富士通『LIFEBOOK WA3/D1(WA2/D1)』レビュー 使いやすくて高性能!上質デザインの 15.6型ノートPC

 

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LIFEBOOK WA3/D1(WA2/D1) 真正面

富士通『LIFEBOOK WA3/D1(WA2/D1)』の実機レビューです。

『LIFEBOOK WA3/D1(WA2/D1)』は、スタイリッシュで上質なデザインの 15.6型ノートPC です。

デザイン性の高さにくわえ高性能、狭額ベゼルで画面周りがスッキリとして見やすいディスプレイや心地よい打鍵感でタイピングしやすいキーボードなど使いやすさにも優れたモデルです。

使い方に合わせた柔軟なカスタマイズが可能なので、より性能レベルをアップさせることもできちゃいます。

■LIFEBOOK WA3/D1(WA2/D1) の特徴

  • スタイリッシュで上質なデザイン
  • 高性能で使いやすい
  • 高精細でキレイな液晶ディスプレイ
  • タイピングしやすいキーボード
  • 使い方に合わせたカスタマイズが可能
  • CPU の選択により機種名が変わる(Core i3選択時は WA2/D1、Corei5・Corei7選択時は WA3/D1)

レビューでは、前半で外観デザイン、ディスプレイ、キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使って「LIFEBOOK WA3/D1」と「LIFEBOOK WA2/D1」の性能比較レビューを行います。

「LIFEBOOK WA3/D1」と「LIFEBOOK WA2/D1」は性能レベルが明らかに違いますが、どの程度の違いがあるのか客観的に把握できます。カスタマイズする際の参考になるはずです。

背面側(向かって斜め右)

レビュー内容は 2019年6月5日時点のものです。

 

スペック構成

レビューに使用した LIFEBOOK WA3/D1 と LIFEBOOK WA2/D1 のスペックです。

WA3/D1 WA2/D1
OS Windows 10 Home 64ビット版
CPU Intel Core i7-8565U Intel Core i3-7100U
メモリ 32GB (16GB×2) [デュアルチャネル対応] 4GB (4GB×1)
ストレージ 約128GB SSD + 約1TB HDD 約1TB HDD
ディスプレイ 15.6型ワイド フルHD(1920×1080) タッチ非対応 スーパーファイン液晶
グラフィックス Intel UHD Graphics 620(CPUに内蔵) Intel HD Graphics 620(CPUに内蔵)

LIFEBOOK WA3/D1 と LIFEBOOK WA2/D1 は、いずれも使い方に合わせた柔軟なカスタマイズが可能です。

詳細は富士通パソコンの公式通販サイト「WEB MART」でチェックできます。

 

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外観チェック

上質感のあるスタイリッシュなデザイン

『LIFEBOOK WA3/D1(WA2/D1)』のデザインは上質感があってスタイリッシュなデザインです。レビューで使用したカラーの「プレミアムホワイト」は清潔感にくわえ高級感もあります。

正面(向かって斜め右)

背面側(向かって斜め左)

天面を見てみます。

天面(その1)

天面(その2)

天面(その3)

天面は光沢あってツルツルとした感触です。質感も良く指紋や皮脂の跡が目立ちにくいのも好印象です。

天面の上部なかほどにある出っ張りで親指がかかり天面を開きやすくなっています。

天面(その4)

底面部をみてみます。

底面側(その1)

底面側(その2)

底面のカラーはブラウン。レザーを連想させるボコボコとしたテクスチャ仕上げで質感もグッドです。

排気孔は、本体の奥に実装されています。

排気口
矢印の指すところが排気孔

ヒンジのトルクは ほど良い感じで天面の開け閉めもスムーズです。タイピング中でも画面がグラつくことはありません。

ヒンジ(外側)

なお、ヒンジは天面を開いたときに本体の奥側を押し上げてくれる構造です。

リフトアップヒンジ

本体のヒンジ側が押し上げられることで、キーボード面に適度な傾斜ができ、タイピングがしやすくなります。

メモリ、ストレージの増設・交換ができる

底面の「メモリスロットカバー」や「内蔵バッテリカバー」を外すと、メモリスロット、SSD/HDD のストレージ、内蔵バッテリパックにアクセスできます。

底面側カバーを開いた写真

メモリスロット
メモリスロットは 2枚挿し

ストレージ実装エリア
ストレージ実装エリア

無線LAN実装エリア
無線LAN実装エリア

なお、バッテリは取り外し可能です。ロックを解除してからバッテリを取り外します。

充実のインターフェースを実装

『LIFEBOOK WA3/D1(WA2/D1)』には必要十分な充実のインターフェースが実装されています。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①DC-IN コネクタ
②LAN コネクタ
③HDMI 出力端子
④USB3.0 Type-A コネクタ
⑤USB3.0 Type-A コネクタ
(電源オフUSB 充電機能対応)
⑥USB3.1 (Gen2) Type-C コネクタ
(Core i5, Core i3 選択時は Gen1)
⑦マイク・ラインイン・ヘッドホン・
 ラインアウト・ヘッドセット兼用端子

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑧ダイレクト・メモリースロット
⑨USB2.0 Type-A コネクタ
⑩光学ドライブ
⑪盗難防止用ロック取り付け穴

ダイレクト・メモリースロットは抜き差し方式です。SDカードを挿入したとき少しだけカードが出っ張ります。

SDカードスロット
SDカードをシッカリ挿し込んだ状態

光学ドライブを開いたときのイメージ画像です。

光学ドライブ

標準構成では DVDスーパーマルチドライブが搭載されますが、カスタマイズで Blu-ray Discドライブを搭載することもできます。

本体正面 左側には「状態表示LED」が実装されています。ワイヤレス通信(無線LAN)の状況や電源・バッテリの充電/残量、ストレージのアクセス状況などを確認できます。

状態表示LED

電源ボタンは、キーボードの右奥にあります。(LED内蔵です)

電源ボタン

キーボード奥 中央にあるボタンはワンタッチボタンです。

ワンタッチボタンは 1秒程度 軽く触れるだけで、該当する以下のアプリが起動します。

■My Cloud ボタン
「My Cloud ホーム2.0」が起動

■MENU ボタン
「@メニュー」が起動

■SUPPORT ボタン
「富士通アドバイザー」が起動

スピーカーは、キーボード奥に搭載されています。

スピーカー
矢印の指すところがスピーカー

カメラとマイクです。

カメラとマイク

実装されているインターフェースはとても充実しており、これが使いやすさにもつながっている印象です。

本体のサイズや重量は標準的

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ
ピンクの点線が 44コピー用紙

本体を閉じたときのゴム足を含めた高さのイメージはこんな感じ。

本体の高さ
本体を閉じたときの高さを CD ケース(通常サイズ)3枚と比較
(通常サイズの CD の厚さは 10mm)

本体の高さは仕様では 27.1mm(突起部含まず)。実際に手で持ってみても、分厚いという感じはありません。

本体の重さは 2,232g。電源アダプターと電源コードの重さは、それぞれ 216g、68gです。

本体の重さ

およそ 2kg の重さは持ち歩きがラクとは言えませんが、短時間・短距離なら持ち歩きも十分可能です。

本体のサイズや重量感は、光学ドライブを内蔵した 15インチノートとして標準的といったところでしょうか。

なお、電源アダプターの最大出力は 約65W (19.5V, 3.42A)。その大きさは手のひらサイズです。

電源アダプターの大きさイメージ

 

ディスプレイ

高精細でキレイに描画できるディスプレイ

『LIFEBOOK WA3/D1(WA2/D1)』のディスプレイは 15.6型 フルHD液晶です。

ディスプレイに描画される映像は高精細でキレイです。

ディスプレイに描画された映像(ハイビスカス)

以下は i1Display Pro で計測したトーンカーブです。

トーンカーブ

色調のバランスはおおむね良好です。写真編集でも精度よく色調チェックができそうです。

ちなみに、LIFEBOOK WA3/D1 で本体カラーに「メタリックブルー」を選択したときのディスプレイ性能に「高色純度」がくわわるので、より精度の高い色調の描画が期待できます。(メタリックブルーは Core i7 搭載時のみ選択可)

左右のベゼル(ディスプレイのフレーム枠)は狭額縁で、その幅は鉛筆の太さと同じくらいです。

狭額ベゼル

画面の映り込みはあまり気にならない

ディスプレイの映り込み具合を見てみます。

画面映り込み(電源オフ時)

画面映り込み(電源オン時)

光沢液晶ですが、高輝度な液晶なので映り込みはあまり気にならないと思います。

広い視野角

視野角を確認します。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めから見る映像も鮮明でキレイです。

ディスプレイを開くことができる最大角度は広めです。

ディスプレイを開くことのできる最大角度

 

キーボード&タッチパッド

抜群のタイプ感のキーボード

『LIFEBOOK WA3/D1(WA2/D1)』のキーボードのレイアウトです。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)
※製品版には CPUのラベルが貼られています。

キーボードのレイアウトは標準的で、クセのないレイアウトです。

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は、仕様では 約18.4mm。デスクトップパソコンのキーボードと同等のキーピッチなので窮屈な感じはまったくありません。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キーストロークは 仕様では約2.5mm。深めのキーストロークは心地よい打鍵感でタイピングできます。

キーストローク

キートップの形状は指先に合わせて少しへこんでいます。指先のフィット感は良好です。

キートップ

なお、キートップのカラーリングは WA3/D1 と WA2/D1 とで若干異なります。

キートップ
左が WA3/D1、右が WA2/D1

WA3/D1 のキートップは「プリズムクリア」といわれるツートンのカラーリングです。キーがより浮いているように見えるので視認性がアップするメリットがあります。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが独立したタイプです。

タッチパッドの大きさはちょうど良いサイズで手触り感も良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。全体的に扱いやすい印象です。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

WA3/D1 と WA2/D1 でキートップ、パームレスト、タッチパッドの感触が違う

WA3/D1 と WA2/D1 で、キートップやパームレスト、タッチパッドの感触が違います。

感触の違いは以下のとおりです。

WA3/D1 WA2/D1
キートップ サラサラとした感触 少しザラザラとした感触
パームレスト ツルツルとした感触 サラサラとした感触
タッチパッド 少しザラザラとした感触
(パームレストと段差・境い目のないタイプのため感触の違いを持たせているのかも)
サラサラとした感触
(パームレストと段差があるので感触が同じでも境い目は把握できる)

 

ベンチマーク

ベンチマークでは、レビューに使用した「LIFEBOOK WA3/D1」と「LIFEBOOK WA2/D1」のスコアを比較掲載します。

以下は比較に使用したベンチマークです。

比較項目 使用するベンチマーク
基本性能 PASS MARK PerformanceTest 9.0
CPU性能 CINEBENCH R15
グラフィック性能 3DMark
ドラゴンクエストX
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
総合的なパフォーマンス PCMark 8
PCMark 10
バッテリ BatteryInfoView(バッテリ残量測定用)

なお、レビューに使用した「LIFEBOOK WA3/D1」と「LIFEBOOK WA2/D1」の基本スペックは以下のとおりです。

■LIFEBOOK WA3/D1
Intel Core i7-8565U/32GBメモリ/約128GB SSD + 約1TB HDD

■LIFEBOOK WA2/D1
Intel Core i3-7100U/4GBメモリ/約1TB HDD

「LIFEBOOK WA3/D1」と「LIFEBOOK WA2/D1」は性能レベルが明らかに違いますが、どの程度の違いがあるのか客観的に把握できます。カスタマイズする際の参考にしてください。

 

基本性能

PASS MARK PerformanceTest 9.0 のベンチマーク結果です。

PASS MARK PerformanceTest WA3/D1 WA2/D1
PassMark Rating 4018.5(81st) 1709.3(38th)
CPU Mark 9985.3(83rd) 3759.8(31st)
2D Graphics Mark 836.4(82nd) 500.7(41st)
3D Graphics Mark 1324.9(49th) 861.5(41st)
Memory Mark 2910.1(94th) 1457.0(45th)
Disk Mark 4950.2(93rd) 772.7(38th)

各スコアの()内の数字は Percentile(パーセンタイル)です。「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測・アップロードした全世界のパソコンと比較し相対的な順位を把握できます。

たとえば、WA3/D1 のトータル性能を示す「PassMark Rating」のスコア「4018.5」のパーセンタイルは「81st Percentile」で、計測を行った他のパソコン 81% よりも上位のスコアという意味です。別な言い方をすると、上位のスコアから 19%(100% - 81%)に位置するスコアということです。

 

CPU性能

CINEBENCH R15 のベンチマーク結果です。

CINEBENCH R15 WA3/D1 WA2/D1
OpenGL 56.21 fps 33.72 fps
 Ref.Match 97.8 % 97.8 %
CPU 542 cb 252 cb
CPU (Single Core) 179 cb 100 cb
 MP Ratio 3.03 x 2.51 x

WA3/D1 に搭載されている「Intel Core i7-8565U」と WA2/D1 に搭載されている「Intel Core i3-7100U」、それぞれの CPU の性能評価になります。

いずれのスコアも各CPUの平均的な結果です。

 

グラフィック性能

ゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

3DMark

3DMark のベンチマーク結果です。

3DMark WA3/D1 WA2/D1
Cloud Gate 9368 5068
Night Raid 5576 3397
Sky Diver 4618 3139
Fire Strike 1224 747
Time Spy 456 326

3DMark の各テスト内容は以下のとおり。

Cloud Gate ホームPCやノートPC向けで DirectX 10 を想定したグラフィックス性能テスト
Night Raid DirectX 12 を使用したモバイルPCなど低スペックPC向けのグラフィックス性能テスト
Sky Diver DirectX 11 を使用したミドルレンジ・ゲーミングノート向けのグラフィックス性能テスト
Fire Strike DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト
Time Spy DirectX 12 を使用したゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX WA3/D1 WA2/D1
標準品質、解像度 1280×720 10256
(すごく快適)
5109
(快適)
最高品質、解像度 1280×720 8945
(とても快適)
4128
(普通)

ファイナルファンタジーXIV

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXIV WA3/D1 WA2/D1
標準品質(ノートPC)
解像度 1280×720、DirectX 11
5117
(とても快適)
1872
(設定変更を推奨)
高品質(ノートPC)
解像度 1280×720、DirectX 11
3541
(快適)
1493
(設定変更が必要)

 

グラフィックス性能は、映像描画の快適性の指標になります。

WA3/D1 のグラフィックス性能は性能レベルが高く、写真・動画編集のほかミドルレンジクラスのゲームも快適にプレイできるレベルです。

一方、WA2/D1 のグラフィックス性能レベルは写真・動画編集やゲームなど高度なグラフィックス処理は苦手とするものの Youtubeなどの気軽な動画視聴には充分な性能レベルです。

 

ストレージ

レビュー機の WA3/D1 のストレージは SSD と HDD のデュアルドライブ構成ですが、ここでは Cドライブとして割り当てられているストレージのデータ転送速度を比較します。

WA3/D1 は SSD、WA2/D1 は HDD となりますが、ストレージのデータ転送速度は Windows やアプリの起動にも大きく関係するので、実際の数値としての比較はストレージのカスタマイズで参考になるのではないでしょうか。

フデータ転送速度 WA3/D1 WA2/D1
Read [MB/s]
Seq Q32T1 538.0 109.1
4KiB Q32T1 374.5 0.993
4KiB Q32T1 244.8 1.009
4KiB Q1T1 33.58 0.407
Write [MB/s]
Seq Q32T1 530.7 108.2
4KiB Q32T1 184.7 1.135
4KiB Q32T1 184.2 1.232
4KiB Q1T1 85.83 1.110

 

総合的なパフォーマンス

実際の使用を想定した PCMark 8 と PCMark 10 を使って性能評価を行います。

PCMark 8

PCMark 8 のベンチマーク結果です。

PCMark 8 WA3/D1 WA2/D1
Home Test 4136 2692
Creative Test 5196 3065

※テスト項目説明
 Home Test(家庭での利用を想定したテスト)
 Creative Test(クリエイティブな利用を想定したテスト)

PCMark 10

PCMark 10 Extended のベンチマーク結果です。

PCMark 10 Extended WA3/D1 WA2/D1
Total Score 2956 1550
Essentials 8896 3987
Productivity 7354 3329
Digital Contents Creation 3100 1818
Gaming 1019 648

※テスト項目説明
 Total Score(総合的な評価)
 Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
 Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
 Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
 Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

 

総合的なパフォーマンスについて、WA3/D1 はおおむね高いレベルのスコアでとても快適なパフォーマンスが期待できる結果です。

WA2/D1 については、写真・動画編集やゲームプレイ以外のジャンルではおおむね良好なスコアです。ふだん使いやビジネスソフトの使用などでは快適な動作が期待できます。

 

バッテリ

WA3/D1 と WA2/D1 に搭載されているバッテリ(容量 45Wh)の性能(駆動時間)を測定します。

以下は実施条件です。

■バッテリ駆動時間の測定条件
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

結果は以下のとおりです。

WA3/D1 WA2/D1
バッテリ駆動時間 3時間55分 4時間40分

持ち歩きの少ない15インチノートであることを考慮すればバッテリ駆動時間 4時間前後は十分といえるでしょう。

ちなみに使うシーンに合わせて画面の明るさや音量を適正レベルに調整すればバッテリ駆動時間を伸ばすことができます。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリの駆動時間は変動するので、参考値としてください。

 

RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測

WA3/D1 と WA2/D1 で、RAWデータ現像と動画エンコードの処理時間を計測します。

なお、WA2/D1 では写真・動画編集を苦手としますが、クリエイティブな処理の性能レベルを把握するために計測・比較します。

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector 7
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・RAWデータ 50ファイルを一括書き出し
・プリセット等 編集は適用しない
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理時間

WA3/D1 WA2/D1
処理時間 1分19秒 2分2秒

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector 16 for FUJITSU
(プリインストール・ソフトウェア)

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理時間

WA3/D1 WA2/D1
処理時間 1分 0秒5 1分44秒6

 

処理時間は いずれも1.5倍程度の差となりました。

クリエイティブな処理の性能レベルに 1.5倍の開きがあるとはいえませんが、参考にはなるのではないでしょうか。

 

駆動音・表面温度

駆動音については、WA3/D1、WA2/D1 ともに負荷のかかる処理になると排熱のため「サーッ」という排気音(ファンの回転音)が意外と大きくなります。個人差はありますが耳ざわりに感じるかもしれません。

ただ、平常時は静かであることや、負荷が低減すれば即応するように排気音も静かになるので、それほど気にすることはないと思います。

本体の表面温度については、負荷のかかる処理中は、キーボード奥 ヒンジのあいだの排気口近くが若干温かくなります。

キーボード上は手のひらを置いてみて温かさを感じる程度なのでタイピングに影響はなく、またパームレストは本体内部の熱の影響をあまり受けないので不快な感じはありません。

【WA3/D1】キーボードの表面温度(単位:℃)

WA3/D1本体の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

【WA2/D1】キーボードの表面温度(単位:℃)

WA2/D1本体の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

サウンド チェック

WA3/D1 と WA2/D1 サウンドはいずれも高音質、低音域から高音域まで広い音域が再生されて高音質サウンドを楽しめます。

いずれのモデルもサウンドユーティリティソフト「MaxxAudio」がプリインストールされています。スピーカーやヘッドフォンなどサウンドを再生する機器に合わせて、お好みのサウンドにチューニングできます。

MaxxAudio サウンドユーティリティソフト
MaxxAudio サウンド ユーティリティソフト

WA3/D1 と WA2/D1 のサウンドの違いは、WA3/D1 には CDから取り込んだ通常の音源をハイレゾ音源に変換してくれる「Curio Sound」がプリインストールされている点。

筆者も実際に聴いてみたところパソコンで音楽を堪能できるくらい優秀なソフトです。

Curio Sound サウンドユーティリティソフトCurio Sound サウンド ユーティリティソフト
(クリックで拡大表示できます)

なお、WA3/D1 のスピーカーはハイレゾに対応しており、「Curio Sound」はハイレゾ音源の再生も可能です。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動時間、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

■WA3/D1

起動 再起動 シャットダウン
1回目 13.7秒 27.3秒 9.4秒
2回目 13.5秒 23.3秒 8.4秒
3回目 14.0秒 27.0秒 7.9秒
4回目 13.9秒 27.1秒 8.2秒
5回目 13.9秒 27.0秒 8.8秒
平均 13.8秒 26.3秒 8.5秒

■WA2/D1

起動 再起動 シャットダウン
1回目 31.6秒 1分29秒0 16.4秒
2回目 28.5秒 1分16秒1 14.4秒
3回目 28.2秒 1分13秒6 14.8秒
4回目 26.2秒 1分7秒5 16.1秒
5回目 26.6秒 1分10秒8 20.5秒
平均 28.2秒 1分16秒8 16.4秒

起動やシャットダウン時間は およそ2倍の差、再起動は 2.5倍の差となりました。

 

まとめ

以上、『LIFEBOOK WA3/D1(WA2/D1)』のレビュー記事をお届けしました。

『LIFEBOOK WA3/D1(WA2/D1)』は性能レベルの高さにくわえ、タイピングしやすいキーボードや充実のインターフェースなど使いやすさにもすぐれた15.6インチサイズのノートPCです。

上質でスタイリッシュなデザインや狭額ベゼルで画面周りがスッキリしている点も好印象です。

今回のレビューでは、ハイスペック構成の WA3/D1 と ほぼ標準構成の WA2/D1 の性能比較を行いましたが、2つのモデルの性能比較はカスタマイズする際の参考になると思います。

なお、『LIFEBOOK WA3/D1(WA2/D1)』の通常WEB価格は 税込13万円前半~です。(価格は記事執筆時点)

 

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LIFEBOOK WA3/D1(WA2/D1) 正面

 

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