東芝『dynabook UZ63/D』(2017夏Webモデル)の実機レビュー 前編です。
『dynabook UZ63/D』は、薄くて軽い快適パフォーマンスの13.3型モバイルノートPCです。
快適なパフォーマンスにくわえ、映像がキレイで使いやすさも兼ね備えています。
前編では、外観などのデザインや、スペック、ディスプレイ、キーボードについてのレビューを行います。
当サイトでは『dynabook UZ63/F』2018春モデルの実機レビューも実施しています。こちらの記事もあわせてご覧ください。 ⇒『dynabook UZ63/F』2018春モデル実機レビュー |
(後編) ベンチマーク harman/kardon サウンド Windows の起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
実機はメーカーからの貸出機です。
レビュー内容は 2017年8月31日時点のものになります。
<参考>
『dynabook UZ63/D』には、スペック内容より、以下のモデルがラインナップしています。
■PUZ63DL-NNA / PUZ63DL-NJA(Office搭載モデル)
インテル Core i7-7500U プロセッサー
8GBメモリ
512GB SSD
タッチパネルFHD
■PUZ63DL-NNB / PUZ63DL-NJB(Office搭載モデル)
インテル Core i7-7500U プロセッサー
8GBメモリ
256GB SSD
FHD
■PUZ63DL-NNC / PUZ63DL-NJC(Office搭載モデル)
インテル Core i5-7200U プロセッサー
4GBメモリ
256GB SSD
FHD
本体カラーはオニキスブルー。
今回レビューを行うのは、PUZ63DL-NNA(Core i7 / 8GBメモリ / 512GB SSD / タッチパネルFHD)です。
外観について
『dynabook UZ63/D』の本体カラーのオニキスブルーは、ブラックに近い、色味の濃いダークなブルーです。
パッと見、ブラックに見えますが、見る角度や明るさを変えることで、オニキスブルーの表情を見せてくれます。
天面を見てみます。
天板には、さりげないヘアライン加工が施されています。また、天板に刻印された「dynabook」のロゴがアクセントになっています。
底面部をみてみます。
ボディには、マグネシウム合金素材が使われています。継ぎ目のなりスッキリとした構造で、見た目にも堅牢性が高そうです。
ゴム足は丸い形状で四隅と中央に実装されています。本体の安定性は良好です。
なお、バッテリーは本体内蔵のため、取り外し不可となっています。自身でのメモリ交換・増設もムリそうです。
次に、ヒンジをみてみます。
天面の開閉はなめらかで、タイピングするときのグラつきもありません。
また、マットに仕上げられたクロムメッキのヒンジはアクセントになってオシャレ感もあります。
前後左右の側面からみてみます。
前面側
背面側
左側面
右側面
次に、インターフェース等を見てみます。
左側面には、「セキュリティロック・スロット」、「USB3.0」、「マイク入力/ヘッドホン出力端子」が実装されています。
右側面は、「microSDカードスロット」、「Thunderbolt 3 (USB Type-C) コネクタ (電源コネクタ)」、「HDMI出力端子」が実装されています。
microSDカードスロットは、プッシュロック式です。microSDカードを挿入するときは押し込んでロックさせ、取り出すときはもう一度押し込むことでカードが飛び出す構造です。
右側が装着した状態。microSDカードは出っ張りません。
本体正面 右端には、ステータス LED が実装されており、電源やバッテリーの充電状況を確認することができます。
『dynabook UZ63/D』には、タッチ式の指紋センサーが搭載されています。
Windows Hellow で認証情報を設定すれば、パスワードの代わりに指紋認証でサインインができます。
タッチ式はセンサーに指先をタッチするだけで認証してくれます。スライド式の指紋センサーにくらべ、認証操作がラクです。
スピーカーは、底面部の前面側左右に実装されています。
テーブルに反射させてサウンドを広げる構造です。
電源ボタンは、キーボード面の右奥にあります。電源ボタンを囲むように LEDが内蔵されていす。
Webカメラとマイクです。
次に、本体を閉じたときの高さを実測してみます。
ゴム足を含めた高さの実測値は 約 16~19 mm。
本体の大きさのイメージです。本体の上には A4コピー用紙と B5版ノートを 載せています。
次が重さ。
本体の重さは 1,036g。電源アダプターと電源コードの重さは、それぞれ 190g、48gです。
本体はとても軽く、片手でもラクに持つことができます。
電源アダプターの最大消費電力は およそ 45W(20V, 2.25A)です。
省電力タイプなので大きさは手のひらサイズです。
本体の脇に置いてもジャマになりません。
スペックについて
レビューに使用した『dynabook UZ63/D』(型番:PUZ63DL-NNA)の公開スペックです。
OS | Windows 10 Home 64ビット〈Creators Update 適用済〉 |
CPU | 第7世代 インテル Core i7-7500U プロセッサー |
メモリ | 8GB (8GB×1)、PC4-17000(DDR4-2133)対応 SDRAM、デュアルチャネル対応 |
ストレージ | 512GB SSD (Serial ATA対応) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | タッチパネル付き 13.3 型ワイド(16:9) FHD 軽量・高輝度 TFTカラー LED液晶(ノングレア)(省電力LEDバックライト) 1,920×1,080ドット |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 620(CPUに内蔵) |
ワイヤレス | IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠、Bluetooth Ver4.1準拠 |
Webカメラ | 有効画素数 約92万画素 Webカメラ、デュアルマイク内蔵 |
本体サイズ(W×D×H) | 約316.0×227.0×15.9 mm |
本体質量 | 約 1,060 g |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリ
メモリスロット#1
メモリスロット#2
グラフィックス
基本スペックともいえる CPU、メモリ、ストレージは高いレベルで快適なパフォーマンスが期待できる構成です。
とくに、ストレージは高速性にくわえ、モバイルノートながら 512GB の大容量を搭載しています。写真や動画などサイズの大きいファイルもたくさん保存できる容量です。
また、DDR4メモリは、メモリへのデータ転送速度が さらに高速な規格で、写真や動画の編集ソフトのようにメモリをたくさん使用するようなソフトを使うときに、その効果が期待できます。
ディスプレイ
レビューに使用した『dynabook UZ63/D』のディスプレイは 13.3インチサイズのタッチ対応フルHD液晶(1,920 × 1,080ドット)です。タッチパネルとしては珍しいノングレア(非光沢)タイプです。
描画される映像が鮮明で高精細、とてもキレイなのが印象的です。
タッチの感度はとても良好なので操作もラクにできます。
ディスプレイの映り込み具合を見てみます。
ノングレア液晶なので、映り込みがかなり低減されているのが分かります。
次に、視野角を確認してみます。
正面
右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
水平方向、垂直方向ともに、視野角が広く、斜めから見る映像も鮮明でキレイです。
次が、ディスプレイを開くことができる最大角度。
次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。
インターネットエクスプローラーに表示される文字の大きさはこんな感じ。
dynabook UZ63/D の公式ページを表示したものです。
なお、インターネットエクスプローラーの拡大設定ではデフォルト値が 150% となっていました。
また、Windows 設定のディスプレイに表示するテキストスケーリングの推奨値も 150% です。(基本的には Windows 設定のテキストスケーリングがインターネットエクスプローラーの拡大設定に反映されます。)
描画される文字の大きさもちょうど良く、クッキリと見やすい印象です。
キーボード&タッチパッド
『dynabook UZ63/D』のキーボードのレイアウトです。
パームレストにも、さりげないヘアライン加工が施されています。
キートップの形状は少し湾曲しており、キー表面は少しザラザラとした感触です。指先のフィット感はとても良好です。
キーストロークも浅くなく、打鍵感もシッカリとしています。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は およそ18.5mm。
キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
キーボードに両手を置いたときのイメージです。
キーピッチは見た目、少し狭そうですが、実際には違和感もなく、シッカリとした打鍵感でタイピングしやすいキーボードです。
次がタッチパッド。
タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプで、タッチパッドの大きさもちょうど良いサイズです。
タッチパッドのスベリも良く全体的にも扱いやすさを感じます。
ただ、タイピング中に手のひらがタッチパッドに触れやすく、ときどき意図しないところにタイピングしてしまうことがありました。
タイピングするときの両手の位置が関係すると思いますが、気になるときはタッチパッドを無効にしてマウスを使った方が良いでしょう。
タッチパッドの有効/無効は[FN]+[F9]キーを押下することでかんたんに切り替えることができます。
レビュー前編は以上です。
後編では、『dynabook UZ63/D』の機能・性能についてレビューしています。
東芝ダイレクト公式サイト ⇒ 『dynabook UZ63/D』 製品詳細 |
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