マウスコンピューター『LB-B420XN-S5』の実機レビュー 後編です。
『LB-B420XN-S5』は クアッドコア CPU インテル Celeron プロセッサー N3160 に、8GB メモリ、高速&大容量ストレージ 480GB SSD を搭載した手軽に使えるモデルです。
後編では、ベンチマーク、起動・シャットダウン時間などのレビューを行います。
(前編) 外観について スペックについて ディスプレイ キーボード&タッチパッド (後編) ベンチマーク 起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
実機はマウスコンピューターからの貸出機です。また、レビュー内容については 2016年7月14日時点のもので、実機の製品仕様・販売価格については変更される場合があります。
ベンチマーク
『LB-B420XN-S5』の基本性能や、ストレージ、バッテリーについての性能を測定します。
基本性能
Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」によるパソコン性能の測定です。
「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。
CPUScore | CPU のスコア |
D3DScore | ゲーム用グラフィックスのスコア |
DiskScore | プライマリハードディスクのスコア |
GraphicsScore | グラフィックスのスコア |
MemoryScore | メモリのスコア |
TimeTaken | 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します) |
WinSATAssessmentState | 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価) |
WinSPRLevel | 基本スコア(SPR:System Performance Rating) |
次に 3Dベンチマークソフト「3DMark」を使っての測定です。
3DMark による測定は 4つのゲーム「ICE STORM」「CLOUD GATE」「SKY DIVER」「FIRE STRIKE」からピックアップされたシーンを使って行います。
スコアの高さは描画の快適性を表しています。
「ICE STORM」は、なめらかに描画されていましたが、「CLOUD GATE」では、少しカクカクした感じの描画ですが問題のないレベル。
「SKY DIVER」では、かなりのカクカク感で、「FIRE STRIKE」では スコアの示す通り、コマ送り状態でした。
「CLOUD GATE」レベルのゲームまでは快適にプレイできそうです。
ストレージ
ストレージのベンチマークです。
『LB-B420XN-S5』には、高速ストレージ SSD が搭載されています。
ストレージのドライブ構成は次のようになります。
ストレージは、SanDisk(サンディスク)製のSSDで、容量は 256GB です。
ストレージ情報
ストレージのデータ転送速度を計測してみます。
ストレージのデータ転送速度
SSD が搭載されていると、数字が示す通り Windows や アプリの起動も高速です。
バッテリー
バッテリーの性能を測定してみます。
測定には、フリーソフト「BatteryInfoView」を使用し、次の条件で、周期的にバッテリーの残量を測定しバッテリー駆動時間を算出します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル
バッテリーの残量は、なだらかに減少し、大よその数字で、1時間当たり12%くらいずつ減少しています。
バッテリーによる駆動は 7時間38分経過後、Windows がバッテリー不足を検知し、パソコンはスリープ状態になりました。
実際の使用にあたっては、測定環境や条件などによりバッテリーの駆動時間は変動するので、参考値としてください。
起動・シャットダウン
Windowsの起動時間とシャットダウン時間は、次のとおりです。
・起動 :22.5秒
・シャットダウン:18.0秒
Windowsの起動とシャットダウンの様子を動画に収録しました。
起動・シャットダウン時間を感覚でイメージできるので参考にどうぞ!
搭載ソフトウェア
『LB-B420XN-S5』に標準搭載されているソフトウェアは、Windows標準のソフトのほか、セキュリティソフト「マカフィー リブセーブ (60日体験版)」がインストールされています。
マカフィー リブセーブ
写真や動画の編集ソフトは搭載されていませんでした。
付属品
『LB-B420XN-S5』の本体ほか同梱品一式です。
マニュアル類としては、「サポートマニュアル」「付属品一覧」「ファーストステップガイド」「メモリ増設に関するご案内」「保証書」が添付されています。
サポートマニュアルをチラ見
「メモリ増設に関するご案内」には、メモリの仕様や最大容量(8GB)等の内容が記載されています。
メモリ増設の手順は記載されておらず、カバーの開け方も大変そうなので、購入時点で 8GB にカスタマイズしておくことをおススメします。
まとめ
マウスコンピューター『LB-B420XN-S5』、クアッドコアの Celeron プロセッサー で Core プロセッサーにはパワーは及ばないものの、8GB メモリ、高速&大容量ストレージ 480GB SSD を搭載しています。
リーズナブルな価格でも、意外と快適なパフォーマンスで、手軽で使いやすい印象です。
価格とパフォーマンスのバランスからも、コスパ抜群のモデルといえます。
詳細はマウスコンピューター公式サイトでご確認ください。