日本HP『HP 22-b000jp』の実機レビュー 後編です。
『HP 22-b000jp』は、コンパクトでスタイリッシュデザインで、コストパフォーマンスにも優れた液晶一体型オールインワンPCです。
後編では、ベンチマーク、起動・シャットダウン時間計測などのレビューを行います。
なお、今回レビューを行う実機は、HP 22-b000jp のミドルクラスにあたる『HP 22-b030jp』です。
(後編) ベンチマーク 起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
ベンチマーク
パソコンの基本性能や、グラフィック性能、ストレージについての性能を測定します。
基本性能
Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」によるパソコン性能の測定です。
「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。
CPUScore | CPU のスコア |
D3DScore | ゲーム用グラフィックスのスコア |
DiskScore | プライマリハードディスクのスコア |
GraphicsScore | グラフィックスのスコア |
MemoryScore | メモリのスコア |
TimeTaken | 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します) |
WinSATAssessmentState | 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価) |
WinSPRLevel | 基本スコア(SPR:System Performance Rating) |
グラフィック性能
「3DMark」「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」、3つのソフトを使ってグラフィック性能を測定します。
まず「3DMark」の測定結果です。
スコアの高さは描画の快適性を表しています。
IceStrom、CloudGate は、スコアもまずまずで、なめらか描画です。
SkyDiver では、カクカク感あるものの、なんとか我慢できるレベル。FireStrike にいたっては、スコアの示す通り、コマ送り描画でした。
また、SkyDiver や FireStrike のように、パソコンのパワーが必要なゲームの場合、本体内部を冷却するためにファンがフル回転することもありました。ファンの回転音は意外に大きく、気になるユーザーもいるかもしれません。
パソコンのパワーが必要なゲームには不向きということになります。
次が、「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」の測定結果。
標準品質、解像度 1280×720
低品質、解像度 1280×720
こちらは、標準画質の解像度でも普通にプレイできる結果です。
さいごに、「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」の測定結果。
『HP 22-b030jp』の CPU は、エントリークラスの多くのノートパソコンに搭載されている CPU なので、測定は「デスクトップ PC の設定 」と「ノートPC の設定」、2パターン実施しました。
標準品質(デスクトップPC)、解像度 1280×720
標準品質(ノートPC)、解像度 1280×720
標準品質なら、まずまず快適にプレイできそうです。
ストレージ
ストレージのベンチマークです。
『HP 22-b030jp』のストレージのドライブ構成は次のようになります。
ストレージは、東芝製のHDDで、容量は 1TB です。
ストレージのデータ転送速度です。
参考データとして、以前レビューを行ったエントリーノート『HP 14-ac100』(Windows 10 Home 64bit)のストレージ(500GB HDD、5400回転)のデータ転送速度を掲載します。
『HP 14-ac100』ストレージ・データ転送速度
『HP 14-ac100』の CPU が インテル Celeron プロセッサー N3050で『HP 22-b030jp』の CPU と性能差はあるものの、回転数が高ければデータ転送速度も速くなることが分かります。
起動・シャットダウン(動画に収録)
Windowsの起動時間とシャットダウン時間は、次のとおりです。
・起動 :17.5秒
・シャットダウン:12.5秒
Windowsの起動とシャットダウンの様子を動画に収録しています。起動・シャットダウン時間を感覚でイメージできるので参考にどうぞ!
搭載ソフトウェア
標準搭載されているソフトウェアは、Windows標準のソフトのほか、HPヘルプ&サポートソフト、DVD再生ソフト「CyberLink Power Media Player」、動画編集ソフト「CyberLink PowerDirector」、セキュリティソフト「マカフィー リブセーブ」などがインストールされています。
HPヘルプ&サポートソフトとしては、PCのメンテナンスや問題の回避/解決に役立つ機能が搭載された「HP Support Assistant」、パソコンのバックアップ・リカバリーに便利な「HP Recovery Manager」などがインストールさrています。コンピューターを出荷時の状態に復元するために使用可能なリカバリメディアを作成するためのツール「Recovery Media Creation」も入っています。
また、DVD再生ソフト「CyberLink Power Media Player」では、DVD の映画も楽しめます。
画面も大きく、サウンドも意外と迫力があるので、気軽に映画鑑賞を楽しむときにも使えそうです。
動画編集については、パソコンのパワーを鑑みると、こだわりの動画編集には不向きかもしれませんが、動画編集を気軽に楽しむことはできそうです。
付属品
『HP 22-b030jp』には、本体一式(本体、キーボード、マウス、電源アダプター、電源コード)のほか、以下の付属品が同梱されています。
マニュアル類としては、「セットアップ手順」「速攻!HPパソコンナビ 特別編」などが添付されています。
セットアップ手順をチラ見
速攻!HPパソコンナビ 特別編をチラ見
まとめ
『HP 22-b000jp』は、コンパクトで、スノーホワイトのボディがオシャレなイメージのオールインワンPCです。
USBポートが背面側だけであることや、キーボード・マウスが有線であることなど、使い方によってはわずわらしさを感じる場合もあるかもしれませんが、基本性能もシッカリとしており、日常のインターネットやメール、映画鑑賞なども快適に楽しめますし、オフィスソフトをインストールすれば仕事からプライベートまで、幅広く使えます。
また、シッカリとした基本性能とリーズナブルな価格のバランスから、コストパフォーマンスにも優れたモデルといえます。
価格などの最新情報は、日本HPの直販サイト「HP Directplus」でチェックしてみてください。
日本HP直販「HP Directplus」公式サイト ⇒ 『HP 22-b000jp』 製品詳細 |