、レビュー内容については 2016年11月3日時点のもので、実機の製品仕様・販売価格については変更される場合があります。

 

ベンチマーク

パソコンの基本性能や、グラフィック性能、ストレージについての性能を測定します。

基本性能

Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」によるパソコン性能の測定です。

WinSATコマンドによる測定

「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。

CPUScore CPU のスコア
D3DScore ゲーム用グラフィックスのスコア
DiskScore プライマリハードディスクのスコア
GraphicsScore グラフィックスのスコア
MemoryScore メモリのスコア
TimeTaken 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します)
WinSATAssessmentState 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価)
WinSPRLevel 基本スコア(SPR:System Performance Rating)

グラフィック性能

「3DMark」「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」、3つのソフトを使ってグラフィック性能を測定します。

まず「3DMark」の測定結果です。

スコアの高さは描画の快適性を表しています。

3DMark 測定結果

IceStrom、CloudGate は、スコアも高くなめらか描画です。

SKY DIVER ではときどき少しだけカクカクとした感じがあるものの全然問題ないレベル。FireStrike にいたっては、スコアの示す通り、コマ送り描画でした。

SKY DIVER レベルのゲームまでは快適にプレイできそうです。

次が、「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」の測定結果。

ドラクエベンチマーク(標準品質、解像度 1280×720)
標準品質、解像度 1280×720

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1280×720)
最高品質、解像度 1280×720

ドラクエベンチマーク(標準品質、解像度 1920×1080)
標準品質、解像度 1920×1080

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1920×1080)
最高品質、解像度 1920×1080

こちらは、標準品質のフルHD 解像度 1920×1080 でも快適にプレイできる結果です。

さいごに、「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」の測定結果。

ファイナルファンタジー 標準品質(デスクトップPC)標準品質(デスクトップPC)、解像度 1280×720

ファイナルファンタジー 高品質(デスクトップPC)高品質(デスクトップPC)、解像度 1280×720

こちらは、標準品質なら、快適にプレイできる結果です。

『LM-iHS310X2-SH2』のグラフィック性能は高いレベルの印象です。

専用グラフィックスを搭載することで、より高度なグラフィック処理のゲームも快適にプレイできそうです。

ストレージ

ストレージのベンチマークです。

『LM-iHS310X2-SH2』には、高速ストレージ SSD と 大容量ストレージ HDD がデュアルで搭載されています。

ストレージのドライブ構成は次のようになります。

ストレージのドライブ構成

まず、SSD から見てみます。

SSD は、KINGSTON製のSSDで、容量は 240GB です。

ストレージ情報(SSD)
ストレージ情報(SSD)

SSD のデータ転送速度を計測してみます。

ストレージのデータ転送速度(SSD)
ストレージのデータ転送速度(SSD)

SSD が搭載されていると、数字が示す通り Windows や アプリの起動も高速です。

次に、HDD を見てみます。

HDD は、SEAGATE 製の HDD で、容量は 2TB です。

ストレージ情報(HDD)
ストレージ情報(HDD)

HDD のデータ転送速度です。

ストレージのデータ転送速度(HDD)
ストレージのデータ転送速度(HDD)

参考データとして、以前レビューを行ったマウスコンピューターのノートPC「MB-K670XN-SH2」の HDDストレージ(容量1TB、5400回転)のデータ転送速度と比較してみます。

ストレージのデータ転送速度(HDD)
ストレージのデータ転送速度(HDD)

「MB-K670XN-SH2」のストレージ構成も、SSD と HDD のデュアルドライブ構成ですが、HDD には 5400回転のハードドライブを採用しています。

『LM-iHS310X2-SH2』に採用されている HDD 7200回転のデータ転送速度の速さがスコアにも表れています。

 

起動・シャットダウン時間計測(動画に収録)

Windowsの起動時間とシャットダウン時間は、次のとおりです。

・起動     :14.8秒
・シャットダウン: 8.9秒

Windowsの起動とシャットダウンの様子を動画に収録しています。起動・シャットダウン時間を感覚でイメージできるので参考にどうぞ!

 

搭載ソフトウェア

『LM-iHS310X2-SH2』に標準搭載されているソフトウェアは、Windows標準のソフトのほか、マルチメディアコンテンツ統合ソフト「CyberLink Media Suite 10」、セキュリティソフト「マカフィー リブセーブ」などがインストールされています。

各種アプリケーション

CyberLink Media Suite には、画像編集ソフト「CyberLink PhotoDirector 5」、動画編集ソフト「CyberLink PowerDirector」、DVD再生ソフト「CyberLink PowerDVD 12」などマルチメディア用ソフトのほか、ディスクライティングソフト「CyberLink Power2Go 8」、ディスクイメージファイルを参照できる「ISOビューアー」、データバックアップソフト「PowerBackup」など各種ユーティリティーソフトがインストールされています。

CyberLink Media Suite
CyberLink Media Suite 10

動画編集ソフト「CyberLink PowerDirector」のバージョンは「12」です。

CyberLink Media Suite

レビュー機のパワーなら、動画編集も快適に楽しめると思います。

あと、取扱説明書「ハードウェアマニュアル」と Windows 10 操作説明書「Windows 10 ユーザーガイド」が PDFファイルで保存されており、それぞれスタートメニューから開くことができます。

ハードウェアマニュアルと Windows 10 ユーザーガイド

 

付属品

『LM-iHS310X2-SH2』の同梱品一式です。

『LM-iHS310X2-SH2』同梱品一式

ドキュメント類としては、「ファーストステップガイド」「サポートマニュアル」「付属品一覧」のほか、「KINGSOFT Office 2016 60日間無料チケット」など特典チケット3枚が添付されています。(「保証書」は梱包箱に添付されています。)

ファーストステップガイドファーストステップガイドをチラ見

サポートマニュアルサポートマニュアルをチラ見

 

まとめ

『LM-iHS310X2-SH2』は、スリムなデザインながらもパワフルなデスクトップで、写真や動画の編集、ゲームなど、負荷のかかる処理も快適にこなせるパフォーマンスを備えています。

キーボードやマウス、モニターはオプションとなりますが、高い性能を搭載しつつも 10万円を切る本体価格は、リーズナブルでコストパフォーマンスにも優れたモデルといえます。
※価格は 2016年11月3日時点

価格等の最新情報は、マウスコンピューター公式サイトをご確認ください。

⇒ マウスコンピューター公式サイト

 

 

 

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