LINEで送る
Pocket

デル『Inspiron 13 7000 (7380)』の実機レビュー 後編です。

後編は、各種ベンチマークのほか、RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測、起動・再起動時間計測など、『Inspiron 13 7000 (7380)』の性能レビューを行います。

なお、レビューでは「プラチナ ハイエンド」モデルを使用しています。スペックについては「スペック構成」の章をご覧ください。

Inspiron 13 7000 (7380) 背面側(その3)

【 目 次 】
(前編)
スペック構成
外観チェック
ディスプレイ
キーボード&タッチパッド
(後編)
ベンチマーク
RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測
駆動音・表面温度
サウンド チェック
Windows の起動・再起動時間計測
搭載ソフトウェア
付属品
まとめ

レビュー内容は 2019年1月9日時点のものです。

 

ベンチマーク

『Inspiron 13 7000 (7380)』の基本性能や総合的なパフォーマンスのほか、CPU、グラフィック、ストレージ、バッテリーの性能を測定します。

基本性能

Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」と、パソコンの各性能レベルを客観的に評価する「PASS MARK PerformanceTest 9.0」を使用して、パソコンの基本性能を測定します。

WinSAT

WinSAT スコア

「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。

CPUScore CPU のスコア
D3DScore ゲーム用グラフィックスのスコア
ただし、従来のゲーム用グラフィックスのスコアのため Windows 10では計測対象外(9.9というスコアは無視)
DiskScore プライマリハードディスクのスコア
GraphicsScore グラフィックスのスコア
MemoryScore メモリのスコア
TimeTaken 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します)
WinSATAssessmentState 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価)
WinSPRLevel 基本スコア(SPR:System Performance Rating)

PASS MARK PerformanceTest 9.0

PASS MARK PerformanceTest 9.0 スコア(クリックで拡大表示できます)

「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測されたスコアは、全世界のパソコンがアップロードしたスコアと比較、Percentile(パーセンタイル)の数値から自分のパソコンの性能レベルを客観的に把握することができます。

上記の測定結果を例にすると、トータル性能を示す「PassMark Rating」のスコア「4054.0」のパーセンタイルは「81st Percentile」で、計測を行った他のパソコン 81% よりも上位のスコアという意味です。

別な言い方をすると、「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測しスコアをアップロードした全世界のパソコンのなかで、上位のスコアから 19%(100% - 81%)に位置するスコアということです。

ゲーミングPC やクリエイティブな作業に使うPC などハイレベルなパソコンも混在するなかでもトータル性能は上位クラスに迫るスコアです。

『Inspiron 13 7000 (7380)』(プラチナ ハイエンド)の性能レベルの高さが分かります。

CPU性能

「CINEBENCH」を使って、CPU性能を測定します。

CINEBENCH 測定結果

レビュー機『Inspiron 13 7000 (7380)』の CPU には Whiskey Lake 世代のインテル Core i7-8565U プロセッサーが搭載されています。

参考までに、以前レビューした 旧モデル Inspiron 13 7000 (7370) に搭載されていた Kaby Lake R 世代のインテル Core i7-8550U プロセッサーのスコアと比較します。

Core i7-8565U Core i7-8550U
OpenGL 56.66 fps 49.78 fps
 Ref.Match 97.8 % 97.8 %
CPU 580 cb 560 cb
CPU (Single Core) 179 cb 173 cb
 MP Ratio 3.25 x 3.24 x

レビュー機に搭載されている CPU は最新世代のプロセッサーで性能レベルも進化していることが分かります。

なお、CINEBENCH を実行中の動作環境としては、CINEBENCH 以外のアプリは起動せず、常駐アプリは初期設定のままで計測しています。

 

グラフィック性能

グラフィック性能は以下のベンチマークソフトを使って測定します。

■3DMark
■ドラゴンクエストX
■ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター

3DMark

3DMark のベンチマーク結果です。

3DMark

各テストの内容は以下のとおり。

Cloud Gate ホームPCやノートPC向けで DirectX 10 を想定したグラフィックス性能テスト
Night Raid DirectX 12 を使用したモバイルPCなど低スペックPC向けのグラフィックス性能テスト
Sky Diver DirectX 11 を使用したミドルレンジ・ゲーミングノート向けのグラフィックス性能テスト
Fire Strike DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト
Time Spy DirectX 12 を使用したゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストX ベンチマークの結果です。

ドラクエベンチマーク(標準品質、解像度 1280×720)
標準品質、解像度 1280×720

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1280×720)
最高品質、解像度 1280×720

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークの結果です。

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 標準品質(ノートPC) 解像度 1280×720
標準品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 高品質(ノートPC) 解像度 1280×720
高品質(ノートPC) 解像度 1280×720、DirectX 11

 

上記のベンチマークソフトを使ったグラフィック性能の測定結果をみると、『Inspiron 13 7000 (7380)』(プラチナ ハイエンド)のグラフィック性能レベルは、モバイルノートとして十分満足できるレベルです。

ライトなゲームタイトルや写真・動画編集など、ある程度の高度なグラフィック処理も気軽に楽しめる性能を備えています。

ストレージ

ストレージのベンチマークです。

レビュー機に搭載されているストレージは 東芝製の SSD で、容量は 512GB(PCIe NVMe)です。

ストレージ情報
ストレージ情報
(デバイスマネージャーから抜粋)

ドライブ構成は次のようになります。

ストレージのドライブ構成ドライブ構成
(クリックで拡大表示できます)

ストレージのデータ転送速度です。

データ転送速度
データ転送速度

SSD が搭載されていると、測定結果が示す通り Windows や アプリの起動も高速です。

とくに、搭載されている SSD は、対応規格 PCIe / 転送モード NVMe なので、Windows やアプリの起動などストレージへのアクセスは、体感的にも爆速です。

総合的なパフォーマンス

「PCMark 8」および「PCMark 10」を使用して、PCのアプリケーション実行における総合的なパフォーマンスを測定します。

PCMark 8(Home Test)

家庭での利用を想定したテストです。

PCMark 8 Home Test スコア

PCMark 8 Home Test スコア比較OpenCL対応の Accelerated にて測定
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 8(Creative Test)

クリエイティブな利用を想定したテストです。

PCMark 8 Creative Test スコア

PCMark 8 Creative Test スコア比較OpenCL対応の Accelerated にて測定
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 10 Extended

PCMark 10 Extended は、以下の 4つの Test Group のテストを実施します。
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

■Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
■Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
■Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
■Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

PCMark 10 Extended スコア

PCMark 10 Extended スコア比較OpenCL対応の Accelerated にて測定

 

総合的なパフォーマンスは、モバイルノートとして性能レベルが高く、快適なパフォーマンスが期待できるスコアです。

とくに、PCMark 10 Extended では Essentials や Productivity のほか Digital Contents Creation も良好な結果です。(スコア 2000 を快適性の目安としています)

バッテリー

『Inspiron 13 7000 (7380)』に搭載されているバッテリーの性能(駆動時間と充電時間)を測定します。

■駆動時間
バッテリーでの駆動は、次の条件でバッテリーによる駆動時間を計測します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

■充電時間
バッテリー充電時間の計測は以下の条件で行います。
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のようになります。

バッテリー残量グラフ

バッテリー駆動時間 5時間 4分
バッテリー充電時間
(50%)
1時間 3分
バッテリー充電時間
(100%)
2時間 38分

画面の明るさや音量を適正レベルに調整すればバッテリー駆動時間はさらに伸びるとは思いますが、モバイルノートとしてバッテリー性能は今ひとつの印象です。

とくに、バッテリー駆動のときにバッテリー残量が 20% を切ると極端に減少するので、データ保存や電源コンセントへの接続などの対応をしておいた方が良いでしょう。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので、参考値としてください。

 

RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測

『Inspiron 13 7000 (7380)』で、RAWデータ現像と動画エンコードの処理時間を計測します。

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector 7
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・RAWデータ 50ファイルを一括書き出し
・プリセット等 編集は適用しない
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理時間

処理時間 メモリ使用量
55秒3 5.6GB

※メモリ使用量は処理中の「コミット済みメモリ」(最大値)。
 (パソコンがシステム全体で実際に使用しているメモリの使用量)

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector 15
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理時間

処理時間 メモリ使用量
3分38秒1 5.5GB

※メモリ使用量は処理中の「コミット済みメモリ」(最大値)。
 (パソコンがシステム全体で実際に使用しているメモリの使用量)

 

レビュー機の『Inspiron 13 7000 (7380)』のスペックを鑑みると処理速度は比較的早い印象です。モバイルノートながら写真・動画編集も意外にストレスなく快適に使えそうです。

 

駆動音・表面温度

駆動音については、負荷のかかる処理になると排熱のためファンがフル回転し「ウーッ」という排気音が大きくなります。

個人差はありますが耳ざわりに感じるかもしれません。

ただ、平常時は静かである点や、パソコンを使っているあいだ終始負荷のかかる状態が続くわけではないことを考えれば、それほど気にすることはないと思います。

本体の表面温度については、負荷のかかる処理になると、キーボード奥側ヒンジ近くが少しだけ温かくなります。(熱いという感じではありません)

また、キーボード上は手のひらを置いてみると温かさを感じる程度、パームレストは本体内部の熱の影響はほとんどないので不快な感じはありません。

キーボードの表面温度(単位:℃)

キーボードの表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

底面部の表面温度(単位:℃)

底面部の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

サウンド チェック

『Inspiron 13 7000 (7380)』は サウンドユーティリティソフト「Waves MaxxAudio Pro」が搭載されています。

Waves MaxxAudio Pro には、サウンドに合わせたプリセットが数多く設定されているほか、スピーカーやヘッドフォンなどサウンドを再生する機器に合わせて、お好みのサウンドにチューニングすることもできます。

Waves MaxxAudio Pro サウンドユーティリティソフト
Waves MaxxAudio Pro サウンド ユーティリティソフト

実際にサウンドを聴いてみた印象としては・・・

■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域をカバーした高音質サウンドで、音の広がりもある。
欲を言えば低音域がもう少し欲しいかも気もするが、高音質サウンドには違いはない。
サウンドユーティリティソフトで微調整をしなくても良いくらいカジュアルに高音質サウンド楽しめる。

■ヘッドホン
スピーカーのサウンドイメージに、重低音も再現できてサウンド全体に厚みが増し迫力もアップする。
重低音のきいたサウンドを楽しむなら、ヘッドホンがおすすめ。

 

Windows の起動・再起動時間計測

Windows の起動時間、再起動時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動
1回目 14.1秒 28.4秒
2回目 13.4秒 29.5秒
3回目 13.6秒 28.9秒
4回目 14.6秒 30.3秒
5回目 13.5秒 31.3秒
平均 13.8秒 29.7秒

感覚的にも結果が示す通り「かなり早い」です。

 

搭載ソフトウェア

『Inspiron 13 7000 (7380)』に搭載されている主なソフトウェアです。(クリックで拡大表示できます)

主なソフトウェア

Windows標準のソフトのほか、Dell サポート関連ソフト、セキュリティソフト「マカフィー リブセーブ」などがインストールされています。

あらかじめインストールされているソフトウェアとしては必要最低限といった印象です。

 

付属品

『Inspiron 13 7000 (7380)』の本体ほか同梱品一式(電源アダプター、電源コード、ドキュメント類など)です。

『Inspiron 13 7000 (7380)』本体セット

 

まとめ

以上、『Inspiron 13 7000 (7380)』のレビュー記事をお届けしました。

『Inspiron 13 7000 (7380)』は Whiskey Lake 世代のインテル Core プロセッサーの搭載により性能がアップ、さらに軽快な動作で快適に使えます。

高性能でアルミ素材の上質感あるデザインのわりにリーズナブルな価格が好印象です。高いレベルでコストパフォーマンスに優れたモバイルノートといえます。

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント
・モバイルノートとして性能レベルが高く動作も軽快
・スタイリッシュで上質感のあるデザイン
・持ち歩きも十分ラクにできる軽さ
・意外とリーズナブルな価格

チョット残念なところ
・高負荷時の駆動音が大きく感じるかも。
・バッテリー性能は高くない

 

『Inspiron 13 7000 (7380)』の通常価格は 109,980円~。(税抜・配送料込の価格。クーポンの割引率によってはかなりお買い得価格になるときもあります。)

テレワークなど場所や時間にとらわれない柔軟な働き方にも活用できますし、学生さんにもおすすめできるモデルです。

最新の価格やクーポン割引率などの最新情報は、デル直販サイト「デルオンラインストア」でチェックしてください。

 

デル直販「デルオンラインストア」公式サイト

 

 

デル オンラインストア クーポン情報

Inspiron 13 7000 (7380) がクーポン適用で 17%オフ!
【78,003円(税抜・配送料込)~】
詳細はデルオンラインストアでチェックできます。

楽天SPプレゼントキャンペーン

デルオンラインストアで 80,000円以上(クーポン割引後の価格)のパソコンを購入すると楽天スーパーポイント 3,000ポイントもらえます。「クーポン割引+ポイントプレゼント」なのでたいへんお得です。詳細はキャンペーンページをご覧ください。
⇒ 楽天SPプレゼントキャンペーン
キャンペーンの利用方法はこちら
⇒ キャンペーン利用方法

 

Inspiron 13 7000 (7380) 正面側

 

 

LINEで送る
Pocket