デル『Inspiron 14 7000(7460)』実機レビュー 極細ベゼルの14型ノートPC(前編)

 

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貸出機材提供:デル・テクノロジーズ株式会社

当サイトでは第8世代Core搭載モデル『Inspiron 14 7000 (7472)』の実機レビューを実施しています。レビュー詳細はこちらの記事をご覧ください。
⇒ Inspiron 14 7000 (7472) 実機レビュー

デル『Inspiron 14 7000(7460)』の実機レビュー 前編です。

『Inspiron 14 7000』は、14インチのディスプレイを搭載しながらも、極細ベゼルの採用により本体サイズは 13インチのノートパソコンと同じサイズのコンパクトなノートパソコンです。

優れたデザイン性とモバイル性、そして快適なパフォーマンスも兼ね備えています。

前編では、外観などのデザインや、スペック、ディスプレイ、キーボードについてのレビューを行います。

Inspiron 14 7000 正面

【 目 次 】
(前編)
外観について
スペックについて
ディスプレイ
キーボード&タッチパッド
(後編)
ベンチマーク
Windows の起動・シャットダウン時間計測(動画に収録)
搭載ソフトウェア
付属品
まとめ

※記事内容は 2017年1月29日時点のものになります。

<参考>
『Inspiron 14 7000(7460)』には、CPU、メモリ、ストレージ、グラフィックス等のスペック構成により「プレミアム」「プレミアム・グラフィックス」「プラチナ」などのモデルがラインナップしています。

また、本体カラーは、「シルバー」「ゴールド」から選ぶことができます。

今回レビューを行うのは、「プレミアム」(シルバー)です。

 

外観について

『Inspiron 14 7000』のボディは、アルミニウム素材が使われており、質感の高さと優れたデザイン性を感じさせてくれます。

Inspiron 14 7000 トップカバー(その1)

Inspiron 14 7000 背面側

天板のエッジに施されたダイヤモンドカットのデザインは、上質な印象を与えてくれます。

天板のエッジ

天板のエッジに施されたダイヤモンドカット(その1)

天板のエッジに施されたダイヤモンドカット(その1)

底面部をみてみます。

底面部

底面側中央にはロゴが刻印
底面部の中央には「inspiron」の文字が刻まれています。

また、ゴム足は前後に並行して実装されており、本体をしっかりと固定すると同時に、左右両サイドからの吸気を効率よく行える構造になっています。

ゴム足は前後に並行して実装

次に、ヒンジをみてみます。

ヒンジはシッカリしており、グラつきはないです。

ヒンジ(外側・拡大)

ヒンジ(外側・全体)

ヒンジ(内側・拡大)

前後左右の側面からみてみます。

前面側
前面側

背面側
背面側

左側面
左側面

右側面
右側面

次に、インターフェースを見てみます。

左側面には、「電源アダプターポート」、「ネットワークポート(10/100/1000Mbps)」、「HDMI ポート」「USB 3.0」×2、「コンボジャック(ヘッドセット/マイク)」が実装されています。

インターフェース(左側面)

ネットワークポートは、部分開閉式になっており、LANケーブルを接続するはポートを開いて差し込みます。(かんたんにできます)

ネットワークポート(その1)

ネットワークポート(その2)

ネットワークポート(その3)

右側面は、「SDカードスロット」、「USB 2.0」、「セキュリティケーブルスロット」が実装されています。

インターフェース(右側面)

スピーカーは、底面部の前面側左右に実装されています。スピーカーから出力したサウンドをテーブルに反射させて音を広げる構造です。

スピーカー

正面中央の LED は、バッテリー充電中のときに点灯します。

バッテリー充電中 LED

電源ボタンは、キーボード面の右上にあります。電源 LED 内蔵です。

電源ボタン

Webカメラとデジタルマイクは、極細ベゼルにより、ディスプレイ下部に配置されています。

Webカメラとデジタルマイク

次に、本体を閉じたときの高さを実測してみます。

本体の高さ

実測値は 約 21~23(最厚部) mm。

意外に薄型で、実際に持ったときも厚みを感じません。

本体の大きさのイメージです。本体の上には A4サイズのコピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ

次が重さ。

本体の重さは 1,529g。電源アダプターと電源コートの重さは、それぞれ 161g、104gです。

本体の重さ

超軽量ではありませんが、外出するときの持ち歩きもラクにできそうです。

なお、電源アダプターの大きさは手のひらサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

 

スペックについて

レビューに使用した『Inspiron 14 7000 プレミアム』の公開スペックです。

OS Windows 10 Home 64ビット 日本語
CPU 第7世代 インテル Core i5-7200U プロセッサー
メモリ 8GB シングル チャネル DDR4, 2400MHz
ストレージ 256GB ソリッド ステート ドライブ (SSD)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14.0-インチ FHD (1920 x 1080) IPS Truelife LED-バックライト ディスプレイ
グラフィックス インテル HD グラフィックス 620(CPUに内臓)
LAN 10/100/1000Mbps RJ-45 イーサネット (Gig-E)
ワイヤレス 802.11ac(デュアル バンド 2.4 & 5 GHz, 1×1) + Bluetooth 4.2
Webカメラ 標準ワイドスクリーンHD(720 p)Webカメラ、デジタルアレイマイク

CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。

CPU-Z(CPU)
CPU

CPU-Z(Caches)
キャッシュ

CPU-Z(MainBoard)
メインボード

CPU-Z(Memory)
メモリ

CPU-Z(Spd2)
メモリスロット#2

CPU-Z(Graphics)
グラフィックス(CPU内蔵)

CPU には、第7世代インテル Core i5-7200U プロセッサーを搭載しています。

第7世代インテル Core プロセッサー(開発コード:Kaby Lake カビーレイク)は、ビデオエンジンに改良がくわえられており、5年前のPCと比較すると、一般的な処理は1.7倍速く、4K動画の編集と共有処理で 8.6倍高速化し、HD画質でゲームをプレイする場合も 3倍も高速なパフォーマンスを実現しているそうです。

おもに画像処理系が進化しているので、映像の描画も より快適なパフォーマンスが期待できます。

なお、メモリは 8GBメモリ 1枚挿しとなっています。

 

ディスプレイ

『Inspiron 14 7000 プレミアム』のディスプレイは 14.0インチサイズで、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、光沢液晶です。

画面解像度
画面解像度

写真の描画もキレイです。

ディスプレイに描画された映像

ベゼル(ディスプレイのフレーム枠)幅と鉛筆をくらべてみます。

ベゼルを鉛筆を比較

ベゼル幅は鉛筆と同じくらいの細さ(狭さ)であることが分かります。

ディスプレイの映り込み具合を見てみます。

画面映り込み(電源オフ時)

画面映り込み(電源オン時)

光沢液晶は、映像がキレイに描画される反面、使う場所によっては照明などの映り込みが気になるかもしれません。

次に、視野角を確認してみます。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から45度の角度

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

視野角は広いです。

斜めからも鮮明な映像を見ることができます。

次が、ディスプレイを開くことができる最大角度。

ディスプレイを開くことのできる最大角度

次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。

インターネットエクスプローラーに表示される文字の大きさはこんな感じ。
『Inspiron 14 7000』の公式ページを表示したものです。

インターネットエクスプローラーに表示される文字の大きさ

ディスプレイの左下にある「DELL」のロゴの大きさと比較してみればわかると思いますが、小さな文字が苦手な管理人でもラクに読める大きさです。

なお、Windows の設定では、ディスプレイに表示するテキストのスケーリングは 150% が推奨値となっていました。

Windows の設定でディスプレイに表示するテキストのサイズ

 

キーボード&タッチパッド

『Inspiron 14 7000』のキーボードのレイアウトです。

キーボード全体(真上)

キーボード全体(斜め)

パームレストは、落ち着いたイメージの淡いグレー。しっとりとした質感です。ひんやりとした感触もなく、使っていても熱を感じません。

パームレストはしっとりとした質感

キーストロークも適度で、打鍵感もシッカリとしています。

キーストローク

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は およそ19mm。デスクトップPC のキーボードと同等のピッチです。

キーピッチはフルサイズ

キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。

なお、[enter]キーや[back space]キーなど、右サイドのキーサイズが小さめになっています。

個人的にはほとんど違和感なく使えました。右手の小指の可動範囲を考慮すれば、小さめでもよいように思えます。ただ、好みが分かれるところかもしれません。

また、キーボードにはバックライトが搭載されており、[F10]キーを押すことでバックライトのオン/オフを切り替えることができます。

[F10]キーでバックライトのオン/オフ切り替え

キーボード・バックライト点灯

キーボードバックライトをオンにしているとき、バックライトの動作は次のようになります。

■電源アダプター接続時
 常に点灯

■バッテリー駆動時
 任意キー押下あるいはタッチパッド操作で点灯。
 10秒放置すると消灯。

ファンクションキーについては、[Fn]+[Esc]キーを押すことで、漢字変換などの一般的な機能と、音量調整や画面の明るさ調整などマルチメディアキーとしての機能を切り替えることができます。

ファンクションキー切り替え

キーボードの全体的な印象としては、コンパクトなモバイルノートながら、キーピッチも広く、タイピングのしやすさを感じました。

ただ、上述したとおり、[enter]キー、[back space]キーと、それらに隣接するキーのサイズについては、チェックしておいた方がよいでしょう。

次がタッチパッド。

タッチパッドは一体型で、大きさは、狭くなくちょうど良いサイズです。

ちょうど良い大きさのタッチパッド

スベリも良く、タップやクリックの反応も良い、扱いやすいタッチパッドです。

後編では、『Inspiron 14 7000 プレミアム』の機能・性能についてレビューしています。

 

 

 


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