デル『Inspiron 24 5000 (5475)』の実機レビュー 前編です。
『Inspiron 24 5000』は、ベゼル(ディスプレイのフレーム枠)が狭いフレームレスの23.8インチサイズの液晶一体型PCです。
第7世代 AMDプロセッサーを搭載し、快適なパフォーマンスで映像もキレイな大画面オールインワンPCです。
前編では、外観などのデザインや、スペック、キーボード、マウスについてのレビューを行います。
(後編) ベンチマーク RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測 サウンド チェック Windows の起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
※記事内容は 2017年9月27日時点のものになります。
<参考>
『Inspiron 24 5000 (5475)』には、CPUやメモリ、ストレージなどのスペック構成により、「プレミアム」「プラチナ・グラフィック」「プラチナ・タッチパネル」などのモデルがラインナップしています。
今回レビューを行うのは、「プレミアムモデル」です。
外観について
『Inspiron 24 5000 (5475)』の本体カラーは、ディスプレイ正面側がブラックで、背面側とスタンドがホワイトの 2色のカラーリング。落ち着いたなかにもチョットしたオシャレ感もあります。
前後から見てみます。
背面側は、ゆるやかな曲面に2色のカラーリングがスタイリッシュな印象です。
本体を支えるスタンドもスタイリッシュです。
スタンド中央のホールは、電源コードやLANケーブルなど、わずらわしいコード類を通すためのもので、本体周辺をスッキリとさせてくれます。
本体の左右から見てみます。
スタンドを含めた奥行きは、ディスプレイ直立時が 約18 cm、最大傾斜時が 約24 cm。省スペースにも置くことができます。
上面と底面から見てみます。
上面側
底面側
底面側スタンドの底にはゴム足が前後についています。ゴム足の面積はかなり広めに作られており、本体の縦横ズレ防止や、デスク・テーブルにもキズが付きにくい配慮もされています。
Webカメラと内蔵マイクは、ディスプレイ下部に実装されています。
なお、Webカメラは赤外線対応カメラです。Windows Hello の顔認証機能により、わずらわしいパスワード入力をしなくても Windows に かんたんにサインインできます。
次に、インターフェースを見てみます。
背面側には、「HDMI」、「USB 3.1」、「USB 2.0」、「電源コネクター」、「USB 3.1 Type C」が実装されています。
『Inspiron 24 5000』は、HDMI 入力ポートと出力ポートが実装されています。
出力ポートから HDMIケーブルで別モニターにつなげば、モニターを2台並べて効率よい作業環境の実現も可能ですし、入力ポートにはゲーム機などをつないで大画面でゲームを楽しむ使い方もできます。
ディスプレイ下部 スタンド近くには、「電源アダプタ」、「LANポート」、「オーディオ出力ポート」が実装されています。
ディスプレイ下側に配置されたインターフェースは、下側からのぞき込む必要があり、最初はアクセスのしにくさを感じるかもしれません。
また、正面に向かって左側には、「SD カードスロット」、「USB 3.1」、「ヘッドセットポート」が実装されています。
なお、SD カードスロットは、抜き挿し方式です。SD カードを挿入したとき、少しだけカードが出っ張りますが、その分、抜きやすくなります。
電源ボタンは、ディスプレイ右下側に実装されています。LEDが内蔵されており、電源オンすると LED が点灯します。
スピーカーは、ディスプレイ下部に実装されており、サウンドは前面に出力されます。
サウンドについては、後編の「サウンド チェック」でレビューしています。
(音の広がりがあり高音質なサウンドです)
スペックについて
レビューに使用した『Inspiron 24 5000』プレミアムモデルのスペックです。
OS | Windows 10 Home 64ビット 日本語 |
CPU | 第7世代 AMD A10-9700E APU |
メモリ | 8GB DDR4 2400MHz |
ストレージ | 1TB HDD 7200RPM SATA |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 23.8-インチ FHD (1920 x 1080) アンチ-グレア Frameless Border 非-タッチ ディスプレイ |
グラフィックス | AMD 内蔵 グラフィックス |
ネットワーク | 10/100/1000 Mbp イーサネットコントローラ |
ワイヤレス | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1 |
Web カメラ | 1280 x 720 HDカメラ(赤外線対応カメラ)、アレイマイク |
本体サイズ(W×D×H) | 約 539.8×177.5~233.9×412.9 mm |
本体質量 | 約 7.35 kg(スタンドを含む) |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリ
メモリスロット#1
メモリスロット#2
グラフィックス(CPU内蔵)
エントリークラスからミドルレンジの中間くらいのスペックといったところでしょうか。
全体的にバランスの取れたスペック構成の印象です。
ディスプレイ
『Inspiron 24 5000』のディスプレイは 23.8型フルHD(1,920×1,080)液晶です。
写真などの映像の描画も高精細でキレイです。
ベゼル(ディスプレイのフレーム枠)は狭額縁の「フレームレス」で、鉛筆より細いです。
ディスプレイの映り込み具合を見てみます。
アンチグレア(非光沢)液晶なので、映り込みが低減されているのが分かります。
次に、視野角を確認してみます。
正面
右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
視野角は、水平方向 / 垂直方向 ともに広く、斜めから見る映像も鮮やかなのが印象的です。
次に、ディスプレイの最大傾斜を見てみます。
次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。
インターネットエクスプローラーに表示される文字の大きさはこんな感じ。
Inspiron 24 5000 (5475) の公式ページを表示したものです。
なお、インターネットエクスプローラーの拡大設定ではデフォルト値が 100% となっていました。
また、Windows 設定のディスプレイに表示するテキストスケーリングの推奨値も 100% です。(基本的には Windows 設定のテキストスケーリングがインターネットエクスプローラーの拡大設定に反映されます。)
フルHDの高解像度で画面が大きく、筆者のように小さい文字が苦手でも、クッキリと見やすい印象です。
キーボード&マウス
『Inspiron 24 5000』のキーボードとマウスは、ホワイトのカラーで清潔感があり、スタイリッシュなデザインです。
キーボードとマウスはワイヤレス接続で、付属のレシーバーを USBポートに装着して使用します。装着するだけで面倒な設定をすることなく使うことができます。
キーボードのレイアウトを見てみます。
キーボードには、ゆるやかな傾斜がついています。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は 約19mm。
なお、キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
キーボードに両手を置いたときのイメージです。キーピッチにゆとりがあるので、両手をホームポジションに置いたときの感覚も良好です。
キートップ(キー表面)の形状は指先に合わせて少し湾曲しており、少しザラザラとした感触です。指先のフィット感も良好です。
キーストロークは深めで、シッカリとした打鍵感があります。
なお、キーボードには、単4乾電池 2本が必要となります。
キーボードには電源スイッチも搭載されています。
キーボードの使い勝手としては、クセのないレイアウトで、カーソルキーやテンキーなどのエリアごとに適度なスペースがあり、扱いやすさを感じます。キーストロークも深めでしっかりとした打鍵感があり、タイピングしやすい印象です。
続いて、マウス。
マウスは丸みのあるデザインで手のひらにフィットします。
マウスの電源は、単3乾電池 1本です。
マウスのカバーはマグネットで装着しているだけなので、カバーを持ち上げるだけでかんたんに取り外すことができます。電池交換もラクにできます。
キーボードとマウスは、ワイヤレスで扱いやすく使い勝手も良好です。
レビュー前編は以上です。
後編では、『Inspiron 24 5000 (5475)』の機能・性能についてレビューを行います。
デル直販「HP Directplus」公式サイト ⇒ New_Inspiron 24 5000(5475)(2017/6/13発売) |