デル『Inspiron 22 3000』(Inspiron 3264 AIO)の実機レビュー 前編です。
『Inspiron 22 3000』は、コンパクトでスッキリとしたデザインの液晶一体型オールインワンPCです。
インテリアにもなじむデザインにくわえ、基本性能がシッカリ搭載されたモデルです。
前編では、外観などのデザインや、スペック、ディスプレイ、キーボードについてのレビューを行います。
(後編) ベンチマーク Windows 起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
※記事内容は 2017年2月20日時点のものになります。
<参考>
『Inspiron 22 3000』には、CPU、メモリ、タッチパネル等のスペック構成により「スタンダード」「スタンダード・タッチパネル・ブルーレイ」「プレミアム・タッチパネル・ブルーレイ」などのモデルがラインナップしています。
また、本体カラーは、「ホワイト」「ブラック」から選ぶことができます。
今回レビューを行うのは、「スタンダード」(本体カラー:ホワイト)です。
外観について
『Inspiron 22 3000』のホワイトカラーは清潔感があり爽やかでオシャレ感のあるイメージです。
前後から見てみます。
前面側
背面側
本体の正面に向かって左側の写真です。
本体の正面に向かって右側の写真です。
上面側と底面側の写真です。
本体上面
本体底面
本体を支えるスタンドです。「イーゼルスタンド」という名称です。
スタンドは、本体をシッカリと支えており、本体の角度を変えることができます。
本体の最大傾斜角度
本体を垂直に近い角度にすると、チョットした揺れでも倒れそうな不安がありますが、背面側に重心がくるような設計になっています。
垂直に近い角度にしても後ろ側に傾くようになっているので、スタンドの開く角度は ある程度あれば問題なさそうです。
ただし、スタンドの開く角度による本体の安定性はシッカリとチェックしてください。
本体底面側の左右にはにはゴム足がついています。
ゴム足は、本体の傾斜可能な角度をカバーできるような作りになっています。
Webカメラと内蔵マイクも搭載されています。
次に、インターフェースを見てみます。
背面側には、「電源コネクタ」、「オーディオライン出力」、「LANポート (10/100 Mbps)」、「USB 2.0」、「HDMI入力」が実装されています。
本体に向かって左側には、「4-in-1カードリーダー(SD、SDHC、SDXC、MMC)」、「USB 3.0」、「ヘッドセットポート」が実装されています。
本体に向かって右側には、「光学ドライブ(DVD スーパーマルチドライブ)」、「ディスプレイ明るさ調整ボタン(上ボタン:明、下ボタン:暗))」、「ディスプレイ表示切替ボタン(PC / HDMI)」、「電源ボタン」が実装されています。
DVD スーパーマルチドライブをオープンしたときのイメージです。
電源ボタンは LED内蔵で、電源投入すると LED が点灯します。
また、HDMI 端子は入力のみのため外部モニター出力はできませんが、HDMI出力端子を備えたビデオカメラやゲーム機などのモニターとして使うことができます。
電源アダプターと電源コードです。
電源アダプターは手のひらサイズです。
スペックについて
レビューに使用した実機『Inspiron 22 3000 スタンダード』の公開スペックです。
OS | Windows 10 Home 64ビット 日本語 |
CPU | 第7世代 インテル Core i3-7100U プロセッサー |
メモリ | 4GB DDR4 2400MHz |
ストレージ | 1TB 5400 rpm ハード ドライブ |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
ディスプレイ | 21.5-インチ フルHD (1920 x 1080) アンチ-グレア ディスプレイ (LEDバックライト採用) 広視野角(IPS) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス (CPU内蔵) |
ネットワーク | 10/100 Mbps イーサネットコントローラ |
ワイヤレス | Dell Wireless 802.11 a/c、Bluetooth 4.0 |
Webカメラ | 内蔵ワイドスクリーンHD 720p Webカメラ、デュアル・デジタル・マイク・アレイ付き |
スピーカー | ステレオスピーカ (ディスプレイ内蔵) |
本体サイズ(W×D×H) | 約526.2×56.95×349.55 mm (イーゼルスタンド付き) |
本体質量 | 約 4.91 kg |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリ
メモリスロット#2
グラフィックス
基本スペックともいえる CPU、メモリ、ストレージは、スタンダードモデルとして満足できる構成です。
ただ、レビュー機の場合、メモリの搭載容量 4GB です。
複数のアプリを並行して動かすときや、写真や動画編集のようにメモリをたくさん使用するソフトウェアを動かすときには、8GB 以上あれば 快適性がアップします。
ディスプレイ
『Inspiron 22 3000 スタンダード』のディスプレイは 21.5型フルHD(1,920×1,080)のノングレア(非光沢)液晶です。
画面解像度
写真もキレイに描画できます。
24型モニターと大きさを比べてきます。
画面サイズは、24型モニターよりも一回りくらい小さいイメージです。
映り込みはほとんど気になりません。
次は、視野角を確認してみます。
正面
右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
水平方向、垂直方向ともに、視野角は広いです。
ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。
インターネットエクスプローラーに表示される文字の大きさはこんな感じ。
Inspiron 22 3000 シリーズの公式ページを拡大・縮小せずに初期設定時のサイズで表示したものです。
ディスプレイ枠の下にある「DELL」のロゴの大きさと比較してみれば、表示される文字の大きさをイメージできると思いますが、小さな文字が苦手な管理人でもラクに読める大きさです。
ちなみに、このマシンの Windows の設定では、ディスプレイに表示するテキストのスケーリングは 100% が推奨値となっていました。
キーボード&マウス
『Inspiron 22 3000』に同梱されているキーボードとマウスは、ワイヤレスです。
レシーバーを USB ポートに挿し込むだけで使えるようになります。ただし、キーボードとマウスには乾電池が必要です。(後述します)
キーボードのレイアウトです。
キーボードは、ゆるやかな傾斜があって打ちやすいです。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は 約19mm。ちょうど良い感じです。
キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
キーストロークは深めで、シッカリとした打鍵感があり、タイピングしやすいキーボードです。
キーボードには、単4乾電池 2本が必要となります。
また、キーボードの右上には、電源スイッチがついています。
続いて、マウス。
マウスは軽めで形状は丸め。手のひらにジャストフィットします。(個人的には好みの形状です)
クリックやスクロールボタンなどの操作性も良く、扱いやすい印象です。
なお、マウスには単3乾電池 1本が必要となります。
マウスのカバーはマグネット式になっており、電池交換の際には、マウスカバーの後ろ側を爪などで押し上げると、かんたんに外すことができます。
爪などで矢印方向に押し上げます。
キーボードとマウスの全体的な使用感としては、ワイヤレスであることにくわえ、タイピングのしやすさや操作性など、扱いやすさを感じました。
後編では、『Inspiron 22 3000』の機能・性能についてレビューしています。
デル直販「デルオンラインストア」公式サイト ⇒ Inspiron 22 3000 オールインワン(2016/12/9発売) |