デル『Inspiron 22 3000』(Inspiron 3264 AIO)レビュー コンパクトデザインの21.5型オールインワンPC(後編)

 

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デル『Inspiron 22 3000』(Inspiron 3264 AIO)の実機レビュー 後編です。

『Inspiron 22 3000』は、コンパクトでスッキリとしたデザインの液晶一体型オールインワンPCです。

後編では、ベンチマーク、サウンド、起動・シャットダウン時間計測などのレビューを行います。

なお、レビューで使用する実機は『Inspiron 22 3000 スタンダード』です。

Inspiron 22 3000 正面右側からの写真

【 目 次 】
(前編)
外観について
スペックについて
ディスプレイ
キーボード&マウス
(後編)
ベンチマーク
Windows 起動・シャットダウン時間計測(動画に収録)
搭載ソフトウェア
付属品
まとめ

※記事内容は 2017年2月20日時点のものになります。

 

ベンチマーク

パソコンの基本性能や、グラフィック性能、ストレージについての性能を測定します。

基本性能

Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」によるパソコン性能の測定です。

WinSATコマンドによる測定

「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。

CPUScore CPU のスコア
D3DScore ゲーム用グラフィックスのスコア
DiskScore プライマリハードディスクのスコア
GraphicsScore グラフィックスのスコア
MemoryScore メモリのスコア
TimeTaken 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します)
WinSATAssessmentState 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価)
WinSPRLevel 基本スコア(SPR:System Performance Rating)

グラフィック性能

「3DMark」「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」、3つのソフトを使ってグラフィック性能を測定します。

まず「3DMark」での測定です。

3DMark では「Ice Storm」「Cloud Gate」「Sky Diver」「Fire Strike」、各シーンの描画の滑らかさをもとにグラフィック性能を測定します。

スコアの高さは描画の快適性を表しています。

3DMark 測定結果

なお、測定前に流されるデモ映像を見たイメージは以下のようになります。(主観的イメージです)

Ice Strom なめらか描画
Cloud Gate ときどきカクカクとした描画になるが、問題ないレベル
Sky Diver 全体的にカクカクとした描画で、我慢するには厳しいレベル
Fire Strike コマ送り描画

次が、「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」の測定結果。

ドラクエベンチマーク(標準品質、解像度 1280×720)
標準品質、解像度 1280×720

ドラクエベンチマーク(低品質、解像度 1280×720)
低品質、解像度 1280×720

こちらは、標準品質の解像度なら、普通にプレイできる結果です。

さいごに、「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」の測定結果。

『Inspiron 22 3000 スタンダード』の CPU は、エントリークラスの多くのノートパソコンに搭載されている CPU なので、測定は「デスクトップ PC の設定 」と「ノートPC の設定」、2パターン実施しました。

ファイナルファンタジー 標準品質(デスクトップPC)標準品質(デスクトップPC)、解像度 1280×720

ファイナルファンタジー 標準品質(ノートPC)標準品質(ノートPC)、解像度 1280×720

3つのベンチマークソフトを使ったグラフィック性能の測定結果から、『Inspiron 22 3000 スタンダード』のグラフィック性能は、ヘビーなゲームには向かないものの、ライトなゲームなら何とか楽しめるレベルです。

YouTube などの動画鑑賞も、素早い動きの映像では快適性が低減するものの、気軽に楽しむことはできると思います。

また、写真や動画編集については、高度な編集での快適性は期待できませんが、日常の写真や動画の編集であれば楽しめると思います。(マシンのパワー不足は否めませんが)

ストレージ

ストレージのベンチマークです。

『Inspiron 22 3000 スタンダード』のストレージのドライブ構成は次のようになります。

ストレージのドライブ構成

ストレージは、東芝製のHDDで、容量は 1TB です。

ストレージ情報

ストレージのデータ転送速度です。

ストレージのデータ転送速度

HDD(5,400rpm) のデータ転送速度としては平均的な数値です。

 

Windows 起動・シャットダウン(動画に収録)

Windowsの起動時間とシャットダウン時間は、次のとおりです。

・起動     :33.0秒
・シャットダウン:15.3秒

Windowsの起動とシャットダウンの様子を動画に収録しています。起動・シャットダウン時間を感覚でイメージできるので参考にどうぞ!

 

搭載ソフトウェア

『Inspiron 22 3000 スタンダード』に搭載されている主なソフトウェアです。

各種アプリケーション

Windows標準のソフトのほか、Dell サポート関連ソフト、マルチメディアコンテンツの統合パッケージ「CyberLink Media Suite Essentials」、セキュリティソフト「マカフィー リブセーブ」などがインストールされています。

「Dell Help & Support」には、Windows 10 の操作方法、ワイヤレスや周辺機器への接続方法などを参照することができ、はじめて Windows 10 を使うときでもあんしんです。

Dell Help & Support

また、「CyberLink Media Suite Essentials」には、動画・音楽などのメディア再生ソフト「Power Media Player」、動画編集ソフト「PowerDirector 14」、ライティングソフト「Power2Go」が入っています。

CyberLink Media Suite Essentials

動画編集については、パソコンのパワーを鑑みると、こだわりの動画編集には不向きかもしれませんが、気軽な動画編集なら楽しめると思います。

サウンド・チューニングソフト「WaveMaxxAudio」もインストールされています。

WaveMaxxAudio

WaveMaxxAudio サウンドの印象としては、低音域から高音域まで音域が広く、音が前面に出てくる感じで、明瞭なメリハリの効いたサウンドです。

ヘッドホンで聞くと より高音質なサウンドに! 高音域から低音域まで広い音域がより高音質なサウンドで楽しめます。

 

付属品

『Inspiron 22 3000 スタンダード』には、本体一式(本体、キーボード、マウス、電源アダプター、電源コード)のほか、以下のドキュメント類が同梱されています。

ドキュメント一式(本体側)
ドキュメント(本体側)

ドキュメント一式(キーボード&マウス)
ドキュメント(キーボード&マウス)

なお、詳細なマニュアルについては、デル公式サイトで参照することができます。

 

まとめ

『Inspiron 22 3000』は、コンパクトで省スペースにも置けるオールインワンPCです。

今回レビューしたスタンダードモデルは、基本性能もシッカリとしており、日常のインターネットやメール、DVDの映画鑑賞なども気軽に楽しめます。

キーボードやマウスも扱いやすく、ワイヤレスで快適に使えます。

『Inspiron 22 3000』の全体的な印象としては、コンパクトに使いやすくまとめられたモデルだと思います。

また、『Inspiron 22 3000』には、ブルーレイディスクドライブを搭載したモデルや、タッチパネルを搭載したモデルもラインナップしており、使い方に合わせたモデルの選択も可能です。

ラインナップしているモデルや価格などの最新情報は、デル直販サイト「デルオンラインストア」でチェックしてみてください。

 


デル直販「デルオンラインストア」公式サイト
Inspiron 22 3000 オールインワン(2016/12/9発売)
 

 

 

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