日本HP『HP Pavilion 15-cc000』の実機レビュー 前編です。
『HP Pavilion 15-cc000』は、スタンダードノートながら洗練された上質なデザインが目を惹きつける15.6型ノートパソコンです。
性能面でも第7世代インテル Core i7-7500U プロセッサーに高速データ転送の DDR4メモリを搭載。上質なデザインと快適パフォーマンスの性能を兼ね備えたモデルです。
前編では、外観などのデザインや、スペック、ディスプレイ、キーボードについてのレビューを行います。

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(後編) ベンチマーク BANG & OLUFSEN サウンド Windows の起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
レビュー内容については 2017年8月16日時点のものになります。
<参考>
『HP Pavilion 15-cc000』には、スペック内容により、「スタンダードモデル」と「パフォーマンスモデル」、2つのモデルがラインナップしています。
■スタンダードモデル
インテル Core i5-7200U プロセッサー
4GBメモリ【カスタマイズ可能】
1TB ハードドライブ (SATA, 5400回転)
インテル HD グラフィックス 620
■パフォーマンスモデル
インテル Core i7-7500U プロセッサー
8GBメモリ【カスタマイズ可能】
128GB SSD (SATA M.2接続) + 1TB ハードドライブ (5400回転)
NVIDIA GeForce 940MX グラフィックス
本体カラーは、ロイヤルブルー、モダンゴールドの 2カラーからお好みで選択可能です。
今回レビューを行うのは、「パフォーマンスモデル」(ロイヤルブルー)です。
なお、モダンゴールドについては、展示会で撮影した外観写真を 数枚掲載しておきます。
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外観について
『HP Pavilion 15-cc000』のデザインは、上質でオシャレ感のあるイメージです。

ロイヤルブルーの本体カラーは、派手派手しさのない落ち着いた雰囲気の上品なイメージです。


マットな色合いですが、光の反射具合により表情を変化させてくれます。
モダンゴールドのカラーは、こんな感じです。


天面を見てみます。


天面は、サラリとした質感で、指紋などの跡が付きにくくなっています。
また、天面のヒンジ側には「PAVILION」のロゴがさりげなく刻印されています。


モダンゴールドの天面とヒンジ側「PAVILION」ロゴです。


底面部をみてみます。


底面部は「ユニボディ」といわれる一つのユニットで構成されています。パーツの継ぎ目を極力排除し剛性を重視した構造で、見た目もスッキリしている印象です。
ゴム足は細長い形状で四隅に実装されています。放射状に実装されていますが、本体の安定性は良好です。


なお、バッテリーは本体内蔵のため、取り外し不可となっています。
次に、ヒンジをみてみます。
ヒンジは、天面を開いたときにヒンジ側のボディを押し上げる「リフトアップヒンジ」が採用されています。




ヒンジ側のボディを押し上げることで、キーボード面に適度な傾斜ができ、タイピングがしやすくなります。
さらに、底面部にある吸気口への吸気効率がアップ、効果的な排熱により冷却効率が最大化され、システム全体のパフォーマンスを保つことができるようになります。
前後左右の側面からみてみます。

前面側

背面側

左側面

右側面
次に、インターフェース等を見てみます。
左側面には、「セキュリティロックケーブル用スロット」、「LANポート」、「HDMI出力端子」、「USB 3.1」、「USB 3.1 Type-C」、「ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート」が実装されています。

LANポートは、部分開閉式になっており、LANケーブルを挿入するときはコネクタ部分でカバーを開くように挿し込みます。(挿し込みは意外にかんたんです)

右側面は、「SDカードスロット」、「USB 3.1」、「オプティカルドライブ(DVDドライブ)」、「電源コネクター」が実装されています。

DVDドライブを開いたときのイメージです。

SDカードスロットは、プッシュロック式です。SDカード等を挿入するときは押し込んでロックさせ、取り出すときはもう一度押し込むことでカードが飛び出す構造です。

右側が装着した状態。SDカードは出っ張りません。
SDカードスロットの隣りには、ステータス LED が実装されており、電源やディスクアクセス状況を確認することができます。

スピーカーは、キーボード奥側左右に実装されています。

スピーカーが実装されているスピーカーグリル(たくさんの小さなホール)には天面と同じカラーが採用されています。

スピーカーグリルは天面と同じカラー
電源ボタンは、キーボード面の左奥側にあります。LED 内蔵です。

Webカメラとマイクです。

次に、本体を閉じたときの高さを実測してみます。

ゴム足を含めた高さの実測値は 約 22~25 mm。
本体の大きさのイメージです。本体の上には A4コピー用紙と B5版ノートを 載せています。

次に、電源アダプターを見てみます。
電源アダプターの最大消費電力は 65W(19.5V, 3.33A)です。

省電力タイプなので大きさは手のひらサイズです。

また、電源アダプターは、電源コードでのコンセント接続のほか、ウォールマウントプラグでコンセントに直付けすることもできます。


次に、本体や電源アダプターなどの重さを計測してみます。
本体の重さは 2,182g。電源アダプターと電源コード、ウォールマウントプラグの重さは、それぞれ 220g、118g、42gです。

外出するときの持ち歩きも、長時間でなければ何とかできそうです。
スペックについて
レビューに使用した『HP Pavilion 15-cc000』の公開スペックです。
| OS | Windows 10 Home (64bit) |
| CPU | 第7世代 インテル Core i7-7500U プロセッサー |
| メモリ | 8GB (8GB×1)、DDR4-2133MHz |
| ストレージ | 128GB SSD (SATA M.2接続) + 1TB ハードドライブ (5400回転) |
| 光学ドライブ | DVDライター |
| ディスプレイ | 15.6インチワイド・フルHD非光沢・ディスプレイ (1920×1080/最大1677万色) |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce 940MX グラフィックス |
| LAN | 内蔵Gigabit LAN (10/100/1000) |
| ワイヤレス | IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth4.2 |
| Webカメラ | HP Wide Vision HD Webcam (約92万画素)、内蔵デュアルマイク |
| 本体サイズ(W×D×H) | 約379×252×22.5(最薄部)-25.0(最厚部) mm |
| 本体質量 | 約 2.17 kg |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。

CPU

キャッシュ

メインボード

メモリ

メモリスロット#1

メモリスロット#2

グラフィックス(CPU内蔵)

グラフィックス(GPU)
CPU の第7世代インテル Core i7-7500U プロセッサーにくわえ、高速データ転送の DDR4メモリ、SSD + HDD デュアルストレージ、専用グラフィックスを搭載し、快適なパフォーマンスが期待できるスペック構成です。
DDR4メモリは、メモリへのデータ転送速度が さらに高速な規格で、写真や動画の編集ソフトのようにメモリをたくさん使用するようなソフトを使うときに、その効果が期待できます。

ディスプレイ
『HP Pavilion 15-cc000』のディスプレイは 15.6インチサイズのフルHD液晶(1,920 × 1,080ドット)です。
描画される映像が高精細でキレイです。

ディスプレイの映り込み具合を見てみます。


非光沢液晶なので、映り込みはほとんど気になりません。
次に、視野角を確認してみます。

正面

右側 ディスプレイ面から45度の角度

右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から45度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
水平方向は斜めから見るにしたがって発色が低減し、垂直方向は白みが強くなっていきます。
次が、ディスプレイを開くことができる最大角度。

次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。
下の画像は、インターネットエクスプローラーに HP Pavilion 15-cc000 の公式ページを表示したものです。

なお、インターネットエクスプローラーの拡大設定ではデフォルト値が 125% となっていました。
また、Windows 設定のディスプレイに表示するテキストスケーリングの推奨値も 125% です。(基本的には Windows 設定のテキストスケーリングがインターネットエクスプローラーの拡大設定に反映されます。)

描画される文字の大きさもちょうど良く、クッキリと見やすい印象です。
キーボード&タッチパッド
『HP Pavilion 15-cc000』のキーボードのレイアウトです。



キーボード面は、アルミニウム素材で作られており、スタイリッシュ感のあるデザインで質感も良好です。質感の良さにくわえ、指紋や皮脂の跡も目立ちません。
キートップの形状は少し湾曲しており、キー表面は少しザラザラとした感触です。指先のフィット感はとても良好です。

キーストロークも浅くなく、打鍵感もシッカリとしています。

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は およそ19mm。

キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
キーボードに両手を置いたときのイメージです。

また、キーボードにはバックライトが搭載されています。[F5]キー押下によりバックライトのオン/オフの切り替えが可能です。

キーボードは、キーピッチ、ストローク、指先のフィット感など、全体的に良好でタイピングしやすい印象です。
次がタッチパッド。
タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプで、タッチパッドの大きさもちょうど良いサイズです。

タッチパッドはガラス仕様でつくられており滑らかなスベリで扱いやすいです。タイピング中に手のひらがタッチパッドにふれて誤操作することもありませんでした。
また、タッチパッドの淵にはダイヤモンドカットが施されており、質感の高さや使いやすさにくわえ、高級なイメージも感じさせてくれます。

レビュー前編は以上です。
後編では、『HP Pavilion 15-cc000』の機能・性能についてレビューしています。
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