日本HP『HP Pavilion 510-p100jp』の実機レビュー 後編です。
『HP Pavilion 510-p100jp』は、フロントパネルの緻密なドットテクスチャーがオシャレなスタイリッシュ・ミニタワーPC。
後編では、各種ベンチマーク、起動・シャットダウン時間計測などのレビューを行います。
(後編) ベンチマーク Windows の起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
<参考>
『HP Pavilion 510-p100jp』には、CPU、メモリ、ストレージのスペック構成により、「エントリーモデル(Core i3:510-p131jp)」「スタンダードモデル(Core i5:510-p151jp)」「パフォーマンスモデル(Core i7:510-p171jp)」がラインナップしています。
今回レビューを行うのは、パフォーマンスモデルです。
ベンチマーク
パソコンの基本性能や、グラフィック性能、ストレージについての性能を測定します。
基本性能
Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」によるパソコン性能の測定です。
「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。
CPUScore | CPU のスコア |
D3DScore | ゲーム用グラフィックスのスコア |
DiskScore | プライマリハードディスクのスコア |
GraphicsScore | グラフィックスのスコア |
MemoryScore | メモリのスコア |
TimeTaken | 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します) |
WinSATAssessmentState | 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価) |
WinSPRLevel | 基本スコア(SPR:System Performance Rating) |
グラフィック性能
「3DMark」「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」、3つのベンチマークソフトを使ってグラフィック性能を測定します。
まず「3DMark」での測定です。
3DMark では「Ice Storm」「Cloud Gate」「Sky Diver」「Fire Strike」、各シーンの描画の滑らかさをもとにグラフィック性能を測定します。
スコアの高さは描画の快適性を表しています。
デモ映像を見た印象としては、「Ice Storm」「Cloud Gate」は、なめらかな描画です。「Sky Diver」では、少しカクカクとしている感じもありますが我慢できるレベル。「Fire Strike」ではスコアの示す通りコマ送り状態でした。
次が、「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」の測定結果。
標準品質、解像度 1280×720
最高品質、解像度 1280×720
こちらは、解像度 1280×720 の最高品質でも快適にプレイできる結果です。
さいごに、「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」の測定結果。
標準品質(デスクトップPC)、解像度 1280×720
高品質(デスクトップPC)、解像度 1280×720
こちらは、意外にスコアが伸びず、高品質の映像で「普通」の結果でした。
3つのベンチマークソフトを使ったグラフィック性能の測定結果から、『HP Pavilion 510-p100jp』パフォーマンスモデルのグラフィック性能としては、まずまずの印象です。
ヘビーなゲームでは快適性が低減するものの、高度なグラフィックス処理を伴わないゲームなら快適にプレイできそうですし、写真や動画編集についても、クリエイターのような高度な編集でなければ快適に楽しめそうです。
ストレージ
ストレージのベンチマークです。
『HP Pavilion 510-p100jp』パフォーマンスモデルのストレージには、SEAGATE製の HDD 2TB が搭載されています。
ストレージのドライブ構成は次のようになります。
ストレージのデータ転送速度です。
HDD(7,200rpm) のデータ転送速度としては平均レベルといったところでしょうか。
Windows の起動・シャットダウン時間計測(動画に収録)
『HP Pavilion 510-p100jp』パフォーマンスモデルの Windows起動時間とシャットダウン時間は、次のとおりです。
・起動 :21.6秒
・シャットダウン:24.8秒
Windowsの起動とシャットダウンの様子を動画に収録しています。起動・シャットダウン時間を感覚でイメージできるので参考にどうぞ!
搭載ソフトウェア
『HP Pavilion 510-p100jp』に標準搭載されているソフトウェアは、Windows標準のソフトのほか、HPヘルプ&サポートソフト、動画再生ソフト「CyberLink Power Media Player」、動画編集ソフト「CyberLink PowerDirector」、セキュリティソフト「マカフィー リブセーブ」などがインストールされています。
HPヘルプ&サポートソフトとしては、PCのメンテナンスや問題の回避/解決に役立つ機能が搭載された「HP Support Assistant」、パソコンのバックアップ・リカバリーに便利な「HP Recovery Manager」などがインストール。コンピューターを出荷時の状態に復元するためのリカバリメディアを作成するツール「Recovery Media Creation」も入っています。
動画編集ソフト「CyberLink PowerDirector」のバージョンは「14」がインストールされていました。
『HP Pavilion 510-p100jp』パフォーマンスモデルの性能からみても、よほどのこだわりがない限り、快適に楽しめそうです。
付属品
『HP Pavilion 510-p100jp』には、本体一式(本体、キーボード、マウス、電源コード)のほか、以下のドキュメント類が同梱されています。
【上記写真のドキュメント類について】 ■上段左側から ・アンケートの案内 ・サポートガイド(保証規定) ・コンピューターの準備 ・安心してお使いいただくために ・HP MYステッカーサービス ■下段左側から ・速攻!HPパソコンナビ 特別編 ・パソコン生活まるごと ガイドブック ・将来の下取りでプレミアムキャッシュバック受け取りの案内 |
マニュアル類としては、「コンピューターの準備」「速攻!HPパソコンナビ 特別編」が添付されています。
速攻!HPパソコンナビ 特別編をチラ見
まとめ
『HP Pavilion 510-p100jp』のフロントパネルに施されたドットテクスチャーはオシャレ感がありますし、フロントパネルのセンターラインがシルバーになったことで、デザイン的にもより洗練されたのが印象的なモデルです。
性能的にみても、今回レビューした「パフォーマンスモデル」は、写真や動画の編集、ライトなゲームなども、快適に楽しめるパワーも兼ね備えているようです。
『HP Pavilion 510-p100jp』は、デザインや性能にくわえ、リーズナブルな価格でコストパフォーマンスにも優れたモデルといえます。
価格などの最新情報は、日本HPの直販サイト「HP Directplus」でチェックしてみてください。
日本HP直販「HP Directplus」公式サイト ⇒ 『HP Pavilion 510-p100jp』 製品詳細 |