日本HP『HP Stream 11-y000』の実機レビュー 前編です。
『HP Stream 11-y000』は、リーズナブルな価格ながらモバイルノートとしての性能もシッカリと搭載したエントリー・ノートです。
前編では、外観などのデザインや、スペック、ディスプレイ、キーボードについてのレビューを行います。
(後編) ベンチマーク 起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
外観について
『HP Stream 11-y000』のカラーは、ポップなイメージの「アクアブルー」です。明るい気分で楽しく使えそうな印象です。
天板は、波型の加工が施されています。
底面部をみてみます。
ゴム足は、前面側と背面側に直線で実装されています。横方向には滑りやすく感じるかもしれません。
次に、ヒンジをみてみます。
ヒンジはシッカリしており、グラつきはないです。
前後左右の側面からみてみます。
次に、インターフェースを見てみます。
左側面には、「セキュリティロックケーブル用スロット」、「USB2.0」、「ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート」が実装されています。
右側面は、「HDMI出力端子」、「USB3.0」、「microSDカードスロット」、「電源コネクター」が実装されています。
スピーカーは、底面部の前面側に配置しており、スピーカーから出力されたサウンドがデスクに反射するような構造になっています。
音質的にはフツウだと思います。
Webカメラとデュアルマイクです。
次に、本体を閉じたときの高さを実測してみます。
実測値は 約 17~20 mm。
最厚部の 20 mm は、CDケース 2枚分の厚さです。実際に持ったときも厚みを感じません。
本体の大きさのイメージです。本体の上には B5版ノートを載せています。
次に重さを測定してみます。
本体の質量は 約 1,123g。電源アダプター、電源コードの重さは、それぞれ 186g、108g です。
本体を実際に持ったときも感覚としても軽いです。外出するときの持ち歩きもラクにできます。
ちなみに、電源アダプターの大きさは、手のひらサイズです。
スペックについて
『HP Stream 11-y000』レビューに使用した実機の公開スペックです。
OS | Windows 10 Home (64bit) |
CPU | インテル Celeron プロセッサー N3050 (1.60GHz-2.16GHz, L2 キャッシュ 2MB) |
メモリ | 4GB オンボード (1600MHz,DDR3L SDRAM) |
ストレージ | 32GB(eMMC) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 11.6インチワイドHD非光沢・ディスプレイ (1366×768/最大1677万色) |
グラフィックス | インテル HDグラフィックス(CPUに内臓) |
LAN | LAN端子なし |
ワイヤレス | IEEE802.11a/b/g/n/ac 、 Bluetooth 4.2 |
Webカメラ | VGA Webcam (約30万画素)、内蔵マイク |
本体サイズ(W×D×H) | 約 300×205×18.5(最薄部)-20.0(最厚部)mm |
本体質量 | 約 1.13 kg |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリ
グラフィックス(CPU内蔵)
CPU に Celeron プロセッサーを搭載している点や 4GB メモリを搭載しているなど、インターネットやメール、オフィスソフトなど、ふだん使いのモバイルノートとして、まずまずのスペック構成です。
参考までに、今回のレビュー機『HP Stream 11-y000』(2016年モデル)が、旧モデル「HP Stream 11-r000」(2015年モデル)から進化したポイントをメモしておきます。
モデル | 2016年モデル | 2015年モデル |
---|---|---|
CPU | Celeron N3050 | Celeron N2840 |
メモリ | 4GB 搭載モデル追加 | 2GB 搭載モデルのみ |
バッテリ持続時間 | 約10時間45分 | 約10時間30分 |
無線LAN | IEEE802.11ac(2×2) | IEEE802.11ac(1×1) |
質量/サイズ | 約 1.13 kg / 約 300×205×18.5(最薄部)mm | 約 1.18 kg / 約 300×206×18.4(最薄部)mm |
ディスプレイ
『HP Stream 11-y000』のディスプレイは 11.6インチワイドディスプレイで、解像度はHD(1366×768ドット)です。
画面解像度
写真の描画は高精細ではないですがキレイに描画されます。
ディスプレイの映り込み具合を見てみます。
ノングレア(非光沢)液晶なので、映り込みはほとんどありません。
次に、視野角を確認してみます。
正面
右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
視野角については、横方向はまずまずなのですが、縦方向は白みが強くなります。
モバイルノートといった特性上、斜めから見る機会は少なく実用的には問題ないと思います。
次が、ディスプレイを開くことができる最大角度。
次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。
インターネットエクスプローラーに表示される文字の大きさはこんな感じ。
『HP Stream 11-y000』の公式ページを表示したものです。
ディスプレイの下中央にある「hp」のロゴの大きさと比較してみれば文字の大きさはイメージできると思いますが、小さな文字が苦手な管理人がラクに読めるギリギリの大きさです。
ちなみに、Windows の設定では、ディスプレイに表示するテキストのスケーリングは 100% が推奨値となっていました。
文字が小さいときにはテキストスケーリングを上げればよいのですが、解像度が HD(1366×768ドット)のためスケーリングを上げると相対的に描画領域が小さくなってしまいます。表示される文字の大きさについては、小さな文字が苦手なユーザーには厳しいかもしれません。
キーボード&タッチパッド
『HP Stream 11-y00』0のキーボードのレイアウトです。
キートップやパームレストはプラスチック感がありますが、パームレストの「デジタルスレッドライン」がアクセントになっていて、チープなイメージは感じられません。
キーストロークは浅くなく意外に入力しやすいです。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は およそ19mm。コンパクトなモバイルノートながら、デスクトップPC のキーボードと同等のキーピッチです。
キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
キーボードの全体的な印象としては、11.6インチのコンパクトサイズながら、タイピングのしやすいさを感じました。
次がタッチパッド。
本体がコンパクトサイズですが、タッチパッドのサイズが小さいという感じはありません。タッチパッド自体のスベリやクリックの反応はシッカリとした印象です。
後編では、『HP Stream 11-y00』の機能・性能についてレビューしています。
日本HP直販「HP Directplus」公式サイト ⇒ 『HP Stream 11-y000』 製品詳細 |