デル『Inspiron 15 5000(5583)』レビュー 高コスパで快適に使える 15.6型スタンダードノートPC

 

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貸出機材提供:デル・テクノロジーズ株式会社

Inspiron 15 5000 (5583) 真正面

デル『Inspiron 15 5000 (5583)』の実機レビューです。

『Inspiron 15 5000 (5583)』はシンプルながらスタイリッシュなデザインで快適に使える性能を備えた 15.6型スタンダードノートPC です。

基本性能がシッカリとおさえられており性能バランスもグッド、快適なパフォーマンスで動作も軽快です。

■Inspiron 15 5000 (5583) の特徴

  • スタイリッシュデザイン
  • 快適パフォーマンスで性能バランスがいい
  • DVDドライブを標準搭載
  • ラインナップモデルのバリエーションが豊富

レビューでは、前半で外観デザイン、ディスプレイ、キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能レビューを行います。

背面側(向かって斜め左)

レビュー内容は 2019年7月2日時点のものです。

 

スペック構成

『Inspiron 15 5000 (5583)』には、CPU・ストレージ・グラフィックスなどのスペックの違いにより「スタンダード」「プレミアム」「プラチナ」などのモデルがラインナップしています。

OS Windows 10 Home (64bit)
CPU ■第8世代インテル Core i3-8145U プロセッサー
■第8世代インテル Core i5-8265U プロセッサー
■第8世代インテル Core i7-8565U プロセッサー
メモリ ■4GB(4GB×1), DDR4, 2666MHz
■8GB(8GB×1), DDR4, 2666MHz
ストレージ ■1TB HDD (SATA, 5400rpm)
■256GB M.2 PCIe NVMe SSD
■128GB SSD (M.2 PCIe NVMe)+ 1TB HDD (SATA, 5400rpm)
ディスプレイ 15.6-インチ FHD (1920 x 1080) 非光沢 LED-バックライト 非 タッチ ディスプレイ
グラフィックス ■インテル UHD グラフィックス 620(CPUに内蔵)
■NVIDIA GeForce MX130 (2GB GDDR5)
LAN Realtek RTL8107E Ethernet controller (10/100 Mbps)
ワイヤレス 802.11ac 1×1 WiFi & Bluetooth
カメラ、マイク ワイドスクリーンHD(720p)Webカメラ、デュアル デジタル マイク アレイ付き
本体カラー ■ブラック
■プラチナ シルバー
本体サイズ(W×D×H) 380.0×258.0×19.4 mm~22.6 mm
質量 約 2.17 kg
価格(税込・配送料込) 74,498円~

※価格は 2019年6月29日時点のクーポン適用前の価格。

レビューで使用するのは「プラチナ(SSD+HDD・Geforce MX130搭載)」です。

■プラチナ(SSD+HDD・Geforce MX130搭載)の基本スペック
Core i7/8GBメモリ/128GB SSD+1TB HDD/NVIDIA GeForce MX130

モデルごとの価格・クーポンなどの最新情報はデルオンラインストアをご確認ください。

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外観チェック

シンプルでスタイリッシュなデザイン

『Inspiron 15 5000 (5583)』はシンプルでスタイリッシュなデザインです。

正面(向かって斜め右)

背面側(向かって斜め右)

プラチナシルバーはスタイリッシュ感をアップさせてくれるカラーです。

天面(その1)

天面(その2)

天面(その3)

天面はサラサラとしていて質感もグッドです。指紋や皮脂の跡も目立ちません。

天面の上部なかほどにあるキーボード面とのスキマに親指がかかることで天面も開きやすくなっています。

天面(その4)

底面部をチェックします。

底面側(その1)

底面側(その2)

底面部は「ユニボディ」といわれる一つのユニットで構成されています。パーツの継ぎ目を極力排除し剛性を重視した構造で、見た目もスッキリしています。

素材は樹脂(プラスチック)製ですが剛性もシッカリとしています。

ゴム足は細長い形状で四隅に実装されています。本体の安定性は良好です。

排気口はキーボード奥に実装されています。

排気口
矢印の指すところが排気口

ヒンジのトルクは ほど良い感じで天面の開け閉めもスムースです。タイピング中でも画面がグラつくこともありません。

ヒンジ(外側)

必要十分なインターフェース

『Inspiron 15 5000 (5583)』には 必要十分なインターフェースが実装されています。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①電源アダプタポート
②USB 3.1 Gen 1(Type-C)ポート
③HDMI ポート
④ネットワークポート
⑤USB 3.1 Gen 1 ポート×2
⑥ヘッドセットポート

LANポートは部分開閉式です。カバーを開くようにして LANコネクタを挿し込みます。

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑦SD カードスロット
⑧USB 2.0 ポート
⑨オプティカルドライブ(DVDドライブ)
⑩セキュリティ ケーブル スロット

SDカードスロットは抜き差し方式です。SDカードを挿入したときカードが少し出っ張ります。

SDカードスロット
SDカードをシッカリ挿し込んだ状態

DVD ドライブが搭載されているので、DVD での映画鑑賞のほか DVDへのデータバックアップもできます。

DVD ドライブ

電源ボタンは、キーボードの右奥にあります(LEDは内蔵していません)。

電源ボタン

電源ボタンには指紋センサーが内蔵されています。

指紋センサー

指紋認証情報を登録しておけば指先を指紋センサー(電源ボタン)に軽くふれるだけでパスワードを入力することなく Windows にサインインできます。

スピーカーは底面部 前面側の左右に実装されています。

スピーカー
矢印の指すところがスピーカー

カメラとマイクです。

カメラとマイク

本体のサイズや重量は標準的

本体の大きさのイメージです。本体の上には A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ

本体を閉じたときのゴム足を含めた高さのイメージです。

本体の高さ
『Inspiron 15 5000 (5583)』の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CD の厚さは 10mm)

高さは CD ケース(通常サイズ)2枚より若干厚みがある程度で実測値は 22mm(最薄部)~26mm(最厚部) です。

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重量は 2,204g。電源アダプターと電源コードの重量は、それぞれ 220g、102gです。

本体の重さ

本体のサイズや重量感は 15.6インチのスタンダードノートとしては標準的です。

なお、電源アダプターの最大出力は 65W (19.5V, 3.34A)。大きさは手のひらサイズです。

電源アダプターの大きさイメージ

 

ディスプレイ

青みが強めのフルHD液晶

『Inspiron 15 5000 (5583)』のディスプレイは 15.6型 フルHD 非光沢液晶です。

描画される映像は高精細です。

ディスプレイに描画された映像(ハイビスカス)

ただ、青みが強く、i1Display Pro で計測したトーンカーブをみても青みが強めに描画されるという結果でした。写真編集などで色の再現性を求めるならチェックが必要です。

トーンカーブ

とはいえ、ネット検索やメールなどふだん使いのほか映画や動画を気軽に楽しむ際には、とくに気になることはないでしょう。

映り込みの少ない非光沢液晶

ディスプレイの映り込み具合を見てみます。

画面映り込み(電源オフ時)

画面映り込み(電源オン時)

非光沢液晶なので映り込みはかなり低減されています。映り込みが気になることはないと思います。

視野角はそれなり

視野角を確認します。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から45度の角度

上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度

視野角は水平方向/垂直方向ともにそれなりです。とくに、垂直方向は斜めから見るほど白みがかって見えます。

ディスプレイを開くことができる最大角度は、ノートパソコンとしては充分といえる範囲をカバーしています。

ディスプレイを開くことのできる最大角度

 

キーボード&タッチパッド

キーボードの扱いやすさはまずまず

『Inspiron 15 5000 (5583)』のキーボードのレイアウトです。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キーボードのレイアウトは標準的ですが、[Enter]キーや[Back space]キー、右[Shift]キーの左のキーは隣接しています。

キーボードレイアウトのクセ

Inspiron ノートパソコンの定番ともいえるレイアウトで初めのうちは扱いにくさを感じるかもしれませんが、慣れてくれば扱いにくさはなくなると思います。

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ 19mm。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

見た目はせまく感じるかもしれませんが、両手をホームポジションに置くとゆったりとした感じで窮屈さはありません。

キーストロークは若干浅い感じもありますがシッカリとした打鍵感でタイピングできます。(深めのキーストロークを好むユーザーには物足りなさを感じるかも)

キーストローク

キートップの形状はフラット。サラサラとした質感で指先のフィット感は良好です。

キートップ

パームレストの素材は樹脂製(プラスチック)ですが、サラサラとした感触で質感も良好です。

パームレスト

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

いたってふつうのタッチパッドですが、手触り感も良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。全体的に扱いやすい印象です。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

タイピング中に手のひらがタッチパッドに触れてもタップ操作と認識することはありませんでした。

 

ベンチマーク

ベンチマークでは、レビューで使用している『Inspiron 15 5000 (5583)』プレミアム(SSD+HDD搭載)モデルの基本性能にくわえ CPU・グラフィック・ストレージ性能のほか、バッテリー性能や総合的なパフォーマンスを測定します。

基本性能

パソコンの主要パーツの性能レベルを客観的に評価する「PASS MARK PerformanceTest 9.0」を使用して、パソコンの基本性能を測定します。

PASS MARK PerformanceTest 9.0

PASS MARK PerformanceTest 9.0 スコア

「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測されたスコアは、全世界のパソコンがアップロードしたスコアと比較、Percentile(パーセンタイル)の数値から自分のパソコンの性能レベルを客観的に把握することができます。

上記の測定結果を例にすると、トータル性能を示す「PassMark Rating」のスコア「3848.4」のパーセンタイルは「76th Percentile」で、計測を行った他のパソコン 76% よりも上位のスコアという意味です。

別な言い方をすると、「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測しスコアをアップロードした全世界のパソコンのなかで、上位のスコアから 24%(100% - 76%)に位置するスコアということです。

ベンチマークの結果を見ると、『Inspiron 15 5000 (5583)』プラチナ(SSD+HDD・Geforce MX130搭載)モデルの基本性能は、ゲーミングPC のように超ハイスペックなパソコンが混在するなかでも上位クラスに迫るスコアです。

※ Percentile は測定時期により多少変動します。

CPU性能

「CINEBENCH R15」を使って、CPU性能を測定します。

CINEBENCH 測定結果

レビュー機『Inspiron 15 5000 (5583)』の CPU にはインテル Core i7-8565U プロセッサーが搭載されています。

参考までに、以前レビューした別機種に搭載されていた「インテル Core i5-8265U プロセッサー」のスコアと比較します。

Core i7-8565U Core i5-8265U
OpenGL 75.30 fps 44.28 fps
 Ref.Match 99.6 % 98.0 %
CPU 592 cb 524 cb
CPU (Single Core) 172 cb 152 cb
 MP Ratio 3.44 x 3.45 x

『Inspiron 15 5000 (5583)』には、Core i5 を搭載したモデルもラインナップしています。

性能差はそれなりにあるので、モデルを選ぶときの参考にしてください。

使い方にもよりますが、筆者が選ぶなら価格差も少ないので「Core i7」搭載モデルを選びます。

グラフィック性能

グラフィック性能は以下のゲーム系ベンチマークソフトを使って測定します。

■3DMark
■ドラゴンクエストX
■ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
■ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ
■ファイナルファンタジーXV

3DMark

3DMark のベンチマーク結果です。

3DMark

各テストの内容は以下のとおり。

Cloud Gate ホームPCやノートPC向けで DirectX 10 を想定したグラフィックス性能テスト
Night Raid DirectX 12 を使用したモバイルPCなど低スペックPC向けのグラフィックス性能テスト
Sky Diver DirectX 11 を使用したミドルレンジ・ゲーミングノート向けのグラフィックス性能テスト
Fire Strike DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト
Time Spy DirectX 12 を使用したゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストX ベンチマークの結果です。

ドラクエベンチマーク(標準品質、解像度 1280×720)
標準品質、解像度 1280×720

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1280×720)
最高品質、解像度 1280×720

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークの結果です。

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 高品質(ノートPC)
高品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 最高品質
最高品質、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマークの結果です。

ファイナルファンタジー 漆黒のヴィランズ 高品質(ノートPC)
高品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 漆黒のヴィランズ 最高品質
最高品質、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジーXIV

ファイナルファンタジーXIV ベンチマークの結果です。

ファイナルファンタジーXV 軽量品質 解像度 1280×720
軽量品質 解像度 1280×720

 

上記の測定結果をみると、『Inspiron 15 5000 (5583)』プラチナ(SSD+HDD・Geforce MX130搭載)モデルのグラフィック性能レベルはスタンダードノートパソコンとして高い性能レベルです。

ミドルレンジクラスのゲームタイトルや趣味としての写真・動画編集なども快適にこなせる性能レベルです。

ストレージ

レビュー機の『Inspiron 15 5000 (5583)』のストレージは、128GB SSD (M.2 PCIe NVMe)+ 1TB HDD (SATA, 5400rpm) のデュアルドライブ構成です。

それぞれのドライブのデータ転送速度を計測します。

システムドライブ(Cドライブ)に割り当てられている SSD のデータ転送速度です。

データ転送速度(SSD)
データ転送速度(SSD)

PCIe/NVMe 対応なので、Windows やアプリの起動などストレージへのアクセスは体感的にも爆速です。

Dドライブに割り当てられている HDD のデータ転送速度です。

データ転送速度(HDD)
データ転送速度(HDD)

5400回転/分の HDD としてはデータ転送速度は意外に高速です。

SSD と HDD のデュアルドライブ構成は、Windows や アプリは SSD から素早く起動でき、写真・動画などサイズの大きいデータは HDD にたくさん保存することができる、ストレージとしてコストパフォーマンスに優れた構成です。

ストレージのデータ転送速度は全体的に満足できるスコアで、実際の使用感としても Windows や アプリの起動も高速で動作も軽快です。

総合的なパフォーマンス

「PCMark 8」および「PCMark 10」を使用して、PCのアプリケーション実行における総合的なパフォーマンスを測定します。

PCMark 8(Home Test)

家庭での利用を想定したテストです。

PCMark 8 Home Test スコア

PCMark 8 Home Test スコア比較PCMark 8(Home Test) OpenCL対応の Accelerated にて測定
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 8(Creative Test)

クリエイティブな利用を想定したテストです。

PCMark 8 Creative Test スコア

PCMark 8 Creative Test スコア比較PCMark 8(Creative Test) OpenCL対応の Accelerated にて測定
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 10 Extended

PCMark 10 Extended は、以下の 4つの Test Group のテストを実施します。
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

■Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
■Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
■Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
■Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

PCMark 10 Extended スコア

PCMark 10 Extended スコア比較OpenCL対応の Accelerated にて測定

 

レビュー機『Inspiron 15 5000 (5583)』プラチナ(SSD+HDD・Geforce MX130搭載)モデルの総合的なパフォーマンスは、スタンダードノートながら高いレベルの性能を備えています。

とくに、PCMark 10 Extended の結果を見てわかるとおり性能バランスがよく、ふだん使いからオフィスソフトなどを使った表計算や文書作成のほか、写真・動画編集やゲーミングなど、いろいろなシーンで快適なパフォーマンスが期待できそうです。

 

バッテリー

『Inspiron 15 5000 (5583)』に搭載されているバッテリーの性能(駆動時間)を測定します。

■駆動時間
バッテリーでの駆動時間は次の条件で計測します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

バッテリー駆動時間の測定結果は以下のようになります。

バッテリー残量グラフ

バッテリー駆動時間 6時間 52分

持ち歩きの少ない15.6インチノートながらバッテリー駆動時間が 約7時間は優秀です。

実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので、参考値としてください。

 

RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測

RAWデータ現像と動画エンコードの処理時間を計測します。

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector 7
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・RAWデータ 50ファイルを一括書き出し
・プリセット等 編集は適用しない
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理時間

出力先(SSD) 1分 4秒2
出力先(HDD) 1分 4秒5

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector for Dell(Ver 15)
(プリインストールソフトウェア)

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理時間

出力先(SSD) 3分 42秒9
出力先(HDD) 3分 44秒6

 

RAWデータ現像・動画エンコードともに、処理性能はまずまずです。

ハイスペックPC にくらべ処理時間はかかるものの待ちのストレスは感じないと思います。

 

駆動音・表面温度

駆動音については、負荷のかかる処理になると排熱のため「サーッ」というファンの回転音(排気音)がわずかに大きくなりますが、耳ざわりに感じるほどではありません。

平常時は静かである点や高負荷時でも排気音はそれほど大きくならないので駆動音については気にしなくてもよいと思います。

また、本体の表面温度については、負荷のかかる処理中は、キーボード奥 ヒンジのあいだの排気口近くが温かくなります。

キーボード上は手のひらを置いてみて少し温かさを感じる程度でタイピングに影響はありませんしパームレストは本体内部の熱の影響がないので不快に感じることはないでしょう。

キーボードの表面温度(単位:℃)

本体の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

サウンド チェック

『Inspiron 15 5000 (5583)』には サウンドユーティリティソフト「MaxxAudio Pro」がプリインストールされています。

サウンドに合わせたプリセットが数多く設定されているほか、スピーカーやヘッドフォンなどサウンドを再生する機器に合わせて、お好みのサウンドにチューニングすることもできます。

MaxxAudio Pro サウンドユーティリティソフト
MaxxAudio Pro サウンド ユーティリティソフト

サウンドを実際に聴いてみた印象としては・・・

■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域をカバーした高音質サウンド。
カジュアルに高音質サウンドを楽しめる。

■ヘッドホン
低音域が増幅されてサウンド全体に厚みが増し迫力もアップする。
重低音のきいたサウンドを楽しむなら、ヘッドホンがおすすめ。

 

Windows の起動・再起動時間計測

Windows の起動時間、再起動時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動
1回目 16.5秒 37.5秒
2回目 16.4秒 38.2秒
3回目 16.5秒 38.7秒
4回目 16.5秒 38.2秒
5回目 16.4秒 38.5秒
平均 16.5秒 38.2秒

起動、再起動ともに処理時間は早いです。再起動は若干時間がかかるようですが待ち時間のストレスは感じません。

 

搭載ソフトウェア

『Inspiron 15 5000 (5583)』に搭載されている主なソフトウェアです。(クリックで拡大表示できます)

主なソフトウェア

Windows標準のソフトのほか、Dell サポート関連ソフトやマルチメディアコンテンツの統合パッケージ「CyberLink Media Suite Essentials」、セキュリティソフト「マカフィー リブセーブ」などがインストールされています。

CyberLink Media Suite には動画編集ソフトや DVD再生ソフト、ライティングソフトが含まれていて DVDドライブを活用したマルチメディアが楽しめます。

CyberLink Media Suite
CyberLink Media Suite Essentials

 

付属品

『Inspiron 15 5000 (5583)』の本体ほか同梱品一式(電源アダプター、電源コード、ドキュメント類など)です。

『Inspiron 15 5000 (5583)』本体セット

マニュアル類は簡易的でかんたんな内容が記載されている程度ですが、製品の使い方や取り扱いに関する詳細な情報はデル公式サイトで公開されています。

 

まとめ

以上、『Inspiron 15 5000 (5583)』のレビュー記事をお届けしました。

『Inspiron 15 5000 (5583)』はシンプルでスタイリッシュなデザインの 15.6インチノートPC です。

レビュー機のプラチナ(SSD+HDD・Geforce MX130搭載)モデルは、スタンダードノートパソコンとして高い性能レベルで、ミドルレンジクラスのゲームタイトルや趣味としての写真・動画編集なども快適に楽しめそうです。

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント
・シンプルでスタイリッシュなデザイン
・性能レベルは意外と高い
・軽快な動作でパフォーマンスも快適
・DVDドライブを活用したマルチメディアが気軽に楽しめる

残念なポイント
・液晶の鮮やかさがいまひとつかも

価格がクーポン適用で税込5万円台からと意外にリーズナブルな点も魅力で、高コスパなスタンダードノートPCといえます。(価格は記事執筆時点)

ラインナップしているモデルの価格やクーポン割引率などの最新情報は、デル直販サイト「デルオンラインストア」をご確認ください。

 

デル直販「デルオンラインストア」公式サイト

 

 

Inspiron 15 5000 (5583) 正面

 

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