日本HP『HP EliteBook Folio G1』の実機レビューです。
『HP EliteBook Folio G1』は、薄くて軽い、洗練されたデザインの 12.5型モバイルノートPCです。
今回は、デザイン性やモバイル性、使い勝手を中心としたレビューを行います。
外観について スペックについて ディスプレイ キーボード&タッチパッド HP USB-C トラベル ドック 付属品 まとめ |
外観について
『HP EliteBook Folio G1』は、シルバーのスリムなボディがオシャレなイメージのデザインです。
アルミニウム素材をCNC削り出し加工で成形されており、上質なデザインのなかにも高い堅牢性も兼ね備えている印象です。
キーボード面のエッジには、ダイヤモンドカットのデザインが施されており、上質感を高めてくれます。
底面部をみてみます。
ヒンジには、ピアノヒンジが採用されており、ディスプレイ面を 180度開くことができます。ディスプレイ面のグラつきもありません。
ディスプレイ面を 180度開いたときの本体の高さは 鉛筆 1本くらいです。
次に、インターフェースを見てみます。
左側面には、「コンボステレオヘッドフォン / マイクジャック」が実装されています。
右側面は、「USB Type-Cポート」×2 が実装されています。(Thunderbolt 3、パワーオフUSB充電対応です)
周辺機器を接続するためのインターフェースが 2基のみのため、実際の使用ではオプションの「トラベルドック」が必要になると思います。
※トラベルドックについては、本記事の後半でレビューしています。
なお、電源アダプターの本体側接続コネクターも USB Type-C になっており、上記 USB Type-Cポートのいずれかに挿し込めば充電できます。
ちなみに、電源アダプターは手のひらサイズで、コンセントへの挿し込みプラグは収納できるようになっています。
スピーカーは、底面部の手前側左右に配置しています。
BANG & OLUFSEN のスピーカーが採用されており、スピーカーは左右2基ずつ、合計4基内蔵されています。
電源ボタンは、キーボード面の左上にあります。
内蔵Webカメラ とデュアルマイクです。
本体の大きさは A4サイズです。
本体の下に A4コピー用紙を置き、本体の上に B5版ノートを載せています
次が重さ。
本体の重さは 約 983g、電源アダプターは 213g です。
持ち歩きもラクにできる軽さです。
スペックについて
レビューに使用した実機のスペックです。
OS | Windows 10 Home (64bit) |
CPU | インテル Core M5-6Y54プロセッサー |
メモリ | 8GB (LPDDR3、オンボード) |
ストレージ | 128GB M.2 SSD (SATA III) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 12.5インチワイド(16:9)フルHD 液晶ディスプレイ (非光沢) |
グラフィックス | インテル HDグラフィックス515 (プロセッサーに内蔵) |
LAN | なし |
ワイヤレス | インテル Dual Band Wireless-AC 8260 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 |
Webカメラ | 720p HD Webカメラ(静止画:92万画素、動画:92万画素、固定焦点レンズ)、内蔵デュアルマイク(ノイズキャンセル機能搭載) |
『HP EliteBook Folio G1』には、「フルHDモデル」「4Kタッチモデル」 2つのモデルがラインナップしています。
今回レビュー機は「フルHDモデル」です。
なお、「フルHDモデル」の CPU は初期構成では インテル Core M3-6Y30 プロセッサーですが、レビュー機のように インテル Core M5-6Y54プロセッサーにカスタマイズすることができます。
また、ストレージ SSD についても、使い方に合わせたカスタマイズが可能です。
ディスプレイ
レビュー機の『HP EliteBook Folio G1』ディスプレイは 12.5インチワイドディスプレイで、解像度はフルHD(1,920×1,080ドットです。
描画される映像もキレイです。
ディスプレイの映り込み具合を見てみます。
映り込みは気になりません。
次に、視野角を確認してみます。
正面
右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
視野角は広いです。
斜めからの映像もかなり鮮明な印象です。
キーボード&タッチパッド
キーボードのレイアウトです。
『HP EliteBook Folio G1』のキーボードのレイアウトです。
キーボードは、防滴キーボードが採用されています。万が一の水こぼしでも故障防止に役立つようです。
キーストロークは浅くなくちょうど良い感じ。シッカリとした打鍵感もあります。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は 約18.5mm。コンパクトなモバイルノートながら、デスクトップキーボードのピッチ 19mm とほぼ同じです。
キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
また、キーボードは、[F9]キー押下によりバックライトの点灯/消灯を切り替えられます。
キーボード全体としては、スッキリとしたデザインに、タイピングのしやすさや扱いやすさも兼ね備えている印象です。
次がタッチパッド。
タッチパッドは、クリックボタン一体型で、大きさも狭すぎず広すぎず、ちょうど良いサイズです。
スベリも良く反応も良い、扱いやすいタッチパッドです。
また、タッチパッドの淵には、ダイヤモンドカットのデザインが施されていて、照明にキラリと反射し、洗練されたデザインの高さを感じさせてくれます。
なお、タッチパッドの左上をダブルタップすると LED が点灯し、タッチパッドが無効になります。再度ダブルタップすると LED は消灯しタッチパッドが使えるようになります。
HP USB-C トラベル ドック
『HP EliteBook Folio G1』は洗練されたデザインがゆえに?、インターフェースは USB Type-Cポート2基のみの搭載となっています。
オプションの「HP USB-C トラベル ドック」を備えておけば、少ないインターフェースもカバーしてくれます。「HP USB-C トラベル ドック」は、一緒にそろえておきたいところ。
パソコン本体への接続コネクターは、下の写真のようにコード部分を引き出します。
「HP USB-C トラベル ドック」の大きさのイメージです。
トラベル ドックを『HP EliteBook Folio G1』を接続したときのイメージです。
となり同士のポートの距離も干渉しない程度に確保されています。
付属品
『HP EliteBook Folio G1』の本体ほか同梱品一式です。
ドキュメント類としては、「セットアップ手順」「サービスおよびサポートを受けるには」「安心してお使いいただくために」「同梱物リスト」が添付されています。
ドキュメント一式
なお、『HP EliteBook Folio G1』には、標準保証よりワンランク上のサポート「HP Elite Premiumサポート」を利用することができます。
「HP Elite Premiumサポート」は、一つの窓口で操作方法から修理受付まで対応してもらえ、60分以上課題が未解決の場合、マネージャーへのエスカレーションを行い、速やかな課題解決が図られるなど、充実のサポートが受けられます。
フリーダイヤルで電話でき、サポート受付時間も長く、平日で 8:00 ~ 21:00、土曜日も 8:00 ~ 17:30 です。
まとめ
『HP EliteBook Folio G1』は、洗練されたデザインのビジネスモバイルノート。
ビジネスモバイルながらも、そのデザイン性能の高さには、目を惹きつけられます。
性能的にも高いレベルで構成され、仕事からプライベートまで、プレミアムな所有感で使うことができそうです。
『HP EliteBook Folio G1』は、高い性能とモバイル性や堅牢性にくわえ、洗練されたデザインを兼ね備えたモデルといえます。
なお、『HP EliteBook Folio G1』は個人ユーザーも購入することができます。
ラインナップしているモデルや価格などの最新情報は、日本HPの直販サイト「HP Directplus」でチェックしてみてください。
日本HP直販「HP Directplus」公式サイト ⇒ 『HP EliteBook Folio G1』 製品詳細 |