東芝『dynabook AZ65/B』の実機レビュー 前編です。
『dynabook AZ65/B』は 2016年冬モデルとして東芝の直販サイト「東芝ダイレクト」にラインナップしている、使いやすさとパワフルな性能を兼ね備えた 15.6型のハイスタンダードノートPCです。
前編では、外観などのデザインや、スペック、ディスプレイ、キーボードについてのレビューを行います。
(後編) ベンチマーク オンキヨー & dtsSound サウンド視聴(動画に収録) 起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
<参考>
『dynabook AZ65/B』は、ストレージの構成により「1TBハイブリッドHDD搭載モデル」「512GB SSD搭載モデル」「256GB SSD搭載モデル」の3モデルがラインナップしています。
本体カラーは、「リュクスホワイト」「プレシャスブラック」「サテンゴールド」の3カラーから選べます。(SSD搭載モデルはサテンゴールドのみ)
今回レビューを行うのは、512GB SSD搭載モデル(サテンゴールド)です。
外観について
『dynabook AZ65/B』のサテンゴールドは、メタリック調の淡いゴールドで、質感の高いオシャレなイメージのデザインです。
天板のデザインは、成型時に金型の中に転写フィルムをはさみこむ「成型同時加飾転写工法(IMR)」といわれる製法が採用されており、キズもつきにくく、さりげないヘアラインが質感を高めてくれます。
底面部をみてみます。
底面はギザギザとしており、持ち運ぶときに滑りにくい加工が施されています。
底面の中央部には、メモリが実装されており、カバーを開ければメモリの増設も可能です。
なお、メモリ交換・増設については、同梱の取扱説明書に記載されています。
また、バッテリーは着脱可能です。
次に、ヒンジをみてみます。
ヒンジはシッカリしており、グラつきはないです。
ヒンジにはクロームカラーのヒンジカバーが付いており、これがアクセントになってオシャレ感があります。
前後左右の側面からみてみます。
次に、インターフェースを見てみます。
左側面には、「セキュリティロック・スロット」、「LANコネクタ」、「ブルーレイディスクドライブ」、「USB2.0」×2、「マイク入力/ヘッドホン出力端子」が実装されています。
ブルーレイディスクドライブを開いたときのイメージ
右側面は、「メディアカードスロット」、「USB3.0」×2、「HDMI出力端子」、「電源コネクタ」が実装されています。
スピーカーは、底面部の前面側に配置しています。
ちなみに、スピーカーは オンキヨー製です。
『dynabook AZ65/B』には、指紋センサーも搭載されており、Windows Hellow で認証情報を設定すれば、パスワードの代わりに指紋認証でサインインができます。
指紋認証でログイン
電源スイッチは、キーボード面の左上にあります。
Webカメラとデュアルマイクです。
次に、本体を閉じたときの高さを実測してみます。
実測値は 約 25 mm。
光学ドライブ搭載の 15.6型ノートとしては薄型で、実際に持ったときもそれほど厚みを感じません。
本体の大きさのイメージです。本体の上には A4サイズのコピー用紙と B5版ノートを載せています。
次が重さ。
本体の重さは 約 2.2kg。
外出するときの持ち歩きも、長時間でなければ問題なくできそうです。
電源アダプター、電源コードの重さは、それぞれ 158g、49g です。
電源アダプターの大きさは、手のひらサイズです。
スペックについて
『dynabook AZ65/B』レビューに使用した実機のスペックです。
OS | Windows 10 Home (64bit) |
CPU | インテル Core i7-6500U プロセッサー |
メモリ | 8GB (8GB×1) PC3L-12800(DDR3L-1600)対応 SDRAM |
ストレージ | 512GB SSD(Serial ATA対応) |
光学ドライブ | ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応、DVDスーパーマルチドライブ機能対応) |
ディスプレイ | 15.6型ワイド(16:9)FHD 高輝度・広視野角 TFTカラー Clear SuperView LED液晶(省電力LEDバックライト)1,920×1,080ドット |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 520(CPUに内臓) |
LAN | 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T(自動認識、Wake On LAN対応) |
ワイヤレス | IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠、Bluetooth 4.0 |
Webカメラ | 有効画素数 約92万画素、デュアルマイク内蔵 |
本体サイズ(W×D×H) | 約379.0×258.0×23.7 mm |
本体質量 | 約2.4kg |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
公開スペック上は「Core i7-6500U」ですが、ハードウェアの詳細情報を取得するフリーソフト「CPU-Z」では「Core i7-6600U」と認識しているようです。
キャッシュ
メインボード
メモリ
メモリスロット#1
メモリスロット#2
グラフィックス(CPU内蔵)
15.6インチサイズのスタンダードノートとして、パワフルな性能が期待できるスペック構成です。
CPU には、第6世代インテル Core i7-6500U プロセッサーを搭載しています。
最近、第7世代(KabyLake)のインテル Core プロセッサーを搭載したパソコンも登場していますが、第6世代(SkyLake)は Windows 10 向けに最適化された最初の CPU です。
第6世代 CPU 発売当時、5年前の PC との比較では、約2.5倍のパフォーマンスと 約3倍のバッテリー駆動時間を達成しています。(インテルの公式サイトより)
また、ストレージには高速ストレージ SSD 512GB を搭載し、高速アクセスと大容量を兼ね備えています。
ディスプレイ
『dynabook AZ65/B』のディスプレイは 15.6インチワイドディスプレイで、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)です。
画面解像度
写真もキレイに描画できます。
『dynabook AZ65/B』は、とにかく映像がキレイなのが印象的です。
ディスプレイの映り込み具合を見てみます。
映り込みはあるものの、実際使っているときは、あまり気になりませんでした。
次に、視野角を確認してみます。
正面
右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
視野角は広いです。
斜めから見てもとても鮮明です。
次が、ディスプレイを開くことができる最大角度。
次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。
インターネットエクスプローラーに表示される文字の大きさはこんな感じ。
『dynabook AZ65/B』の公式ページを表示したものです。
ディスプレイの左下にある「TOSHIBA」のロゴの大きさと比較してみればわかると思いますが、小さな文字が苦手な管理人でもラクに読める大きさです。
ちなみに、Windows の設定では、ディスプレイに表示するテキストのスケーリングは 125% が推奨値となっていました。
キーボード&タッチパッド
『dynabook AZ65/B』のキーボードのレイアウトです。
サテンゴールドのキーボード面に、ホワイトのキートップは視認性も良く、デザイン的にもオシャレな印象です。
キートップは指先にフィットし、キーストロークも深めで、シッカリとした打鍵感があり打ちやすさを感じます。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は およそ19mm。キーボードは大きめでゆとりあるレイアウトです。
キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
なお、[enter]キーや[back space]キーの左隣りのキーのサイズは若干小さめになっています。個人的にはほとんど違和感なく使えましたが、好みが分かれるかもしれません。
キーボードの全体的な印象としては、視認性が良く、タイピングのしやすさを感じました。
次がタッチパッド。
タッチパッドの大きさは、キーボードとバランスが取れた、ちょうど良いサイズです。
スベリも良く扱いやすいタッチパッドです。
マウス使用時など、タッチパッドを無効にしたいときは、[FN]+[F5]キーでタッチパッドの有効/無効をかんたんに切り替えられます。
後編では、『dynabook AZ65/B』の機能・性能についてレビューしています。
東芝ダイレクト公式サイト ⇒ 『dynabook AZ65/B』 製品詳細 |
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