日本HP『HP EliteBook 820 G3』の実機レビュー 前編です。
『HP EliteBook 820 G3』は、軽量で堅牢性に優れた高性能な 12.5インチサイズのビジネス向けノートPCです。
Windows 10 Home のほか、Windows 10 Pro、Windows 7 Professional へのカスタマイズも可能なビジネスに最適なモデルです。
前編では、外観、スペック、ディスプレイ、キーボードについてのレビューを行います。
※『HP EliteBook 820 G3』は個人ユーザーも購入可能です。
最新モデルはこちらをご覧ください。
(前編) 外観について スペックについて ディスプレイ キーボード&タッチパッド (後編) ベンチマーク 起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) BANG & OLUFSEN サウンド視聴(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
※記事内容は 2016年7月21日時点のものになります。
<参考>
『HP EliteBook 820 G3』の初期構成では OS は Windows 10 Home(64bit)ですが、Windows 10 Pro (64bit)や Windows 7 Professional(64bit / 32bit)へのカスタマイズも可能です。
Windows 7 Professional へカスタマイズした場合でも、Windows 10 Pro のリカバリメディアが付属してくるので、将来 いつでも Windows 10 の環境に切り替えることができます。
なお、レビュー機は Windows 7 Professional モデルになります。
外観について
『HP EliteBook 820 G3』のカラーはシルバー(ASTEROID SILVER)で、質感の高さとオシャレ感があります。
キーボード面も、天板と同じようにシルバーのカラーで質感も高く、指紋や汚れも付きにくいです。
底面部を見てみます。
継ぎ目の少ないユニボディ・タイプで、堅牢性も高そうです。
ヒンジを見てみます。
シッカリとした作りで、グラつきはないです。
次に、前後左右の側面から見てみます。
次に、インターフェースを見てみます。
左側面は、写真の左から「セキュリティ ロック ケーブル用スロット」、「アナログRGB ミニD-sub15ピン」、「USB 3.0ポート (パワーオフUSB充電対応)」、「スマートカードリーダー」が実装。
右側面は、写真の左から「USB Type-C ポート」、「DisplayPort」「コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック」、「USB 3.0ポート」、「ネットワークポート(RJ45)」、「拡張コネクター」、「電源コネクター」が実装されています。
なお、SIMスロットは、日本販売モデルでは使用できないので注意が必要です。
また、「メディアカードリーダー」は底面部に実装されており、SDカードを頻繁に使うときには少し使いにくさを感じるかもしれません。
「ネットワークポート(RJ45)」へのLANケーブルを挿し込むときは、ポートを広げて挿入します。ひと手間必要ですが、扱いにくさはないです。
内蔵Webカメラと内蔵マイクです。
電源スイッチはキーボードの左上にあります。
本体を閉じたときの高さを実測してみました。
測定値は、およそ 19~20(最厚部) mm です。
本体の大きさのイメージです。本体の上に載っているのは、A4コピー用紙と B5版ノートです。A4サイズと同じ大きさです。
次が重さの実測です。
本体の重さは 1,272g、電源アダプター 179g、電源コード 64g 。軽量で持ち歩きもラクにできます。
なお、電源アダプターはコンパクトサイズです。
スペックについて
『HP EliteBook 820 G3』レビュー実機のスペックです。
OS | Windows 7 Professional(64bit) |
CPU | インテル Core i7-6600Uプロセッサー |
メモリ | 8GB (4GB×2) SO-DIMM DDR4-2133 PC4-17000 |
ストレージ | 256GB SSD (SATA III) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 12.5インチワイド(16:9)HD(1366×768ドット)TFTカラー |
グラフィックス | インテル HDグラフィックス520(CPU内蔵) |
ネットワーク | インテル イーサネット・コネクション I219-LM(1000BASE-T/100BASETX/10BASE-T) |
ワイヤレス | インテル Dual Band Wireless-AC 8260 802.11 a/b/g/n/ac + Bluetooth 4.2 |
Webカメラ | 720p HD Webカメラ(静止画:92万画素、動画:92万画素、固定焦点レンズ)、内蔵ステレオマイク |
本体サイズ(W×D×H) | 310×218.9×18.9mm |
本体質量 | 約1.26kg |
Office | なし |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリ
メモリスロット#1
メモリスロット#2
グラフィックス(CPU内蔵)
モバイルノートとして、高いレベルのスペック構成です。
ビジネス用としても快適に使える構成です。
ディスプレイ
ディスプレイは 12.5型HD(1,366×768)のノングレア(非光沢)液晶です。
画面解像度
写真もキレイに描画できます。
ディスプレイの映り込み具合を見てみます。
ノングレア(非光沢)液晶なので、映り込みはほとんど気になりません。
次は、視野角を確認してみます。
正面
右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
水平方向の視野角は広いです。
斜めからは、やや発色が低下しますが、実用的には問題ないと思います。
また、垂直方向は白味が強くなり、視野角は広くはないようです。
次が、ディスプレイ面を開くことのできる最大角度。
次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。
インターネットエクスプローラーに表示される文字の大きさです。
『HP EliteBook 820 G3』の公式ページを拡大・縮小せずに初期設定時のサイズで表示したものです。
ディスプレイ枠の下にある「hp」のロゴの大きさと比較してみれば、表示される文字の大きさをイメージできると思いますが、小さな文字が苦手な管理人でも何とか読める大きさです。
ちなみに、このマシンの Windows の設定では、ディスプレイに表示するテキストのサイズは 100% が推奨値となっていました。
キーボード&タッチパッド
キーボードのレイアウトです。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は 約17.5mm。
なお、キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
本体サイズがコンパクトなだけに、キーピッチはフルサイズキーボードより少し狭めですが、実際の使用感としてはそれほど窮屈さはなく、キータッチも良い感じです。
キーストロークもシッカリ押すことができ、意外と扱いやすいキーボードです。
次がタッチパッド。
タッチパッドのサイズは、ちょうど良い大きさで、クリックボタンは上下それぞれに実装されています。
クリックボタンが上下それぞれに実装されているのは、ポイントスティック(トラックポイント)を操作しながらクリックボタンを押しやすくするためです。キーボードから手を離さず操作でき意外と扱いやすい印象です。
タッチパッド、クリックボタンともに、反応もちょうど良い感じです。
また、タッチパッドの左上をダブルタップすると、タッチパッド機能のオン/オフが切り換えられます。
タッチパッド左上の LED が点灯しているとき、タッチパッド機能はオフ状態です。(上述のタッチパッド画像)
あと、指紋センサーも標準で搭載されています。
指紋センサーを利用すれば、ログオンするときのパスワード入力のわずらわしさもなくラクにログオンでき、セキュリティー対策も安心です。
後編では、『HP EliteBook 820 G3』の機能・性能についてレビューしています。
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※個人ユーザーも購入可能です。