マウスコンピューター『MB-W831X-SH2』の実機レビュー 前編です。
『MB-W831X-SH2』は、m-Book W シリーズにラインナップする高性能な17.3型の大画面ノートPCです。
クアッドコア CPU に、大容量メモリ、高速ストレージ SSD &大容量ストレージ HDD のデュアルドライブ、専用グラフィックス GeForce GTX 960M も搭載したハイパフォーマンスモデルです。
前編では、外観、スペック、ディスプレイ、キーボードについてのレビューを行います。

|
(前編) 外観について スペックについて ディスプレイ キーボード&タッチパッド (後編) ベンチマーク Sound Blaster CINEMA2 サウンド視聴(動画に収録) 起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
実機はマウスコンピューターからの貸出機です。また、レビュー内容については 2016年6月20日時点のもので、実機の製品仕様・販売価格については変更される場合があります。
外観について
『MB-W831X-SH2』のカラーはマットなブラック、頑強そうなイメージです。

天板を見てみます。

底面部を見てみます。

次に本体内部を見てみます。

※メーカーからの許可を取っています。
ヒンジはシッカリしており、グラつきはないです。

次に、前後左右の側面から見てみます。

次に、インターフェースを見てみます。
左側面には、写真の左から「ケンジントンロック」、「USB3.0端子」×2、「S/PDIF出力端子」、「マイクロホン端子」、「ステレオヘッドホン端子」、「光学ドライブ」が実装されています。

ちなみに、「S/PDIF出力端子」とは、ソニーとフィリップスが共同で開発した、音源をデジタルで転送するための規格です。出力側の機器(たとえばスピーカーなど)やケーブルも「S/PDIF」に対応していているモノを使用する必要があります。
右側面は、写真の左から「マルチカードリーダー」、「USB3.0 端子」、「VGA 端子」、「ネットワーク(LAN) 端子」が実装されています。

また、背面側には、左右に「通気口」、中央部には写真の左から「USB3.0 端子」、「HDMI 端子」、「miniDisplay Port 端子」、「電源端子」が実装されています。

正面左側には、ステータスLED が実装されています。
写真の左から「電源ランプ」、「バッテリーランプ」、「機内モードランプ」、「ハードディスクアクセスランプ」、「NumLock ランプ」、「CapsLock ランプ」、「ScrollLock ランプ」。

内蔵Webカメラと内蔵マイクです。

電源スイッチはキーボード面の中央上部にあります。

光学ドライブとして DVDスーパーマルチドライブが内蔵されています。(ブルーレイディスクドライブへのカスタマイズもOKです)

本体を閉じたときの高さを実測してみました。

測定値は、およそ 32 ~ 35 mm です。
本体の大きさのイメージです。本体の下には A4サイズのコピー用紙 2枚、本体の上には B5版ノート 2冊を載せています。イメージとしては A3サイズと同等です。

次が重さ。
本体の重さを実測すると約3.1kg。

外出するときの持ち歩きは さすがキビシイですが、家のなかなら持ち運びもラクにできます。
電源アダプターと電源コードの重さは、それぞれ 467g と 106g です。


電源アダプターの大きさは、ハイパワーノートだけに大きめサイズです。

スペックについて
『MB-W831X-SH2』レビュー用の実機のスペックです。
| OS | Windows 10 Home (64bit) |
| CPU | インテル Core i7-6700HQ プロセッサー |
| メモリ | 16GB PC3-12800 (8GB×2/デュアルチャネル) |
| ストレージ | 256GB SSD (M.2規格/SerialATA接続) 1TB HDD SerialATAII 5400rpm |
| 光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
| ディスプレイ | 17.3型 フルHDノングレア (LEDバックライト)、解像度 1,920×1,080 |
| グラフィックス | GeForce GTX 960M / インテル HD グラフィックス 530 |
| ネットワーク | 1000Base-T/100Base-TX/10BASE-T(RJ-45) |
| ワイヤレス | IEEE 802.11ac/a/b/g/n 最大433Mbps対応 + Bluetooth V4.2 + LE 準拠モジュール (M.2) |
| Webカメラ | 200万画素カメラ、モノラル デジタルマイク(内蔵) |
| 本体サイズ(W×D×H) | 413 x 285 x 31.9 mm (折り畳み時) |
| 本体質量 | 約3.0 kg |
| Office | なし |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。

CPU

キャッシュ

メインボード

メモリ

メモリスロット#1

メモリスロット#2

グラフィックス(CPU内蔵)

グラフィックス(専用グラフィックス)
基本スペックともいえる CPU、メモリ、ストレージは、ハイパワーノートにふさわしい、高いレベルのスペック構成です。
CPU はスピード重視の「HQ」プロセッサー。クアッドコア CPUです。
メモリは大容量の 16GB、ストレージは高速ストレージ SSD 256GB と大容量ストレージ 1TB HDD のデュアルドライブ構成です。
SSD には、より高速なデータ転送速度を実現してくれる「M.2規格」の SSD が採用されています。
ディスプレイ
ディスプレイは 17.3型フルHD(1,920×1,080)のノングレア(非光沢)液晶です。
画面解像度
写真もキレイに描画できます。

15.6型ノートと並べてみると画面の大きさの違いがイメージできると思います。

ディスプレイの映り込み具合を見てみます。


映り込みはほとんど気になりません。
次は、視野角を確認してみます。
正面
右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
水平方向、垂直方向ともに視野角は広いです。
斜めからは、やや発色が低下するようですが、実際にはあまり気になりません。
次が、ディスプレイ面を開くことのできる最大角度。

次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。
インターネットエクスプローラーに表示される文字の大きさはこんな感じ。
マウスコンピューター公式ページを拡大・縮小せずに初期設定時のサイズで表示したものです。

ディスプレイ枠の下にある「mouse」のロゴの大きさと比較してみれば、表示される文字の大きさをイメージできると思いますが、小さな文字が苦手な管理人でもラクに読める大きさです。
ちなみに、このマシンの Windows の設定では、ディスプレイに表示するテキストのサイズは 100% が推奨値となっていました。

キーボード&タッチパッド
キーボードのレイアウトです。

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は 約19mm。フルサイズキーボードと同じピッチです。

なお、キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
ゆとりのあるキーピッチと深めのキーストロークで打ちやすさを感じます。


ゲームで よく使用される「A」「D」「S」「W」キーにはカーソルのマークが刻印されています。

キーボードにはバックライトが搭載されています。[Fn]+[F4]キー押下により、バックライトの明るさを 5段階で調整できます。

バックライト点灯(明るさ 最低)

バックライト点灯(明るさ 最高)
次がタッチパッド。
タッチパッドのサイズは、ほどよい大きさで、スベリや反応も良く、指2本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

後編では、『MB-W831X-SH2』の機能・性能についてレビューしています。


