デル『New Inspironスモールデスクトップ (3268)』の実機レビュー 前編です。
『New Inspironスモールデスクトップ』は、スリムな筐体で省スペースにも置けるデスクトップPCです。
スリムな筐体に第7世代インテル Core プロセッサーを搭載、エントリークラスからミドルレンジクラスまでカバーできるラインナップで、コストパフォーマンスにも優れたモデルです。
前編では、外観などのデザインや、スペック、本体内部についてのレビューを行います。
(後編) ベンチマーク Windows の起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
※レビュー内容は 2017年10月3日時点のものになります。
<参考>
『New Inspironスモールデスクトップ』は、CPU、メモリなどのスペック構成により、「スタンダード」「プレミアム」「プラチナ」など、いくつかのモデルがラインナップしています。
今回レビューを行うのは、「スタンダード」(Core i3 / 4GBメモリ / 1TB HDD)です。
外観について
『New Inspironスモールデスクトップ』のデザインは、マットなブラックのボディに、光沢のフロントパネルとシルバーのエッジがスタイリッシュさを感じさせてくれる印象です。
前後から見てみます。
左右から見た画像です。
本体正面に向かって左側
本体正面に向かって右側
上面側と底面側です。
ゴム足は細長い形状で、前後2箇所ずつ、四隅に実装されています。
正面側ゴム足
背面側ゴム足
本体の大きさのイメージです。ティシューボックスと大きさを比べてみます。
比較画像で分かるように、本体の大きさはスリムでコンパクトです。
スペックについて
レビューに使用した実機『New Inspironスモールデスクトップ』(スタンダード)のスペックです。
OS | Windows 10 Home 64ビット 日本語 |
CPU | 第7世代 インテル Core i3-7100 プロセッサー |
メモリ | 4GB, DDR4, 2400MHz |
ストレージ | 1TB HDD (64MB キャッシュ) 7200RPM SATA 6Gb/s |
光学ドライブ | Tray load DVD ドライブ (Reads and Writes to DVD/CD) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 630 |
ワイヤレス | 802.11bgn + Bluetooth 4.0, 2.4 GHz, 1×1 |
インターフェース | ■正面側 Multi-Cardリーダー、オーディオ・コンボ・ジャック、USB 3.0ポート×2、光学ドライブ(DVD ドライブ) ■背面側 ライン入力/出力およびマイク入力、VGAポート、HDMIポート、USB 2.0ポート×4、ネットワークポート、拡張カードスロット、電源コネクター |
キーボード&マウス | Dell KB216 マルチメディア キーボード (日本語)ブラック(USB接続)、デル 光学 マウス-MS116 ブラック(USB接続) |
本体サイズ(W×D×H) | 約92.6×314.5×290 mm(縦置き) |
本体質量 | 約 4.4 kg |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリ
メモリスロット#1
グラフィックス(GPU)
レビュー機の「スタンダード」モデルのスペック構成はエントリークラスですが、全体的には、基本性能がシッカリと搭載されている印象です。
インターフェース
『New Inspironスモールデスクトップ』のインターフェース類を見てみます。
前面側には、「Multi-Cardリーダー」、「オーディオ・コンボ・ジャック」、「USB 3.0ポート」、「光学ドライブ(DVD ドライブ)」が実装されています。
電源ボタンは LED 内蔵です。
また、光学ドライブへメディアをセットする向きは左側になります。
つぎに、背面側のインターフェースを見てみます。
背面側に実装されているインターフェース類は、次のとおりです。
・ライン入力
・ライン出力
・マイク入力
・VGAポート
・HDMIポート
・USB 2.0ポート×4
・ネットワークポート
・拡張カードスロット
・電源コネクター
本体内部
『New Inspironスモールデスクトップ』の本体内部を見てみます。
サイドカバーは、2本のネジを外せば簡単に開けることができます。
ネジを外した後、サイドカバーを後ろ側へ軽く引き上げます。
サイドのカバーを外した後の本体内部の全体写真です。
CPU の実装エリアです。
拡張カードの実装エリアです。
上段:PCI Express x1、下段:PCI Express x16
電源ユニットです。
電源の最大出力ワット数は 180Wです。
サイドカバーの裏には、3.5インチ HDD や光学ドライブへのアクセス手順が記載されています。
手順に沿って、HDD や光学ドライブを取り外すと、メモリの実装エリアへアクセスできます。
レビュー機の「スタンダード」のメモリ搭載量は 4GB。1スロット空いており、自身でのメモリ増設や、ストレージを HDD から SSD へ換装することもできそうです。(ストレージの増設はベイがないため基本的に不可)
なお、メモリ増設やストレージの換装については自己責任でお願いします。
キーボード&マウス
『New Inspironスモールデスクトップ』に同梱されているキーボードとマウスは、標準構成ではUSB有線接続です。
キーボードのレイアウトです。
キーボードは、ゆるやかな傾斜が付いていますが、折りたたみ式のスタンドを立てることで、さらに傾斜をつけることができます。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は 約19mm。
フルサイズで、ゆとりあるレイアウトです。
なお、キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
キーボードに両手を置いたときのイメージです。キーピッチにゆとりがあり、両手をホームポジションに置いたときの感覚も良好です。
キーストロークは深めで、シッカリとした打鍵感がありタイピングしやすいです。
キートップ(キー表面)の形状は指先に合わせて少し湾曲しており、少しザラザラとした感触です。指先のフィット感は良好です。
続いて、マウス。
マウスは丸みのある形状で、手のひらにフィットします。
キーボードとマウスの全体的な使用感はおおむね良好です。タイピングもしやすいですし、マウスも扱いやすいです。
ただ、有線接続の場合、デスク上の物にケーブルが引っかかったりするので、個人的にはわずらわしさを感じます。キーボードとマウスは、ワイヤレスにしたいところです。
レビュー前編は以上です。
後編では、『New Inspironスモールデスクトップ』(スタンダード)の機能・性能についてレビューしています。
デル オンラインストア 公式サイト ⇒ inspiron-3268-desktop(2017/4/18発売) |