当サイトでは第8世代Core搭載モデル『Inspiron 14 7000 (7472)』の実機レビューを実施しています。レビュー詳細はこちらの記事をご覧ください。 ⇒ Inspiron 14 7000 (7472) 実機レビュー |
デル『Inspiron 14 7000(7460)』の実機レビュー 後編です。
『Inspiron 14 7000(7460)』は、極細ベゼルで優れたデザイン性とモバイル性、そして快適なパフォーマンスも兼ね備えたノートパソコンです。
後編では、ベンチマーク、起動・シャットダウン時間計測などのレビューを行います。
なお、レビューで使用する実機は『Inspiron 14 7000 プレミアム』です。
(後編) ベンチマーク Windows の起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
※記事内容は 2017年1月29日時点のものになります。
ベンチマーク
パソコンの基本性能や、グラフィック性能、ストレージ、バッテリーについての性能を測定します。
基本性能
Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」によるパソコン性能の測定です。
「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。
CPUScore | CPU のスコア |
D3DScore | ゲーム用グラフィックスのスコア |
DiskScore | プライマリハードディスクのスコア |
GraphicsScore | グラフィックスのスコア |
MemoryScore | メモリのスコア |
TimeTaken | 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します) |
WinSATAssessmentState | 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価) |
WinSPRLevel | 基本スコア(SPR:System Performance Rating) |
グラフィック性能
「3DMark」「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」、3つのベンチマークソフトを使ってグラフィック性能を測定します。
まず「3DMark」での測定です。
3DMark では「Ice Storm」「Cloud Gate」「Sky Diver」「Fire Strike」、各シーンの描画の滑らかさをもとにグラフィック性能を測定します。
スコアの高さは描画の快適性を表しています。
デモ映像を見た印象としては、「Ice Storm」「Cloud Gate」は、なめらか描画です。「Sky Diver」ではときどき少しだけカクカクとした描画になることもありますが全然問題ないレベル。「Fire Strike」ではスコアの示す通りコマ送り状態で、動きの速いシーンでは紙芝居に近い状態でした。
次が、「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」の測定結果。
標準品質、解像度 1280×720
最高品質、解像度 1280×720
さいごに、「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」の測定結果。
標準品質(ノートPC)、解像度 1280×720
高品質(ノートPC)、解像度 1280×720
3つのベンチマークソフトでグラフィック性能を測定結果から、『Inspiron 14 7000 プレミアム』のグラフィック性能は、CPU 内蔵のグラフィックスながら まずまずの印象です。
CPU、メモリ、ストレージなど、個々のパーツの性能がシステム全体としてのグラフィック性能をアップさせているものと考えられます。
ヘビーなゲームでは快適性が低減するものの、高度なグラフィックス処理を伴わないライトなゲームのプレイや、写真や動画編集も趣味としての編集なら快適に楽しめそうです。
ストレージ
ストレージのベンチマークです。
レビュー機の『Inspiron 14 7000 プレミアム』に搭載されているストレージは、ADATA製の SSD で、容量は 256GB です。
ストレージのドライブ構成は次のようになります。
ストレージのデータ転送速度です。
SSD が搭載されていると、数字が示す通り Windows や アプリの起動も高速です。
バッテリー
『Inspiron 14 7000 プレミアム』に搭載されているバッテリーの性能を測定してみます。
測定は、次の条件で周期的にバッテリーの残量を測定しバッテリー駆動時間を算出します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル
バッテリーの残量は、大よその数字で 1時間当たり 約 20% ずつ減少しています。
バッテリーによる駆動は 4時間50分経過後、Windows がバッテリー不足を検知し、パソコンはスリープ状態になりました。
バッテリーをたくさん消費する条件での測定結果からすると、モバイルしながらインターネット閲覧やメールなどに使っても、かなりの時間バッテリー駆動できそうです。
ただし、実際の使用にあたっては、測定環境や条件などによりバッテリーの駆動時間は変動しますので、参考値としてください。
Windows の起動・シャットダウン時間計測(動画に収録)
『Inspiron 14 7000 プレミアム』の Windows 起動時間とシャットダウン時間は、次のとおりです。
・起動 : 19.3秒
・シャットダウン : 10.2秒
Windowsの起動とシャットダウンの様子を動画に収録しました。
起動・シャットダウン時間を感覚でイメージできるので参考にどうぞ!
搭載ソフトウェア
『Inspiron 14 7000 プレミアム』に搭載されている主なソフトウェアです。
Windows標準のソフトのほか、デルのサポート関連ソフトウェア、ウィルス対策ソフトなどが搭載されています。
「Dell Help & Support」には、Windows 10 の操作方法、ワイヤレスや周辺機器への接続方法などを参照することができ、はじめて Windows 10 を使うときでもあんしんです。
Dell Help & Support
また、サウンド・チューニングソフト「WaveMaxxAudio」もインストールされています。
WaveMaxxAudio サウンドの印象としては、音域の広さ、音の広がりなど、全体的にはグッドな印象です。
とくに、ヘッドホンで聞くと、かなり高音質のサウンドが楽しめます。ヘッドホンにもよりますが、通常レベルのヘッドホンなら楽しめると思います。
付属品
『Inspiron 14 7000 プレミアム』の本体ほか同梱品一式です。
ドキュメント類としては、「クイックスタートガイド」「安全および認可機関に関する情報」が同梱されています。いずれもマルチ言語版です。
まとめ
『Inspiron 14 7000』は、極細ベゼルのコンパクトなサイズの 14型ノートPCです。
天板のエッジに施されたダイヤモンドカットのデザインはプレミアムなイメージを感じさせてくれます。
また、優れたデザインにくわえ、高いモバイル性や快適なパフォーマンスも兼ね備えている印象です。
「XPS 13」の 14インチモデルの印象もありますが、14インチノートとしては「XPS 13」と同じように完成度の高いモデルです。
性能や機能、使いやすさなど、価格とのバランスを鑑みても、コストパフォーマンスにも優れているといえます。
『Inspiron 14 7000』シリーズにラインナップしているモデルや価格などの最新情報については、デル直販サイト「デルオンラインストア」でチェックしてみてください。
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