マウスコンピューター DAIV-DGZ510シリーズ『DAIV-DGZ510S1-SH2』の実機レビュー 前編です。
『DAIV-DGZ510S1-SH2』は、Core i7-7700 プロセッサーと高性能グラフィックス GeForce GTX 1060 を搭載し、写真や動画の編集もパワフルにこなすデスクトップPCです。
VR体験やヘビーなゲームも楽しめる性能にくわえ、SSD & HDD のデュアルストレージ構成で起動の速さと保存性の高さも兼ね備えたモデルです。
前編では、外観などのデザインや、スペック、本体内部についてのレビューを行います。
(後編) ベンチマーク RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測 Windows の起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
実機はマウスコンピューターからの貸出機です。
レビュー内容については 2017年9月20日時点のもので、実機の製品仕様・販売価格については変更される場合があります。
<参考>
DAIV-DGZ510シリーズには、CPU や メモリ容量、ストレージ、専用グラフィックスの構成により、複数のモデルがラインナップ。各モデルともに、使い方に合わせた柔軟なカスタマイズが可能です。
外観について
『DAIV-DGZ510S1-SH2』は、マットなブラックのカラーで重厚感のあるデザインです。
前後左右から見てみます。
正面側
背面側
本体正面に向かって左側
本体正面に向かって右側
上面側と底面側です。
上面側
底面側
底面側の後方にはキャスターが付いています。(キャスターはオプションです)
フロントパネル上部のハンドルを持ち上げれば、キャスターを使ってラクに移動することができます。
なお、フロントパネル下部のハンドルの下にはゴムマットは付いているのでフローリングをキズつけることもなさそうです。
本体の大きさのイメージです。同じ DAIV シリーズの 14インチノートパソコンと並べてみます。
こちらは、24インチモニターと並べた写真です。
スペックについて
レビューに使用した実機『DAIV-DGZ510S1-SH2』のスペックです。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | 第7世代インテル Core i7-7700 プロセッサー |
メモリ | 16GB (8GB×2/デュアルチャネル) PC4-19200 DDR4、スロット数 4 (空き 2) |
ストレージ | SSD 240GB Serial ATAIII (6Gbps/ Serial ATAIII接続) + HDD 2TB SerialATAIII 7200rpm (6Gbps/ Serial ATAIII接続) |
光学ドライブ | なし(オプション) |
グラフィックス | GeForce GTX 1060 |
LAN | 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T対応 |
ワイヤレス | なし(オプション) |
インターフェース | ディスプレイ出力:DVI-D×1、DisplayPort×3 キーボード/マウス:PS/2 Mini DIN 6ピン USB2.0:背面×2 USB3.0:背面×4、前面×2(前面ポートは常時給電対応) サウンド:ラインイン(前面)、ラインアウト(前面)、ヘッドフォン(前面)、マイク入力 (モノラル 前面/背面)、リアスピーカー(背面)、センター・サブウーファー(背面)、サイドスピーカー(背面) |
キーボード&マウス | USB日本語 (109A) キーボード (コンパクトタイプ) & USB光学スクロールマウス |
本体サイズ(W×D×H) | 約190 × 490 × 490 mm(縦置き) |
本体質量 | 約 10.8 kg |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリ
メモリスロット#2
メモリスロット#4
グラフィックス(GPU)
写真や動画編集など、クリエイティブな作業もパワフルにこなすスペック構成です。
グラフィックスは VR に対応した GeForce GTX 1060 に固定されており、高機能なグラフィックス機能で、画像・動画編集時のパフォーマンスアップのみならず VR体験も可能です。
インターフェース
『DAIV-DGZ510S1-SH2』のインターフェース類を見てみます。
前面側には、「電源スイッチ」、「USB3.0」、「ヘッドフォン出力」、「マイク入力」のほか、「電源ランプ」、「ディスクアクセスランプ」が実装されています。
電源スイッチのツマミを右に回すとカチッと音がし、パソコンが起動します。
前面側の上部のパネルを外すと、光学ドライブやハードディスクなどを収納できるドライブベイへアクセスすることができます。
レビュー機のドライブベイは未実装ですが、カスタマイズなどで光学ドライブやマルチカードリーダー、リムーバブルHDDなどを実装することができます。
なお、取り外した上部のパネルは下部のパネルの上に装着しておくことができます。
また、下部パネルの奥は、吸気口になっており、防塵フィルターが実装されています。このフィルターは、取り外して水洗いすることができます。
つぎに、背面側のインターフェースを見てみます。
背面側に実装されているインターフェース類は、次のとおりです。
・USB3.0×4、USB2.0×2
・PS/2 Mini DIN 6ピン
・DVI-D、DisplayPort×3、HDMI
(ディスプレイ出力は GeForce GTX 1060 に固定)
・LANポート
・マイク入力、ラインイン、ラインアウト
・サイドスピーカー、センター・サブウーファー、リアスピーカー
電源コネクターは、背面側 下部に実装されています。
本体内部
『DAIV-DGZ510S1-SH2』の本体内部を見てみます。
両サイドのカバーを外すことが可能で、各サイドカバーは、それぞれ2本のネジを外せば簡単に開けることができます。
両サイドのカバーを外した後の本体内部の全体イメージです。
CPU とメモリ実装エリアです。
3.5インチ ドライブベイ エリアです。
レビュー機の 3.5インチ ドライブベイには、SSD と HDD が実装されています。
なお、3.5インチ ドライブベイは、レバーを挟み込めば、簡単に出し入れすることができます。
5.25インチのオープン ドライブベイ と 3.5インチのオープン ドライブベイ エリアです。(上部 3基が 5.25インチ、上から 4基目が 3.5インチ)
拡張スロットエリアです。
GeForce GTX 1060 専用グラフィックスカードです。
電源ユニットは、500W(80PLUS SILVER)を搭載しています。
キーボード&マウス
『DAIV-DGZ510S1-SH2』に同梱されているキーボードとマウスは、標準構成ではUSB有線接続です。
キーボードのレイアウトです。
キーボードは、ゆるやかな傾斜が付いていますが、折りたたみ式のスタンドを立てることで、さらに傾斜をつけることができます。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は 約19mm。
キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
キーストロークは深めで、シッカリとした打鍵感がありタイピングしやすいです。
続いて、マウス。
マウスは丸みのある形状で、手のひらにフィットします。
キーボードとマウスの全体的な使用感としては、まずまずの印象です。タイピングもしやすいですし、マウスの操作感も良好です。
ただ、有線接続の場合、デスク上の物にケーブルが引っかかったりするので、個人的にはわずらわしさを感じます。キーボードとマウスは、ワイヤレスにしたいところです。
レビュー前編は以上です。
後編では、『DAIV-DGZ510S1-SH2』の機能・性能についてレビューしています。