マウスコンピューター『MB-F575SN1-SH2』実機レビュー 第7世代Core i7搭載のパワフル・スタンダードノート(後編)

 

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貸出機材提供:株式会社マウスコンピューター

マウスコンピューター『MB-F575SN1-SH2』の実機レビュー 後編です。

『MB-F575SN1-SH2』は、15.6型のスタンダードノートPCながら、パワフルな性能を備えたモデルです。

後編では、各種ベンチマーク、起動・シャットダウン時間計測などのレビューを行います。

MB-F575SN1-SH2 背面側(その3)

【 目 次 】
(前編)
外観について
スペックについて
ディスプレイ
キーボード&タッチパッド
(後編)
ベンチマーク
Windows の起動・シャットダウン時間計測(動画に収録)
搭載ソフトウェア
付属品
まとめ

実機はマウスコンピューターからの貸出機です。また、レビュー内容は 2017年5月31日時点のもので、実機の製品仕様・販売価格については変更される場合があります。

 

ベンチマーク

『MB-F575SN1-SH2』の基本性能や、グラフィック性能、ストレージ、バッテリーについての性能を測定します。

基本性能

Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」によるパソコン性能の測定です。

WinSat スコア

「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。

CPUScore CPU のスコア
D3DScore ゲーム用グラフィックスのスコア
ただし、従来のゲーム用グラフィックスのスコアのため Windows 10では計測対象外(9.9というスコアは無視)
DiskScore プライマリハードディスクのスコア
GraphicsScore グラフィックスのスコア
MemoryScore メモリのスコア
TimeTaken 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します)
WinSATAssessmentState 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価)
WinSPRLevel 基本スコア(SPR:System Performance Rating)

グラフィック性能

「3DMark」「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」、3つのベンチマークソフトを使ってグラフィック性能を測定します。

まず「3DMark」での測定です。

3DMark では「Ice Storm」「Cloud Gate」「Sky Diver」「Fire Strike」、各シーンの描画の滑らかさをもとにグラフィック性能を測定します。

スコアの高さは描画の快適性を表しています。

3DMark

測定前に流されるデモ映像を見たイメージとしては、次のような印象でした。

Ice Strom なめらか描画
Cloud Gate なめらか描画
Sky Diver 全体的にはなめらか描画。動きの速いシーンでは少しカクカクとした描画になるが気にならないレベル
Fire Strike コマ送り描画

次が、「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」の測定結果。

ドラクエベンチマーク(標準品質、解像度 1280×720)
標準品質、解像度 1280×720

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1280×720)
最高品質、解像度 1280×720

さいごに、「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」の測定結果。

ファイナルファンタジー 標準品質(ノートPC)標準品質(ノートPC)、解像度 1280×720

ファイナルファンタジー 高品質(ノートPC)高品質(ノートPC)、解像度 1280×720

3つのベンチマークソフトを使ったグラフィック性能の測定結果をみると、『MB-F575SN1-SH2』のグラフィック性能は、CPU 内蔵のグラフィックス機能ながら、高いレベルであることが分かります。

ヘビーなゲームでは快適性が低減するものの、ライトなゲームなら快適なプレイが期待できそうですし、写真や動画編集についても、クリエイターのような高度な編集でなければ快適に楽しめると思います。

ただ、パソコンに負荷のかかる処理を行っているときは、排熱のためのファン音が大きくなります。負荷のかかっていない状態ではファン音などの動作音は静かです。

ストレージ

ストレージのベンチマークです。

『MB-F575SN1-SH2』には、高速ストレージ SSD と 大容量ストレージ HDD がデュアルドライブで搭載されています。

ストレージのドライブ構成は次のようになります。

ストレージのドライブ構成

まず、SSD から見てみます。

SSD は、SanDisk製で 容量は 256GB です。

ストレージ情報(SSD)
ストレージ情報(SSD)

SSD のデータ転送速度です。

ストレージのデータ転送速度(SSD)
ストレージのデータ転送速度(SSD)

SSD が搭載されていると、数字が示す通り Windows や アプリの起動も高速です。

次に、HDD を見てみます。

HDD は、Seagate製で 容量は 1TB です。

ストレージ情報(HDD)
ストレージ情報(HDD)

HDD のデータ転送速度です。

ストレージのデータ転送速度(HDD)
ストレージのデータ転送速度(HDD)

高速ストレージ SSD と 大容量ストレージ HDD のデュアルドライブ構成は、Windows や アプリは SSD から素早く起動できますし、写真や動画などのサイズの大きいデータは HDD にたくさん保存できる、効率の良い構成です。

バッテリー

『MB-F575SN1-SH2』に搭載されているバッテリーの性能を測定してみます。

測定は、次の条件で周期的にバッテリーの残量を測定しバッテリー駆動時間を算出します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

バッテリー残量グラフ

バッテリーの残量は、大よその数字で 1時間当たり 23~25% くらいずつ減少しています。

バッテリーによる駆動は 3時間 59分経過後、Windows がバッテリー不足を検知し、パソコンはスリープ状態になりました。

実際の使用にあたっては、環境や条件などによりバッテリーの駆動時間は変動するので、参考値としてください。

 

Windows の起動・シャットダウン時間計測(動画に収録)

『MB-F575SN1-SH2』の Windows起動時間とシャットダウン時間は、次のとおりです。

・起動      : 18.9秒
・シャットダウン : 19.3秒

Windowsの起動とシャットダウンの様子を動画に収録しています。起動・シャットダウン時間を感覚でイメージできるので参考にどうぞ!

 

搭載ソフトウェア

『MB-F575SN1-SH2』に搭載されている主なソフトウェアです。

スタートメニュー

Windows標準のソフトのほか、セキュリティソフト「マカフィー リブセーブ」などがインストールされています。インストールされているソフトウェアは必要最低限のようです。

また、Windows 10 の操作説明書として「Windows 10 ユーザーガイド」や、『MB-F575SN1-SH2』の取扱説明書として「ハードウェアマニュアル」が、PDFファイルで入っており、それぞれスタートメニューから開くことができます。

電子マニュアル

 

付属品

『MB-F575SN1-SH2』の本体ほか同梱品一式です。

『MB-F575SN1-SH2』本体セット

付属しているドキュメント類です。

『MB-F575SN1-SH2』ドキュメント

【上記写真のドキュメント類について】
■上段左側から
・サポートマニュアル
・製品仕様書
・ファーストステップガイド
■下段左側から
・KINGSOFT Office 60日間無料チケット
・U-NEXT プレミアム特典チケット
・保証書

なお、サポートマニュアルには、Windows 10 の初回設定手順も記載されているので、パソコン初心者にもあんしんです。

サポートマニュアル
サポートマニュアルをチラ見

 

まとめ

『MB-F575SN1-SH2』は、第7世代 Core i7 プロセッサーにくわえ、高速ストレージ SSD と大容量ストレージ HDD のデュアルドライブの搭載により、動きも軽快でパワフルです。

とくに、グラフィックス性能は、CPU 内蔵グラフィックスながら性能レベルも意外と高い印象です。

ライトなゲームのほか、趣味としての写真・動画編集も快適に楽しめそうな、まさにワンランク上のスタンダードノートといえます。

詳細は、マウスコンピューター公式サイトをご確認ください。

⇒ マウスコンピューター公式サイト

 

 

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