マウスコンピューター『LM-iHS310X2-SH2』の実機レビュー 前編です。
『LM-iHS310X2-SH2』は、スリムデザインでわずかなスペースにも置くことができるデスクトップPCです。
スリムなデザインながら、クアッドコアCPU に大容量メモリ、デュアルストレージを搭載したパワフル・モデルです。
前編では、外観などのデザインや、スペック、本体内部についてのレビューを行います。
(後編) ベンチマーク 起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
実機はマウスコンピューターからの貸出機です。また、レビュー内容については 2016年11月3日時点のもので、実機の製品仕様・販売価格については変更される場合があります。
<参考>
『LM-iHS310X2-SH2』では、キーボードおよびマウス、モニターはオプションです。カスタマイズで追加することが可能です。また、カラーは、ブラック/ホワイトから選べます。
外観について
『LM-iHS310X2-SH2』のカラーはマットなブラック。フロントパネルの両サイドには光沢のあるブラックにシルバーのラインがワンポイントの落ち着いたイメージのデザインです。
正面側と背面側から見てみます。
本体の正面に向かって左側の写真です。
本体の正面に向かって右側の写真です。
本体上面と底面の写真です。
通気孔は、本体の正面に向かって左側と上面側(天面)にあります。CPUの実装位置にあり、効率よく冷却できるような設計になっています。
また、本体は、縦置き/横置きが可能で、それぞれに同梱のゴム足を貼り付けられるようになっています。
電源ボタンは上面のフロントパネルに配置されており、電源オンするとフロントパネル中央の LEDが点灯します。
フロントパネルの LED はストレージのアクセスランプも兼用しており、電源オンしているときは「ブルー」に、ストレージへアクセスしているときは「パープル」に光ります。
電源オン時
ストレージ アクセス時
スペックについて
レビューに使用した実機『LM-iHS310X2-SH2』のスペックです。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | 第6世代 インテル Core i7-6700K プロセッサー |
メモリ | 16GB (16GB×1) PC4-17000 DDR4、スロット数 2 (空き 1) |
ストレージ | SSD 240GB Serial ATAIII(6Gbps) + HDD 2TB SerialATA III 7200rpm(6Gbps) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
グラフィックス | インテル HDグラフィックス 530 (CPU内蔵) |
LAN | 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T対応(RJ-45) |
ワイヤレス | なし |
インターフェース | ■前面側 マルチカードリーダー×2、USB2.0×2、ヘッドフォン×1、マイク入力(モノラル)×1 ■背面側 USB2.0×2、USB3.0×2、ラインイン×1、ラインアウト×1、マイク入力(モノラル)×1、D-sub×1、DVI-D×1、DisplayPort×1、PS/2 Mini DIN 6ピン(キーボード、マウス) |
拡張スロット | PCI Express x16×1スロット(空1)、PCI Express x1×3(空き3) |
本体サイズ(W×D×H) | 100×393×364 mm |
本体質量 | 約7.4kg |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリ
メモリスロット#1
メモリスロット#2
グラフィックス
本体の幅は 10cm のスリムボディに、とても高いレベルのスペックを搭載したパワフルな構成です。
CPUには、最大4.20GHz で動作するクアッドコア・プロセッサーを、メモリは 16GBの大容量で最新規格の「DDR4」を搭載しています。
また、ストレージは高速ストレージ SSD 240GB と大容量ストレージ 2TB HDD (7200rpm) のデュアルドライブ構成です。
写真や動画の編集のような負荷のかかる処理も、快適なパフォーマンスが期待できる構成です。
インターフェース
正面側のインターフェースを見てみます。
正面側には、「DVDドライブ」、「DVDドライブ イジェクトボタン」、「マルチカードリーダー(miniSDカードなど)」、「マルチカードリーダー(SDカードなど)」、「USB2.0」×2、「ヘッドホン端子」、「マイクロホン端子」が実装されています。
縦置きの場合、DVDディスクを DVDドライブへセットする際は、DVDドライブの左側にセットします。
つぎに、背面側のインターフェースを見てみます。
背面側には、「PS/2 Mini DIN 6ピン(キーボード)」、「PS/2 Mini DIN 6ピン(マウス)」、「DVI-D」、「D-sub」、「DisplayPort」、「USB3.0」×2、「USB2.0」×2、「LAN端子」、「マイク入力(モノラル)」、「ラインアウト」、「ラインイン」、「電源コネクター」が実装されています。
DVI、D-Sub、DisplayPort、それぞれのポートにディスプレイをつなげば 3画面同時出力も可能です。
また、HDMI出力端子は実装されていませんが、DisplayPort-HDMI変換コネクタにより、HDMI対応のディスプレイへ出力することも可能です。
本体内部
本体内部を見てみます。
本体カバーを開けるには、背面側にある 3本のネジ(下の写真の赤矢印が指しているネジ)を外した後、サイドカバーをスライド(下の写真の青矢印の方向へスライド)させれば、カバーを外すことができます。
本体内部の全体イメージです。
CPU、メモリ、DVDドライブです。
メモリスロットは、1つ空きがあるので、後付けでの増設もできます。(後付けでの増設は自己責任でお願いします)
SSD と HDD は、本体を縦置きしたとき下部に位置する場所に実装されています。
拡張スロットは、PCI Express x16 スロット(空1)、PCI Express x1 スロット(空き3) が実装されています。
電源ユニットの最大出力ワット数は、300W です。
フロントパネルの中央部には、ファンが実装されています。
このファンから吸気を行い、CPU 付近や電源コネクター付近に実装されている排気口から効率的に排熱する仕組みになっています。
後編では、『LM-iHS310X2-SH2』の機能・性能についてレビューしています。