デル『Inspiron 17 5000(9360)』の実機レビュー 前編です。
『Inspiron 17 5000』は、第7世代インテル Core プロセッサーを搭載しながらもリーズナブルな価格でコストパフォーマンスに優れた17インチサイズの大画面ノートPCです。
前編では、外観などのデザインや、スペック、ディスプレイ、キーボードについてのレビューを行います。
(後編) ベンチマーク Windows の起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
※記事内容は 2017年1月16日時点のものになります。
<参考>
『Inspiron 17 5000(9360)』には、CPU、メモリ、ストレージ等のスペック構成により「プレミアム」「プレミアム・フルHD」「プラチナ・フルHD」などのモデルがラインナップしています。
また、本体カラーは、「グレー」「ブラック」「ネイビー」から選ぶことができます。
今回レビューを行うのは、「プラチナ・フルHD」(本体カラー:グレー)です。
外観について
『Inspiron 17 5000』の天板は、光沢があってつややかな色合いです。
底面部をみてみます。
次に、ヒンジをみてみます。
ヒンジはシッカリしており、グラつきはないです。
前後左右の側面からみてみます。
次に、インターフェースを見てみます。
左側面には、「電源コネクタ」、「ネットワークポート(RJ-45、10/100 Mbps)」、「HDMI」、「USB 3.0」×2、「コンボジャック(ヘッドセット/マイク)」が実装されています。
ネットワークポートは、部分開閉式になっており、LANケーブルを接続するはポートを開いて挿し込みます。(かんたんにできます)
右側面は、「SD カードスロット」、「USB 2.0」、「光学ドライブ (DVDスーパーマルチドライブ)」、「セキュリティケーブルスロット」が実装されています。
DVDスーパーマルチドライブを開いたときのイメージ
スピーカーは、正面側の底面に実装されています。テーブルに反射させる構造です。
正面中央の LED は、バッテリー充電中のときに点灯します。
電源ボタンは、キーボード面の右上にあります。
Webカメラとデュアルマイクです。
次に、本体を閉じたときの高さを実測してみます。
実測値は 約 28 mm。
大画面ノートとしては、意外に薄型です。
本体の大きさのイメージです。本体の上には B5版ノート 2冊を 載せています。
次が重さ。
本体の重さは 2,864g。電源アダプターと電源コートの重さは、それぞれ 226g、103gです。
外出するときの持ち歩きは厳しいですが、自宅での移動はラクにできます。
なお、電源アダプターの大きさは手のひらより一回りくらい大きいサイズですが、大画面ノートとしては意外にコンパクトです。
スペックについて
レビューに使用した『Inspiron 17 5000 プラチナ・フルHD』の公開スペックです。
OS | Windows 10 Home 64ビット 日本語 |
CPU | 第7世代 インテル Core i7-7500U プロセッサー |
メモリ | 8GB, DDR4 |
ストレージ | 1TB 5400 rpm ハード ドライブ (HDD) |
光学ドライブ | Tray load DVD ドライブ |
ディスプレイ | 17.3-インチ FHD (1920 x 1080) アンチ-グレア LED-バックライト ディスプレイ |
グラフィックス | AMD Radeon R7 M445 グラフィックス 4G GDDR5 グラフィックス |
LAN | 10/100Mbps RJ-45 イーサネット |
ワイヤレス | 802.11ac + Bluetooth 4.2, デュアル バンド 2.4 & 5GHz, 1×1 |
Webカメラ | 内蔵ワイドスクリーンHD(720p)Webカメラ、デュアルデジタルマイクアレイ |
本体サイズ(W×D×H) | 約424×280×25.3 mm |
本体質量 | 約2.83kg |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリ
メモリスロット#1
メモリスロット#2
グラフィックス(CPU内蔵)
CPU には、第7世代インテル Core i7-7500U プロセッサーを搭載しています。
第7世代インテル Core プロセッサー(開発コード:Kaby Lake カビーレイク)は、ビデオエンジンに改良がくわえられており、5年前のPCと比較すると、一般的な処理は1.7倍速く、4K動画の編集と共有処理で 8.6倍高速化し、HD画質でゲームをプレイする場合も 3倍も高速なパフォーマンスを実現しているそうです。
また、このモデルには、専用グラフィックス「AMD Radeon R7 M445」も搭載されており、CPU のグラフィック機能と合わせ、システム全体としてのグラフィック性能がアップしているので、映像の描画も より快適なパフォーマンスが期待できます。
ディスプレイ
『Inspiron 17 5000 プラチナ・フルHD』のディスプレイは 17.3インチサイズで、解像度はフルHD(1,920×1,080ドットです。
画面解像度
写真の描画もキレイです。
15.6インチサイズのノートパソコンとディスプレイの大きさをくらべてみます。
ディスプレイの映り込み具合を見てみます。
非光沢液晶なので、映り込みは気になりません。
次に、視野角を確認してみます。
正面
右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
視野角は広いです。
斜めから見ると、発色が若干低減するようですが、実用上は問題ないレベルです。
次が、ディスプレイを開くことができる最大角度。
次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。
インターネットエクスプローラーに表示される文字の大きさはこんな感じ。
『Inspiron 17 5000』の公式ページを表示したものです。
ディスプレイの左下にある「DELL」のロゴの大きさと比較してみればわかると思いますが、小さな文字が苦手な管理人が何とか読める大きさです。
なお、Windows の設定では、ディスプレイに表示するテキストのスケーリングは 100% が推奨値となっていました。
見え方には個人差があるので、表示される文字が小さいと感じたら、ディスプレイに表示するテキストのスケーリングを上げることでラクに見ることができます。
キーボード&タッチパッド
『Inspiron 17 5000』のキーボードのレイアウトです。
パームレストには、ヘアライン加工が施されており、デザイン的にもオシャレ感があります。
キーストロークも適度な感じで、打鍵感もシッカリとしています。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は およそ19mm。キーボードはゆとりあるレイアウトになっています。
キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
[enter]キー、[back space]キーと、それらに隣接するキーは、幅が少し狭めになっています。
個人的にはほとんど違和感なく使えました。ただ、使いやすさから見ると、好みが分かれるところかもしれません。
ファンクションキーについては、[Alt]+[Esc]キーを押すことで、漢字変換などの一般的な機能と、音量調整や画面の明るさ調整などマルチメディアキーとしての機能を切り替えることができます。
キーボードの全体的な印象としては、大画面ノートならではの余裕のあるキーレイアウトでタイピングのしやすさを感じました。
ただ、上述したとおり、[enter]キー、[back space]キーと、それらに隣接するキーのサイズについては、チェックしておいた方がよいでしょう。
次がタッチパッド。
タッチパッドは一体型で、大きさはちょうど良いサイズです。
スベリも良く扱いやすいタッチパッドです。
後編では、『Inspiron 17 5000 プラチナ・フルHD』の機能・性能についてレビューしています。
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