日本HP『HP Slimline 260-p050jp』の実機レビュー 前編です。
『HP Slimline 260-p050jp』は、スリムデザインでちょっとしたスペースにも置くことができるデスクトップPCです。
スリムなデザインにくわえ、基本性能もシッカリとおさえられた、コストパフォーマンスに優れたモデルです。
前編では、外観などのデザインや、スペック、キーボード、マウスについてのレビューを行います。

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(後編) ベンチマーク dtsサウンド 起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
<参考>
『HP Slimline 260-p050jp』は、HP Slimline 260 シリーズのスタンダードモデルとしてラインナップしています。
HP Slimline 260 シリーズには、CPU、ストレージ HDD 容量、グラフィックスの違いにより、「HP Slimline 260-p010jp」ベーシックモデル、「HP Slimline 260-p030jp」エントリーモデルもラインナップしています。
今回レビューを行うのは、HP Slimline 260 シリーズの最上位モデルにあたる『HP Slimline 260-p050jp』です。
なお、本サイトでは、ベゼルレスディスプレイ『HP 24er モニター』のレビューも実施しています。『HP 24er モニター』のレビューについては、こちらをご覧ください。
⇒ 『HP 24er モニター』レビュー
外観について
『HP Slimline 260-p050jp』のカラーは落ち着いたイメージの「ブラック」。フロントパネルには光沢がありドットテクスチャーのデザインがオシャレな印象です。

真正面から見てみます。

背面側を見てみます。

本体の正面に向かって左側の写真です。

本体の正面に向かって右側の写真です。

本体上面と底面の写真です。

通気孔は、本体の正面に向かって左側と上面側(天面)にあります。CPUやストレージの実装位置にあり、効率よく冷却できるような設計になっています。
また、底面の前面側にはゴム足が使われており、振動防止やスベリ止めの役割を果たしているようです。
電源ボタンは上面のフロントパネルに配置されており、電源オンすると電源ボタンのランプが点灯します。

スペックについて
レビューに使用した実機『HP Slimline 260-p050jp』のスペックです。
| OS | Windows 10 Home (64bit) |
| CPU | インテル Core i5-6400T プロセッサー |
| メモリ | 4GB (4GB×1) PC4-17000 (2133MHz)、スロット数 2 (空き 1) |
| ストレージ | 1TB ハードドライブ (SATA, 7200回転) |
| 光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
| グラフィックス | インテル HD グラフィックス 530 (CPU内蔵) |
| ネットワーク | 10/100/1000 Mbps オンボードネットワークコネクション |
| ワイヤレス | IEEE 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0 |
| インターフェース | ■前面側 USB2.0×2、メディアカードリーダー×1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 ■背面側 USB3.0×2、USB2.0×2、アナログRGBミニD-sub15ピン×1、HDMI ×1、マイク入力×1、ライン入力×1、ライン出力×1、セキュリティロックケーブル用スロット |
| 拡張スロット | PCI Express x16×1スロット(空1)、M.2×1スロット(空0) |
| 本体サイズ(W×D×H) | 約100×325×277 mm(縦置き) |
| 本体質量 | 約4.0 kg |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。

CPU

キャッシュ

メインボード

メモリ

メモリスロット#1

メモリスロット#2

グラフィックス
基本スペックともいえる CPU、メモリ、ストレージは、ミドルクラスのモデルとして満足できる構成です。
メモリ 4GB は、複数のアプリを並行して動かすマルチタスク環境や、写真や動画の編集ソフトのようにメモリをたくさん使用するソフトなど、マシンに余裕を持たせて動かすときには 8GB 以上あったほうが良いかもしれません。
全体的な構成としては、基本性能がシッカリと搭載されている印象です。
インターフェース
正面側のインターフェースを見てみます。

上から、「DVDドライブ」「ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート」「メディアカードリーダー」「USB3.0」×2が実装されています。
DVDドライブへ、メディアをセットする際は、DVDドライブの左側になります。

つぎに、背面側のインターフェースを見てみます。

上から、「アナログRGBミニD-sub15ピン」「HDMI 端子」「USB3.0×2」「USB2.0×2」「LAN 端子」「マイク入力(ピンク)」「ライン出力(緑)」「ライン入力(水色)」「電源コネクタ」が実装されています。
2台のモニターに、それぞれアナログRGBミニD-sub15ピンと HDMI 端子をつなげば、モニター表示画面の複製や拡張がかんたんにできます。
本体内部
本体内部を見てみます。
本体内部をみるには、背面側にある 1本のネジを外した後、サイドカバーをスライドさせれば、サイドカバーを外すことができます。


本体内部の全体イメージです。

CPU、メモリ、HDD、DVDドライブです。

メモリスロットは、1つ空きがあるので、後付けでの増設もできそうです。(後付けでの増設は自己責任でお願いします)
拡張スロットは、PCI Express x16 スロットに 1つ空きがあります。

電源ユニットは、180W ATX電源です。

キーボード&マウス
『HP Slimline 260-p050jp』に同梱されているキーボードとマウスは、USB 有線接続です。
カラー以外のデザインは、同じエントリーブランド HP(エイチピー)にラインナップする「HP 22 シリーズ」と同じようです。
キーボードのレイアウトです。

キーボードは、ゆるやかな傾斜があって打ちやすいです。

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は 約19mm。ちょうど良い感じです。

キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
[enter]キーや[back space]キーの左隣りのキーのサイズは若干小さめになっているのでチェックが必要です。個人的にはほとんど違和感なく使えましたが、好みが分かれるかもしれません。

キーストロークは深めで、シッカリとした打鍵感があり入力しやすいです。

続いて、マウス。

マウスは軽めで、手のひらにフィットしますが、少し平べったい感覚があり、個人的にはホイールを使ったスクロールに少しやりにくさを感じました。好みがわかれるところです。


キーボード・マウスが有線で使い方によってはわずわらしさを感じる場合もあるかもしれませんが、全体的な使用感としては まずまずの印象です。
後編では、『HP Slimline 260-p050jp』の機能・性能についてレビューしています。
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日本HP直販「HP Directplus」公式サイト ⇒ 『HP Slimline 260』 製品詳細 |


