レノボ Legion T530 レビュー:価格以上にパワフル性能!デザインもカッコいいゲーミングデスクトップPC

 

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貸出機材提供:レノボ・ジャパン合同会社

Legion T530&モニター 正面側

レノボ『Legion T530』はパワフルな性能を搭載した斬新なデザインのゲーミングデスクトップPCです。

フロントパネルの LED が赤く光るデザインがカッコいい!

実際に動かしてみると軽快な動作でパフォーマンスも快適、ベンチマークによる性能評価も優秀です。

パワフルな性能を備えながら価格がクーポン適用で 税込6万円台からとリーズナブルな点も魅力です。

ちなみに、レビュー機のスペックは Core i7/16GBメモリ/1TB SSD+1TB HDD/GeForce GTX 1650 のハイスペック構成でもクーポン適用価格が 税込12万円台前半という非常にリーズナブルな価格です。

■Legion T530 の特徴

  • フロントパネルの LED が赤く光るデザインがカッコいい!
  • 性能レベルが高くパフォーマンスも快適
  • 本体内部へのアクセスがかんたん
  • 拡張性に優れた内部構造
  • 冷却効率に優れたエアフロー
  • 価格以上にパワフル性能で高コスパ!

レビューでは、前半で外観デザインや本体内部をチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能レビューを行います。

Legion T530&モニター 正面側(斜め)

レビュー内容については 2019年10月19日時点のものです。

 

スペック構成

『Legion T530』には、CPU・メモリ・ストレージ・グラフィックスなどのスペックにより複数のモデルがラインナップしています。

今回のレビューでは、メーカーからお借りしたモデル(型番:90L3008CJM)を試用してレビューを行います。

以下はレビュー機のおもなスペック構成です。

OS Windows 10 Home 64 bit
CPU インテル Core i7-9700 プロセッサー
メモリ 16GB(8GB×2) PC4-21300 DDR4 SDRAM UDIMM
ストレージ 1TB SSD(PCIe NVMe/M.2)+1TB HDD(7200rpm/シリアルATA/3.5インチ)
光学ドライブ DVDスーパーマルチ ドライブ
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 1650 4GB GDDR5
LAN 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
ワイヤレス IEEE 802.11ac/a/b/g/n + Bluetooth v4.2
本体サイズ 約 185×456×440mm
価格(税込・送料無料) 121,722円

※価格は 2019年10月19日時点のクーポン適用価格。

ラインナップしているモデルやスペック構成、価格、割引クーポンなどの最新情報はレノボ直販サイト「レノボ・ショッピング」をご確認ください。

 

正面ななめ

レノボ Legion T530
税込6万円台から
※クーポン適用価格

関連リンク

 

外観チェック

斬新なデザインが印象的!

『Legion T530』はフロントパネルに多数のホールがある斬新なデザインが特徴的です。

正面側

電源をオンするとフロントパネルの奥に実装されている LED が赤く光ってカッコいいです。

正面側(電源オン)

ちなみに、この LED は設定画面で点滅させたりオフさせたりコントロールすることができます。

前後から見た写真です。

正面側と背面側

左右の側面です。

左側面
本体正面に向かって左側

右側面
本体正面に向かって右側

天面側です。

本体天面側
天面

天面に実装されているハンドルも特徴的。

本体天面側のハンドル

ハンドル部分を持てば本体を移動するときに便利です。

底面側です。

本体底面側
底面

底面のゴム足は前面側と背面側の四隅に実装されています。クッション性のある やや硬めのゴム足で接地面積も広く安定性も良好です。

標準サイズのミニタワーPC

本体の大きさのイメージです。

本体の大きさイメージ(正面側)

本体の大きさイメージ(側面)

標準的なミニタワーPC のサイズなので一般的なデスクにも十分設置することができます。

 

インターフェース

ゲーミングPCとして必要最低限のインターフェース

インターフェースをチェックします。

インターフェース(前面側)

■前面側
①USB 3.0×2
②ヘッドホン・マイクロホンコンボジャック
③マイクロホンジャック
④電源ボタン(LED内蔵)

 

インターフェース(背面側)

■背面側
⑤USB 3.0×2
⑥USB 3.1 Gen 2×2
⑦USB 2.0×2
⑧イーサネットコネクタ
⑨Displayport×2
⑩HDMI出力
⑪電源コネクタ

DVDドライブはフロントパネルの上部を上にスライドさせればアクセスできます。

インターフェース(DVDドライブ)

 

インターフェースはゲーミングPCとして必要最低限の印象です。

オーディオポートや USB 3.1 Type-C ポートを使いたいユーザーは物足りなさを感じるかもしれません。

 

本体内部のチェック

『Legion T530』の本体内部をチェックします。

本体内部へのアクセスはかんたん

左右のサイドカバーは それぞれ2本のネジを外し、背面側にスライドさせれば簡単に開けることができます。なお、工具はプラスまたはマイナスドライバーが必要です。

サイドカバー固定しているネジ
矢印の指すところがサイドカバーを固定しているネジ

本体内部の全体イメージです。

本体内部の全体イメージ(左側面)
本体正面に向かって左側面(こちらからパーツにアクセス)

本体内部の全体イメージ(右側面)
本体正面に向かって右側面(ケーブルや予備のコネクタにアクセス)

筐体の前面側にも数多くのホールがあります。

本体内部の全体イメージ(前面側)

フロント側からたくさんの空気を取り込み本体内部の熱を背面側へ排出する、とても効率の良い冷却構造になっています。

本体内部の全体イメージ(前面内側)
フロント下部には吸気用のファンも実装されています

パーツの換装・増設もかんたん

各パーツの実装エリアをチェックします。

CPU とメモリの実装エリアです。

CPUとメモリ
CPUとメモリ
メモリスロットは2つ(16GBメモリ搭載時は空きなし)

SSD にはヒートシンクが装着されています。

SSD
SSD

DVDドライブです。

DVDドライブ
DVDドライブ

レビュー機の専用グラフィックスは NVIDIA GeForce GTX 1650 を搭載しています。

グラフィックボード
グラフィックボードは NVIDIA GeForce GTX 1650 を搭載

拡張カードスロットの空きはありません。(残念・・・)

3.5インチ HDD。ドライブベイの空きは1つあり増設も可能です。

3.5インチドライブベイ
3.5インチドライブベイ

電源ユニットです。(容量:500W、80PLUS BRONZE)

電源ユニット
電源ユニット

本体内部へのアクセスはかんたんで、パーツの換装・増設も簡単そうです。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークソフトを使用してレビュー機の『Legion T530』の CPU・グラフィック・ストレージ 各パーツの性能のほか、総合的なパフォーマンスを評価します。

■レビュー機の基本スペック
インテル Core i7 9700 プロセッサー
16GBメモリ
1TB SSD+1TB HDD
NVIDIA GeForce GTX 1650

実施したベンチマークは以下のとおりです。

項目 ベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R15
CINEBENCH R20
ストレージ性能 CrystalDiskMark
グラフィック性能 3DMark
ドラゴンクエストX
ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター
ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ
ファイナルファンタジーXV
総合的なパフォーマンス PCMark 10 Extended

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R15 と CINEBENCH R20 を使って評価します。

比較対象はインテル Core i5 9400 プロセッサーです。

『Legion T530』にはインテル Core i5-9400F プロセッサーを搭載したモデルもラインナップしているので性能を評価するうえで参考になると思います。

ちなみに、プロセッサーナンバーの末尾に「F」が付いた Core i5-9400F はグラフィックス機能が搭載されていないプロセッサーで、プロセッサー自体のパフォーマンスは「F」なしの Core i5 9400 と同じです。

CINEBENCH R15 Core i7 9700 Core i5 9400
CPU 1512 cb 949 cb
CPU (Single Core) 198 cb 176 cb
 MP Ratio 7.64 x 5.39 x
CINEBENCH R20 Core i7 9700 Core i5 9400
CPU 3296 cb 2298 cb
CPU (Single Core) 466 cb 425 cb
 MP Ratio 7.07 x 5.41 x

Core i7 9700 と Core i5 9400 の性能差は意外と大きいです。

Core i5 も高い性能レベルですが、Core i7 にはよりパワフルなパフォーマンスを発揮してくれるあんしん感があります。

ストレージ性能

ストレージ性能は CrystalDiskMark で測定したデータ転送速度で評価します。(評価対象は システムドライブに割り当てられている SSD)

データ転送速度(Legion T530)
データ転送速度(Legion T530)

以下は、同じレノボ製のゲーミングノート「Legion Y740(15)」に搭載されていた SSD 512GB の測定結果です。

データ転送速度(Legion Y740(15))
データ転送速度(Legion Y740(15))

いずれの SSD も PCIe / NVMe 対応ですが、データ転送速度に違いがあるのは容量が違うから。SSD は大容量になるほどデータ転送速度が速くなります。(512GB以上で違いが顕著になります)

 

グラフィック性能

グラフィックス性能は、ゲーム系のベンチマークで評価を行います。

レビュー機には「NVIDIA GeForce GTX 1650」が搭載されていますが、比較対象として専用グラフィックを実装していないインテル Core i7 9700 プロセッサー搭載モデル(別メーカー・別機種)で実施したベンチマークスコアと比較します。

「NVIDIA GeForce GTX 1650」の搭載によりグラフィックス性能がどの程度アップしているか参考になると思います。

3DMark

3DMark GeForce GTX 1650 専用グラフィックなし
Cloud Gate 30660 10056
Night Raid 33227 5500
Sky Diver 26398 4794
Fire Strike 7900 1120
Time Spy 3657 460

3DMark の各テスト内容は以下のとおり。

Cloud Gate ホームPCやノートPC向けで DirectX 10 を想定したグラフィックス性能テスト
Night Raid DirectX 12 を使用したモバイルPCなど低スペックPC向けのグラフィックス性能テスト
Sky Diver DirectX 11 を使用したミドルレンジ・ゲーミングノート向けのグラフィックス性能テスト
Fire Strike DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト
Time Spy DirectX 12 を使用したゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストX GeForce GTX 1650 専用グラフィックなし
最高品質
解像度 1920×1080
21152
(すごく快適)
4315
(普通)

ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター

紅蓮のリベレーター GeForce GTX 1650 専用グラフィックなし
高品質(デスクトップPC)
解像度 1280×720
16163
(非常に快適)
平均FPS:110 FPS
2217
(普通)
平均FPS:15 FPS
高品質(デスクトップPC)
解像度 1920×1080
9741
(非常に快適)
平均FPS:65 FPS
1081
(設定変更が必要)
平均FPS:7 FPS

ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ

漆黒のヴィランズ GeForce GTX 1650 専用グラフィックなし
高品質(デスクトップPC)
解像度 1280×720
16345
(非常に快適)
平均FPS:115 FPS
2256
(普通)
平均FPS:15 FPS
高品質(デスクトップPC)
解像度 1920×1080
10018
(非常に快適)
平均FPS:67 FPS
1065
(設定変更が必要)
平均FPS:6 FPS

ファイナルファンタジーXV

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV GeForce GTX 1650 専用グラフィックなし
軽量品質
解像度 1280×720
9905
(とても快適)
1310
(動作困難)
軽量品質
解像度 1920×1080
6380
(快適)
未実施
標準品質
解像度 1920×1080
4797
(やや快適)
未実施

 

ベンチマーク結果のとおり、ゲームプレイを快適に楽しむには専用グラフィックスは不可欠です。

レビュー機の『Legion T530』に搭載されているグラフィックスはヘビーなゲームタイトルのプレイもほぼほぼ快適なプレイが期待できます。

さまざまなジャンルのゲームプレイをカジュアルにを楽しむなら十分な性能レベルといえるでしょう。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使用して、各種アプリケーション実行時の総合的なパフォーマンスを測定します。

テストグループ スコア
Total Score
(総合評価)
5828
 Essentials
 (普段の作業を想定した基本的なテスト)
8869
 Productivity
 (ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
7687
 Digital Content Creation
 (写真・動画編集を想定したテスト)
7091
 Gaming
 (ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)
6450

ゲーミングPC ながら全テストグループのスコアにばらつきがなく性能バランスに優れている印象です。

カジュアルなゲームプレイのほか、写真・動画編集も快適なパフォーマンスが期待できます。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は、RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間の計測で評価します。

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector 7

■条件等
・RAWデータ 50ファイルを一括書き出し
・プリセット等 編集は適用しない
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

出力先 処理時間
SSD 38.8秒
HDD 38.0秒

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector 15

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

出力先 処理時間
SSD 1分 56秒 5
HDD 1分 54秒 1

ベンチマークで実施した「総合的なパフォーマンス」の結果のとおり、クリエイティブ性能のレベルも高く、RAWデータ現像や動画エンコードもストレスなく楽しめそうです。

 

駆動音・パーツ温度のチェック

駆動音について、高負荷時はファンの回転スピードが上がり「ウーッ」という気流音が大きくなるときがあります。個人差はありますが耳ざわりに感じるかもしれません。

ただ、平常時は静かであることや高負荷な状態がパソコンを使っているあいだ終始続くわけではないので、駆動音についてはそれほど気にしなくても良いと思います。

パーツの温度については、以下でベンチマーク実行時の CPU の動作周波数と温度の関係をグラフ化しています。

ベンチマーク時の CPU温度
ベンチマーク実行時の CPU温度
(ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズを1回実行)

CPUの温度は 70℃を超えないようにハイパフォーマンスをキープしています。フロントパネルのホールからたくさんの空気を取り込んで本体内部を冷却する構造が効果的に作用しているようです。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動時間、再起動時間、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 10.2秒 27.0秒 4.2秒
2回目 10.0秒 27.1秒 4.4秒
3回目 9.9秒 26.1秒 4.4秒
4回目 10.0秒 26.7秒 4.2秒
5回目 9.9秒 24.1秒 4.2秒
平均 10.0秒 26.2秒 4.3秒

感覚的にも早くて待ちのストレスはまったくありません。とにかく早い!

なお、起動・再起動・シャットダウン時間は状況により多少変動するので、参考値としてください。

 

搭載ソフトウェア

『Legion T530』に搭載されている主なソフトウェアです。

主なソフトウェア(クリックで拡大表示できます)

Windows標準のソフトのほか、Lenovo サポート関連ソフト「Lenovo VANTAGE」、サウンドユーティリティソフト「Dolby Atmos for Gaming」、セキュリティソフト「マカフィー リブセーブ」などがインストールされています。

「Lenovo VANTAGE」ではシステムを最適な状態に管理するためのツールのほか、フロントパネルのLED照明の点灯・点滅・消灯なを設定することができます。

Lenovo VANTAGE

 

付属品

付属品は電源コードと簡易的なドキュメント類です。

『Legion T530』ドキュメント類
『Legion T530』に付属のドキュメント

マウスとキーボードは同梱されていないので注意が必要です。

なお、レノボ純正のゲーミング用キーボードやマウスについては直販サイトで別売されているので、システム全体として統一感を出したいときはチェックしてみてください。

 

まとめ

以上、『Legion T530』のレビュー記事をお届けしました。

『Legion T530』は Legion T シリーズの廉価モデルの位置づけでゲーミングPCの入門機ともいえるモデルです。

とはいえヘビーなゲームタイトルも意外と快適なパフォーマンスでプレイできるパワフルな性能は魅力です。

クーポン適用価格が 税込6万円台からというリーズナブルな価格も魅力で、価格以上にパワフル性能で高コスパなゲーミングPCです。

入門機としてあるいはカジュアルにゲームを楽しみたいユーザーや高コスパなゲーミングデスクトップPC を検討しているユーザーはチェックしておきたいモデルといえるでしょう。

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント

  • パワフルパフォーマンスで快適に使える
  • 効果的なエアフローで安定したパフォーマンス
  • フロントパネルのデザインがカッコいい
  • 本体内部へのアクセスがかんたん
  • 価格以上に高性能

チョット残念なところ

  • オーディオポートや USB Type-C ポートがない

ラインナップしているモデルや価格、割引クーポンなど最新情報はレノボ直販サイト「レノボ・ショッピング」をご確認ください。

 

正面ななめ

レノボ Legion T530
税込6万円台から
※クーポン適用価格

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