『HP Stream 11-y000』実機レビュー 気軽に使えるエントリー・モバイルノート(後編)

 

【アフィリエイト広告】
貸出機材提供:株式会社日本HP

日本HP『HP Stream 11-y000』の実機レビュー 後編です。

後編では、ベンチマーク、起動・シャットダウン時間計測などのレビューを行います。

HP Stream 11-y000 背面側

【 目 次 】
(前編)
外観について
スペックについて
ディスプレイ
キーボード&タッチパッド
(後編)
ベンチマーク
起動・シャットダウン時間計測(動画に収録)
搭載ソフトウェア
付属品
まとめ

 

ベンチマーク

パソコンの基本性能や、グラフィック性能、ストレージ、バッテリーについての性能を測定します。

基本性能

Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」によるパソコン性能の測定です。

WinSat スコア

「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。

CPUScore CPU のスコア
D3DScore ゲーム用グラフィックスのスコア
DiskScore プライマリハードディスクのスコア
GraphicsScore グラフィックスのスコア
MemoryScore メモリのスコア
TimeTaken 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します)
WinSATAssessmentState 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価)
WinSPRLevel 基本スコア(SPR:System Performance Rating)

グラフィック性能

「3DMark」「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」、3つのソフトを使ってグラフィック性能を測定します。

まず「3DMark」の測定結果です。

3DMark は、「ICE STORM」「CLOUD GATE」「SKY DIVER」「FIRE STRIKE」、4つのゲームシーンの描画の滑らかさをもとにグラフィック性能を測定するソフトで、測定の前にはデモ映像が流されます。

スコアの高さは描画の快適性を表しています。

Win

デモ映像を見た印象としては、「ICE STORM」は、なめらか描画です。「CLOUD GATE」ではときどきカクカクとした感じがありましたがなんとか我慢できるレベル。「SKY DIVER」ではカクカクとした描画でプレイには少し厳しいレベルです。「FIRE STRIKE」では スコアの示す通り、紙芝居状態でした。

測定されたスコアやデモ映像を見た印象から、「CLOUD GATE」レベルのゲームまではプレイできそうです。

次が、「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」の測定結果。

ドラクエベンチマーク(低品質、解像度 640×480)
低品質、解像度 640×480

ドラクエベンチマーク(標準品質、解像度 640×480)
標準品質、解像度 640×480

さいごに、「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」の測定結果。

ファイナルファンタジー 標準品質(ノートPC)標準品質(ノートPC)、解像度 650×366

測定スコアから分かる通り、グラフィックス性能はそれほど高くはありません。ただ、高度なグラフィック処理を伴わないゲームなら、なんとかプレイできるといった感じでしょうか。

ストレージ

ストレージのベンチマークです。

レビュー機の『HP Stream 11-y000』には、SK hynix(SKハイニックス)製のフラッシュメモリ eMMC (容量 32GB) が搭載されています。

ストレージ情報

ストレージのドライブ構成は次のようになります。

ストレージのドライブ構成

ストレージのデータ転送速度の計測結果です。

ストレージのデータ転送速度

フラッシュメモリ eMMC ですが、Windows や アプリもストレスなく起動できます。

参考までに、『HP Stream 11-y000』は、Windows 10 Anniversary Update を適用することも可能です。

ただ、Anniversary Update を適用したあとは、適用前のデータがしばらくの間(10日間)保存されているため、ストレージの空き容量をひっ迫する可能性があります。

ストレージ容量が 32GB と少ないため、購入後、空き容量の多いうちに Anniversary Update の適用を行い、適用後は、ディスク クリーンアップで「以前の Windows のインストール」を削除したほうがよいでしょう。

システムバックアップもお忘れなく。

バッテリー

『HP Stream 11-y000』に搭載されているバッテリーの性能を測定してみます。

測定は、次の条件で周期的にバッテリーの残量を測定しバッテリー駆動時間を算出します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

バッテリー残量グラフ

バッテリーの残量は、大よその数字で、1時間当たり 13~15% くらいずつ減少しています。

バッテリーによる駆動は 6時間42分経過後、Windows がバッテリー不足を検知し、パソコンは自動シャットダウンとなりました。

実際の使用にあたっては、測定環境や条件などによりバッテリーの駆動時間は変動しますので、参考値としてください。

 

起動・シャットダウン時間計測(動画に収録)

『HP Stream 11-y000』の Windows起動時間とシャットダウン時間は、次のとおりです。

・起動      : 36.1秒
・シャットダウン : 22.4秒

Windowsの起動とシャットダウンの様子を動画に収録しました。
起動・シャットダウン時間を感覚でイメージできるので参考にどうぞ!

 

搭載ソフトウェア

『HP Stream 11-y000』に搭載されているソフトウェアは、Windows標準のソフトのほか、HPヘルプ&サポートソフト、セキュリティソフト「マカフィー リブセーブ」などがインストールされています。

スタートメニュー(その1)

ストレージの容量が 32GB のためか、必要最低限のソフトがインストールされている印象です。

 

付属品

『HP Stream 11-y000』の本体ほか同梱品一式です。

『HP Stream 11-y000』本体セット

ドキュメント類としては、「セットアップ手順」「速攻!HPパソコンナビ 特別編」などが添付されています。

ドキュメント一式ドキュメント一式

セットアップ手順
セットアップ手順

速攻!HPパソコンナビ 特別編
速攻!HPパソコンナビ 特別編

OneDrive 100GB が 2年間無料で使えるライセンスも添付されています。

OneDrive 100GB が 2年間無料

 

まとめ

『HP Stream 11-y000』は、リーズナブルな価格ながら、モバイルノートとしての性能もシッカリ搭載されている印象です。

デザイン的にもスッキリとしていて、ポップなカラーの「アクアブルー」は気分まで明るくしてくれます。

性能レベル的には高くはありませんが、インターネットやメール、文書の作成や閲覧など、ふだん使いとしては充分な性能を備えたモデルといえます。

価格等の最新情報は、日本HPの直販サイト「HP Directplus」でチェックしてみてください。

 


日本HP直販「HP Directplus」公式サイト
⇒ 『HP Stream 11-y000』 製品詳細
icon

 

 

タイトルとURLをコピーしました