日本HP『HP 22-b000jp』の実機レビュー 前編です。
『HP 22-b000jp』は、コンパクトでスタイリッシュデザインの液晶一体型オールインワンPCです。
インテリアにもなじむデザインにくわえ、シッカリとした基本性能も兼ね備えた、コストパフォーマンスに優れたモデルです。
前編では、外観などのデザインや、スペック、ディスプレイ、キーボードについてのレビューを行います。
(後編) ベンチマーク 起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
<参考>
『HP 22-b000jp』には、CPU や ストレージ HDD 容量の違いにより、「HP 22-b010jp ベーシックモデル」「HP 22-b030jp エントリーモデル」「HP 22-b050jp スタンダードモデル」の 3モデルがラインナップしています。
今回レビューを行うのは、ミドルクラスにあたる『HP 22-b030jp』です。
外観について
『HP 22-b000jp』のカラーは清潔感のある「スノーホワイト」で、オシャレ感のあるイメージです。
背面側を見てみます。
背面側は、ゆるやかな曲面で、波をイメージさせるテクスチャーのデザインが施されています。
中央部分には「HP」のロゴマーク
本体の正面に向かって左側の写真です。
本体の正面に向かって右側の写真です。
奥行きはコンパクトで省スペースでも置けるデザインです。
上面からの写真です。
本体上面
つぎが底面の写真です。
本体底面
スタンドは4つ脚で、本体をシッカリと支えており、デザイン的にもオシャレ感を兼ね備えています。
Webカメラと内蔵マイクも搭載されています。
次に、インターフェースを見てみます。
背面側には、USB ポート、LAN端子、HDMI出力端子が実装されています。
正面に向かって右側(少し背面側)には、DVD スーパーマルチドライブが実装されています。
底面の右側には、メディアカードリーダーと電源ボタンが実装されています。
ちなみに、電源投入すると、本体右下に電源 LED が点灯します。
USBポートが背面側だけに実装されているので、USBメモリ、外付けHDDなどをつなぐときには、少しやりにくさを感じるかもしれません。
また、電源ボタンについては、正面から見ると判りにくい位置にあり、最初は押しにくさを感じますがスグに慣れると思います。
電源アダプターと電源コードです。
電源アダプターは手のひらサイズです。
スペックについて
レビューに使用した『HP 22-b030jp』のスペックです。
OS | Windows 10 Home (64bit) |
CPU | インテル Core i3-6100U プロセッサー |
メモリ | 4GB (4GB×1) PC4-17000 (2133MHz)、スロット数 2 |
ストレージ | 1TB ハードドライブ (SATA, 7200回転) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
ディスプレイ | 21.5インチワイド IPSディスプレイ (フルHD / 非光沢)、解像度 1920×1080 |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 520 (CPU内蔵) |
ネットワーク | 10/100/1000 Mbps オンボードネットワークコネクション |
ワイヤレス | IEEE 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0 |
Webカメラ | VGA Webcam (ディスプレイ内蔵)、デュアルマイク (ディスプレイ内蔵) |
スピーカー | デュアルスピーカー (ディスプレイ内蔵) |
本体サイズ(W×D×H) | 通常使用時:約540×187×402mm (モニター傾斜角度 100°) 最大傾斜時:約540×200×385mm (モニター傾斜角度 110°) |
本体質量 | 約 4.80kg |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリ
メモリスロット#1
メモリスロット#2
グラフィックス
基本スペックともいえる CPU、メモリ、ストレージは、エントリーモデルとして満足できる構成です。
CPU は、エントリークラスの多くのノートPCに搭載されているプロセッサーを搭載しています。
メモリは、最新規格の「DDR4」。「DDR4」は、メモリへのデータ転送速度が さらに高速になっています。
また、ストレージには、大容量の 1TB HDD を搭載、回転数も 7200回転なので、エントリークラスのノートPCに搭載されている HDD(5400回転)よりも高速アクセスが可能です。
基本スペックとしては、エントリークラスのノートPCにくらべ、快適なパフォーマンスが期待できる内容です。
ディスプレイ
『HP 22-b000jp』のディスプレイは 21.5型フルHD(1,920×1,080)のノングレア(非光沢)液晶です。
画面解像度
写真もキレイに描画できます。
24型モニターと大きさを比べてみます。
画面サイズは、24型モニターよりも一回りくらい小さいイメージです。
なお、『HP 22-b000jp』には HDMI 出力端子が実装されているので、HDMIケーブルを外部モニターにつなげば、表示画面の複製や拡張がかんたんにできます。
ディスプレイの映り込み具合を見てみます。
映り込みはほとんど気になりません。(映像が波うっているのは撮影時のカメラの設定誤りです。スミマセン。)
次は、視野角を確認してみます。
正面
右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
水平方向、垂直方向ともに、視野角は広いです。
次に、ディスプレイの最大傾斜を見てみます。
次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。
インターネットエクスプローラーに表示される文字の大きさはこんな感じ。
HP 22 シリーズの公式ページを拡大・縮小せずに初期設定時のサイズで表示したものです。
ディスプレイ枠の下にある「hp」のロゴの大きさと比較してみれば、表示される文字の大きさをイメージできると思いますが、小さな文字が苦手な管理人でもラクに読める大きさです。
ちなみに、このマシンの Windows の設定では、ディスプレイに表示するテキストのスケーリングは 100% が推奨値となっていました。
キーボード&マウス
『HP 22-b000jp』に同梱されているキーボードとマウスは、USB 有線接続です。
キーボードのレイアウトです。
キーボードは、ゆるやかな傾斜があって打ちやすいです。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は 約19mm。ちょうど良い感じです。
キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
[enter]キーや[back space]キーの左隣りのキーのサイズは若干小さめになっているのでチェックが必要です。個人的にはほとんど違和感なく使えましたが、好みが分かれるかもしれません。
キーストロークは深めで、シッカリとした打鍵感があり入力しやすいです。
続いて、マウス。
マウスは軽めで、手のひらにフィットしますが、少し平べったい感覚があり、個人的にはホイールを使ったスクロールに少しやりにくさを感じました。好みがわかれるところです。
キーボードとマウスの全体的な使用感としては まずまずの印象です。
後編では、『HP 22-b000jp』の機能・性能についてレビューしています。
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