デル『Inspiron 15 3000(3567)』の実機レビュー 前編です。
『Inspiron 15 3000』は、基本性能をシッカリと備えた15インチサイズのスタンダードノートPCです。
基本性能を備えつつ価格もリーズナブルでコストパフォーマンスにも優れたモデルです。
前編では、外観などのデザインや、スペック、ディスプレイ、キーボードについてのレビューを行います。
(後編) ベンチマーク Windows の起動・再起動時間計測 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
※記事内容は 2017年2月7日時点のものになります。
<参考>
『Inspiron 15 3000(3567)』には、CPU、メモリ、ストレージ等のスペック構成により「スタンダード」「プレミアム」「プレミアム フルHD SSD」などのモデルがラインナップしています。
また、本体カラーは、「ブラック」「グレー」から選ぶことができます。(一部モデルは「ブラック」のみ)
今回レビューを行うのは、「スタンダード」(本体カラー:ブラック)です。
なお、ラインナップしているモデルはデル公式サイトでチェックできます。
デル公式サイト
⇒ New Inspiron 15 3000(2016/12/16発売)
外観について
『Inspiron 15 3000』の天板は、こまかなドットのテクスチャーが施されたデザインです。
底面部をみてみます。
バッテリーは取り外し可能です。
次に、ヒンジをみてみます。
ヒンジはシッカリしており、グラつきはないです。
前後左右の側面からみてみます。
前面側
背面側
左側面
右側面
次に、インターフェースを見てみます。
左側面には、「電源コネクタ」、「ネットワークポート(RJ-45、10/100 Mbps)」、「冷却用通気口」、「HDMI」、「USB 3.0」×2が実装されています。
右側面は、「SD カードスロット」、「コンボジャック(ヘッドセット/マイク)」、「USB 2.0」、「光学ドライブ (DVDスーパーマルチドライブ)」、「セキュリティケーブルスロット」が実装されています。
DVDスーパーマルチドライブを開いたときのイメージ
スピーカーは、正面側の底面に実装されています。テーブルに反射させる構造です。
正面中央の LED は、バッテリー充電中のときに点灯します。
電源ボタンは、キーボード面の右上にあります。LED は内蔵されていません。
Webカメラとマイクです。
次に、本体を閉じたときの高さを実測してみます。
実測値は 約 25~26 mm。
光学ドライブ内蔵のスタンダードノートとして、一般的な高さです。
本体の大きさのイメージです。本体の上には A4コピー用紙と B5版ノートを 載せています。
次が重さ。
本体の重さは 2,247g。電源アダプターと電源コートの重さは、それぞれ 166g、101gです。
外出するときの持ち歩きも、長時間でなければ何とかできそうです。
なお、電源アダプターの大きさは手のひらサイズなので、本体と一緒でも かさばることはなさそうです。
スペックについて
レビューに使用した『Inspiron 15 3000 スタンダード』の公開スペックです。
OS | Windows 10 Home 64ビット 日本語 |
CPU | 第6世代 インテル Core i3-6006U プロセッサー |
メモリ | 4GB, DDR4, 2400MHz |
ストレージ | 1TB 5400 rpm ハード ドライブ (HDD) |
光学ドライブ | Tray load DVD ドライブ |
ディスプレイ | 15.6-インチ HD (1366 x 768) Truelife LED-バックライト ディスプレイ |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 520 |
LAN | 10/100Mbps RJ-45 イーサネット |
ワイヤレス | 802.11ac + Bluetooth 4.1, デュアル バンド 2.4 & 5 GHz, 1×1 |
Webカメラ | 内蔵 ワイドスクリーン HD 720P ウェブカメラ、シングルデジタルマイク |
本体サイズ(W×D×H) | 約380×260.3×23.65 mm |
本体質量 | 約 2,246 g |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリ
メモリスロット#1
グラフィックス(CPU内蔵)
CPU には、第6世代インテル Core i3-6006U プロセッサーを搭載しています。
最近、第7世代(KabyLake)のインテル Core プロセッサーを搭載したパソコンも登場していますが、第6世代(SkyLake)のインテル Core プロセッサーは Windows 10 向けに最適化された最初の CPU です。
第6世代 CPU 発売当時、5年前の PC との比較では、約2.5倍のパフォーマンスと 約3倍のバッテリー駆動時間を達成しています。(インテルの公式サイトより)
エントリークラスとしてなら、まずまずのパフォーマンスが期待できそうです。
なお、『Inspiron 15 3000』には、第7世代インテル Core i5 プロセッサーを搭載した「プレミアム」モデルもラインナップしています。
ディスプレイ
『Inspiron 15 3000 スタンダード』のディスプレイは 15.6インチサイズの光沢液晶、解像度はHD(1,366×768ドット)です。
画面解像度
写真の描画については、きめの細かさや鮮明さはフルHDにくらべ少し落ちるものの まずまずです。
ディスプレイの映り込み具合を見てみます。
光沢液晶なので、使う場所によっては照明等の映り込みが少し気になる場合もあるかもしれません。
次に、視野角を確認してみます。
正面
右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
視野角は、あまり広くないようです。
とくに、垂直方向になると白みが強くなります。
次が、ディスプレイを開くことができる最大角度。
次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。
インターネットエクスプローラーに表示される文字の大きさはこんな感じ。
『Inspiron 15 3000』の公式ページを表示したものです。
ディスプレイの左下にある「DELL」のロゴの大きさと比較してみればわかると思いますが、小さな文字が苦手な管理人がラクに読める大きさです。
なお、Windows の設定では、ディスプレイに表示するテキストのスケーリングは 100% が推奨値となっていました。
キーボード&タッチパッド
『Inspiron 15 3000』のキーボードのレイアウトです。
パームレストにも、こまかなドットのテクスチャーが施されています。
キーストロークも浅くなく、打鍵感もシッカリとしています。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は およそ19mm。デスクトップPC のキーボードと同等のキーピッチです。
キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
ただ、[enter]キー、[back space]キー、その左隣りの[¥]キーは、小さめサイズです。個人的には違和感なく使えましたが、使いやすさから見ると、好みが分かれるところです。
ファンクションキーについては、[Fn]+[Esc]キーを押すことで、漢字変換などの一般的な機能と、音量調整や画面の明るさ調整などマルチメディアキーとしての機能を切り替えることができます。
キーボードの印象としては、[enter]、[back space]、[¥]の各キーをのぞけば、タイピングのしやすさに問題はないと思います。
次がタッチパッド。
タッチパッドは一体型で、大きさはちょうど良いサイズです。
スベリもまずまずで、扱いやすいタッチパッドです。
後編では、『Inspiron 15 3000 スタンダード』の機能・性能についてレビューしています。
デル直販「デルオンラインストア」公式サイト ⇒ New Inspiron 15 3000(2016/12/16発売) |