デル『New XPS 13』展示モデルのレビューです。
『New XPS 13』は、最新OS Windows 10 と 最新CPU 第6世代インテル Core プロセッサー(開発コード名:Skylake)を搭載した 13.3型モバイルノートPCです。
展示モデルを見た感想を含め、『New XPS 13』の特徴などをメモしておきます。
『New XPS 13』の特徴 主要スペック まとめ |
『New XPS 13』の特徴
狭額縁のフレームレス
『New XPS 13』の特徴は、なんといってもフレームレス!
ベゼル(ディスプレイのフレーム枠)の幅は、わずか 5.2mm!
狭額縁のディスプレイは、「InfinityEdge ディスプレイ」というネーミングで、この InfinityEdge ディスプレイが 13.3インチのディスプレイでありながら、本体のサイズ 11インチを実現しています。
ベゼル幅がとても薄いので、WEBカメラの搭載場所も独特です。
Windows 10 & 第6世代インテル Core 搭載
『New XPS 13』には、最新OS Windows 10 と 最新CPU 第6世代インテル Core プロセッサー・ファミリーが搭載されています。
Windows 10 は、スタートメニューが復活、スタートメニューとスタート画面が融合したことで、とても使いやすく改善されていて、新しいブラウザの「Edge(エッジ)」や「仮想デスクトップ」の搭載、グラフィック処理系のパフォーマンス・アップなど、新機能の搭載や性能の改善も図られています。
また、第6世代インテル Core プロセッサー (開発コード名:Skylake) は、Windows 10 向けに最適化された CPU で、インテルの公式サイトによると、5年前の PC との比較では、約2.5倍のパフォーマンスと 約3倍のバッテリー駆動時間を達成しているそうです。
Windows 10 と第6世代インテル Core プロセッサーの組み合わせで、より高いパフォーマンスが期待できます。
高いモバイル性
モバイルノートとしては、性能も重要ですが、持ち運びやすさも大切な評価ポイントです。
『New XPS 13』の本体のサイズは、幅304×奥行き200×高さ9~15 mm。
13.3型のディスプレイサイズでありながら、本体は 11型サイズであることは上述したとおりです。
実際に比較対象として、A4サイズの大きさを見てみると 幅297×縦210 mm。
いかに『New XPS 13』がコンパクトなサイズであるかが分かります。
質量を見ても、タッチ対応ディスプレイで 1.29kg。
実際に手に取ってみても、その軽さを実感することができます。
そして、バッテリーの持続時間は最大18時間。ほぼ 1日中、電源コンセントを気にすることなくバッテリー駆動で使うことができます。
また、『New XPS 13』のボディには、アルミフレームとカーボンファイバ素材が採用されており、堅牢性を高めつつ、デザイン的にもカッコよく仕上げられています。
ゴールドとシルバーの2カラーがラインナップ
パームレストは見た目にも質感が高く、使用感としても高評価です。
画面がキレイ
『New XPS 13』のディスプレイに描画される映像は、高精細でキレイです。
ディスプレイの解像度は、フルHD(1920×1080)と QHD+(3200×1800)の2種類がラインナップ。
写真の左側の機種がフルHD、右側が QHD+です。
どちらもキレイに描画されているのが分かると思います。
実際に2台並べて、細部の細かい描画や色調を見くらべると、やはり QHD+ のほうがキレイですね。
キーボード&タッチパッド
キーボードのタッチもやわらかく入力しやすいです。
本体がコンパクトサイズでも、キーボードは、使いやすくデスクトップのキーボードと同じような感覚で扱うことができます。
サイズもデスクトップのキーボードと同等のサイズなので打ちやすく、キーピッチ(キーの中心から隣りのキーの中心までの距離)やキーストローク(キーを押せる深さ)も、ちょうど良い感じで使うことができます。
タッチパッドもかなり大きめのサイズで扱いやすいのです。
ただ、クリックボタンと一体型になっているので、扱いやすさについては、好みが分かれるかも。
インターフェース
コンパクトサイズながらも、USB、カードリーダーなど、最低限のインターフェースは搭載されています。
まず、本体右側を見てみます。
手前側から「スピーカー」「メディアカードリーダー」「USB 3.0(Powershare対応)」「セキュリティケーブルスロット」が搭載されています。
つぎに、本体左側を見てみます。
手前側から「スピーカー」「バッテリー充電ステータスボタン・ライト」「ヘッドセットポート」「USB 3.0」「Thunderbolt 3 / USB3.1 Type-Cポート」「電源アダプタポート」が搭載されています。
HDMI専用のポートは搭載されていませんが、「Thunderbolt 3 / USB3.1 Type-Cポート」に、「USB Type-C 映像信号 → HDMI変換アダプター」をつなげば対応可能です。
使い方や予算に合わせた機種がラインナップ
『New XPS 13』には、「スタンダード」「プレミアム」「プラチナ」がラインナップ。
機種により、CPU、メモリ容量、ストレージ SSD容量、ディスプレイ解像度・タッチ対応など、スペック構成に違いがありますが、
ここでは、スタンダードモデルのスペック構成を紹介します。
OS | Windows 10 Home 64ビット 日本語 |
CPU | 第6世代インテル Core i5-6200U (3M キャッシュ, 最大 2.8 GHzまで可能) |
メモリ | 4GB LPDDR3 1866MHz |
ストレージ | 128GB SSD |
光学ドライブ | なし ※USB対応の外付けDVDドライブなどで対応可能です。 |
ディスプレイ | 13.3 インチ FHD AG (1920 x 1080) InfinityEdge ディスプレイ |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 520 |
ワイヤレス | DW1820A 2×2 802.11ac 2.4/5GHz + Bluetooth4.1 ※高速無線LANにも対応しています。 |
Webカメラ | ワイドスクリーンHD(720p)Webカメラ、デュアルデジタルアレイマイク ※アレイマイクとは、複数個のマイク素子が並んでいるデバイスという意味で、必要な音だけを聞き取ることができるマイクです。 |
バッテリー駆動時間 | 最大18時間 |
本体サイズ(W×D×H) | 304×200×9-15 mm |
本体質量 | 約1.20 kg |
本体カラー | シルバー / ゴールド(新色) |
Office | なし(カスタマイズ可) |
※2015年12月1日時点
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『New XPS 13』、コンパクトで高性能なフレームレス・モバイルノートPCです。
デザイン的にもカッコよく、狭額縁のディスプレイや、そこに描画されている映像のキレイさ、そしてキーボードの使いやすさなど、とても完成度の高いモバイルノートといえます。
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⇒New XPS 13 (2015/10/20発売)