日本HPの直販サイト HP Directplus にゲーミングPC ブランド「OMENシリーズ」と「Pavilion Gaming シリーズ」から新モデルが登場しました!
新モデルとして登場したのは OMENシリーズから世界初のデュアルスクリーンを搭載したゲーミングノートPC「OMEN X 2S 15」にくわえ「OMEN by HP 15」と「OMEN by HP 17」の 3機種、Pavilion Gaming シリーズからは「HP Pavilion Gaming 15」の 1機種です。
いずれも第9世代インテル Core プロセッサーを搭載、OMENシリーズの GPU には GEFORCE RTX を採用しゲームプレイも圧倒的なパフォーマンスが期待できる性能に進化しています。もちろん、Pavilion Gaming シリーズにも第9世代インテル Core プロセッサーを搭載、パフォーマンスは進化しています。
さらに、新モデルは 本体がスリム化されつつもエアフローを強化、高負荷時でもハイパフォーマンスが持続できる設計が施されています。
また、OMENシリーズの「OMEN X 2S 15」はセカンドスクリーンにゲームプレイをサポートする機能が搭載されているなど注目を集めそうなモデルです。
ここでは、「OMENシリーズ」と「Pavilion Gaming シリーズ」から登場した新モデルの展示機をレビュー、特徴を紹介します。
【 目 次 】
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OMEN X 2S 15
OMEN X 2S 15 は世界初のデュアルスクリーンを搭載したゲーミングノートPC です。
ちなみに、製品名の「2S」はデュアルスクリーンの意味。
セカンドスクリーンにはゲームプレイをサポートする機能が搭載されています。ゲームの配信中のコメント確認やゲーム中の友人とのチャットなどもできてゲームプレイの快適性がアップします。
- 【世界初】デュアルスクリーンを搭載したゲーミングノートPC
- ハイレベルなパフォーマンス
- 【世界初】液体金属の熱伝導素材を採用した15インチゲーミングノートPC
- 薄さ20mmながらゲーミングノートPCとしての拡張性に優れている
【世界初】デュアルスクリーンを搭載したゲーミングノートPC
OMEN X 2S 15 に搭載されているセカンドスクリーンは 5.98インチ フルHD でタッチ対応です。
セカンドスクリーンのおもな用途は以下のとおりです。
■メッセージツールとしての使用
LINE、Skypeなど、ゲームをしながら友人とのメッセージのやり取りができます。
■音楽/動画(ドラマ等)
Netflix、Youtubeなど音楽や動画を楽しみながらゲームプレイも楽しめます。
■動画(ゲーム関連)
Mixer、XSplitなどのゲーム関連動画も楽しめます。
■リアルタイムスクリーンのミラーリング
ゲームシーンの任意のエリアを部分的に切り取るかたちでセカンドスクリーンに拡大表示ができます。たとえば、メッセージが表示されるエリアをセカンドスクリーンに表示するようにしておけばメッセージも見やすくなるメリットがあります。
また、セカンドスクリーンはメインスクリーンとの映像切り替えやテンキーの表示、ゲーム中にシステムモニターを表示させて各種設定でパフォーマンスを調整することもできます。
ゲームのより快適なプレイをサポートしてくれる機能が満載です。
ハイレベルなパフォーマンス
OMEN X 2S 15 にはハイレベルなパフォーマンスが期待できるスペックが搭載されています。
主なスペックは以下のとおり。
OS | Windows 10 Home (64bit) |
CPU | インテル Core i9-9880H プロセッサー |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR4-3200MHz |
ストレージ | ■1TB SSD(PCIe NVMe M.2) TLC NAND 採用 ■512GB SSD(PCIe NVMe M.2) QLC NAND 採用+インテル Optane メモリー H10 & SSD(32GB / NVMe M.2) |
プライマリディスプレイ | 15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ(144Hz / 1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit)NVIDIA G-SYNC 対応 |
セカンドディスプレイ | 5.98インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ(1920×1080 / 最大1677万色) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2080 with Max-Q Design グラフィックス |
本体サイズ(W×D×H) | 約 361×262×20(最薄部)-26.5(最厚部)mm |
本体質量 | 約 2.37kg |
ラインナップしているモデルはストレージのスペックにより「エクストリームモデル」(1TB SSD)と「エクストリームプラスモデル」(512GB SSD+インテル Optane メモリー)の2モデル。
いずれもハイレベルなパフォーマンスが期待できるスペックです。
ストレージの容量で選ぶなら「エクストリームモデル」、スピードで選ぶなら「エクストリームプラスモデル」といったところでしょうか。
【世界初】液体金属の熱伝導素材を採用した15インチゲーミングノートPC
OMEN X 2S 15 の熱伝導素材(TIM:Thermal Interface Material)には、熱伝導率の高い THERMAL GRIZZLY社の「Conductonaut」(コンダクトノート)を採用しています。
熱伝導率の高い素材を使用することで CPUコアの発熱をCPUクーラーに効率よく伝え効果的な放熱を行うことで高負荷時もハイパフォーマンスの持続が期待できます。
ちなみに、「Conductonaut」は THERMAL GRIZZLY社でも熱伝導率のいちばん高い TIM で、スズ/ガリウム/インジウム等の特別配合により非常に高い熱伝導率で長期安定性にも優れています。
また、サーマルコントロールには「OMEN Tempest クーリングテクノロジー」を採用、2つの吸気口と3つの排気口の「5方向エアフロー」や三相モーターと摩擦係数を低減させた流体動圧軸受ベアリングを組み込んだ12Vファンモジュールなど、本体内部の放熱対策もシッカリと施されています。
排気口(右側面と背面側)
排気口(背面側)
吸気口(底面側)
薄さ20mmながらゲーミングノートPCとしての拡張性に優れている
OMEN X 2S 15 の本体の高さは 20(最薄部)-26.5(最厚部)mm。
ゲーミングノートPCながら、かなりの薄さです。
本体内部へのアクセスもかんたん。底面カバーは1枚パネルで 6カ所のネジを外せば本体内部へアクセスできます。
優れた拡張性にくわえ、本体内部の清掃など快適なパフォーマンスを保つためのメンテナンス性にも優れています。
OMEN X 2S 15 価格は 税込43万円台~。
価格はお高いですが、ゲームを快適に楽しむための性能レベルも高く機能も豊富、映像・オーディオ・使いやすさなどトータル的にも価格に見合うだけのモノはあると思います。
詳細は、日本HPの直販サイト「HP Directplus」でチェックできます。
HP Directplus 公式サイト
⇒ OMEN X 2S 15 製品ページ
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OMEN by HP 15 / OMEN by HP 17
OMEN by HP シリーズの 2019年モデルは第9世代インテル Core プロセッサーや GEFORCE RTX の搭載により性能がアップ、従来モデルから薄型化されつつもエアフローが強化されています。
OMEN by HP 15
OMEN by HP 17
- ハイレベルなパフォーマンス
- 従来モデルより薄型化
- エアフローの強化
- 充実のインターフェースとゲーミングノートPCとしての拡張性
ハイレベルなパフォーマンス
OMEN by HP 15 / OMEN by HP 17 はゲーミングノートPCとしてハイレベルなパフォーマンスが期待できるスペックが搭載されています。
主なスペックは以下のとおり。
■OMEN by HP 15 のスペック
OS | Windows 10 Pro (64bit) |
CPU | ■インテル Core i5-9300H プロセッサー ■インテル Core i7-9750H プロセッサー |
メモリ | 16GB(8GB×2)DDR4-2666MHz |
ストレージ | ■256GB SSD(PCIe NVMe M.2)+1TB HDD(SATA, 7200回転) ■512GB SSD(PCIe NVMe M.2)+1TB HDD(SATA, 7200回転) |
ディスプレイ | ■15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ(144Hz / 1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit) ■15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ NVIDIA G-SYNC 対応 |
グラフィックス | ■NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti グラフィックス ■NVIDIA GeForce RTX 2060 グラフィックス ■NVIDIA GeForce RTX 2070 with Max-Q Design グラフィックス |
本体サイズ(W×D×H) | 約 360×262×20(サーマルバンプを含んだ場合 : 27.5)mm ※サーマルバンプ:底面側と接地面にスキマを作り吸気しやすくする突起物 |
本体質量 | 約 2.48kg |
ラインナップしているモデルは「ベーシックモデル」「スタンダードモデル」「パフォーマンスモデル」「ハイパフォーマンスモデル」の4モデル。
■OMEN by HP 17 のスペック
OS | Windows 10 Pro (64bit) |
CPU | ■インテル Core i7-9750H プロセッサー インテル Core i9-9880H プロセッサー |
メモリ | ■16GB(8GB×2)DDR4-2666MHz ■32GB(16GB×2)DDR4-2666MHz |
ストレージ | ■512GB SSD(PCIe NVMe M.2)+1TB HDD(SATA, 7200回転) ■1TB SSD(PCIe NVMe M.2) |
ディスプレイ | 17.3インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ(144Hz / 1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit)NVIDIA G-SYNC 対応 |
グラフィックス | ■NVIDIA GeForce RTX 2070 グラフィックス ■NVIDIA GeForce RTX 2080 グラフィックス |
本体サイズ(W×D×H) | 約 405×285×30(サーマルバンプを含んだ場合 : 39.4)mm ※サーマルバンプ:底面側と接地面にスキマを作り吸気しやすくする突起物 |
本体質量 | 約 3.26kg |
ラインナップしているモデルは「パフォーマンスモデル」「エクストリームモデル」の2モデル。
モデルごとのスペックの組み合わせは決められています。
ゲームライトユーザーからヘビーユーザー向けまで幅広いラインナップにくわえ、OMEN by HP 15 は 持ち運びも比較的容易にできる重量なので LANパーティーなど外出先でもゲームプレイができそうです。
また、OMEN by HP 15 には天面カバー、キーボード面、底面カバーにメタルシャーシを採用、堅牢性にも優れているのも特徴の一つです。
OMEN by HP 15 の背面側 天面カバー
従来モデルより薄型化
OMEN by HP 15 / OMEN by HP 17 は従来モデルよりもかなり薄型化されています。
OMEN by HP 15 では従来モデル(2018年モデル)よりも 20% 薄型化、OMEN by HP 17 は従来モデル(2017年モデル)よりも 10% 薄型化されています。
本体の高さ (最薄部) |
OMEN by HP 15 | OMEN by HP 17 |
---|---|---|
従来モデル | 25 mm | 33 mm |
新モデル | 20 mm | 30 mm |
なお、重量については、OMEN by HP 15 では 2.48kgと変化はないものの、OMEN by HP 17 では 3.73 kg → 3.26kg に軽量化されています。
エアフローの強化
薄型化されつつもエアフローが強化されているのも大きな特徴です。
2つの吸気口と3つの排気口の「5方向エアフロー」にくわえ、三相モーターと摩擦係数を低減させた流体動圧軸受ベアリングを組み込んだ12Vファンモジュールの採用など、本体内部の放熱対策が強化されています。
OMEN by HP 17 排気口(右側面と背面側)
OMEN by HP 17 排気口(背面側)
OMEN by HP 17 吸気口(底面側)
ちなみに、従来モデルでは排気口が背面側左右の2箇所でしたが新モデルでは右側面にも追加されており、エアフローは OMEN by HP 15 で 6%アップ、OMEN by HP 17 で11%アップしています。
充実のインターフェースとゲーミングノートPCとしての拡張性
OMEN by HP 15 / OMEN by HP 17 は、USB ポートや HDMI、Mini Display ポートなどインターフェースも充実しています。
OMEN by HP 17 インターフェース(左側面)
OMEN by HP 17 インターフェース(右側面)
これまで、背面側にも実装されていたポート類は左右インターフェースに集約され、扱いやすくなっているのも好感が持てます。
また、本体内部へのアクセスもかんたんです。底面カバーは1枚パネルで 6カ所のネジを外せば本体内部へアクセスできます。
本体内部へかんたんにアクセスできれば、スペックのアップグレードのほかにも本体内部の清掃などメンテナンスできるメリットもあります。
価格は、OMEN by HP 15 が 税込15万円台~、OMEN by HP 17 が 税込25万円台~。
OMEN by HP 15 はキャンペーン価格、OMEN by HP 17 は発売前の価格です。
※OMEN by HP 17 は 9月中旬販売開始予定。
OMEN by HP 17
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HP Pavilion Gaming 15
「Pavilion Gaming シリーズ」は、もっとカジュアルにゲームを楽しみたいユーザー向けに投入されたブランドです。
2019年モデルの HP Pavilion Gaming 15 は第9世代インテル Core プロセッサーの搭載による性能アップにくわえ、本体のスリム化とともにエアフローが強化されています。
- カジュアルでもゲームプレイも快適なパフォーマンス
- 薄型化しつつエアフローも強化
- ゴーストホワイトのキーがカッコいい
<関連記事>
⇒ HP Pavilion Gaming 15 (2019年モデル) 実機レビュー
カジュアルでもゲームプレイも快適なパフォーマンス
HP Pavilion Gaming 15 にはゲームプレイのほか写真・動画編集などのコンテンツクリエイションを楽しめるモデルがラインナップしています。
主なスペックは以下のとおり。
OS | Windows 10 Pro (64bit) |
CPU | ■インテル Core i5-9300H プロセッサー ■インテル Core i7-9750H プロセッサー |
メモリ | ■8GB (8GB×1) DDR4-2666MHz ■16GB (8GB×2) DDR4-2666MHz |
ストレージ | ■1TB HDD (SATA, 7200回転) ■SSD 256GB (PCIe NVMe M.2) ■SSD 256GB (PCIe NVMe M.2) + 1TB HDD (SATA, 7200回転) |
ディスプレイ | ■15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ(1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit) ■15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ(144Hz / 1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit)■15.6インチワイド・UHD(4K)非光沢・IPSディスプレイ(3840×2160 / 最大1677万色 / 340nit) |
グラフィックス | ■NVIDIA GeForce GTX 1050 グラフィックス ■NVIDIA GeForce GTX 1650 グラフィックス ■NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti グラフィックス |
本体サイズ(W×D×H) | 約 360×256×23.5-25.5 (最厚部) mm |
本体質量 | 約 2.310kg(最小構成時) |
ラインナップしているモデルは「ベーシックモデル」「スタンダードモデル」「スタンダードプラスモデル」「パフォーマンスモデル」「クリエイターモデル」の5モデル。
モデルごとのスペックの組み合わせは決められています。
ゲーム初心者やライトなゲームユーザー、ゲーム以外にも写真・動画編集も楽しみたいユーザー向けのモデルなどラインナップの幅が広いのも HP Pavilion Gaming 15 の特徴です。
とくにディスプレイは、ゲーム向けとしてフルHD・144Hzの高リフレッシュレートのディスプレイのほかに、クリエイター向けの UHD 4K・60Hzリフレッシュレートのディスプレイがあるのはチェックしておきたいところです。
薄型化しつつエアフローも強化
HP Pavilion Gaming 15 は従来モデル(2018年モデル)より薄型化(最薄部で 26mm→23.5mm)されつつもエアフローは強化されています。
エアフローの強化率はなんと85%!
底面の吸気口と背面側の排気口の面積を広げることでエアフローが強化されています。
ゲームプレイやコンテンツ作成など高負荷な状態でも本体内部の熱を効率的に排熱できるので、安定した最大限のパフォーマンスが期待できます。
ゴーストホワイトのキーがカッコいい
HP Pavilion Gaming 15 の本体のカラーはシャドウブラック、そしてキーの周囲はゴーストホワイトです。
カラーリングは従来モデルを継承していますが、このカラーリングは派手派手しさはないものの多くのゲーミングPC とは一線を画したカッコよさがあります。
HP Pavilion Gaming 15(2019年モデル)の価格は 税込8万円台~。リーズナブルな価格も魅力です。
詳細は日本HPの直販サイト「HP Directplus」でチェックできます。
HP Directplus 公式サイト
⇒ HP Pavilion Gaming 15 製品ページ
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まとめ(サポートは初心者も安心のカフェ・ド・オーメン)
以上、OMENシリーズと Pavilion Gaming シリーズの 2019年モデル展示機レビューをお届けしました。
ゲーミングPC は e-スポーツの人気とともにヘビーユーザーからゲーム初心者まで多くのユーザーから注目を集めているジャンルです。
ただ、ゲーム初心者にとって「ゲーミングPCはハードルが高い」と感じる人が多いのも事実です。
日本HP は今回の発表にあわせてゲーミングPC 初心者でも安心して利用できる OMEN専用のカスタマーサポート「Café de OMEN(カフェ・ド・ オーメン)」を開設、一年間無償のサポートサービスです。
OMENのゲーミングPC を購入したユーザーが対象とはなりますが、ゲームに精通した専任スタッフがゲームに関する様々な用語(フレームレート、リフレッシュレート、センシティビティ、キーロールオーバーなど)の説明のほか、操作方法や技術的な質問もOKです。ゲーム初心者にはうれしいサービスではないでしょうか。