正面斜め(背景あり)

レノボ IdeaPad Slim 360 (17) は、AMD Ryzen 5000 シリーズ モバイル・プロセッサーを搭載した 17.3型ノートPCです。

処理性能レベルが高くベンチマークによる性能評価も優秀、デザイン的にも意外にスリムでスタイリッシュなのでリビングや書斎などにもスマートに設置できます。

17.3インチは、スタンダードノートといわれる 15.6インチにくらべ画面サイズが一回り大きく、表示される文字が見やすいところが一番の魅力で複数のウィンドウを並べた作業も十分可能です。

6万円台からとリーズナブルな価格でコストパフォーマンスにすぐれているところもポイント。

■IdeaPad Slim 360 (17) の特徴

  • AMD Ryzen 5000 シリーズ・モバイルプロセッサーを搭載
  • 17.3インチの大画面サイズながら上質感あるスタイリッシュなデザイン
  • 狭額縁ベゼルのフルHD・IPS液晶ディスプレイ
  • タイピングしやすいキーボード
  • プライバシーシャッター搭載

レビューではメーカーからお借りした実機を使用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

天面(背景あり)

レビューは 2022年4月20日時点の内容です。

 

スペック構成

IdeaPad Slim 360 (17) のおもなスペックは以下のとおり。

OS Windows 11 Home 64bit (日本語版)
CPU ■AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー
■AMD Ryzen 7 5700U プロセッサー
メモリ 8GB (内、オンボード4GB)、DDR4-3200 SDRAM SODIMM
ストレージ ■256GB SSD (PCIe NVMe/M.2)
■512GB SSD (PCIe NVMe/M.2)
ディスプレイ 17.3型 FHD IPS液晶 (1920×1080ドット、約1,677万色) 、光沢なし
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス (CPU に内蔵)
ワイヤレス IEEE 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth v5.0
カメラ、マイク 100万画素カメラ、内蔵デュアルマイクロホン
バッテリー駆動時間 約 8.0時間 (JEITA2.0)
本体カラー アークティックグレー
本体サイズ(W×D×H) 約 399×274×19.9 mm
本体質量 約 2.2kg

IdeaPad Slim 360 (17) は、AMD Ryzen 5 5500U搭載モデルとAMD Ryzen 7 5700U搭載モデルがラインナップしています。

各モデルのスペック詳細、価格など最新情報はレノボ直販サイト「レノボショッピング」をご確認ください。

真正面

IdeaPad Slim 360 (17)
税込 6万円台から
(クーポン適用価格)

※クーポンコードは公式サイトをご確認ください。

 

外観チェック

大画面でもスタイリッシュなデザイン

IdeaPad Slim 360 (17) は、17.3インチサイズの大画面ながらスタイリッシュなデザインです。

正面側 右側

背面側 右側

本体のカラー「アークティックグレー」は、濃い目のシルバーに近い色味なのでリビングや書斎などでもスマートに設置できます。

天面の素材は樹脂製(プラスチック)ですが、手で触れた感触はサラサラとして質感も良好です。

天面斜め(その1)
シンプルデザインの天面

天面斜め(その2)
「Lenovo」ロゴがアクセント

本体は 17.3インチサイズとしてはそこそこスリム。

スリムボディ(手前側)

スリムボディ(背面側)
本体は意外にスリム

13インチや14インチサイズのモバイルノートパソコンにくらべると厚みはありますが、大画面サイズながら意外にスリムです。

スタイリッシュなフォルム
スタイリッシュなフォルム

排気口はヒンジのあいだに実装されています。本体の左右にモノを置いても排熱で温められることはありません。

排気口
排気口

底面部は継ぎ目のないユニボディです。剛性を重視した構造にくわえ見た目もスッキリしています。

底面側(斜め)

ゴム足は前面側左右2箇所と背面側の1箇所、合計3箇所に実装されています。少し硬めのゴム足で本体の安定感は良好です。

必要十分なインターフェース

IdeaPad Slim 360 (17) のインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①電源コネクタ

②USB3.0

③HDMI

④USB3.0 Type-C

⑤マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑥4-in-1メディアカードリーダー

⑦USB2.0

IdeaPad Slim 360 (17) は必要なインターフェースを実装しています。一般的な使いかたであれば十分といえるでしょう。

Check

LANポートは実装されていないため、LANケーブルでネットに接続する場合は市販の USB Type-C ハブを使用してください。なお、本機の USB Type-C ポートは映像出力や PD充電器には対応していません。

メディアカードリーダーは抜き差し方式です。

メディアカードリーダー
SDカードをシッカリ挿し込んた状態

電源ボタンはキーボード右上にレイアウトされています。

電源ボタン
電源ボタン

スピーカーは底面部 前面側の左右に実装されています。

スピーカー
矢印の指すところがスピーカー

スピーカー(拡大)
スピーカーの拡大写真

低音域は少し弱い感じがしますが中音域から高音域まで広い音域をカバーしており意外に高音質です。

プライバシーシャッター標準搭載

IdeaPad Slim 360 (17) は、カメラを遮断できる「プライバシーシャッター」を標準搭載しています。

プライバシーシャッター
上の画像:シャッターを開いてカメラ有効
下の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断している
カメラの上側に切り替えスイッチがある

細長い形状のスライドスイッチでシャッターを開閉しますが、スムーズに操作できます。

17.3インチサイズでも意外にスリム

本体の大きさのイメージです。本体の上に B5版ノート2冊と A4コピー用紙を載せています。

本体の大きさイメージ

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

ゴム足を含めた本体の高さは実測でおよそ 20.5~24mm (最厚部)。17.3インチサイズながら本体は意外にスリムです。

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
・本体:2,052g
・電源アダプター:205g

本体の重量は一般的な 15.6インチノートと同じくらいの重量感です。(一般的な15.6インチノートは 2kgくらい)

さすがに外出先への持ち運びはキビシイですが、部屋間の移動は十分ラクにできます。

電源アダプターの最大出力は 65W。その大きさは手のひらと同じくらいのサイズです。

電源アダプターの大きさ

電源アダプターの大きさ(実測)

 

ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイは自然な色合い

IdeaPad Slim 360 (17) の液晶パネルは BOE製の IPSパネル。

ディスプレイに描画された映像(気球)
画像の表示例

表示される文字の大きさ
テキストの表示例

描画される映像は自然な色合いでキレイです。

トーンカーブは、青と緑が強めに出ていますが、おおむね良好な形状です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

輝度はディスプレイの明るさ設定 100 のとき「291 cd/m2」。

 

色域の計測結果です。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 91.6% 102.1%
Adobe RGB 70.9% 75.7%

 

計測結果のとおり、意外にレベルの高い液晶パネルが採用されています。

 

17.3インチは 15.6インチより一回り大きい

IdeaPad Slim 360 (17) と 15.6インチノートの画面の大きさを比較するとこんな感じ。

画面サイズ比較
テキストスケーリング 100%で比較

17.3インチの画面は 15.6インチにくらべ一回り大きく、そのぶん表示される文字も大きく見やすいメリットがあります。また、複数ウィンドウを並べた作業でも 17.3インチのほうが優位があります。

 

狭額ベゼルで画面周りスッキリ

17.3インチの大画面ながらベゼルは狭額縁です。

ベゼルは狭額縁

とくに、左右は鉛筆と同じくらいの幅で画面周りがスッキリしています。

 

映り込みは少ない

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

非光沢液晶なので映り込みはほとんど気になりません。眼への負担も軽減されます。

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからもハッキリとした映像を観ることができます。

ディスプレイの最大角度はかなり広い

ディスプレイを開くことができる最大角度は 約155度。

ディスプレイの最大可動角度

最大角度はかなり広く、クラムシェルタイプのノートパソコンとして必要十分な範囲をカバーしています。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

IdeaPad Slim 360 (17) のキーボードレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ18.5mm、テンキーは 15.5mm。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キートップ表面の形状はフラット。少しツルツルとした感触で質感も良好です。

キートップ

キーストロークは、感覚的にはノートパソコンの平均的なストローク幅 1.5mm に近い感じです。

キーストローク
タイプ音は「タクタク」という音
音の大きさは普通

キーを押し込む硬さやキーを押し込んだ後の反発も良好で、適度な打鍵感でタイピングできます。

なお、キーボードバックライトは非搭載です。

ヘアライン仕上げで質感の良いパームレスト

パームレストはヘアライン仕上げです。少しツルツルした感触で質感も良好です。

パームレスト

指紋や皮脂の跡が目立ちにくく、気持ちよくキーボード操作ができます。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

筐体のサイズにくらべると小さく見えますが、サイズ的にはちょうど良くツルツルとした感触で手触り感も良好です。なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、IdeaPad Slim 360 (17) の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほか総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー
メモリ 8GB、DDR4-3200 SDRAM SODIMM
ストレージ 256GB SSD (PCIe NVMe/M.2)
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス

 

評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10

なお、ベンチマークの実施にあたっては、付属のソフトウェア「Lenovo Vantage」の電源スマート設定で[エクストリーム・パフォーマンス]と[インテリジェント・クーリング]の 2モードで評価しています。

Lenovo Vantage 電源スマート設定
Lenovo Vantage 電源スマート設定

エクストリーム・パフォーマンス システム・パフォーマンスを最大化できるモード。
インテリジェント・クーリング ファン速度とシステム・パフォーマンスのバランスが取れた状態で最高のエクスペリエンスを実現できるモード。ゲーム中はパフォーマンスが最大化され、オフィス作業は騒音が軽減される。

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・AMD Ryzen 7 5800U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5600U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 4700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 4500U プロセッサー

・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー

・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー

・インテル Core i3-1115G4 プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]

CPU
Ryzen 7 5800U
3629 pts
Ryzen 7 5700U
3418 pts
Ryzen 5 5600U
2999 pts
Ryzen 5 5500U(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
2916 pts
Ryzen 7 4700U
2750 pts
Ryzen 5 5500U
2743 pts
Ryzen 5 5500U(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
2677 pts
Ryzen 5 4500U
2040 pts
Core i7-1165G7
1908 pts
Core i5-1135G7
1812 pts
Core i3-1115G4
1224 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Ryzen 7 5800U
19295
Ryzen 7 5700U
17487
Ryzen 5 5600U
16487
Ryzen 5 5500U(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
14857
Ryzen 7 4700U
14790
Ryzen 5 5500U(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
13926
Ryzen 5 5500U
12801
Core i7-1165G7
11270
Ryzen 5 4500U
11105
Core i5-1135G7
10914
Core i3-1115G4
6702

レビュー機の CPU パフォーマンスは優秀です。

エクストリーム・パフォーマンスにすることで、平均値を大きく上回るスコアが出ており、保有している性能を最大化している印象です。

一般的な使いかた(ネット・メール・オフィスソフト・動画視聴など)はもちろんのこと、オンライン会議や負荷の高い処理もパワフルなパフォーマンスが期待できます。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5800U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5600U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5500U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 4700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 4500U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1165G7搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1135G7搭載機)

・インテル UHD グラフィックス(Core i3-1115G4搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4090
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3449
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3374
AMD Radeon(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
3088
AMD Radeon(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
3081
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3114
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
2992
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
2971
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2356
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2333
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2327

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
11198
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
10463
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
9998
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
9589
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
9103
AMD Radeon(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
8763
AMD Radeon(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
8731
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
8576
インテル UHD(Core i3-1115G4)
7706
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
6969
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
6594

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4381
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3893
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3738
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
3553
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
3546
AMD Radeon(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
3522
AMD Radeon(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
3505
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3503
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2787
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2661
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2589

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3456
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3370
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3232
AMD Radeon(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
3156
AMD Radeon(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
3137
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
3129
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
3099
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
2896
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2450
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2389
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2380

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

グラフィックス性能も優秀です。

CPU内蔵グラフィックスのパフォーマンスは、CPU性能のほかにメモリ容量やメモリ構成(シングルチャネル/デュアルチャネル)にも依存します。

IdeaPad Slim 360 (17) のメモリはデュアルチャネル構成の効果によりグラフィックス・パフォーマンスが大きくアップしています。

高度なグラフィックス処理を必要とするシーンでもなめらかな映像描画が期待できます。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは SSD(PCIe/NVMe対応、容量:256GB) を搭載しています。

ストレージ性能については、CrystalDiskMark を使用して計測したデータ転送速度で評価します。

データ転送速度

計測結果は優秀で Windows やアプリの起動も早いです。

参考までに SSD は大容量になるほどデータ転送速度が速くなる傾向があります。目安として 512GB以上で速度の違いが顕著になってきます。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・Ryzen 5 5500U搭載機

・Ryzen 7 5700U搭載機

・Core i5-1135G7搭載機

・Core i7-1165G7搭載機

※当サイトで計測したスコアの平均値

IdeaPad Slim 360 (17) には、Ryzen 7 5700U 搭載モデルがラインナップしているほか、姉妹モデルには IdeaPad Slim 360i 17 (第11世代インテル) がラインナップしています。ぜひ比較検討の参考にしてください。

スペック IdeaPad Slim 360 (17) Ryzen 5 5500U
搭載機
Ryzen 7 5700U
搭載機
Core i5-1135G7
搭載機
Core i7-1165G7
搭載機
CPU AMD Ryzen 5 5500U AMD Ryzen 5 5500U AMD Ryzen 7 5700U インテル Core i5-1135G7 インテル Core i7-1165G7
メモリ 8GBメモリ 8GBメモリ 16GBメモリ 8GBメモリ 8GB/16GBメモリ
ストレージ 256GB SSD(NVMe) 256GB SSD (NVMe) 512GB/1TB SSD (NVMe) 256GB/512GB SSD (NVMe) 256GB/512GB/1TB SSD (NVMe)
グラフィックス AMD Radeon AMD Radeon AMD Radeon インテル Iris Xe インテル Iris Xe

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Total Score
IdeaPad Slim 360 (インテリジェント・クーリング)
4226
IdeaPad Slim 360 (エクストリーム・パフォーマンス)
4248
Ryzen 5 5500U搭載機
3755
Ryzen 7 5700U搭載機
4486
Core i5-1135G7搭載機
3838
Core i7-1165G7搭載機
4290
 Essentials
IdeaPad Slim 360 (インテリジェント・クーリング)
8316
IdeaPad Slim 360 (エクストリーム・パフォーマンス)
8324
Ryzen 5 5500U搭載機
8380
Ryzen 7 5700U搭載機
8707
Core i5-1135G7搭載機
8712
Core i7-1165G7搭載機
9178
基準値
4100
 Productivity
IdeaPad Slim 360 (インテリジェント・クーリング)
7854
IdeaPad Slim 360 (エクストリーム・パフォーマンス)
7672
Ryzen 5 5500U搭載機
7572
Ryzen 7 5700U搭載機
8007
Core i5-1135G7搭載機
6064
Core i7-1165G7搭載機
6480
基準値
4500
 Digital Contents Creation
IdeaPad Slim 360 (インテリジェント・クーリング)
5167
IdeaPad Slim 360 (エクストリーム・パフォーマンス)
5374
Ryzen 5 5500U搭載機
4750
Ryzen 7 5700U搭載機
5710
Core i5-1135G7搭載機
4374
Core i7-1165G7搭載機
4690
基準値
3450
 Gaming
IdeaPad Slim 360 (インテリジェント・クーリング)
2557
IdeaPad Slim 360 (エクストリーム・パフォーマンス)
2566
Ryzen 5 5500U搭載機
1833
Ryzen 7 5700U搭載機
2754
Core i5-1135G7搭載機
2625
Core i7-1165G7搭載機
3325

※テスト項目説明

・Total Score(総合的な評価)

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

総合的なパフォーマンスも優秀です。

さまざまなシーンで快適なパフォーマンスが期待できそうです。

インテリジェント・クーリングとエクストリーム・パフォーマンスのスコアには大きな違いはありませんでしたが、実際の使いかたとして通常はインテリジェント・クーリングで使用し、パフォーマンスが必要なときはモードを切り替えるといった使いかたが良さそうです。

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 3時間 44分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
1時間 47分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
2時間 13分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
3時間 13分

バッテリーを多く消費する条件とはいえバッテリー駆動時間が仕様の8時間にくらべると少し物足りなさを感じます。画面の明るさを抑えることでバッテリー駆動時間はある程度は伸ばせるかと。

実際のところは別の部屋でチョットした作業をするときにバッテリーで使用するような使いかたが基本になると思います。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した比較対象機の処理時間と比較します。

・Ryzen 5 5500U搭載機

・Ryzen 7 5700U搭載機

・Core i5-1135G7搭載機

・Core i7-1165G7搭載機

※当サイトで計測した処理時間の平均値

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
IdeaPad Slim 360 (インテリジェント・クーリング)
1分7秒2
IdeaPad Slim 360 (エクストリーム・パフォーマンス)
1分5秒3
Ryzen 5 5500U搭載機
1分20秒4
Ryzen 7 5700U搭載機
59秒4
Core i5-1135G7搭載機
55秒9
Core i7-1165G7搭載機
50秒4
Photoshop Lightroom
IdeaPad Slim 360 (インテリジェント・クーリング)
1分3秒9
IdeaPad Slim 360 (エクストリーム・パフォーマンス)
1分5秒0
Ryzen 5 5500U搭載機
1分26秒2
Ryzen 7 5700U搭載機
46秒6
Core i5-1135G7搭載機
36秒2
Core i7-1165G7搭載機
27秒5
Lightroom Classic
IdeaPad Slim 360 (インテリジェント・クーリング)
54秒4
IdeaPad Slim 360 (エクストリーム・パフォーマンス)
48秒3
Ryzen 5 5500U搭載機
1分21秒8
Ryzen 7 5700U搭載機
49秒8
Core i5-1135G7搭載機
39秒3
Core i7-1165G7搭載機
33秒9

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
IdeaPad Slim 360 (インテリジェント・クーリング)
2分17秒9
IdeaPad Slim 360 (エクストリーム・パフォーマンス)
2分13秒2
Ryzen 5 5500U搭載機
3分3秒5
Ryzen 7 5700U搭載機
2分9秒7
Core i5-1135G7搭載機
3分20秒9
Core i7-1165G7搭載機
3分10秒7

 

クリエイティブ性能も優秀です。

レンダリング(編集内容の画面への反映)もスムーズで描画もなめらかで、趣味としての写真・動画編集も大画面で快適に楽しめます。

ただし、AMD Ryzen/インテル Core 搭載機で RAWデータ現像と動画エンコードの優位性が分かれるところはチェックしておきたいところです。

 

駆動音・表面温度のチェック

IdeaPad Slim 360 (17) の駆動音と表面温度をチェックします。

駆動音のチェック

駆動音については、ベンチマーク(CINEBENCH R20 /マルチ Core)実行中と動画エンコード中の音量(デシベル)計測で評価します。

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
使用測定器:Meterk SLM01

■測定結果

モード 最大音量
下段はピーク時の音量推移
ベンチマーク中 動画エンコード中
アイドル時 34.8db 前後
 
インテリジェント・クーリング 46.2db
(45~46db)
46.0db
(45~46db)
エクストリーム・パフォーマンス 48.5db
(47~48db)
48.3db
(47~48db)

※防音室での測定ではありませんが、周囲の音ができるだけ入らないようにして測定しています。

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 

高負荷な状態でも「サーッ」という排熱のときの気流音が少し大きくなります。個人差はありますが、うるさく感じるかもしれません。

ただし、負荷が低減すれば即応するように気流音も小さくなるので、駆動音が気になることはほとんどないと思います。

 

表面温度のチェック

表面温度については、アイドル状態、動画視聴時、動画エンコード時の表面温度を測定・評価します。

※単位:℃、測定時の室温:24℃

※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果

■アイドル状態で10分放置

アイドル状態で10分放置の表面温度

■Youtube 動画 30分間視聴後

Youtube 動画 30分間視聴後の表面温度

■10分間動画エンコード実行後

10分間動画エンコード実行後の表面温度

 

高負荷な状態になるとキーボード左側から中央寄りの温度が少し上昇しますがタイピングへの影響はありません。また、パームレストについては本体内部の熱の影響を受けないので快適なキーボード操作が可能です。

 

サウンド チェック

IdeaPad Slim 360 (17) のサウンドは Dolby Audio 対応です。

付属のソフトウェア「Lenovo Vantage」のオーディオスマート設定でコンテンツに合わせたプリセットを設定することもできます。

Lenovo Vantage オーディオスマート設定
Lenovo Vantage オーディオスマート設定

以下は、実際にサウンドを聴いてみた印象です。
・プリセット:音楽

■スピーカー
低音域は少し弱い感じはするが中音域から高音域まで広い音域を再現しており高音質。音声もはっきり聴き取れる。

■ヘッドホン
全音域が増幅・クリアになり、臨場感もアップする。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 6.4秒 23.0秒 7.9秒
2回目 6.4秒 24.5秒 8.8秒
3回目 6.2秒 22.5秒 6.9秒
4回目 6.2秒 24.6秒 7.0秒
5回目 6.1秒 23.7秒 8.0秒
平均 6.3秒 23.7秒 7.7秒

※起動、再起動はサインイン画面表示までの時間

体感的にも早く、処理待ちのストレスを感じることはないでしょう。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows の状態などにより時間は変動するので参考値としてください。

 

同梱品

IdeaPad Slim 360 (17) の本体ほか同梱品一式です。

同梱品一式 width=
同梱品リスト
・IdeaPad Slim 360 (17) 本体
・電源アダプター
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、IdeaPad Slim 360 (17) のレビュー記事をお届けしました。

IdeaPad Slim 360 (17) のいちばんの魅力は、処理性能レベルの高さにくわえ大画面ならではの文字の見やすさです。

画面が大きいなりに筐体サイズもデカいところは注意しておきたいところで、筐体の大きさや画面の大きさはレビュー記事内の比較写真が参考になると思います。

価格が 6万円台からとリーズナブルなところも魅力で価格以上に高性能な大画面ノートといえるでしょう。

高評価のポイント

  • ベンチマークによる性能評価は優秀
  • 意外に上質感があってスタイリッシュなデザイン
  • 画面が大きいぶん表示される文字が見やすく映像もキレイ
  • 価格以上に高性能で高コスパ

気をつけておきたいところ

  • それなりの設置スペースが必要

 

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真正面

IdeaPad Slim 360 (17)
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