HP EliteBook X G1i 14 AI PC レビュー:AI最適化 × 高信頼設計で快適に使えるプレミアムビジネスノート

 

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貸出機材提供:株式会社日本HP

正面斜め(背景付き)

日本HP が販売する HP EliteBook X G1i 14 AI PC は、インテル Core Ultra プロセッサー(シリーズ2)を搭載した高性能で高品質なビジネス向け 14型ノートPC です。

AIを活用した業務効率化や生産性の向上にしっかりと対応できる高度な処理性能を搭載。ベンチマークによる性能評価も優秀です。

CNC加工されたマグネシウムの筐体は米国防総省のMIL規格「MIL-STD 810H」19項目クリアしており、アクティブなビジネスシーンでも安心して使えます。

まさに、AI最適化と高信頼設計で快適に使えるプレミアムなモバイルノートといえるでしょう。

■HP EliteBook X G1i 14 AI PC の特徴

  • インテル Core Ultra プロセッサー(シリーズ2)を搭載
  • CNCマグネシウムを採用し軽さと堅牢性を両立(MIL-STD 810H の19項目をクリア)
  • 高輝度・広色域 WUXGA液晶ディスプレイ(Ambient Light Sensor 搭載)
  • タイピングしやすいキーボード
  • Copilotキーで AIコンパニオンをすばやく起動できる
  • HP AI Companion でクラウドベースの AI とローカルベースの AI を併用できる
  • 5MP Web カメラを搭載(プライバシーシャッター付き)
  • Poly Camera Pro による AIベースのオンラインコミュニケーションが可能
  • Poly Studio クアッドスピーカー搭載
  • 指紋認証センサーと顔認証カメラを標準搭載
  • 長時間駆動&急速充電できるバッテリー
  • 法人向けMVNOサービス「HP eSIM Connect」対応モデルも選択可能

本記事では、メーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

 

 

天面(背景付き)

レビューは 2025年7月19日時点の内容です。

 

スペック構成

HP EliteBook X G1i 14 AI PC のおもなスペック構成は以下のとおり。

OS Windows 11 Pro(日本語)
CPU ■インテル Core Ultra 5 プロセッサー 228V
■インテル Core Ultra 7 プロセッサー 258V
メモリ オンボード32GB LPDDR5X
ストレージ ■512GB SSD (PCIe NVMe)
■1TB SSD (PCIe NVMe)
ディスプレイ ■14インチワイド(16:10) WUXGA 液晶ディスプレイ(非光沢、1920×1200ドット、400cd/m2、UWVA)、LEDバックライト、ambient light sensor
■14インチワイド(16:10) WUXGA 液晶ディスプレイ(非光沢、1920× 1200ドット、800cd/m2、UWVA)、LEDバックライト、ambient light sensor、HP Sure View 5(内蔵プライバシースクリーン機能)搭載
グラフィックス ■インテル Arc グラフィックス 130V (Core Ultra 5 内蔵)
■インテル Arc グラフィックス 140V (Core Ultra 7 内蔵)
無線LAN/ Bluetooth インテル Wi-Fi 7 BE201 a/b/g/n/ac/ax(アンテナ数:送信2、受信2)(Wi-Fi準拠)+ Bluetooth5.4
カメラ 5MP Webカメラ (HP Auto Frame)、IRカメラ (Windows Hello対応)、プライバシーシャッター付き
指紋センサー あり(電源ボタンに内蔵)
本体サイズ(W×D×H) 約 313.9×219.9×10.5 mm (最厚部、突起部含まず)
本体質量 約1.19kg

 
詳しいスペックや価格などの最新情報は日本HP公式サイトをご確認ください。

アイキャッチ

HP EliteBook X G1i 14 AI PC
税込 22万円台から

※HP EliteBook X G1i 14 AI PC は法人向けモデルですが、個人ユーザーや SOHO、フリーランスのユーザーも購入できます。

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外観チェック

洗練されたスタイリッシュなデザイン

HP EliteBook X G1i 14 AI PC は、ビジネス向けながら洗練されたフォルムとスタイリッシュな外観が印象的なデザインです。

正面側(左振り)

背面側(右振り)

本体のカラーは「アトモスフィアブルー」。濃いブルーにグレーのニュアンスをくわえた落ち着きと上質さを兼ね備えたカラーです。光の当たり方によって表情が変わるのも特徴のひとつで、アクティブなビジネスシーンにもマッチします。

天面真上

天面斜め

手触り感はサラサラしており質感は良好。指紋や皮脂の跡は少し目立ちにくいものの、汚れが気になったら柔らかいクロスなどでかんたんにふき取れます。

スタイリッシュなフォルム

筐体の素材はマグネシウム。軽さと剛性を兼ね備えた素材を CNC加工で成形されており、米国防総省が制定したMIL規格「MIL-STD 810H」の19項目をクリアしています。

また、本体の各パーツには、リサイクルアルミニウムやプラスチックなどの再生素材を随所に採用。環境配慮型の設計でありながら、高級感を損なわない洗練された仕上がりです

ロゴ
天面のスラッシュロゴと背面の EliteBook ブランドロゴがアクセント

 
本体はスリムでバッグへの出し入れもスムーズにできます。

スリムボディ(手前側)

スリムボディ(背面側)

スリムボディ(手持ちのイメージ
本体はスリム

 
底面カバーは継ぎ目のないユニボディ構造を採用。ユニボディは見た目はシンプルながら剛性にすぐれた構造です。

底面真上

底面(斜め)

ゴム足は前面側左右に 2箇所と背面側左右にまたがるゴム足の合計3箇所に実装。本体の安定感は良好です。

排気口はヒンジのあいだに実装。

排気口
排気口(ヒンジのあいだ)

なお、背面側のゴム足は排気口から出された温かい空気が再び吸気口に入り込むのを防ぐ役割も兼ねています。これにより本体内部の効果的な冷却が期待できます。

底面側から見た排気口
吸気口(底面カバー側)と排気口

 

必要十分なインターフェース

HP EliteBook X G1i 14 AI PC は必要十分なインターフェースを実装しています。

インターフェース(右側面)

右側面

①Nano SIM カードリーダー(対象モデルのみ)

②USB Type-C 10Gbps signaling rate (USB Power Delivery,DisplayPort 1.4)

③USB Type-A 10Gbps signaling rate (Powered)

④ナノセキュリティロック ケーブル用スロット

インターフェース(左側面)

左側面

⑤HDMI 2.1

⑥Thunderbolt 4 with USB Type-C 40Gbps signaling rate(USB Power Delivery, DisplayPort 1.4)×2

⑦3.5mmオーディオ / マイクジャックコンボ

LANポートが非搭載である点には留意が必要です。セキュリティの理由から Wi-Fi 接続が利用できない環境では、SIM対応モデルや USB接続のLANアダプターなどを活用する選択肢も検討してみてください。

また、Thunderbolt 4 や USB Type-C ポートの映像出力/PD充電器対応の検証結果は以下のとおり。

■USB Type-C 対応表(3ポート共通:当サイトの検証結果)

映像出力 〇(4K出力可能)
PD充電器(30W) △(低速充電)
PD充電器(45W) △(低速充電)
PD充電器(65W)

※純正品以外の PD充電器でも充電は可能ですが、接続したとき画面右下に純正品使用を推奨する旨のメッセージが表示されます。

なお、HDMI は 4K出力に対応しています。

 

電源ボタンはキーボード右上に実装

電源ボタンはキーボード右上[DEL]キーの右隣りに実装されています。

電源ボタン
電源ボタンは LED内蔵

使用中に間違って電源ボタンを押してしまうことを懸念するユーザーも多いと思います。しかしながら、電源ボタンを押したときは「カチッ」という音がして、キーを押したときの感覚とは明らかに異なるため、押し間違えることはないと思います。

ちなみに、使用中に間違って電源ボタンを押しても、既定の設定では短押し(1秒未満くらい)なら無反応です。ただし、1,2秒程度ならスリープへ移行し、さらに長押しすると強制的に電源オフされます。

 

顔認証カメラと指紋センサーを標準搭載

HP EliteBook X G1i 14 AI PC は、顔認証カメラと指紋センサーを標準搭載しています。

顔認証
顔認証でサインイン

指紋認証
指紋認証でサインイン(指紋認証センサーは電源ボタンに内蔵)

顔認証と指紋認証は併用が可能で、認証精度はいずれも良好です。Windows へのサインインもスムーズです。

ちなみに、電源ボタンに内蔵された指紋センサーは、電源オンの操作と同時に指紋認証を行います。サインイン画面であらためて指紋センサーにタッチする必要はなく、そのまま Windows にサインインできます。

また、カメラには「プライバシーシャッター」が付いています。

カメラシャッター
上の画像:シャッターを開いてカメラ有効
下の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断

シャッターはスライド式(手動)ですがスムーズなスライドが可能。オンライン会議などで こちらの光景を見られたくないときもスムーズに操作できます(切替スイッチはカメラの上側)。

なお、プライバシーシャッターでカメラを閉じていると顔認証機能は使えませんが、指紋認証でサインインすることができます。

状況に応じて認証方法を柔軟に使い分けられる点は、本機の大きな魅力のひとつです。

 

存在検知機能を搭載

HP EliteBook X G1i 14 AI PC は、存在検知機能(プレゼンスセンシング)を搭載しています。

プレゼンス センシング
存在検知の設定

プレゼンス センシング
存在検知の詳細設定画面

プレゼンスセンシングは、離着席時にパソコン画面を自動でロック/解除できる機能です、顔認証情報を登録しておけば着席時に自動で顔認証機能が起動しそのままサインインできます。

日々の業務を通して、利便性の高さを体感できる機能です。顔認証カメラと連携することでプライバシーやセキュリティの強化にも役立ちます。

 

5MPカメラと AIベースのオンラインコミュニケーション

HP EliteBook X G1i 14 AI PC は 5MP の高精細カメラにくわえ、AIによるカメラ機能拡張アプリ Poly Camera Pro がインストールされています。

ビデオコントロール
Poly Camera Pro
(付属ソフトウェア「myHP」から実行できる)

Poly Camera Pro には、フレーミング機能や背景の明るさを調整できる機能、背景ぼかし/画像埋め込み機能などオンラインコミュニケーションをアシストしてくれる便利な機能が組み込まれています。Windows スタジオ エフェクトの機能が強化されており、とくに自動フレーミングの反応がすこぶる優秀です。

また、マイクはディスプレイの上面に実装されており 周囲 360度の集音が可能です。これなら一人での使用はもちろんのこと、複数メンバーのオンライン会議にも対応できそうです。

マイク
マイクの実装位置

 

Poly Studio クアッドスピーカーを搭載

スピーカーは Poly Studio クアッドスピーカーを搭載。スピーカーはキーボード左右に2基、底面部前面側左右に2基、計4基実装されています

スピーカー
キーボード左右に2基

スピーカー
底面部前面側左右に2基

スピーカーから出力されるサウンドは、低音域から高音域まで広い音域が再現され、とても高音質です。

 

A4 より一回り大きいくらいのサイズ感

本体サイズのイメージとして、天面上にA4コピー用紙とB5ノートを載せてみました。

本体の大きさイメージ
本体のサイズ感

フットプリントはA4用紙よりひと回り大きい程度で、見た目以上にコンパクトな印象です。

本体を閉じたときの高さのイメージは以下のとおり。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

ゴム足を含めた本体の高さは実測で 約21mm(最厚部)。CD 2枚程度の厚みで、14インチノートながらスリムです。

また、本体や電源アダプターなど質量の実測値は以下のとおり。

重量(実測)

・本体:1,160g
・電源アダプター:207g
・電源コード:106g
・ウォールマウントプラグ:41g

本体は、とても軽くて携帯性にすぐれています。日常的な持ち運びもラクにできる軽さです。

本体の重量感

電源アダプターの最大出力は 65W。その大きさは手のひらに収まるくらいのサイズです。

電源アダプターの大きさイメージ

電源アダプターの大きさ(実測)

なお、ウォールマウントプラグを電源アダプターに装着すれば、電源アダプターをコンセントに直付けできます。

ウォールマウントプラグ

 

ディスプレイのチェック

自然な色合いの液晶ディスプレイ

レビュー機のディスプレイは BOE製の液晶パネル[型番:BOE0BFC]。

描画される映像は自然な色合いです。描画イメージは以下のとおり。

映像(気球)
画像の表示例(その1)

映像(紅葉)
画像の表示例(その2)

テキスト
テキストの表示例

テキスト拡大
テキスト表示を拡大

トーンカーブは RGBいずれも理想的な45度の直線に近い形状で、色調バランスは良好です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

輝度の計測結果はディスプレイの明るさ設定 100 のとき「378 nit」と高輝度。室内での使用はもちろんのこと、屋外など周囲が明るい環境でも画面が見えにくくなることはほとんどないでしょう。

 
色域の計測結果は以下のとおり。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 98.1% 103.2%
Adobe RGB 75.8% 76.5%
DCI-P3 75.9% 76.1%

 
広色域で色再現性にもすぐれています。写真編集などシビアな色再現が必要な作業にも十分対応できます。

 

狭額縁ベゼル

ベゼルは狭額縁です。

狭額縁ベゼル

上部ベゼルは少し厚みがありますが、左右のベゼルは鉛筆の太さより細く画面周りは全体的にすっきりとしています。

 

映り込みは気にならない

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

レビュー機は非光沢液晶のため、映り込みは上記写真のとおりかなり低減されています。黒系の映像が描画されている場合、少しだけ映り込みがあるものの映り込みが気になることはありません。

 

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからも描画されている映像をはっきり確認できます。

 

天面は ほぼフラットまで開くことができる

天面はほぼフラットまで開くことができます。

ディスプレイの最大角度

ディスプレイがフラットになれば、打ち合わせなどで画面共有に便利です。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

HP EliteBook X G1i 14 AI PC のキーボードレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト

キーピッチは 18.7mm(仕様)。フルサイズキーボードと同等のキーピッチで窮屈な感じはありません。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キートップ表面はサラサラした感触。形状は中央部分が少し へこんでいて指先のタッチ感は良好です。

キートップ

キーストロークの仕様は 1.3mm と少し浅め。ただし、数字ほどの浅さは感じません。

キーストローク
タイプ音は「タクタク」という音。音の大きさは ひかえめ

キーを押し込む強さや押し込んだあとの跳ね返りの感覚は良好です。しっかりとした打鍵感があってタイピングしやすいキーボードです。

 

Copilotキー搭載

HP EliteBook X G1i 14 AI PC には「Copilotキー」が搭載されています。

Copilotキー
矢印の指すところが Copilotキー

Copilotキーを押すと Microsoft の AIアシスタントをすばやく起動することができます。

AIアシスタント起動
Copilotキーを押すだけで AIアシスタントが起動

Copilot はユーザーの質問に対して適切な回答を返してくれるとても便利な機能です。Copilot をビジネスに活用することで、資料作成やメール対応、情報収集などの業務を効率化でき、作業時間の短縮と生産性の向上につながります。

また、HP EliteBook X G1i 14 AI PC には、「HP AI Companion」が組み込まれています。

HPの独自AI
HP AI Companion

AIアシスタントが指示や質問に答えてくれるので、Copilot と併用して活用すれば作業効率のさらなる向上につながるでしょう。

とくに、HP AI Companion には、クラウドベースの AI にくわえ、ローカルベースの AI がデバイスに組み込まれています。ローカルで AI 利用できればプライバシーやコストの面でのリスクが低減します。

 

キーボードバックライトを搭載

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーボードバックライト

キーボード・バックライトの明るさは 2段階で切り替え可能です。

[F5]キー:点灯(明)→点灯(暗)→オフ

 

質感のよいパームレスト

パームレストも上質感ある仕上がりで、サラサラとした感触です。

パームレスト

指紋や皮脂の跡は少し目立ちやすいですが、柔らかいクロスなどでかんたんにふき取れます。

 

なめらかなスベリのタッチパッド

タッチパッドはツルツルとした感触でスベリもなめらかです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

大きめのサイズ感で扱いやすさも良好です。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、レビュー機の CPU・グラフィックス・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

CPU インテル Core Ultra 7 プロセッサー 258V
メモリ 32GB LPDDR5X
ストレージ 512GB SSD (PCIe NVMe)
グラフィックス インテル Arc グラフィックス 140V

 
評価に使用したベンチマークは以下のとおり。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R23[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark Time Spy
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークの実行にあたっては付属のソフトウェア「myHP」のシステム制御/パフォーマンスのコントロールを「Smart sense」(初期設定)と「パフォーマンス」の2モードそれぞれで実施しています。

システム制御
パフォーマンスのコントロール

パフォーマンスのコントロールの各モードの説明は以下のとおり。

モード 説明
Smart sense 使用中のアプリ、パソコンの位置、バッテリーの状態に基づいてパフォーマンス/ファン速度/温度を最適化し、システムを自動的に調整する。
パフォーマンス CPUを大量に使うソフトウェアに最適なモード。ファン速度を上げてデバイスを冷却し、CPUの高パフォーマンスを維持する。

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R23(マルチコア/シングルコア)と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 258V

・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 228V

・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H

・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125H

・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155U

・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125U

・インテル Core i7-1360P プロセッサー

・インテル Core i5-1340P プロセッサー

・インテル Core i7-1355U プロセッサー

・インテル Core i5-1335U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 8840U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 7730U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 7530U プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

 

CINEBENCH R23[CPUのレンダリング性能評価]

CINEBENCH R23 (マルチコア)
Core Ultra 7 155H
12557 pts
Ryzen 7 8840U
12259 pts
Core Ultra 7 258V(レビュー機/パフォーマンス)
11016 pts
Core Ultra 7 258V(レビュー機/Smart Sense)
10989 pts
Core i7-1360P
10095 pts
Core Ultra 5 228V
9973 pts
Core Ultra 5 125H
9920 pts
Core Ultra 7 258V
9873 pts
Ryzen 7 7730U
9117 pts
Core Ultra 7 155U
8648 pts
Core i5-1340P
8551 pts
Ryzen 5 7530U
7627 pts
Core i7-1355U
7073 pts
Core i5-1335U
6875 pts
Core Ultra 5 125U
6508 pts

 

CINEBENCH R23 (シングルコア)
Core Ultra 7 258V(レビュー機/Smart Sense)
1885 pts
Core Ultra 7 258V(レビュー機/パフォーマンス)
1875 pts
Core Ultra 7 258V
1873 pts
Core Ultra 5 228V
1735 pts
Core i7-1360P
1732 pts
Core i7-1355U
1725 pts
Ryzen 7 8840U
1713 pts
Core Ultra 7 155U
1691 pts
Core Ultra 7 155H
1671 pts
Core Ultra 5 125H
1661 pts
Core Ultra 5 125U
1564 pts
Core i5-1335U
1546 pts
Core i5-1340P
1534 pts
Ryzen 7 7730U
1431 pts
Ryzen 5 7530U
1419 pts

 

CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark (PassMark PerformanceTest)
Ryzen 7 8840U
25969
Core Ultra 7 155H
25726
Core Ultra 7 258V(レビュー機/パフォーマンス)
22286
Core Ultra 7 258V(レビュー機/Smart Sense)
22085
Core Ultra 5 125H
21632
Core Ultra 7 258V
20691
Core i7-1360P
20651
Core Ultra 5 228V
20106
Ryzen 7 7730U
18677
Core Ultra 7 155U
18521
Core i5-1340P
16650
Core i7-1355U
15946
Ryzen 5 7530U
15930
Core Ultra 5 125U
15296
Core i5-1335U
14508

 
レビュー機のスコアは優秀です。平均値を上回るスコアが出ており、保有している性能をしっかりと発揮できています。

ビジネスシーンにおいても、一般的な使いかた(オフィスソフト・ネット検索・オンライン会議など)から負荷の高い作業までパワフルなパフォーマンスが期待できます。

ちなみに、インテル Core Ultra 200V シリーズプロセッサーは、低電力化とともに CPUコア性能や AI性能、グラフィックス性能の向上が図られています。

パフォーマンスと消費電力のバランスが最適化されたプロセッサーで、後述するバッテリー性能の検証では、長時間の駆動も確認できています。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・インテル Arc グラフィックス 140V(Core Ultra 7 258V内蔵)

・インテル Arc グラフィックス 130V(Core Ultra 5 228V内蔵)

・インテル Arc グラフィックス(Core Ultra 7 155H内蔵)

・インテル Arc グラフィックス(Core Ultra 5 125H内蔵)

・インテル グラフィックス(Core Ultra 7 155U内蔵)

・インテル グラフィックス(Core Ultra 5 125U内蔵)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1360P内蔵)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1340P内蔵)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1355U内蔵)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1335U内蔵)

・AMD Radeon 780M グラフィックス(Ryzen 7 8840U内蔵)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 7730U内蔵)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 7530U内蔵)

※当サイトで計測したスコアの平均値

 

3DMark Time Spy

Time Spy は DirectX 12 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Time Spy
インテル Arc 140V(レビュー機/パフォーマンス)
4534
インテル Arc 140V(レビュー機/Smart Sense)
4506
インテル Arc 140V(Core Ultra 7 258V)
4192
インテル Arc 130V(Core Ultra 5 228V)
3882
インテル Arc(Core Ultra 7 155H)
3560
インテル Arc(Core Ultra 5 125H)
3119
AMD Radeon 780M(Ryzen 7 8840U)
2790
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 155U)
2072
インテルグラフィックス(Core Ultra 5 125U)
2049
インテル Iris Xe(Core i7-1360P)
1911
インテル Iris Xe(Core i7-1355U)
1685
インテル Iris Xe(Core i5-1340P)
1545
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U)
1354
インテル Iris Xe(Core i5-1335U)
1312
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U)
1255

 

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ
インテル Arc 140V(レビュー機/パフォーマンス)
12366
インテル Arc 140V(レビュー機/Smart Sense)
12054
インテル Arc 130V(Core Ultra 5 228V)
11066
インテル Arc 140V(Core Ultra 7 258V)
10921
インテル Arc(Core Ultra 7 155H)
8283
インテル Arc(Core Ultra 5 125H)
7216
AMD Radeon 780M(Ryzen 7 8840U)
6193
インテル Iris Xe(Core i7-1360P)
6051
インテル Iris Xe(Core i7-1355U)
5338
インテル Iris Xe(Core i5-1340P)
5072
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 155U)
5034
インテルグラフィックス(Core Ultra 5 125U)
4505
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U)
4204
インテル Iris Xe(Core i5-1335U)
3831
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U)
3662

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

 

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV
インテル Arc 140V(レビュー機/パフォーマンス)
9694
インテル Arc 140V(レビュー機/Smart Sense)
8978
インテル Arc 130V(Core Ultra 5 228V)
8177
インテル Arc 140V(Core Ultra 7 258V)
7661
インテル Arc(Core Ultra 7 155H)
5698
AMD Radeon 780M(Ryzen 7 8840U)
5665
インテル Arc(Core Ultra 5 125H)
5176
インテル Iris Xe(Core i7-1360P)
4225
インテル Iris Xe(Core i7-1355U)
3866
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 155U)
3826
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U)
3608
インテル Iris Xe(Core i5-1340P)
3451
インテルグラフィックス(Core Ultra 5 125U)
3282
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U)
3103
インテル Iris Xe(Core i5-1335U)
2930

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 
レビュー機は、グラフィックス性能も優秀です。平均スコアを上回るスコアが得られており、保有している性能をしっかりと発揮できていることが分かります。

なお、インテル Core Ultra 200V シリーズプロセッサー内蔵のグラフィックスは、Core Ultra 100Hシリーズ (シリーズ1) プロセッサー内蔵のインテル Arc グラフィックスにくらべ性能が大幅に向上しています。

複数のアプリを同時に立ち上げながらのオンライン会議や、写真・動画の編集など、高度なグラフィックス処理もスムーズに描画され、快適なパフォーマンスが期待できます。

 

ストレージ性能

レビュー機に搭載されている SSD は PCIe 4.0 対応です。

CrystalDikInfo
ストレージ情報
(シリアルナンバーは隠しています)

ストレージ性能は、CrystalDiskMark を使用しデータ転送速度を計測・評価します。

ストレージベンチ
データ転送速度

※myHP のパフォーマンスのコントロールを「Smart sense」に設定して計測した結果。「パフォーマンス」での計測結果も同等です。

計測結果は優秀です。PCIe 4.0 対応の SSD は、体感的にも高速なアクセスでファイルの読み書きがとてもスムーズです。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 で実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・HP OmniBook X Flip 14-fm

・HP EliteBook 8 G1i 14

・VAIO SX14-R

・HP EliteBook 840 G11

・HP OmniBook Ultra 14-fd

※当サイトで計測したスコア(パフォーマンスモードに相当した設定で計測したスコア)

おもなスペックは以下のとおり。

スペック EliteBook X G1i 14  
(レビュー機)
OmniBook X Flip 14   EliteBook 8 G1i 14   VAIO SX14       EliteBook 840     OmniBook Ultra 14  
CPU インテル Core Ultra 7 258V インテル Core Ultra 7 258V インテル Core Ultra 5 228V インテル Core Ultra 7 155H インテル Core Ultra 7 155U AMD Ryzen AI 9 365
メモリ 32GBメモリ 32GBメモリ 32GBメモリ 64GBメモリ 16GBメモリ 16GBメモリ
ストレージ 512GB SSD (NVMe) 1TB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe) 1TB SSD (NVMe)
グラフィックス Intel Arc Graphics 140V Intel Arc Graphics 140V Intel Arc Graphics 130V Intel Arc Graphics Intel Graphics AMD Radeon 880M

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Essentials
EliteBook X G1i 14(Smart Sense)
8298
EliteBook X G1i 14(パフォーマンス)
9383
OmniBook X Flip 14
9974
EliteBook 8 G1i 14
8703
VAIO SX14
9849
EliteBook 840
10236
OmniBook Ultra 14
10602
目標値
4100
Productivity
EliteBook X G1i 14(Smart Sense)
7951
EliteBook X G1i 14(パフォーマンス)
10423
OmniBook X Flip 14
10489
EliteBook 8 G1i 14
9945
VAIO SX14
9733
EliteBook 840
8075
OmniBook Ultra 14
10752
目標値
4500
Digital Contents Creation
EliteBook X G1i 14(Smart Sense)
9640
EliteBook X G1i 14(パフォーマンス)
10018
OmniBook X Flip 14
9726
EliteBook 8 G1i 14
9318
VAIO SX14
9421
EliteBook 840
7346
OmniBook Ultra 14
11114
目標値
3450

※テスト項目説明

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

※目標値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 
レビュー機のスコアは優秀です。

ビジネスシーンにおける事務的な作業はもちろんのこと、3Dレンダリングや写真・動画編集のような設計・デザイン業務にも一定の対応力を備えています。

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バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

※myHP のパフォーマンスのコントロールを「Smart sense」に設定して実施。

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

 
バッテリーの駆動時間と充電時間の計測結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 13時間 7分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
34分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 2分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
1時間 58分

バッテリー駆動時間の検証結果は優秀です。検証ではバッテリーを多く消費する条件で実施しましたが、画面の明るさを調整するなどバッテリー消費を抑える使いかたをすれば さらに長時間の駆動が可能です。

また、バッテリーは急速充電に対応しており、残量が少ないときでも短時間で充電できるため、ビジネスシーンでも よりアクティブに活用することができるでしょう。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するため参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。

・HP OmniBook X Flip 14-fm

・HP EliteBook 8 G1i 14

・VAIO SX14-R

・HP EliteBook 840 G11

・HP OmniBook Ultra 14-fd

※当サイトで計測した処理時間(パフォーマンスモードに相当した設定で計測)

 

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理結果は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア

Adobe Lightroom

Adobe Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理結果

Lightroom
EliteBook X G1i 14(Smart Sense)
20秒4
EliteBook X G1i 14(パフォーマンス)
19秒7
OmniBook X Flip 14
20秒5
EliteBook 8 G1i 14
21秒0
VAIO SX14
22秒3
EliteBook 840
19秒0
OmniBook Ultra 14
11秒8
Lightroom Classic
EliteBook X G1i 14(Smart Sense)
19秒7
EliteBook X G1i 14(パフォーマンス)
19秒7
OmniBook X Flip 14
21秒0
EliteBook 8 G1i 14
20秒8
VAIO SX14
21秒2
EliteBook 840
18秒4
OmniBook Ultra 14
10秒7

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理結果は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア

CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理結果

PowerDirector
EliteBook X G1i 14(Smart Sense)
1分12秒3
EliteBook X G1i 14(パフォーマンス)
1分11秒0
OmniBook X Flip 14
1分9秒7
EliteBook 8 G1i 14
1分15秒8
VAIO SX14
1分9秒7
EliteBook 840
1分25秒7
OmniBook Ultra 14
55秒7

 
実際のソフトウェアを用いたクリエイティブ性能の評価も優秀です。

クリエイティブ性能の高さにくわえ、高輝度・広色域のディスプレイを採用していることもあり、3Dレンダリングや写真・動画編集のような設計・デザイン業務にも幅広く活用することができるでしょう。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します

・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R23 /マルチ Core」実行中

・10分間動画のエンコード処理中

※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:25℃)

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

■測定結果

モード アイドル状態
(最小音量)
最大音量
下段はピーク時の音量推移
ベンチマーク中 動画エンコード中
Smart sense 33.3db 35.5db
(35db台)
35.9db
(35db台)
パフォーマンス 33.3db 41.2db
(40~41db)
42.7db
(40~42db)

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 
アイドル時は無音で静かです。

高負荷時には「ヒューッ」といった排気音がやや大きくなり、とくにパフォーマンスモードでは騒音レベルが高めに感じられるかもしれません。

また、負荷低減後に排気音が静かになるまでの時間は 約1分で、Smart Senseモード/パフォーマンスモードともにほぼ同じ挙動でした。

※駆動音は使用環境やパソコンの状態により変動します。

 

表面温度のチェック

表面温度については、下記を実施したときの表面温度を測定し評価します。

・アイドル状態で10分放置後

・Youtube 動画 30分間視聴後

・10分間動画のエンコード実行後

※単位:℃、測定時の室温:25℃

※電源モードを「バランス」に設定して実施

※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果

 

■アイドル状態で10分間放置

アイドル

■Youtube 動画 30分間視聴後

Youtube

■10分間動画エンコード実行後

動画エンコード

高負荷な状態では、キーボード上の表面温度が少し上昇します。とくに、キーボード中央奥の表面温度が高くなりますが、少し温かさを感じる程度でタイピングに影響はありません。

また、パームレスト上は本体内部の熱の影響が少ないので、高負荷時のタイピングでも不快に感じることはありませんでした。

 

サウンド チェック

HP EliteBook X G1i 14 AI PC は、Poly Studio クアッドスピーカーを搭載しています。

また、オーディオ機能は付属のソフトウェア「myHP」に組み込まれています。

サウンドユーティリティソフト
myHPのオーディオ機能

オーディオ機能では、プリセットによる音質の設定やイコライザーでお好みの音質にチューニングすることができます。

以下は、実際にサウンドを試聴した印象です。

※プリセット「自動」で試聴(イコライザーはデフォルトのまま)

■スピーカー

・低音域から高音域まで広い音域をカバーし高音質

・クアッドスピーカーなだけに、音に重厚感がある

・音声もはっきり明瞭に聴き取れる

・音量を最大にしても音割れしにくい(コンテンツによる)

・底面側のスピーカーが前面に配置されているため、タイピング中は手がスピーカーをさえぎり音が少しこもったように感じられる

■ヘッドホン

・スピーカー同様に高音質

・周囲の音が遮断されているぶんクリアに聞こえる

また、myHPのオーディオ機能には、スピーカー(出力)や内蔵マイク(入力)のノイズリダクション機能も組み込まれています。

サウンドユーティリティソフト
myHPのオーディオ機能(出力:スピーカーと入力:マイクの設定)

なお、マイクモードでは使用環境に応じたノイズリダクションの設定が可能で、「会議」「個人」「スタジオレコーディング」から選択できます。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 16.8秒 41.8秒 12.0秒
2回目 17.2秒 41.9秒 12.3秒
3回目 17.0秒 39.4秒 12.0秒
4回目 17.0秒 38.8秒 12.4秒
5回目 17.2秒 40.3秒 12.8秒
平均 17.0秒 40.4秒 12.3秒

実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows の更新など使用状況により時間は変動するので参考値としてください。

 

セキュリティ機能について

HP EliteBook X G1i 14 AI PC には、顔認証や指紋認証、プライバシーシャッターのほかにも、さまざまなセキュリティ機能が搭載されています。

おもなセキュリティ機能は以下のとおり。

 

HP Wolf Security

「封じ込め」と「検知/駆除(防止)」の2つのアプローチでマルウェアやウィルスからデバイスを保護する機能です。

セキュリティ機能
HP Wolf Security

 

HP Sure Click

不正な Web サイト閲覧や悪意あるファイルのダウンロードからデバイスを保護する機能です。

セキュリティ機能
HP Sure Click

ブラウザや Microsoft Office をハードウェアレベルで完全に隔離された仮想マシン内で実行するため、感染したとしても不正な振る舞いをするWebページやファイルを閉じることでマルウェアやウィルスは自動的に削除されます。

 

のぞき見を検出

画面を見ている可能性のある人を検出する機能で、付属のソフトウェア「myHP」から設定します。

セキュリティ機能
のぞき見を検出

のぞき見している人を検出した場合の通知方法は、以下のいずれかから選択できます。

・画面右下にメッセージ表示

セキュリティ機能
通知メッセージ

・画面全体をぼかす

セキュリティ機能
画面全体をぼかす

画面全体のぼかしは「スヌーズ」または「除去」できます。なお、スヌーズの時間は「5分」「10分」「15分」「30分」「1時間」から選択可能です。

 

同梱品

HP EliteBook X G1i 14 AI PC の本体ほか同梱品一式です。

同梱品一式

同梱品リスト
・HP EliteBook X G1i 14 AI PC 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ウォールマウントプラグ
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、HP EliteBook X G1i 14 AI PC のレビュー記事をお届けしました。

HP EliteBook X G1i 14 AI PC は、法人向けPC としての信頼性と先進性を兼ね備えたプレミアムモバイルノートです。

洗練されたスタイリッシュなデザインにくわえ、日常の業務から負荷の高い作業まで幅広く対応できる処理性能を搭載。軽くて堅牢性にすぐれた筐体は持ち運びしやすく、AIベースのオンラインコミュニケーションやプレゼンスセンシング、セキュリティ機能など実用性も十分です。

AI機能をビジネスに最適化し、あらゆるビジネスシーンにおいて高い生産性と快適な操作性を提供してくれる 1台といえるでしょう。

高評価のポイント

  • AI処理に対応した高性能なCPUの搭載で、日常の業務から負荷の高い作業まで幅広く対応
  • CNCマグネシウムの堅牢かつスタイリッシュな筐体
  • Poly Camera Pro による AIベースのオンラインコミュニケーションが快適
  • 実用的で強固なセキュリティ機能を搭載
  • 長時間駆動&急速充電対応のバッテリー

気をつけておきたい点

  • LANポートは実装されていない

 
ラインナップしているモデルや価格、キャンペーンなど最新情報は日本HP直販サイト「HP Directplus」をご確認ください。

アイキャッチ

HP EliteBook X G1i 14 AI PC
税込 22万円台から

※HP EliteBook X G1i 14 AI PC は法人向けモデルですが、個人ユーザーや SOHO、フリーランスのユーザーも購入できます。

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